バカな高校生が慶應法学部に合格した方法~ビリギャル超えとか余裕~

K.O diary

学校や予備校では教えてくれない私立文系の受験勉強法

【慶應法学部の英語】この対策で平均点の2倍取って圧勝した!その考え方&対策の全貌を公開します

圧勝をもたらした対策の全貌

私立最難関の一つとされている慶應法学部。

僕は早慶は文系の全学部過去問を解きましたが慶應法は確かに難しい問題が多いです。

 

しかし僕には慶應法学部の英語は大大大好物でした。

この試験ほど他者に差を付けられる試験は無いと思っていたくらいです。

 

それは何故か??

 

慶應法の英語は最も分析が簡単で対策が立てやすい試験だからです。

 

僕は20年分近く過去問を解きました。

おかげで以下のような事項も明確に分かるようになりました。

  • 年による多少のバラつきはあれど出題傾向も問題レベルも基本は似通っている
  • トータルしてどのレベルが要求されているのか
  • 何を出来るようになるべきか
  • どのような対策を立てるべきなのか

その対策は大いに功を奏しました。

結果として受験者平均の2倍を得点することが出来たということです。

 

そこで今回は僕が行った分析及び対策を全て公開します。

これを読めば以下の事が全てわかります。

 

この記事で分かる事

・対策講じる上での基本的な考え方
・するべき準備と対策
・問題を解く順番
・過去問開始時期
・過去問の活用法
etc...詳しくは目次からご覧ください
※筆者については⇒こちらから

 

反省点は少し長くなってしまった事ですw

ただ、そのおかげで網羅的に書くことが出来ました。

 

少しでも力になれたら嬉しいです。

※本記事は勉強法というより”慶應法学部英語対策”です。
「まだA判定すら出てない」という際はこちら⇩

まずは持っておくべき基本的な考え方

【超基本】試験でしてはいけない3つの事
3つのしてはいけないこと

・無理に満点を狙ってはいけない
・分からない問題だからといって回答を埋めるのを後回しにしてはいけない
・分からない問題でもテキトーに回答してはいけない

 

ここでは上記3つについてお話しします。

まだ対策どうこうではありません。

寧ろ守るべき絶対的な条件と言えるでしょう。

 

無理に満点を狙うのはNGです。

もちろん年によって多少バラつきはあります。

しかし問題量と難易度に対して時間が厳しくなることは想定しておくべきでしょう。

 

満点を狙うべきではない=落としてもいい問題を素早く見極めるということです。

 

大半の受験生が解けない(正しい根拠を持って)であろう問題は確実に存在します。

そんな超難問に時間を使いすぎるのは絶対にしないようにしましょう。

 

しかし、難問だからと言って回答を後回しにはしないでください。

結局時間ギリギリになって、後回しにしたその問題へ戻れず、戻る事を忘れて失点する事が考えられます。

これをやっては最悪です、、、

 

慶應法は全マーク式の問題ですので埋めれば得点できる可能性があります。

 

分からなければ飛ばさずにそのタイミングで埋めて下さい。

答えが分からず埋める際にもテキトーに埋めるのは極力避けましょう。

 

答えは分からずとも選択肢を絞る事はできるはずです。

慶應法相応の学力を持つ受験生であれば二つまでには絞れます。

テキトーに埋めるのは最後の手段です。

 

そもそもの出題傾向的に4択、5択の中から選ぶ問題であれば2択で迷わせるように設問は作られています。

その他は明らかに的外れな選択肢です。

 

大量の選択肢から選ぶ際にも同様です。

仮に意味は分からずとも品詞などから外れるモノは選別できます。

そこに文意があれば、文脈から選択肢を吟味して消去法を使う事も出来ます。

 

まとめるとこんな感じです。

些細なことかもしれません。

しかし、答えが分からずに埋めるなら少しでも確率が高い方を取るべきです。

失点しても仕方ないと思うレベルを上げる

先ほど落としても良いレベルの問題を素早く見極めるべきとお伝えしましたね。

 

でも勘違いはしないでくださいね。

「難しい問題は取れなくて当たり前だからお手上げだぁ」

このような意図がある訳ではありません。

 

受験者の内で1%未満しか適切な思考プロセスを経て答えを導けない問題は諦めて上記の手法に頼るべきです。

 

しかし、受験者の内10%が適切に解ける問題に関して。

これは、あなたも解けるようになっているべきでしょう。

これは難問と諦めるレベルに相当しません。

 

その水準になるために必要なスキルは以下の通りになります。

 

受験者上位10%が解ける問題を解くために・語彙増強
・複雑な文構造の解釈
・速読力
・速解力(問題を解く速さ)

 

慶應法学部の英語にはレベルの高い単語やイディオム・語法などは良く出てきます。

知識系の問題にも文章系の問題にもです。

 

それが直接得点に絡むことも当然あります

そうでなくても未知の知識に頻繁にぶつかると文意を取り違えて間接的に失点する可能性が高まります。

 

そして、読み取りにくい英文も多いです。

なんだか意味が掴みにくいとか、日本語として綺麗に理解できないような現象です。

 

しかも、その類は得てして得点に直接絡むかヒントとなっていたりします。

文構造を上手に取る訓練は必要でしょう。

 

また直接的ではないですが、読みにくい文章には少し時間を掛けて考えるための余裕を作っておけるとベターです。

そのためには他の問題に対する読む・解くスピードも上げておく必要があります。

 

この様な意識を持って勉強すると本番で他の受験生に差を付けられるはずです。

対策は後ほど詳しく説明します。

目標とすべき得点率

合格最低点は各年度の難易度によって変動します。

 

ただ、大半の年が230~250点に固まっています。

これは20年近く揺らぎません。

 

合格点別での英語の最低目標得点率は以下のようになります。

※合格点は政治学

※最低目標得点率は社会が65%程度取れると仮定する

 

2004年の204点なら「社会65点として英語は100~105点取りたい」のようにみて下さい。

この得点率は過去問を解く際、そして入試の際にも一つの目安となるでしょう。

 

一旦の最低限の目標は70~75%取れるようになること。

そうすればボチボチ安心かなという感じです。

 

しかし、これはあくまで”最低”目標です。

 

入試は一発勝負ですよね?

当日過去最悪の出来になるかもしれません。

体調不良で実力を発揮できないことだって可能性としてはゼロではないです。

 

このような最悪の事態を踏まえると、この最低目標の得点率では心許ないでしょう。

2004,2014年は難しいとしても、一先ず85%以上を過去問で取れるようになれば何が起きても合格できるはずです。

 

もしも現状A判定すら怪しいなら力不足と言わざるを得ません。

早い段階で「そんなのは当たり前」くらいになっておいてください。

>>次の模試でA判定出す方法はこちら

 

また、ここでは社会が65%程度取れる前提にしています。

社会でこける可能性がある人は当然もっと英語で得点する必要がありますね。

 

以上の得点率を目指してするべき対策についてこれからお話しします。

 

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やっておくと役立つ優良対策

ここでの概要
ここでお伝えする内容

・語彙対策
・英文解釈対策
・速読対策
・速解対策

 

ここでは”やっておくと役立つ優良対策”についてお話しします。

上記の4項目に沿って、それぞれどんな対策をしておくべきかという内容です。

 

ちなみに”速解”というのは僕が作った言葉ですので馴染みが無いかもしれません。

これは文字通り”速く解く”力を指しています。

 

では語彙対策から順に見ていきましょう。

周りに差をつける語彙対策三つ

語彙・語法はシンプルに知っているか知らないかですよね。

知っていれば知っているだけ差が付きます。

 

慶應法では語彙・語法を問う問題でも長文問題でも語彙のレベルは高いです。

 

いわゆる市販の大学受験用の単語帳だけ覚えても十分ではありません。

特に語彙問題に関してはカバーしきれないでしょう。

 

語句定義のような語彙を問うタイプの問題は、解き方次第では単語自体を知らなくても解ける問題もあります。

 

それでも、単語自体を知っている方が確実・時短で解けるに決まっています。

予め覚えておくことが有利であることは間違いありません。

 

また、長文問題でも学術的な問題が出題されています。

語彙問題だけでなく長文問題でも分からない単語に良く出くわす事となります。

 

分からない単語が出るたび頻繁に推測する。

それだと時間も掛かるし文意を取り損ねるリスクだって高くなってしまいます。

 

そこで僕が取った対策は以下3つです。

 

語彙増強に取った3つの対策 ・英検準一級の単語帳
・英検1級の単語帳
・問題集や過去問で出くわした未知の語彙は全て覚える

 

そこまでやるの?と思われがちですが、やって正解だったと思っています。

実際に受験当日に平均の倍取れたのは語彙力による部分が極めて大きいからです。

 

やはり語彙は知っているだけ大きな武器になります。

語彙問題では確実に得点になるし長文でも推測する手間もリスクも省けます。

 

しかし、全員が全員ここまでやるのは難しいかもしれません。

僕が1級まで出来たのも基本的な単語を夏までに覚えていた、という背景が大きいです。

 

もしもあなたが夏までに基本レベルの単語を覚えていないのであれば、英検1級まで考える必要はないでしょう。

 

先を急いで全てが中途半端になるのは本末転倒になります。

そうなるくらいなら着実に目の前の課題をクリアすべきです。

 

それでも周りに何としても差を付けたいならば少なくとも準一級まではこなすことをおススメします。

 

受験者には帰国子女も多いです。

なので上位1割未満とは言いませんが上位2割に入る位の語彙力にはなるはずです。

 

ただ、やはり基本的なレベルの単語をいつまでに仕上げるかによって最終的にどこまで出来るかは変わってきます。

 

基本的な単語は極力早めに仕上げてしまいましょう。

その上で残りの期間を鑑みた上で可能な限り語彙増強が理想です。

 

先を急ぎ過ぎて一つ一つの精度が中途半端になる。

これだけはないようには気を付けて下さい。

 

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どんな英文も適切に読める英文解釈力の対策2つ

得点に差を付ける問題では得てして複雑な文の理解力を問われることが多いです。

「この文をちゃんと読み取れてますか?」が点に繋がるということですね。

 

そのため正しく文構造を解釈できる必要があります。

 

1つの目安として、慶應法よりも簡単な文章ではほぼ100%意味を取り違えることなく読めているレベルに持って行くことでしょう。

 

ポレポレや英文解釈の透視図と言った問題集は超簡単だと思えるレベルとも言えます。

これは案外簡単な事ではありません。

 

「何となく」読めた気になっている受験生は非常に多いです。

でも、それでは論外と言わざるを得ません。

 

僕が行った対策は以下の通りです。

 

二つの対策

・英文解釈教室(伊藤和夫著)を完璧に理解するつもりで取り組む

・過去問、長文問題集、模試でも適切に解釈出来ない文章が無くなるまで復習

 

英文解釈教室は難しいですが本当に優れた問題集です。

 

僕はこれだけを真面目にやっていました。

これが出来れば、慶應法でも読み取れない文章は無いと自信を持って言える超おススメです。

 

また、長文の復習では読めない原因の特定を行っていました。

 

まず自分の訳と日本語訳を照らし合わせる。

そして、訳に齟齬が無いか、あるならその原因は何かを探るということです。

 

どうしてそのような訳・文構造になるのか。

それを自分の言葉で説明できるレベルにまで落とし込むようにしていました。

 

そしてもう1つ。

 

長文を読んだら5~10回は音読は欠かさずに行っていました。

音読をすることで、複雑な文構造でも頭だけでなく見た瞬間に無意識に体で反応できるようになるからです。

 

英文解釈は最終的には慣れです。

日々の意識の持ち方1つでも、頭で考えるよりも先に正しい文構造を一目で把握できるようになります。

 

絶対条件の速読力

語彙があって正確に読めても、それだけでは得点は伸びません。

 

読むスピード、解くスピードが遅いと時間切れになります。

または時間を掛けたい問題に時間を割けなくなってしまうからです。

 

ここでは速読についてお話しします。

 

速読に関して、まず目標とすべき1つの目安は基本的には日本語と同じスピード感覚で読めるようになることです。

 

複雑で難解な箇所とか得点に直結する部分は慎重になる事は勿論あります。

でも、それは日本語で本を読むときでも同じですよね?

1つの内容に中でもメリハリがあるはずです。

 

英語でも全てを同じ速度で読むわけではありません。

ベースは日本語と同じ速度、慎重になるべき箇所でも日本語の8割くらいの速度で読みます。

 

そして日本語はいちいち返し読みしないですよね?

すんなり前から順に読み進ていると思います。

 

もっといえば、本当の意味で全てを読んでるわけではなく「ここは少し飛ばして読んでも大丈夫かな」とか考えたりもするんじゃないでしょうか。

 

これらのような感覚を英文の時でも出来るように訓練しました。

 

そのための対策ですが、特に速読用の問題集などは使っていません。

先述した英文解釈の復習として普通の長文問題集や過去問の音読をする際に速読も意識していただけです。

 

速読対策の具体的内容は以下の通りです。

 

2つの速読対策

・復習で音読をする際にとにかく前から正しく理解できるように意識する。

・ただ読むのではなく、重要な箇所とそうでない箇所の強弱を意識して無意識にその区別を出来るようにする。

 

つまり、英文解釈の勉強と併せると以下のようになります。

英文解釈として文構造を意識しつつ前から読んで正確に意味を取り、その際に内容に応じて強弱も付けた音読を各5~10回していたということです。

 

一か月これをやってみて下さい。

英文解釈も速読も確実に成果が出るはずです。

 

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意外に皆できない”速解力”

問題を時間内に解くために、そして頭を悩ます問題に時間を回すための手段は速読だけではありません。

 

一瞬で選択肢を絞り込んで素早く解答する力=”速解力”も大事です。
(速解力というのは勝手に僕が名前つけただけです)

 

速解力身に着けると、あっという間に選択肢を絞り込めます。

結果的に解答までの時間を縮める事が出来ます。

 

いちいち全ての選択肢を吟味なんてしません。

そんなの時間が勿体なさすぎます。

 

特に慶應法では大量の選択肢から答えを選ばせる問題も出題されます。

そんな中から全部読んでじっくり考えるなんて無駄な時間です。

 

例えばインタビュー問題で考えてみましょうか。

※インタビュー問題とは、A群(インタビューする側)とB群(答える側)に分かれていてA群には10個くらい文章があります。それに対応するパラグラフをB群から選ぶ問題です。

 

A群での質問の時制が過去なら、B群の動詞も過去形メインで話すはずですよね?

ex: 「昨日何してた?」に対して「明日は学校だよ」とは答えない。

 

仮に答えの文章中に未来の時勢が混じっていても、インタビューへの答え自体は過去になるはずですね。

ex: 明日は学校だけど昨日は遊んでたよなど

 

また、B群に指示代名詞が入っていたならA群には、その代名詞を指す名詞に言及しているはずです。

 

このように有り得ない選択肢を省いて一気に正答候補を絞り込むのは、インタビュー問題に限りません。

あらゆる問題で使えます。

 

それは語彙の空所補充問題などでも同様です。

品詞や前置詞から判断することで、仮に大量に選択肢があっても一気に当てはまる候補を絞れます。

 

長文の四択問題であっても「正答の一問」と「引っ掛けの一問」になるまでは見た瞬間に選択肢を消すことが出来るようになります。

 

このように選択肢を吟味する時間を削れば無駄に時間を使うことを避けられますよね。そうすれば時間を割くべき問題に時間を回すことができるはずです。

 

慶應法レベルでは他の大学と比べると速解力を使えるチャンスは減るかもしれません。

それでも間違いなく効果的な力です。

 

さて前置きが長くなりましたが、その対策に入ります。

 

残念ながら、この参考書をやれば身に付くなどはありません。

その点は速解力は語彙や英文解釈とは違います。、

 

これは正直慣れや意識、気付きによるところが大きく、これをやっておけば大丈夫!と言うのは難しいんです。

なので対策と言うよりは速解力を得るための心得になります。

 

速解力会得のための心得

・常日頃から選択肢の構造の理解に努め出題者の意図を汲み取る意識を持つ

・その意識を持って沢山問題を解く。そして復習の際に選択肢を研究し解説を完璧に理解して次同じ類の問題きたら間違えないようにする。

・代名詞、品詞、前置詞など細かいところに細心の注意を払った取り組みを普段からする。

 

総じて、些細な事までも完璧にするといったところでしょうか。

ただ、このような日々の細かい意識の積み重ねをしていると本番までには大きく時短できるようになっていることは保証します。

 

※追加後スグにあなたのラインにPDFが届きます!

その他の対策

ここまでで語彙・英文解釈・速読・速解まで完璧でしょう。

 

ただ、慶應法の英語には会話問題があります。

会話問題は他の大学でも出題が珍しいし、オーソドックスな問題集にはあまり載っていません。

 

模試でも出題されないため、問題慣れしにくいことが難点です。

これには別個で対応するしかありません。

 

・英会話問題のトレーニン

 

を使用していました。

 

試験の会話問題がべらぼうに難しいわけではないです。

これまでの対策が出来ていれば能力的には対応可能なレベルになります。

なので、がっつりやりこむ必要はありません。

 

慣れを養って、どんなものかを知れれば十分です。

「英会話問題のトレーニング」をやりつつ、後は過去問を解いて復習しておけば特に難なく得点できるでしょう。

 

戦略的に解くべき問題の優先順位を決める

得点の最大化だけ考える~時間で厳密に区切らない

得点を最大化する為には、大問ごとに解く順番の目星をつけておくと役に立ちます。

しかし「自分は長文得意なので長文から解きます!」とかじゃないです。

 

見切り発車ではいけません。

戦略的に考えるべきでしょう。

 

戦略的というと大問ごとの時間配分まで考えが及ぶかもしれませんね。

でも僕は各大問に割く時間を事前に厳密には決めていませんでした。

 

何故かと言えば、予定通りに進むことなんて殆ど出来ないからです。

そして無理に時間に合わせようとして、焦りから失点を重ねることがあっては本末転倒です。

 

しかし、優先順位は決めていました。

具体的な流れは以下の通りです。

 

試験時間内の流れ

1. アクセントや語彙・語法などの知識問題。
・時間掛けない。

2.以下の2つの要領で今後の時間配分の目途を確認する。

・残り時間と長文問題(文量と設問)を軽く確認して、長文にどれくらい時間を使うか目途を立てる。

・そして(残り時間)-(長文に充てる時間)をして、会話やインタビューに割く時間に目途を立てる

3. 会話やインタビュー問題を解く。
・後述するがここが一番気を遣うので時間が欲しい

(インタビューは年によって出題されたりされなかったりするが)

4. 残り時間で長文問題

 

の順番です。

 

まず1に関しては、時間は掛けません

 

知っているかどうかだけなので、as soon as possibleです。

急ぎ過ぎて凡ミスだけないようにしながらも、とにかくパッと終わらせます。

 

特にアクセントなんて配点も低いし対策するのは馬鹿らしいので何もしていません。

明らかにおかしい選択肢だけ外して後は迷わず勘です。

語彙や語法も知らなかったら解けない訳なので、特に迷うことも無く埋めていきます。

 

次に2です。

 

ここでは残りの時間と、長文に掛かりそうな時間を確認。

その上で、インタビューや会話問題に割ける時間を割り出します。

 

その場で割り出すのであくまでザックリとです。

ここで見立てを甘くしすぎると試験時間終盤にシワ寄せが来ます。

そこは気を付けて下さい。

 

そして3です。

 

ここでは一番神経使うので時間を掛けます。

会話やインタビューは大量の選択肢の中から答えを選びます。

 

そして選択肢は一度しか使えないので、一問を間違えるとセットで他の問題も間違える事になります。

つまりダブルで失点、1つの失点で2問失点に繋がるということです。

 

過去問を解いていないとイメージが湧かないかもしれないですね。

以下に例を出しておきます。

 

こんな感じです⇩

 

例:問題1の答えにAを選択すると問題1以降でAは使えない。

しかし、実は問題1の正解がBで問題2の正解がAだったとき、Aは既に使っているので必然的に問題Bも間違えることになる。

 

語彙問題でも大量の選択肢から選ぶことはあって同じ現象は置きます。

ただ、それは知識問題なので知らなければ回避しようもなく神経を使っても何も変わりません。

 

しかし、会話やインタビューでは時間を掛けて神経を使って回答すれば失点を防げることもあります。

 

それにめっちゃ簡単という訳ではないので、どうしても時間が掛かる事から真ん中において極力時間を費やしていました。

 

最後に長文です。

 

仮に長文が二問あっても最後に回します。

長文は確かに一定の時間を要しますが、解くべき設問を選定して短縮する事も可能です。

 

僕は設問を確認して、設問及び選択肢と文章を見比べてから読むタイプでした。

 

長文解く前に設問及び選択肢を見る意味

・どんな話か、文章のどの辺りが肝になりそうか何となく見当がつく
・余裕そうな設問と面倒臭そうな設問を見極める

 

これで文章の読み方にも強弱をつけやすくなって時短できます。

余裕そうな設問は確実に得点しつつ、もしも最悪時間的に焦ったとしても面倒臭そうな設問は後回しOR捨てる事も出来ます。

 

以上が僕の解く順番です。

 

しかし、得点を最大化できる順番は人によっても違うと思います。

自分の中の得意不得意があるだろうし、どの問題に神経を使いたいかも人それぞれでしょう。

 

なので必ずしも僕と同じように進める必要はありません。

あなた自身と相談の上、最適な順番を見つけて下さい。

 

慶應法学部対策は結局過去問が神なんよ

勝ち戦にするためには相手を知るべき
ここでのポイント

・難易度や出題傾向だけでなく、その試験が受験生に求める事、相手の好みの手法が分かる。

・自分の補強ポイントを知ることができる
・自分の戦略の確認・修正作業を行うことができる

 

慶應法に限らずですが、過去問には相手の手の内や情報が詰まっています。

 

それは難易度や出題傾向だけではありません。

 

どんなことを受験生に求めているのか?

どのように間違いを誘っているのか?

こういった出題者の好みの手法も知る事が出来ます。

 

つまり過去問を使いこなすことが出来れば、相手(その大学・学部の試験)の手の内が分かるようになるってことです。

 

僕がここまで話してきたことも全て過去問に教えてもらったようなものです。

 

そして、過去問では解説も丁寧に書いてありますよね。

解説を熟読すれば相手の手の内を知り、自分には何が足りないのかも分かります。

 

ここまで分かれば、これから何をすべきかを導き出す=補強ポイントを明確にすることも出来るでしょう。

 

全ての問題が等しい正答率なわけがないですよね?

自分なりの得失点分野があるはずです。

 

失点分野は高得点分野よりも得点を伸ばしやすいです。

補強ポイントを知り対策を打てば小さな労力でも大きなリターンを得ることが出来ますよね。

 

また、自分が立てた戦略が正しいのか、また修正ポイントも確認できます。

 

学力面でもそうですし、問題を解く順番に関しても何が上手くいくのかを仮説検証する事もできます。

 

今やっている勉強は得点に着実に結びつきそうか?

自分の見立てた問題を解く順番は本当に最適なのか?

 

 相手の手の内を知るという意味では多角的な意見は貴重です。

様々な角度から相手を知れるからです。

 

そこで、慶應法学部は赤本だけでなく青本もありますので是非取り組んでみて下さい。

赤本よりも一年分少なかったりしますが、青本の解説めちゃくちゃ詳しいですのでお勧めです。

 

いつ過去問を始めるべきか?

僕が過去問を始めたのは10月です。

 

過去問を開始するのは基礎学力がある程度固まってからの方がいいです。

そもそも何もわからず過去問をやると解説読んでも、どう難しいのか、どう間違いを誘っているのかなども分からず特に得られることが少ないためです。

 

僕の場合は基礎学力定着が10月だっただけです。

それがもっと早くに出来ているならば、10月よりも前でも問題ありません。

 

ただ、一月とかになって始めるのでは遅いでしょう。

 

過去問を研究する時間も取れません。

または研究出来ても十分に対策を講じる時間がないまま本番を迎えてしまいます。

過去問を使い倒すには時間が足りません。

 

遅くとも11月中には始めたいところですね。

 

過去問は何年分やるべきか

慶應法学部は本当に長い期間にわたって出題傾向が似通っています。

つまり、やればやるだけ模擬実践を積むことができる訳です。

 

自分の感覚として解法を掴んでいたり解き慣れているだけでも、かなり得点しやすくなりるでしょう。

 

僕の場合は15年分くらいやりました。

と言っても市販では既に販売していないので、アマゾンで見つけたものを購入しました。

 

何年分やれば良いというのは厳密にはありません。

できれば10年分できると実践慣れもさることながら、研究もしやすくなるはずです。

 

慶應法学部に関して言えば2004年、2014年は是非取り組んでみて欲しいです。

ここ20年で最も難しい部類ですので、一尾打ちのめされてください。

 

これらを知れば他の年を怖がることも無くなると思います。

経験談ですw)

過去問の使い方で飛躍的に点数は伸ばせる
過去問を解く際に絶対にすべき事項 ・未知の単語はピックアップして覚える
・先述の音読はいつもどおりやる
・間違えた問題、解答の根拠が解説と違う問題は納得するまで解説を読む
・間違えた問題、解答の根拠が解説と違う問題は記録する

 

これらは絶対に行いましょう。

特に下二つは注意してください。

 

勘で当たっても練習では間違ったも同然です。

 

運も実力なので点数としてはカウントはします。

でも実質間違いなので何故その答えになるかは解説を丁寧に読んでください。

 

そして、出来なかった問題を次回解き直す際は絶対に間違えないように意識します。

 

過去問は一回やって終わりでは全く活かせません。

 

第一志望でないならそれで全然良いです。

しかし第一志望なら理想は満点取れるまでやってください。

 

僕は直近6年分は10回くらい繰り返しました。

7~9年くらい前のは3回くらいです。

 

ここまでやると、相手の内が透ける感じで本当に問題の意図が見えてくるんです。

そうなれば勝手に点数は取れるようになってます。

 

受験者を欺こうとする術が手に取るように分かります。

 

案外同じ術中でも二回も三回も掛かってしまいます。

完璧になるというのは難しいものです。

しかし、練習で見抜けなかった術中を本番で見抜けるとは到底思えません。

 

先述した速解力を得る心得も、この取り組みの中で果たすことが出来ます。

 

ここまでやってれば本番は自信しかありません。

ぶっちぎりで点数稼げます。

 

また、インタビューや会話問題を高いレベルで解く場は中々ないと思うので、過去問を完璧に理解することが最も効率が良いでしょう。

 

終わりに

費やしてきた時間を生かすも殺すも対策次第

お疲れ様でした。めっちゃ長くなってしまってすみませんw

 

これが慶應法学部英語対策と言われて思いついた全てです。

勿論日々の勉強の上に志望校対策は成り立つけれども、学力は足りてるのに対策不足で落ちたということだって十分あり得ます。

 

逆に、学力的に少し不安があったけど対策が上手くいって受かる事もあります。

 

あなたが勉強してきた時間を無駄にしないような志望校対策を練って是非合格してください。

 

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