「やばい!受験まで時間が無くて間に合わない」
世界史選択で、このように感じる受験生は受験が近づくにつれて増えていきます。
多くの受験生が国語や英語などのメイン科目を中心に進めることでしょう。
そんな中で世界史はどうしても後回しになりがちです。
とはいえ世界史で大きく失点することは受験で不利に働く事は間違いありません。
メイン科目が得意だと有利であることは事実です。
でも、それは世界史が出来なくても良いということではないのです。
薄々はこのことに気付いているから、この記事に辿り着いたのでしょう。
残り期間は少ないながらも正しく足掻けば仮にゼロからであっても短期間で一定の水準までは持って行くことが可能です。
本当は時間が多くあるに越したことは無いのですが、この際仕方がありません。
「世界史がやばい!このままだと間に合わないから短期間で仕上げなきゃ」
そう思う人はこの記事見ていってください。
受験まで残り期間が短い。
やばいなりにゼロから受験仕様に仕上げる方法を紹介します。
※ただし、今回お伝えするやり方は私立文系にのみ実現可能です。
・「やばい、このままじゃ世界史間に合わない」というピンチなあなた
・ゼロからでも受験までに形にするためにやるべきことが分かる
筆者については⇒こちらから
受験までに残された期間とやるべきこと
やる事は2つだけ
受験まで残された時間が短く、短期間で世界史を仕上げなければいけない場合できる事は限られます。
あれもこれもと贅沢を言っている余裕はありませんよね。
本来ならやっておきたいことも時に斬り捨てなければいけません。
なので、まずは残された期間の中でやるべきことを取捨選択する必要があります。
もし、あなたに残された期間が少なくゼロからは以下の2つです。
・通史問題集
・過去問
これ以外には物理的にできません。
ただ、この2つが出来さえすれば正直ある程度戦えます。
よく世界史の勉強では「はじめに大まかな流れを掴んで」とかって言われますね。
でも、そんな悠長な時間は無いですし、それが無くても特に支障はありません。
1つでも多く知識を頭に入れる。
そして、その知識を使って問題を解けるようにする。
とにかくこの訓練を極めるだけに徹しましょう。
通史問題集を用いて、これさえ出来るようにする。
そうすれば早慶でもある程度は戦えますしMARCHくらいなら合格点は楽勝です。
その上で、少ない期間の中でも得点を最大化できるよう要点を絞って上手に過去問を使います。
端的に言えば、やる事はこれだけです。
これだけですので、逆に言うと色々やってカバーするみたいなことは出来ません。
短い期間の中で成果を出すために1つ1つを徹底的にやり抜きましょう。
勉強の進め方
急がば回れ:基礎で手を抜かない
やる事は通史問題集と過去問の2つだけとお伝えしましたね。
受験までの期間が短く「やばい間に合わない」と焦り始めた人は基礎を疎かにしがちな傾向があります。
今回の場合で言うと、早く過去問をやらなくてはって思ってしまうということです。
そして気持ちが空回りしてやるべき優先順位を守れない人は自滅します。
本当は正しく進めば間に合った場合でも、自らの焦りにより何の成果も出せずに受験の終わりを迎えます。
なので前もって言っておきましょう。
通史問題集と過去問、比重を置くのは前者です。
過去問は最後のオマケくらいに思っていてください。
根本的な学力が無ければ過去問なんかいくらやっても効果はありません。
ゼロベースから過去問だけやって受かるほど甘くもありません。
時間が無い時こそ冷静に。
通史問題集を用いて基礎の徹底を心掛けましょう。
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ステップ①問題集
通史問題集を用いて基礎を固めます。
ここの出来次第で、短期間でヤバいなりに世界史を形にできるか決まるので気合入れて下さい。
全ての基礎は通史問題集で培います。
教科書や一問一答も使いません。
一般的なセオリー通りにやっていて、人よりも短期間で仕上げることは出来ません。
それに従えば人並みの速度でしか伸びません。
今回の場合は致命的になります。
ゼロから世界史を急ピッチで仕上げる。
その上で、いきなり問題集から入る事に抵抗がある人もいるかもしれません。
それも当然でしょう。
しかし、通史問題集ほどインプットとアウトプットのバランスが良い教材はないのです。
ご想像通り、いきなり問題集から入ると初めは全く分からないことが予想されます。
それは当然ですし問題ありません。
分からなければ解説を読んで頭に入れて、そして再度解く。
ひたすらインプットとアウトプットを高速で繰り返すことだけ考えましょう。
それだけでも慶應A判定。
marchは余裕で合格、早慶でも戦えるレベルに仕上がります。
具体的な勉強法とその効果、及び教科書や一問一答を使ってはいけない理由は別記事にまとめてあります。
もし宜しければ以下の記事をご覧ください。
・「楊貴妃」しか知らなかったのに1日2時間で偏差値70以上にした世界史勉強法
【独学で攻略】楊貴妃しか知らなかった僕でも1日2時間で偏差値70以上に仕上げた世界史勉強法! - K.O diary
・教科書学習をしてはいけない理由とは?
【世界史・日本史】教科書?使ったことないけど?慶應法進学者による教科書学習の考察 - K.O diary
・一問一答での学習は絶対にやめましょう!すべてが中途半端に・・・
一問一答での勉強は止めてください!全てが中途半端で効率悪いので捨ててしまいましょう。 - K.O diary
ステップ②過去問
受験までの期間が短い場合、過去問を通じてできる事は限られています。
時間があれば過去問を繰り返し解くのが有効です。
大きな傾向だけでなく問題個別の傾向の把握。
それらに伴って見つかった自分の課題の解消などできる事は無限にあります。
しかし、今回は事情が異なりますよね。
いかに短い時間の中で受験仕様に仕上げるかということが今回のテーマになります。
ですので、過去問でもその用途は限定的になります。
だからといって、それは無視できるものではありません。
得点を出来る範囲で最大化する上では非常に有効です。
過去問を用いて意識することは3つです。
・大問ごとの解く順番
・時間配分
・解いた過去問の復習
これがきっちりできているかどうかだけでも受験本番を優位に戦えるかどうかに関わりますので手を抜かずに取り組みましょう。
赤本1冊で良いです。
この3つを意識して取り組んでください。
まずは大問の解く順番、そして時間配分です。
解答漏れがあるのは論外ですね。
どの大問に時間を割くと最も得点を伸ばせるのかを把握しましょう。
赤本を解く中で、自分の得意不得意などを加味して考えると良いでしょう。
赤本1冊分解けば、解く順番や時間配分は掴めるはずです。
そして次に復習です。
本来は10年分以上を繰り返して何度も解くことで限りなく満点に近づけるように精度を上げられるのがベストです。
でも今回は時間がありませんので、大量な年数分を繰り返すことは出来ません。
限られた年数分でできる事と言えば、出題された問題の中で出来なかった・知らなかった知識を出来る範囲で拾っていくことでしょう。
赤本1冊分で良いので、出てきたものはピンポイントで極力覚えるようにして下さい。
以下は、本来はこれくらいできるのがベストという記事です。
参考までに宜しければご覧ください。
・世界史過去問は徹底的に解きまくれ!
志望校以外も!?世界史の過去問は解きまくるが吉!あなたを報いる解きまくり戦術 - K.O diary
さいごに
とにかく焦らなければどうにかなる
もしあなたが「やばい、間に合わない」と焦っているなら?
その状況での一番の敵は焦りです。
これは断言できます。
とにかく焦らず冷静になってください。
冷静に、自分のやるべきことをすっ飛ばさないで着実に階段を上ってください。
ここで「着実に階段昇ってる余裕なんて無い」と思ってしまったら、詰みです。
この自分をコントロールする力があるかどうかが、この状況において最も重要です。
一方で、もし冷静になれたら全然勝機はあります。
本気でやれば1ヵ月~1か月半で今回お話ししたことは出来るはずです。
しっかり取り組めれば、大半の入試で大怪我しないどころか合格点だって取れるでしょう。
こんなピンチだからこそ焦らず冷静にやるべきことをしっかりやっていきましょう。
⇒【世界史】理解できなくても私立なら問題ない!それでも得意科目になる理由と勉強法はこちら
⇒【瞬殺】何が難しいの?ゼロから独学で慶應法に受かった世界史独学勉強法まとめはこちら
⇒【流れを掴むな】1ヵ月でもデキる世界史通史の最速学習法!どうやって?いつまでに?