用語集は全員が使うものではない。けど使うべき人が使うと効果的
「世界史・日本史の勉強=用語集がマスト」
多くの人がこんな誤解をしています。
はじめに言っておくと、
勉強の中心は用語集ではありません。
これは世界史だろうが、
日本史だろうが同じことです。
「用語集を使うべき人」
「使うべきでない人」
こう分けることができます。
そして受験生の殆ど全員が、
一度も使わなくていいくらい。
必要のない受験生が使用するのは、
時間が勿体ないです。
すぐにでも止めましょう。
しかし一部の使うべき人には、
重要な役割を果たします。
これは志望校によるところが大きいです。
あなたには用語集が必要かもしれないし、
もしかすると必要ないかもしれない。
この記事を読めば、
あなたに合った答えと、
その根拠が分かります。
仮にあなたに用語集が必要だった時、
どうやって使うのが効率良いかも含めて説明します。
・あなたに用語集が必要か否かの判断が出来る
・必要な場合は、その使い方も分かる
初めに:この記事の信ぴょう性
用語集やった方が良いのかなって思うけど
僕は世界史選択でしたが、
ゼロレベルから勉強を始めました。
楊貴妃って用語一つしか知らない。
そんなレベルです。
そこから1日2時間の勉強で河合塾偏差値74、
早慶でも8~9割以上取れるようになった。
その時点でやってたことは問題集のみ。
用語集なんて開いてすらいない。
でもこれは僕だからできた、
ということではありません。
あなたにだって必ずできること。
こう言うのには根拠があります。
僕は今受験生に指導させて頂いていますが、
みなさんすこぶる成績を上げておられるんです。
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他にも早大プレや慶大プレで一桁や、
予備校に行き続けて偏差値45から、
3か月弱で慶應合格するなど。
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こういう力を付けていく過程でも、
殆どの人は用語集を使うことがない。
つまり僕だから上手くいったではなく、
僕が教える多くの人が用語集なしの、
問題集のみでガンガン成績を上げている。
しかし時として用語集が、
非常に有効であることも事実。
僕自身も受験の詰めでは使ったし、
効果的な勉強になったと思っています。
僕が教えてきた人でも場合によっては、
やって貰うようにしていたりもします。
”用語集を使うべき・使うべきではないという線引き”
僕自身の受験勉強時の経験からも、
これまでに教えてきた経験からも、
その知見を本記事に落とし込みました。
だから大船に乗ったつもりでご覧ください。
あなたに合った答えがきっと見つかりますよ。
また僕の教え子たちが成績爆上げした、
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日本史・世界史を一気に「超得意」に変えてしまってください。
用語集を使うべきかの区別
基本的な学習には用語集はいらない
基本的な学習に用語集はいらないです。
使うことありません。
基本的な学習と言うのは、
河合塾全統記述で偏差値75まで。
もしくは早慶でも上位学部を除いた、
中位学部レベルまでの学習です。
世界史だろうが日本史だろうが、
用語集を使うに至らないレベル。
ここで用語集使って勉強するのは、
寧ろ時間効率が悪いです。
問題集で十分。
寧ろ問題集でやる方が効率が良いです。
河合全統記述の偏差値75なんて、
用語集なくとも取れるレベル。
僕自身も問題集だけで、
世界史偏差値74でした。
教え子も同様のやり方で、
日本史偏差値79までは行っています。
この程度に用語集は確実に不要。
また、早慶の中位学部までも同様。
上の下くらいの知識で足りる。
その程度のレベルなんですね。
この上の下って言うのは、
頻出~少し頻度が低い程度の知識です。
このレベルで求められる知識は、
問題集でもほとんど扱われています。
問題集でも用語集を補える、
というニュアンスではありません。
むしろ問題集ならではの、
お得なポイントがあります。
用語集でなく問題集メインで学習すべき理由。
それは以下の通りです。
①用語集は知識の超過が多発しかねない。
②用語集はインプットだけだが問題集ではインプットとアウトプットの両面を兼ねる
用語集は用語と知識の羅列ですよね?
頻度の高いものから、
頻度の低い用語まで並んでいます。
つまり覚えるべき用語を、
絞る事が出来ないんです。
用語集では覚えなくていい用語も、
超過して覚えてしまう可能性があります。
これは時間を無駄にする、
ということに他なりません。
一方で問題集ならもっとピンポイントに、
超過・もちろん不足もなく覚えられます。
早慶中位学部までは問題集だけでも、
十分に補えるレベルの難易度です。
不足が起きる事はないし、
用語集のような超過が起きる事も防げる。
そして、もう一つ。
用語集ではアウトプットが出来ませんよね?
世界史の勉強において、
インプットとアウトプットは両方必要です。
問題集ならばインプットと、
アウトプットの両方の役目を果たせます。
未知の知識を解説読んでインプットし、
アウトプットする事で記憶が定着する。
そして問題を解くことでその用語や知識が、
どんな形で問われるのかも掴めます。
「どのように問われるか」
これを知らなければ知識自体は既知でも、
失点することになりかねません。
「あーこの用語知ってたのに」
これは最も悔しい失点の仕方ですよね。
知識の網羅性
記憶効率
出題パターンへの対応。
問題集メインの学習はあらゆる点で優れています。
詳しい勉強法は以下の記事をご覧ください。
・楊貴妃しか知らなくても1日2時間で偏差値70取る世界史勉強法⇩
【独学で攻略】楊貴妃しか知らなかった僕でも1日2時間で偏差値70以上に仕上げた世界史勉強法!
用語集を必要とする人はこんな感じ
問題集をメインに据えた勉強の有効性。
ここについて説明してきましたね。
そこで1つ疑問が出てきます。
どんな人に用語集は必要なの?
というものです。
それは以下2つの場合を満たす場合です。
・早慶上位学部
・頻度の低い用語レベルを求められる学部の受験
(用語集頻度1~2)
僕の場合は慶應法学部が、
これに該当しました。
そのレベルは問題集だけで、
カバーしきるのは難しいです。
レベルの知識を網羅してくれている、
問題集がそもそも存在しないから。
そのレベルの知識に関しては、
用語集で頻度の低い用語を中心に、
ピンポイントで覚えた方が早かったりします。
これ以外に効率良く、
未知の知識を潰す方法がありません。
なので地味ですが仕方ないです。
ただ効果は間違いなくあります。
用語集頻度1,2レベルの用語を全部覚えている。
例えば慶應法学部でも、
こんな人は案外多くないです。
単に合格点を取るのではない。
余裕を持って他の受験生に差を付ける上で、
用語集活用は実に効果的な方法です。
ただ、注意点があります。
このレベルは「差を付けるための問題」でしょう。
そのため出題割合は全体に対して高くはないです。
つまり基礎レベルが仕上がった上で、
詰めの作業として初めて行うものになる。
その前の段階を飛ばして行うようなことは、
間違ってもしないでください。
寧ろ配点割合の高い問題で、
失点を重ねる事になり本末転倒です。
用語集の使い方について、
下段で見ていきましょう。
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用語集の使い方
ピンポイントで知識を入れる時のみ
用語集を使うのは先ほど述べた様に、
用語集頻度が1~2の用語を潰す際に限ります。
普段は中々出会うことがない。
そういうレベルの用語です。
まずそれら頻度の低い用語の中で、
既知と未知の区別が出来るように仕分けします。
目的は未知の用語を覚える事なので、
そこだけに集中するためにです。
その区別した未知の用語を、
全部覚えたいわけです。
この際、注意事項があります。
「用語の説明に記載のある情報を全て覚えよう」
「理解しよう」
そこまではしなくて良いです。
その用語の説明にある何かしらの情報を、
見れば選択肢から用語を選べるくらい。
こうなればOKです。
というのも超頻度の低い用語を、
丸々説明させる問題は出題されないから。
出題されるとしたら、
選択肢から用語を選ぶタイプの問題になります。
条約が締結された年号があれば、
選択肢からそこに該当する条約を選べますよね。
イメージとしてはこれくらいの感覚です。
未知だった用語は一回に掛ける時間は短くていい。
その代わり極力毎日見るようにしてください。
この勉強を開始するのは、
恐らく12月前後になると思います。
残り2か月やそこらで全部覚える事になる。
なので効率は超重要です。
そこで僕がしていた勉強法は、
未知の用語は毎日繰り返し見る事です。
一回に全部覚えようとしても、
繰り返さないと忘れてしまう。
それが人の常でしょう。
少しの時間でもいいので、
毎日繰り返してみるようにしてください。
この方が記憶の定着は早いです。
このように用語集を活用すれば、
仮に難問が多く出題される試験でも、
余裕で得点源に仕上げられます。
・凡人が強者に勝つための”1秒暗記術”はこちら⇩
【凡人の抵抗】覚えられないを解消する"1秒"暗記術!覚える時間はこうやって削れ!
この勉強法もおススメ
さいごに
さて、ここまでの話を整理します。
と、こんな感じになります。
ここまでやれれば、
早慶だろうと怖いものなしです。
もう一つおススメがあります。
用語集を使う目的は、
頻度の低い用語を埋めることでしたね。
これには過去問を使うのも有効な手段です。
特に早慶の過去問は受験するしないに関わらず、
満遍なく解いておくのは超絶有効。
自分の未知の用語に出会えることも多々あります。
是非活用してみて下さいね。
⇒【世界史・日本史】教科書?使ったことないけど?慶應法進学者による教科書学習の考察はこちら