受験に落ちる人って、
どんな人だと思いますか?
あなた自身はどうです?
落ちる側に括られていると思いますか?
少々心苦しいですが、
ハッキリ言いましょう。
受験生の中には当日試験を受けるまでもなく、
落ちるだろうなと見え透いてしまう人がいます。
「あ、この人受験落ちるな」というのは、
少し話をするだけで分かるものです。
それくらいに落ちる人の特徴には、
共通点も多く分かりやすいモノだらけ。
しかし残念なことに・・・
それほど分かりやすい特徴にも関わらず、
当の本人はそれに気づいていません。
もしくは気付いていても、
直せないだけかもしれませんが。
さて、あなた自身はどうでしょうか?
落ちる人に見受けられる特徴を備えているでしょうか。
今回の記事では、落ちる人の特徴について説明します。
1つでも当てはまればヤバいと思ってください。
ただ当てはまっても悲観しないでください。
「は、自分が当てはまっている」
こう気付くことがここでの目的です。
自覚したら今日から直していきましょう。
では、はじめます。
・受験に落ちる人の特徴が分かる
・当てはまればあなたも危ない
この記事の信ぴょう性
うじゃうじゃ見てきました
僕は今受験指導をしています。
例えばその内の一つはこれ⇩
他にも早大プレや慶大プレで一桁や、
予備校に行き続けて偏差値45から、
3か月弱で慶應合格するなど。
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「勉強してるのに全然伸びなかった」
こういう人からの相談を沢山受けてきました。
僕が教えて合格した人たちだって、
そもそもはできなかった人ばかり。
そんな人たちを多く見てきたし、
話を聞いてきたからこそ、
伸びない人の考え方・取り組み方は良く分かる。
「あーこのパターンね」みたいな。
そういう特徴を自分の受験の経験からも、
これまで教えてきた経験からも、
知見を総動員して今回はまとめています。
だからあなたが当てはまったら、
それはやばいってことです。
ボーっと読み進めるのではなくて、
自分に当てはまるかどうか意識してご覧ください。
そうすればあなたの今後の改善になるはずですよ。
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受験に落ちる人の特徴7選
勉強時間に依存した考え方をする
”1日○○時間勉強すれば合格できる”
受験勉強にはそんなルールはありません。
「△大学に受かる人は○○時間勉強している」
こういう風に言われたりはしますよね。
でもこれは△大学に受かった人の多くが、
○○時間勉強していただけです。
その時間勉強したから受かる、
ということではありません。
逆にそれ未満の勉強時間だと受からない、
ということでもありません。
勉強する際は「時間」だけではなく「質」も大切です。
10時間以上やって落ちる人もいれば、
3時間で受かる人もいます。
僕が受験生だった時にも、
周りには勉強時間こそが正義、
という人は多くいました。
彼らは自習室に夜まで籠ることが、
合格への近道だと思っていたようです。
毎日どれほど勉強していたのでしょう。
しかし蓋を開けると、
ドッカンドッカン落ちまくっていた。
一方で僕はskinをハゲと訳し、
世界史ノータッチの状態から、
1日4時間の勉強を2か月で、
志望校であった慶應法A判定を出し、
入試も合格しました。
つまり彼らは勉強時間こそ確保したものの、
「質」つまり学習法や集中力に問題があった。
僕が受験指導をしてからだって、
「毎日〇時間やってるんですが」のような、
相談は沢山いただいてきました。
でもその発想自体が、
勉強時間=正義になっていますよね。
「質」が十分に担保されない状態で、
勉強時間に依存していても、
合格には繋がりません。
そんなのは簡単に裏切られます。
しかしここで注意してほしいのですが、
勉強時間が長い事を全面否定したい訳ではありません。
「質」が担保されていれば問題ない。
また「質」を高めるのには限界があります。
「質」が高められた状態なら、
あとは学力を伸ばす上で、
長い勉強時間を確保することは、
至極真っ当な考え方です。
「質」が伴って勉強時間が長いのは、
勉強時間依存ではなく勉強時間との共存。
つまり勉強時間そのものの是非ではないってこと。
「質」ありきであれば問題はなく、
「質」が欠如した勉強時間依存は悪。
こう認識すると良いでしょう。
目標から逆算したスケジュールを組んでいない
ジグソーパズルをイメージしてみて下さい。
・最終的な出来上がりがハッキリと分かっているジグソーパズル。
・最終的な出来上がりは何も分からずピースのみ与えられたジグソーパズル。
どっちが正確に、
早く作り上げられると思いますか?
基本ジグソーパズルって、
最終的にどんなものに仕上げたいか、
ゴールが明確になっていますよね。
そのゴールに向けて出来る事からやっていって、
効率良く少しでも早く楽に作り上げようと思うはず。
一方でゴールが分からないまま、
ピースだけ与えられたジグソーパズル。
こんなの地獄じゃないですか?
何の目途も無い中で効率もクソもなく、
ひたすら膨大な全ピースの中から当てはめていく。
そんなクソ作業を永遠とすることになります。
つまり何かゴールを目指す上で、
ゴールから逆算できるかどうかで、
ゴールへの道のりの険しさが決まるってことです。
これは受験勉強も同じことが言えます。
志望校合格する状態=ゴールを設定し、
そこに早く・着実に近づいていくには、
どうしていくべきなのか。
1つ1つステップを洗い出して、
そのステップに到達するには、
具体的にどんな勉強をすればいいのかを考える。
ゴールから逆算して、
上手にピースを組んで当てはめていく作業です。
これが出来ないってことは、
意味が有るのか分からない勉強を、
ただ闇雲に手当たり次第にやる事になります。
その先にゴールがあるのか分からないのに、です。
地頭が良ければそれでも乗り切れるのかもしれません。
でも特に平凡な人にとっては、
ゴールから逆算した取り組みがないと、
道のりが険しすぎて厳しい戦いになるでしょう。
基礎を疎かにしている
難関大学であっても、
基礎が完璧になっていれば、
ある程度は得点できます。
にも関わらず焦りからなのか、
基礎を軽視して応用に手を出そうとする。
そんな人が後を絶ちません。
例えばam,are,isの違いも分からない人が、
英検1級合格したいとなった時に、
いきなり英検1級の問題解く。
これが正しいと思いますか?
文字通り1つも分からないでしょう。
こんなことは想像に難くありません。
難しいということすら理解できず、
前提となる基礎がないので、
解説なんか読んでもわかりゃしません。
この状態では何度問題集を解いても、
一向に前に進まないでしょう。
英検1級の前提レベルとなる、
基礎を身に着けてから、
英検1級の問題集に手を出す方が、
得られるものは多いはずです。
基礎を飛ばして応用に手を出す、
というのは極端な話これと同じこと。
応用っていうのは基礎が無いと成立しません。
大学受験でも同様です。
基礎も無いのに応用に手を出して、
結局空回りして成績も伸びずに不合格になる。
これは鉄板パターンと言えます。
それに難関大学だからと言って、
応用問題ばかりが出る訳ではないです。
基礎を完璧にすれば解ける。
そういう問題の方が比率としては全然高い。
基礎が出来る前に応用に手を出せば、
基礎も応用も得点できないという、
最悪パターンに陥る可能性が高いです。
まずはしっかり基礎固めを行いましょう。
問題演習の復習を軽視する
多くの人は問題を解いた後に、
復習をすると思います。
でも大事なのは「復習する」か、
「復習しない」かという2択ではありません。
「どれくらい」まで復習するか。
これが大事です。
単に合ってた、
間違っていただけではないということ。
問題集は復習することで、
得られる効果が多くありますので、
復習の精度も極めて重要です。
その問題集が提供してくれる知識や考え方。
これは問題を解くだけでは得られません。
ある問題を解いて付随する知識が解説に記載されている。
この場合その知識は別の問題で、
形を変えて出題されるかもしれません。
当然1つの問題集で、
出題できる数には限りがあります。
その問題集の中では出題されなかったけれど、
別のどこかで出題される可能性があるものを、
解説内で記載してくれています。
また問題を解く際の考え方も、
解説では説明してくれます。
問題の解答には常に根拠があります。
その解答への考え方を多くストックするほど、
再現性が高く少し形を変えて出題されても、
正しい根拠に基づいて正答出来るようになります。
このような復習で得られる知見を、
どこまで完璧に吸収できているかが、
問題演習の復習の精度です。
単に解いて合ってた、
間違っていたではありません。
復習の精度が低い人は、
非常に伸びしろが少ないです。
折角問題集が色々提供してくれる訳ですから、
全て吸収するつもりで取り組みましょう。
学習精度の基準が低い
「やっている」「出来る」
その判断基準が物凄く低い人が多いです。
例えば、英単語帳。
どこまで覚えたか聞いた時に、
「1冊全部完璧に覚えています」
という人がいます。
それに対して
見出し語の意味以外の複数の意味
品詞と品詞に応じた意味
派生語の区別と意味
自動詞と他動詞の区別
後に続く前置詞
ここまで全てを一瞬で出来る、
という認識で合ってますか?
こうやって確認すると、
見出し語の意味だけだったりする。
これなら「1冊全部完璧」ではないですよね?
「見出しの意味は全部」が正しいはずです。
これはもう全然意味合いが違うものじゃないですか。
⇒殆どの受験生は英単語帳1冊を完璧に覚えることすら出来ていない!あなたはどう?
やってるのに伸びないという人は、
「出来る」「やった」と判断する基準が、
著しく低くなりがちです。
「やってるつもり」や、
「出来てるつもり」ではあるのでしょう。
でも然るべき水準にはなっていない。
例えば問題集を1冊とりあえず解いただけで、
「この問題集は終わった」と考えます。
「終わった」という終着地点が、
大きく下方にズレている。
本来なら復習も完璧になっていて、
次やったら1問も間違わない程度まで仕上げるべき。
ですが一回解いただけでも、
「その問題集はもうやった」と考えてしまう。
これって「提出物を出した」という際に、
提出物の中身が白紙でも一応提出しているから、
「出した」と表現しますか?ていうのと同じ。
その提出物を一応の形にしていないと、
「出した」うちに入らないじゃないですか。
やった内に入らなくても「もうやった」
出来るうちに入らなくても「出来る」
出来る人とそうでない人では、
「やった」「できる」の基準の乖離が半端ない。
こんな風に学習精度を低い基準で考えている。
そういう人は非常に危ないです。
⇒浅すぎる!成績伸びない人は例外なく「学習精度に対する基準」が低すぎる件
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インプットに傾倒している
特に暗記系では、
インプットに傾倒してしまう人がいます。
社会科目では教科書や用語集、
一問一答なんかを必死になって、
覚えようとしてしまいがち。
けどこんなの悪手です。
身に着けた知識は問題で求められた際、
上手に用いることが必要です。
単に知っている事と、
実際に解けることは別物だと認識しましょう。
実際に解けないとその知識に意味はない。
「知ってたのに出来なかった」
これは試験では知らなかったのと同義。
難関大学になるほど難易度が高くない知識でも、
難しく感じるような出題をしてきます。
標準的な用語でも答えに辿り着きにくい。
そういう問われ方をするってことです。
「知識自体は知っていた」
「なのに正解出来なかった」
インプットに傾倒してしまう人は、
こういう失点をしがちです。
これはメチャクチャ悔しいと思うんですが、
知識を入れることばかりしかしてなくて、
実際に解く練習をしてないからそうなる。
またアウトプット=問題を解くことで、
不完全な記憶を定着させる効果もあります。
ただ覚えようとして詰め込むよりも、
頭に入っている知識を引っ張り出すことで、
記憶がより定着しやすくなります。
インプットへの傾倒が良くない理由は、
詳しく話し始めるとキリがありません。
以下の記事にまとめているので宜しければご覧ください。
・一問一答が最悪な理由はこちら⇩
一問一答での勉強は止めてください!全てが中途半端で効率悪いので捨ててしまいましょう。
・教科書を使う必要が無い理由はこちら⇩
【世界史・日本史】教科書?使ったことないけど?慶應法進学者による教科書学習の考察
・用語集の使い方はこちら⇩
自分に甘い
自分に甘いっていうのは結構致命的。
自分に甘い人っていうのは、
自分の実力を正しく認識せず、
最後に痛い目見ることが多いです。
例えば模試や過去問の結果を受けても、
現実を厳しく受け止められなかったりします。
もし信じられないような結果であっても、
それは自分の実力なはずです。
自分の実力を正しく認識しないと、
以降で取るべき自分のステップも見誤ります。
要するに階段を踏み外し続けることになります。
また自分に甘い人は、
凡ミスにも厳しく向き合わない。
「本当は解けるはずの問題だった」
こうやって軽視してしまいます。
これではいつまでも凡ミス癖は改善されません。
このような取り組みの甘さは、
日頃の学習にも反映されます。
一つ一つの意識が甘く、
詰めるところまで詰め切れない。
やるべきことを先延ばしにする。
1冊取っても完璧にやりきれない。
などなど。
甘さが随所に出てきます。
それらが少しずつ蓄積されて、
いつの間にか他の人に、
大きく後れを取りかねません。
過度に自分を追い詰める必要はありませんが、
取り組み方の意識に関しては、
多少厳しいくらいを目指すと良いでしょう。
さいごに
今すぐに気付こう。そして直そう
さて、どうでしたか?
何か思い当たる節はありましたか?
あったら残念ですが・・・
過去のことですから自分を許してあげましょう。
ただこのまま進めてしまうと、
後から後悔することになるかもしれません。
折角いま気付けたのです。
すぐに直して今後に繋げて下さい。
そして生まれ変わって、
これからの勉強頑張りましょう。
⇒【分岐点】落ちる前に見ておけよ?逆転合格失敗への一本道はこちら
⇒ なぜ逆転合格は滅多に存在しないの?逆転したければどうするべき?
⇒ これであなたも仲間入り!逆転合格する人に通ずる5つの特徴はこちら