慶應義塾大学文系学部への考察
慶應大学に手っ取り早く受かるコツ。
それは、慶應が求めるポイントを意識して勉強・対策をすることです。
大学受験という大きな枠組みの中でも、各大学によって求められることが異なります。
例えるなら、同じゲームのシリーズの中で根本の進め方は似ていても、各作品によって攻略法が異なるようなものです。
そこで今回は各科目の本質に絞って、2分で分かる慶應大学の受験科目に対する考察を述べていきます。
知識&慣れゲーの英語
頭は使ってはいけない
・頭を使う→×
・知識&解き方を知っている→〇
一言で言うと「単語や文法の知識ゲー」&「慣れゲー」ですね。
総じて論理的な思考力や地頭を問う試験にはなっていません。
まず初めに、知識を知っているかどうかが最重要でしょう。
単なる知識の有無で差が付くことが多々あるのでしっかり押さえましょう。
読解系は、センスとか国語力とか不要です。
日常的な日本語力さえあれば機械的に読んで機械的に解くだけだと思ってください。
そして、「機械的に読む&解く」は「慣れ」で出来るようになります。
機械的に読むとは、必要な知識を作業的に文構造に当てはめて読むことです。
作業的に文構造に当てはめることは英文解釈の訓練をして「慣れ」さえすれば誰でも簡単にできるようになります。
これが一番リスクなく確実かつ正確に読むことができる方法です。
「機械的に読む」について詳しく知りたい場合はこちらから
次に、機械的に解くとは問題を解く際にあなたの思考を用いらないということになります。
正答には必ず根拠がありますよね?
この根拠を正しく見つけられれば問題を解くことができます。
正答の根拠を見つけるコツは「慣れ」です。
慶應に限らず日頃の勉強でも解説には「~とあるので、答えは○○」のような記載があると思います。
このような解説のパターンが自分の中に多くあれば正答するための根拠を見つけるのは容易なことでしょう。
なので問題を解くのは思考力じゃなくて、「慣れ」による部分が大きいと言えます。
しかし、機械的に解くことのベースは機械的に、つまり正確に読めていることです。
そうでないと機械的に解くことは出来ませんので、まずは機械的に正確に読む訓練から始めましょう。
こちらを読めば、正しく読むことと問題を解く事の関係が分かるはずです。
反射ゲーの社会
求められるのは内容の理解ではない
・連想ゲームに強くなれば勝てる。
・学校や予備校で教わるようなストーリー的な内容は不要。
基本的な考え方は以下の通り。
・用語にまつわるキーワード>>時系列、背景、因果関係。
まずは用語のキーワードが大事です。
「キーワード」とは正答のヒントです。
例を使って考えてみましょう。
例えばウェストファリア条約のキーワードはこんな感じです。
キーワード:1648年・30年戦争・主権国家体制・領邦国家・神聖ローマの死亡証明書・スイス独立・宗教戦争終結
このようなキーワードさえ自分の中にストックしていれば詳しい内容は分かんなくても問題ありません。
前後に出てくるキーワードとなる年号や語句に反応して適切な答えを頭から導き出せれば基本勝てる勝負になっています。
※経済学部だけは少々異なるので後述。
また、キーワードはパターンが決まっているので、必要な分だけ効率よく覚えると勉強が楽になります。
従って、時系列や因果関係は重点的に勉強する必要はありません。
問題集や過去問の解答をしっかり読むくらいで十分です。
経済学部は論述メインなのでキーワードから導くだけではないのですが、用語とキーワードの関連付けさえ出来ていればあとは問題集と過去問の解説読んでおけば対応可能です。
※慶應法でも8割取るための全プロセスはこちらから↓
(勉強法自体は日本史でも適用可能)
ノー勉の小論文
埋めさえすれば差が付かない
・小論対策するなら英社やるべき
無勉。マジで勉強不要です。
当日、要約大目に書いて字数いっぱいに埋めれば大成功です。
埋めるだけで4.5割程度はもらえます。
仮に対策頑張っても小論文で70点とか不可能なので潔く割り切りましょう。
小論は勉強のコスパ最悪です。
小論対策の時間を英語、社会に注力するほうが遥かに効率が良いはずです。
「なぜ小論文で差が付かないのか?」という話には深い根拠と裏付けがあります。
・小論対策なしで合格した慶應生は実に多い
・採点側の都合で受験生に差が付かない仕組みになっている
全てを解説すると長くなるので、ここでは割愛します。
詳しい解説はこちらから↓
各学部についても詳しく知りたい方へ
各学部の難易度、傾向、対策など
ここまで慶應文系学部全般に対する概要をお話ししてきました。
文系学部全般に当てはまるような内容にはなっていますが、当然各学部によって問題の傾向や対策が細かい部分では異なります。
こまかい傾向や対策はこちらの記事にまとめているので宜しければご覧になってください。