大学受験の英語で英単語は基本中の基本ですよね。
出来て当然と言う認識であるべきでしょう。
しかし残念なことに大半の受験生は単語帳1冊まともに覚えられません。
でも、これは仕方ない部分もあります。
というのも英単語の覚え方は学校や予備校でも教えてくれないですよね?
だから覚えようと時間を掛けても中々学習が進まない訳です。
僕はskinを「ハゲ」と訳すくらい英語が出来ない状態で浪人が始まりました。
高校も名もなき大学へ進学する人が大勢いるようなレベルでしたので地頭も大したことありません。
それに1日の英語の勉強時間(単語以外も含め)も平均2時間程度です。
そんな中でも、受験用単語帳(単語王)・英検準一級・英検一級を全て完璧に覚えてしまいました。
それも正直時間的にはお釣りが来るくらいでした。
※全員がこんなにも英単語を出来る必要がある訳ではありません。僕の場合、受験用英単語が随分早くに仕上がって余力があったから英検一級までやった感じです。
これは多くの受験生がやっている英単語の覚え方の常識を壊したおかげです。
単語帳1冊すらまともに覚えられないというのは不思議で仕方ありません。
今回は短い時間でも効率的に仕上げる英単語の覚え方を紹介します。
僕が受験生当時は絶対に誰にも教えたくなかったものです。
ぜひ効果を実感してください。
・英単語が覚えられずお悩みのあたなへ
・誰にでも再現可能な、ズルいくらいに早く英単語を覚える方法が分かります。
筆者については⇒こちらから
圧倒的に繰り返せ
10000回繰り返したらどうなると思う?(実際にやれって話ではない)
・英単語の覚えるべき情報量は膨大
・書く・音・文章などで覚えるのは膨大な情報量には不向きで多くの人には再現性低い
・私のような平凡な人はどうせ1回では覚えられず結局繰り返すしかない
・ひたすら繰り返すことは誰にでもできるし再現性高い
・繰り返していれば自然と覚えられてしまう
見出しで10000回という数字を見て驚いてしまったらすみません。
別にその回数を実際に繰り返せなんて言うつもりは無いですw
ただ、極端な話それだけ繰り返し見てたら嫌でも頭に入ると思いませんか?
受験生が英単語を覚える際に実践しているやり方は様々ですよね。
・書いて覚える
・音で覚える
・文章で覚える
どれも覚え方として間違っているとは思いません。
数十~数百語程度で覚えるべき量が多くないのであれば、どれも有効だと思います。
でも大学受験で覚えるべき英単語の量は、大学受験用の英単語帳で2000~2500語もあります。
そして、一語一訳だけではなく複数の意味・品詞・派生語・自他動詞・絡む前置詞など1つの単語につき覚えるべき情報量も多いです。
※日頃ここまで意識できていないなら英語が出来るようになるはずないので、今後は覚えるようにしましょう。
となると覚えなければいけない情報量の総量は、2000~2500×4~5になりますね。
英単語帳1冊だけでも10000近くの情報を頭に入れないといけないということです。
これだけの情報量に対する効率的な覚え方を考えるべきってことになりますよね。
この膨大な情報量に対して多くの受験生は書いて・音で・文章で覚えようとする。
しかも天才でない限りは1回やるだけでは覚えられません。
そして地頭が良くなければ数回繰り返す程度では厳しいです。
恐らくあなたも身に覚えがあるでしょう。
「あれ、前に覚えたつもりだったのに全然覚えられてないじゃん。。。」と。
つまり、ちゃんと覚えるには結構な数の繰り返しが必要なわけですよね。
そうなった時に、書いて・音で・文章で覚えるというのは効率的でしょうか?
繰り返そうにも繰り返せません。
それをやろうとしたらどれだけの時間を要するのか分かりません。
一部の地頭や要領の良い受験生には可能でも多くの受験生には再現性が低すぎます。
だから現実として、あなたを含め殆どの受験生が世間一般で用いられる英単語の覚え方をして単語帳1冊すら完璧にできていないんですよね。
この事実が全てです。
”1回では覚えられないことを前提に”ひたすら繰り返す方が遥かに速く覚えられます。
そして、”ひたすら繰り返す”なんていうのは先天的要素に依存しない再現性の高いやり方です。
その極端な例えこそが・・・
10000回繰り返して見たら流石に覚えられるでしょ?ってことです。
もちろん実際には10000回も必要ありません。
10~20回も繰り返せば流石に自然と覚えられます。
この数字は僕の実体験です。
・誰でも出来る”1秒暗記術”とは?全科目に通じる暗記のコツ!
【凡人の抵抗】覚えられないを解消する"1秒"暗記術!覚える時間はこうやって削れ! - K.O diary
コツは「短期間」で何度も繰り返すこと
・繰り返しは短期間で行うべき
・繰り返しの本質は”上塗り”すること
・期間が長すぎると繰り返しの効果が薄くなる
・一旦仕上がってから繰り返すペースを落とすのは問題ない
本当に英単語を覚えたいなら、先述の通りひたすら繰り返してください。
そしてそれは1冊仕上げるまでは極力短期間のうちに繰り返しましょう。
僕は先ほど10~20回も繰り返せば覚えられると言いましたよね。
でも、そこに要する期間が長くなるほど効果は薄くなります。
極端な話、10年で10回繰り返したって何もしていない事と同じです。
逆に短いスパンで繰り返すことで記憶の上塗りをし続けることができます。
一旦インプットして脳から記憶が完全に消え去る前に”上塗り”をする。
短期間で上塗りを繰り返すことで徐々に記憶に定着していきます。
もしも時間を掛け過ぎると脳から記憶が完全に消え去ります。
すると上塗りではなく下塗り=初めてインプットすることと同じになってしまいます。
具体的にどんな風に、どれくらいのペースで進めるかは後程詳しく説明します。
ただ、”短期間で高速で繰り返す”のはその単語帳を仕上げるまでで大丈夫です。
受験終わるまで同じペースで繰り返さないといけないって訳ではありません。
一旦記憶が定着してからペースを落とす分には問題ありません。
こ忘れない程度にちょこちょこやっているだけで十分です。
ただ、一先ず覚えるまでは「短期間」で繰り返すことが大事だってことは覚えておいてください。
具体的な単語の覚え方と注意事項
実際にどうやってやるのかをお伝えしよう
ここまでで、「短期間」で高速に繰り返すことが重要だとは分かってもらえたと思います。
ここからは、実際にどうやって単語帳を進めるのか。
そして、その際の注意事項をお伝えしていきます。
以下のような感じで進んでいきます。
・単語帳の進め方
・1日に何単語?
・【注意①】立ち止まらないこと。
・【注意②】”見る”以外にはしないこと
単語帳の進め方
・1周目:単語を見た瞬間に必要な全ての情報が頭に浮かばないなら、その単語にチェックを付ける
⇩
・2周目:チェックを付けた単語を中心に進める。そこでも必要な情報が全て見た瞬間に頭に浮かばないならチェックを増やす。
⇩
・3周目以降:2周目と同じ作業を繰り返す。
そもそも1回では覚えられないということが大前提にあります。
なので一つ一つの精度には拘らなくて大丈夫です。
その段階で覚えている・覚えていないは気にせず作業的に回していきましょう。
単語帳の周を追うごとに自然と覚えていきます。
また、単語を見た瞬間に意味を含め全ての必要な情報が頭に浮かばないなら、完璧に覚えられているとは言いません。
その状態では実際に問題を解いたり試験を受ける際には役に立たないレベルだからです。
その時点でチェックを付けるようにしてください。
これら以外で注意事項が幾つかあります。
少し長くなるので、もう少し下の方で詳しく説明します。
1日当たりの単語数は?
1日当たりの語数は人によります。
どういうことかというと、いつまでに単語帳を仕上げたいのかによるからです。
1ヵ月で仕上げたい人と3か月、半年で仕上げたい人。
当然1日で求められる量は違いますよね?
掲載語数が2000語の単語帳を1ヵ月で10周しようとしたら?
20000÷30なので700語弱になります。
3ヶ月で10周ならこの1/3。
半年で10周なら1/6になりますね。
なので「単語帳に掲載される語数×繰り返す周数÷日数」を使って、いつまでに仕上げたいかをベースに1日に必要な語数を割り出しましょう。
ただ、先述の通り仕上げるまでの期間を長めに設定しすぎることには注意です
。繰り返すことの効果が薄くなってしまうので。
ここで、もしかすると1日に数百語やるって尋常じゃないくらいしんどくて時間が掛かるって思うかもしれません。
でも安心してください。
1日数百語なんて移動時間で捻出できる程度の時間しか掛かりません。
この点も含め、単語学習の際の注意事項を説明していきます。
【注意①】1単語当たり数秒で!立ち止まらないこと。
1単語当たりで掛ける時間はほんの数秒で大丈夫です。
「うーん!」と力を入れて覚えようとする必要はありません。
元々1回では覚えられないからこそ執拗に何度も繰り返すことが前提になっています。
これなら数百語やるのだって現実的ですよね?
ただ、このやり方に慣れていないと思います。
その単語を完璧にしないと次の単語に進めないとか。
そのページが完璧にならないと次のページに進めないとか。
あなたも今こんな風に覚えようとしていませんか?
多くの受験生はこんな風に覚えようとしてしまいます。
これだと繰り返すペースがとにかく遅くなってしまいますよね。
なのでコツを端的に言うならば”立ち止まらない”ことです。
とにかく作業的に前に進んでいきましょう。
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【注意②】”見る”以外にはしないこと
先ほどお話しした通り、書く・音で・文章で覚えるというやり方を否定するつもりはありません。
しかし、今回やろうとしている覚え方にそれらはミスマッチです。
なので”見る”こと以外はしないようにしましょう。
とにかく短期間で高速回転させるためにも、繰り返しになりますが1単語当たり数秒で進めることが前提ですよね。
書いたらどれだけ時間掛かるか分からないです。
音や文章で覚えられるのはせいぜい訳まででしょう。
その他の情報までの網羅性はありません。
なので音や文章+更に別の手段を用いて他の情報を覚えないといけません。
今回のテーマである短期間で高速回転にはマッチしたやり方ではないってことです。
一方で、見るだけなら当然時間は掛かりませんよね。
別にその場で完璧に覚える必要もないわけですから。
それでも何度も短期間で繰り返すことで自然と頭に入るってやり方です。
単語学習では”見る”以外の作業はしないようにしましょう。
単語の学習が進むと加速度的に覚えるのが早くなる
覚える量が増えるにつれて2つの意味で楽になる
・覚えるべき単語が減る
・シンプルに覚える速度が速くなる
1つ目は当然と言えば当然ですよね。
100個の単語を覚えるにしても、100個すべて初見の単語の場合と99個は知っているものだった場合を考えたら後者が楽なのは言うまでもありません。
特筆すべきは、単語の学習が進むとシンプルに覚えるのが速くなるということです。
頭の中にあるストックが多いほどに加速度的に速くなります。
僕の場合は気付いた時には速くなっていましたが具体的には以下の要因がありました。
・単語の規則性が体に染みついてくる
・単語のイメージ化が進む
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
これらのおかげで覚えるのはドンドン楽になります。
単語の規則性が体に染みついてくる
英単語にも規則性があります。
例えば、接頭辞、語根、接尾辞など。
それぞれ何かしらが組み合わさって構成されている英単語は実に多いです。
「reform」はre(再び)+form(形作る)みたいに、接頭辞と語根みたいな感じですね。
こうなると意味の無い文字列であるよりも覚えやすいですよね。
ただ僕は、わざわざ接頭辞等の意味を覚えようとしていた訳ではありません。
というか別にそれらを覚えるためだけの作業は寧ろ時間の無駄だと思います。
身に付いていると良いけども、知らなきゃいけないものではないって感じですね。
必要を感じたり、気になった時にちょこちょこ摘まんで身に着けるくらいでいいでしょう。
また、規則性は接頭辞等だけではありません。
その語尾の終わり方で品詞が区別できるようになるのも、規則性ですよね。
分かりやすいのだと形容詞がlyで終わると副詞になるじゃないですか。
actualとactuallyなんかはイメージ付きやすいでしょう。
この場合、片方の意味を覚えておけば品詞の区別に伴い意味も変えるだけで済みますよね。
両方の意味を覚えようとする必要がなくて済みます。
このような感じで単語の語尾や形で品詞を区別する。
すると、それぞれすべての意味を覚えようとする手間を省くことができますね。
単語に触れる回数が尋常じゃなく多くなると後付けで規則性が分かってきます。
感覚的にでも多くの規則性が頭に入っていると、覚える単語に自然と規則性を紐づけて処理できるようになります。
単語のイメージ化が進む
頭にある単語が増えてくると、単語をイメージ化して覚えられるようになってきます。
凄く抽象的ですし、単語の学習が進んでいないと分からないかもしれません。
感覚を例えるなら血液型の話をするのに近いです。
友達の血液型聞いて「ぽいな」と思うことってありませんか?
どこがっていうか、どことなくその血液型がしっくりくるみたいな。
最初に来るのは感覚的なイメージだと思います。
言語化はしようと思えば出来なくもないみたいな感じですよね。
それに似ています。
その字面から何となく「ぽいな」と思うことが、毎回とは言わずとも増えるようになります。
「ぽいな」と思えた時は少ない回数触れるだけでも他の単語よりも覚えられるものです。
さいごに
まとめ
・圧倒的に繰り返せば誰でも自然と覚えられる
・できれば短期間で繰り返す
・短期間で多く繰り返すために立ち止まらず、書いたりすることもしない
・多くを覚えるほど、加速度的に覚えるスピードは上がる
今回お話した覚え方は、受験生時代には誰にも教えたことがありませんでした。
僕だけが恩恵を享受できていれば良いのでね。
それくらい僕の身を助けてくれた単語学習法です。
やってみてくれれば分かると思いますが、マジですぐに覚えられます。
そうでなければ短い時間で受験用英単語帳・英検準一級・英検準一級まで覚えることは出来なかったでしょうから。
ぜひ試してみて下さい。
あなたの身も助けてくれるはずです。