バカな高校生が慶應法学部に合格した方法~ビリギャル超えとか余裕~

K.O diary

学校や予備校では教えてくれない私立文系の受験勉強法

勝って当たり前!失敗できない浪人生が春に必ずやっておくべきこと!

多くの浪人生はもう失敗は許されないと思います。

背水の陣というやつです。

 

僕も浪人生活を経験しましたが不合格になった人を沢山見ました。

現実は非情です。

 

あなただって例外ではありません。

取り組み方を誤れば、いとも簡単に裏切られるのが受験ってやつです。

 

でも、もう失敗したくないですよね?

それなら今のうちに知っておくべきこと・やっておくべきことはしっかり把握しておきましょう。

 

この春から万全を期して受験に臨めるかどうか。

もう勝負は始まっています。

 

この記事に関して

・浪人生のあなたへ
・浪人失敗しないためにも、春のうちに知っておくべき・やっておくべきことが分かります。

 

 

【はじめに】浪人生が持つべき心意気

負けるはずがないし負けてはいけない

浪人生は現役生に比べて非常に恵まれた立場です。

 

浪人生は恵まれている

・現役生よりも1年多く勉強できる。(中には現役時代に全く勉強しなかったという人もいると思いますが)
・学校などに囚われることなく勉強に専念できる。

アドバンテージが強すぎます。

 

1年、厳密には10か月としても7000時間以上も多くの時間がある訳ですよね。

現役生とは違い学校に通っていれば興味のない授業を受けたり、時間がないと思いながらも学校行事に参加することもないので、この7000時間をどう使うこともあなたの裁量次第です。

 

現役生とは勝負の土台が違います。

 

現役時代に落ちてしまった志望校にリベンジするには十分すぎる時間・環境だと思いませんか?

 

模試でA判定取るなんて当たり前。

過去問で合格点を取るのだって早期に達成すべきです。

 

ギリギリで合格できればいい、という逃げ腰な考えは今すぐ捨てましょう。

圧倒的なアドバンテージを抱えているのですから、現役生との比較や、現役の頃と同じ水準で考えるべきではありません。

 

万が一、いや億が一にでも不合格になることが無いような準備をして臨めるように心掛けて下さい。

これは最早自分との戦いです。

 

もちろん、受験は勝負事みたいなものなので絶対はありません。

結果は蓋を開けないと分からないし、100%受かるなんて断言はできないかもしれません。

 

でも、「負けるはずがない・絶対に負けてはいけない」という意気込みで浪人生活を送りましょう。

 

現役生との差は着けられるときに着けておく

浪人生と現役生との差が一番大きいのは春です。

 

多くの浪人生の場合は現役時代に少なからず受験勉強をしている訳ですよね。

一方で現役生は部活やら遊びやらで本格的な受験勉強をせずに高3を迎える人も多いです。

 

現役生は夏・秋に徐々に追い上げ始めて、冬にひっくり返すというパターンが良く見受けられます。

つまり春には大きな差があったのに詰められていくってことです。

 

模試なんかでも春先は判定も良かったのに、少しずつ落ちていって受験は不合格なんて浪人生では良くある話です。

 

逆にそうはさせずに、アドバンテージを活かした戦い方が浪人生の必勝パターンでしょう。

 

春についている大きな差を極力維持したまま受験を迎える。

現役生からしたら堪ったものじゃないし、浪人生からしたらこれほど安心出来ることはありません。

 

しかし現役生も徐々にエンジンが温まってきます。

そうすれば、今よりもその差が狭まる可能性は頭に入れておくべきでしょう。

こういうのは常に最悪のケースを想定して考えておいた方が無難です。

 

ならば現役生のエンジンが掛かり切る前に、4~5月で今よりももっと差を付けておくくらいのテンションで丁度いいはずです。

 

この春の段階で差を広げて、残りの期間でその差を維持か若干更に微増でもさせられるなら当然それがベストです。

そこまで行けばぶっちぎりで合格間違いなしです。

 

そして仮に現役生のエンジンが掛かって若干差を詰められたとしても、春に差を広げておいたおかげで最終的には浪人開始時点での差くらいに収束して不安なく合格できるでしょう。

 

なので差は付けられるときに付けておくべきです。

 

とにかく先手必勝。

出来ることは早めにやっておいた方が最終的に身を助けてくれるはずです。

 

浪人生が春の段階で知っておくべき注意点

多くの浪人生は夢破れて散ってしまう

持つべき心意気をお伝えした直後に気持ちを下げる事になりそうで申し訳ないのですが、多くの浪人生は志望校に合格できません。

 

これは良く巷でも言われていることですし、僕の実体験的にも合致しています。

希望を持って浪人を始めようと思っていたならすみません。

でも、先に知っておくべきことです。

 

浪人生の2:6:2なんかと言われたりします。

 

6割は現役時と変わらず。

残り2つの2割は現役時よりも成績上昇、下降。

 

そして良い方の2割もあくまで成績上昇なので志望校合格って意味ではありません。

例えば現役でMARCH、浪人で早慶目指したけど上智止まりとかって考えてもらうと分かりやすいでしょうか。

 

志望校合格に限れば1割ほどだと思っておくと良いと思います。

時間的・環境的に優位な浪人生ですが現実はそこそこ厳しいのです。

 

「自分は志望校に合格する1割に入れる」なんて思ってませんか?

それ浪人を始める人はみんな同じことを思っています。

 

でも時間が経つにつれ気付くわけです。

「あ、厳しいかもしれない」と。

 

そうならないためにも、あなたは春の段階で知っておくべき注意点があります。

その注意点を踏まえて、春、そしてそれ以降も受験勉強に励んでください。

 

下記3点について、それぞれ説明していきます。

 

春の段階で知っておくべき注意点

・基礎と応用のバランスを偏らせないこと
・何となくで勉強しないこと
・絶対に過信しないこと

基礎と応用のバランスを崩さないこと

現役時代に割とちゃんと受験勉強をしていた浪人生は、基礎と応用のバランスを損ないがちです。

良くやりがちなのは応用に偏ってしまうことです。

 

現役時代に志望校へ残り僅かで不合格となってしまったなら、ある程度のベースは既にあるし後は応用を突き詰めれば合格できると考える訳ですね。

 

気持ちは分からないでもありません。

 

しかし、それで基礎を全くやらなくなるというのは間違いです。

例えば英語で考えてみましょうか。

 

現役時代にある程度単語や文法などの基礎知識が固まっていたとします。

そこで浪人してからは長文問題ばかり解いていたとしましょう。

 

単語や文法ってやらないと抜けていくんですよ。

英単語や英文法に限らず暗記系っていうのはそういうものです。

 

しかも自覚が難しいレベルで少しずつ少しずつ抜けていくので、気付いた時には結構忘れちゃってるなんてことにもなりかねません。

 

そして、そういった基礎事項っていうのは出来て当然なものです。

”完璧”でなければ意味が有りません。

 

応用に傾倒するあまり、基礎事項が疎かになっては本末転倒です。

その状態では得られるものも得られなくなるし、トータルで見たら余裕でマイナスです。

 

なので忘れない程度には触れておく必要があります。

これが忘れてからでは後の祭りですからね。

 

そもそも基礎が出来ていないなら基礎の徹底から行うべきです。

もし基礎は出来ているからと応用に注力するのであれば、基礎と応用で0:100にはならないように気を付けて下さい。

 

何となくで勉強しないこと

浪人生は勉強時間は沢山確保できますよね。

これは勿論有難い事です。

 

そのおかげと言うべきか、そのせいでと言うべきか「時間依存」になってしまう人がいます。

 

「これだけやってれば成績伸びるでしょ」的な考え方です。

予備校だと自習室に籠る事が正義みたいな人は多々いますが、これは「時間依存」ですね。

 

使える時間が多すぎるが故に思考停止してしまっています。

膨大な時間を勉強に充てれば合格できるっていうのは短絡的すぎます。

 

いっぱい勉強して頑張っているように映るかもしれませんが寧ろ甘えです。

この努力の仕方は多くの場合あなたを裏切るでしょう。

 

勉強時間に意味が有るのは、勉強の質が担保されている場合に限ります。

「何となく」勉強時間をやっても、そりゃ報われないですよね。

 

勉強の目的意識は強く持つようにしてください。

「何のために、何を、どうやって、どれくらいの量」をやるのか1つ1つの勉強に対して明確にしましょう。

 

勉強時間が多い事自体を否定しているのではありません。

でも、使える時間の多さに惑わされないでください。

 

思考停止して目的意識もなく何となく膨大な時間勉強しても、その先に合格はないですよ。

 

絶対に過信・慢心しないこと

もしかしたら浪人生最大の敵かもしれません。

浪人生は過信や慢心しやすいです。

 

それは「こんだけ時間があるんだからどうにかなるっしょ」みたいな考えや、模試で好成績を取れたことから生まれるモノです。

 

正直仕方のない部分もあります。

そりゃ実際時間もあるし現役生よりも1年多く勉強するわけですし、模試で好成績取れたら浮かれたくなる気持ちも分からなくはありません。

 

でも、過信や慢心は一度生まれると向上心が失われます。

そして結果的に成長を阻害することになります。

 

簡単に言うと、自分に甘く”本気”じゃなくなっちゃうってことですかね。

 

目に見えるほどの気持ちの良い過信や慢心ならまだマシです。

自分の考え方が横柄になっているなと気付きやすいからです。

 

とはいえ、ロスが生まれた事に変わりはないですし、自覚した次の瞬間から気持ちを100%入れ替えられるってほど単純な話ではないので、当然しない方が良いです。

 

本当に厄介なのは表立って顕在化されることのない、心のどこかで過信や慢心をしてしまっているパターンです。

自覚がするのが非常に難しいです。

 

心底悪気なく自分に甘く、ストイックさを失ってしまいます。

自分では以前と何も変わっていないとマジメに思っています。

だからこそタチが悪いんです。

 

自覚出来ないのでズルズルいきます。

 

即座に成績が急降下ってことはないですが、明らかに成長は鈍化もしくは止まります。

自分の成長が鈍化・止まる中で、他の多くの受験生はこれまで通りに成長するので、それは相対的には後退している事と同じです。

 

受験が不合格に終わっても尚、自分がどこかで過信や慢心によりストイックさを失っていたことに気付けなかったりします。

 

過信や慢心をするくらいなら臆病でいるほうが遥かにマシです。

 

どんなに自分が優位な立場にあっても、合格に近づいても常に落ちる怖さは1ミリで良いので持っていてください。

 

怖さが少しでもあれば想像力が働きます。

「このままで大丈夫か」「ちゃんと前に進めているか」といった良い意味で自分を疑うくらいで丁度いいかもしれません。

 

浪人生が春にやっておくべきこと

絶対に早めにやっておいた方が得

浪人生と言うのは基本、もう後がありません。

なので今年の受験は万全を期して挑まなければいけません。

 

これから紹介していく事は合格に向けて万全を期す上で重要な役割を果たします。

早めにやっておくと必ず後が楽になるはずです。

 

浪人生が春にやっておくべきこと

・現役時代に敗れた原因の分析
・中長期的なプランを考える
・基礎を”完璧”にする

 

現役時代に敗れた原因の分析・対策

現役時代に志望校を不合格になってしまった原因をちゃんと分析しましょう。

つらいかもしれませんが、これは今年の合格に活かすことができます。

 

自分に必要なものを埋められなければ今年も不合格になるでしょう。

何が足りなかったのかが分からなければ、埋めようがありません。

 

分析して対策を考える、ここまでがセットです。

 

この際に注意してほしいことがあります。

原因の分析・対策を講じる際、表面的な見方はしないように気を付けて下さい。

 

例えば、英語で考えてみましょう。

 

長文を読むのが遅かった、これが自分に足りないポイントだと考えたとします。

 

ここで安易に「だから速読の練習しよう」に飛びつかないで欲しいってことです。

もっと、そもそも論で考えましょう。

 

そもそも単語や文法など必要な知識は揃っているのか?

そもそも正確には読めているのか?

 

単語や文法などの必要な基礎知識が揃っていないなら、長文どうこうじゃないですよね。

それって材料無しで料理しようとしているようなものですから。

 

ゆっくり読んでも正確に読む力が無いならば、速読よりもそっちが先ですよね?

意味を取り違えまくって速く読んでも、それじゃ意味がないですからね。

 

原因や対策を考えるときは、根本原因に辿り着けなければ意味が有りません。

 

更に、もっと言えば勉強法自体も見直す必要があるかもしれません。

 

特に現役時代に目一杯勉強したつもりなのに成績が大して伸びなかったという人は、浪人してもあまり伸びることは期待できません。

今の勉強法での頭打ちが来ている、もしくはもう目の前にある可能性が大きいからです。

 

なので、自分を正しく分析する際には「勉強法そのもの」も考慮に入れるようにしましょう。

 

間違った勉強法を正せたら、それは他のどんな分析や対策よりも効果があるものになります。

逆に正せなかったら浪人しても成果は期待できないので頭フル回転で熟考してください。

 

※例えば勉強法1つでこんなに変わります⇩

skinをハゲと訳した僕が1日2時間で偏差値70を超えて80に到達した英語の最短距離勉強法 - K.O diary

合格への一直線プランを考える

浪人が始まったら合格への一直線プランを考えましょう。

これは、いつまでにどうなっていたいのかを具体的にすることです。

 

以下のようなイメージを持ってください⇩

 

考え方はこんな感じ

受験当日何点くらい取りたいのか(A)

Aの実現するためには、いつまでに過去問で合格点取れるようになるべきか(B)

Bを実現するためには、いつまでにどれくらいの結果を出しているべきか(C)

じゃあ、1日当たりで何を・どのように・どのくらいの分量でやるべきか(Z)

これらABCのように、最終目標から逆算して自分の理想状態を時系列順に出来るだけ深堀して明確にしていきましょう。

 

そうすると最終的にはZのように自分のやるべきことが1日単位で割り出せるようになるはずです。

 

これはZから順にAにさかのぼっていくと、現在地点から最終目標まで一直線になるはずです。

この通りに進める先には必ず合格がありますよね。

 

なので、あなたはこのプランに則って動くことだけに注力しさえすれば良いわけです。

割り出された1日単位でのやるべきことだけ着実にこなしていきましょう。

 

合格への一直線プランは早めに考えておくほど受験勉強にゆとりを持って取り組めます。

万が一どこかで想定外が起きても、軌道修正する猶予を持つことができます。

 

後々に切羽詰まってやるよりも、早めにやっておいた方が良いでしょう。

 

※合格への一直線プランの考え方を詳しく⇩

【下克上スケジュール】落ちこぼれから逆転合格を可能にしたのはスケジューリングだった - K.O diary

基礎を”完璧”にする

「自分は現役時代に結構勉強したし基礎は出来てるよ」って思う人もいるかもしれません。

でも、これこそ多くの浪人生がハマる落とし穴です。

 

基礎っていうのは完璧でなければ意味が有りません。

大部分、では基礎が出来ているとは言わないものです。

 

基礎を完璧にするって難しい事ですよ。

 

例えば英語だったら単語や文法って基礎ですよね。

単語帳は見出しの意味以外にも全ての情報が単語見た瞬間に頭に浮かぶ、文法問題集なら1冊一つも間違えずに解ける&解説まで説明できる。

 

完璧っていうのはこの水準です。

これは英語に限りません。

 

「大部分出来ている」と「完璧にできている」は天と地ほどに違います。

そして、「大部分」と言う人は大概結構ボロボロだったりします。

 

余談ですが、このような認識の違いは顕著に結果に表れてしまいます。

自分に甘いか自分に厳しいかってことなので。

※本旨とズレるので詳しくはこちらから⇒浅すぎる!成績伸びない人は例外なく「学習精度に対する基準」が低すぎる件について - K.O diary

 

話を戻しますが、基礎はジャンプするための土台だと思ってください。

土台がしっかりしているのとグラついているのでは、前者の方が踏ん張って高くに飛べますよね?

 

基礎が固まっていれば応用はやった分だけ伸ばすことができます。

 

しかし、基礎が不安定だと応用問題に取り組んでも思う様に伸ばせず徒労に終わる事の方が多いです。

浪人生は基礎が不安定なのに焦って応用に手を出しがちですが、そのせいで伸びないなんてことは多々ある事です。

 

折角時間にゆとりがあるのですから、焦る事はありません。

夏以降でガンガン基礎を伸ばせるよう、春の内に基礎は申し分ないほどに固めておきましょう。

 

さいごに

まとめ
ポイント

・浪人生はアドバンテージもあるし負けちゃいけない。現役生に差を付けられるうちにできるだけ差を付けておこう。
・意外?にも浪人生は志望校に受からないので取り組み方には注意が必要
・万全を期すためにも早めにやっておくべきことがある

浪人生なんだからメチャクチャ勉強しろ!とかって言うつもりはありません。

 

現役生に負けるなとか早い内に差を付けておけと言いましたが、それは心意気の問題です。勉強時間の話をしているつもりはありません。

 

結局勉強なんていうのは日々の積み重ねです。

その1つ1つが濃く、意味のあるものであれば自ずと結果は付いてきます。

 

そして浪人生活は4月から始まる訳ですから無駄な勉強をする日々を送らず、1日でも多く意味のある勉強を積み上げていってください。