慶應文系各学部のリアルな難易度・特徴・対策
一言で慶應の文系学部といっても、
幾つも学部が存在します。
そして各学部によって難易度や、
試験の傾向などが異なるので、
その対策もそれぞれ変わってくる。
偏差値や試験の形式なんかは、
ネットで調べてみれば、
幾らでも情報が出てきますよね。
でも・・・
「偏差値はこれくらい」とか。
「出題形式はこういう感じとか。
そんなんじゃなくてもっとリアルな情報を、
知っておきたいと思いませんか?
どんな試験?
何を求められている?
どんな対策をすれば良い?
これらを押さえられたら、
受験する学部の選定にも、
その後の対策にも役に立つでしょう。
今回は学部別に難易度や特徴、
対策まで全て丸っとリアルな、
入試に役立つ情報をまとめました。
「自分が受験生の時に知っておきたかったな」
そう感じるような情報を詰め込んだつもりです。
ちなみに学部別合格難易度を表すとこんな風になります
法学部:★★★★★
経済学部:★★★★★
商学部:★★★★
文学部:★★★
SFC:★★★
この記事の信ぴょう性
年季
僕は慶應の文系学部については、
全て過去問を解いていました。
その中で受験したのは、
法・経済・商の3学部で全て合格しました。
しかし、これだけに留まる訳じゃありません。
今は受験指導をさせて頂いています。
例えばその内の一つはこれ⇩
他にも早大プレや慶大プレで一桁や、
予備校に行き続けて偏差値45から、
3か月弱で慶應合格するなど。
※この方々の模試成績や合格体験記はこちら
⇩
⇩
⇩
毎年教え子と共に、
各学部慶應の対策をしてきて、
毎年合格者を見てきた。
その人の課題解決やレベルアップのために、
受験しない学部の過去問でさえも、
活用したりもする。
だから合格の難易度もそうだし、
どういうレベルで、
どういうことが求められるとか、
嫌でも知見が溜まっていきます。
年季が違う、と言うやつでしょうか。
それを形にしたのがこの記事なので、
慶應受験へのリアルな情報になっています。
きっとあなたの受験に役立つと思いますよ。
また僕の教え子たちが成績爆上げした、
誰でもマネできる”慶應攻略マニュアル”を、
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やることやれば慶應は行けます。
地頭とかの次元じゃない。
このマニュアルを読めば、
その意味が分かるんじゃないでしょうか。
あなたも慶應合格を掴んでください。
学部別合格難易度と特徴の概要
法学部について
難易度は星五つです。
これは私立文系全体の中でも、
トップクラスに難しいです。
試験の形式としてはオールマーク式。
いわゆる私立文系の典型例。
英語では語彙やイディオムなど、
明らかに受験レベルを逸した知識が、
出題されることも少なくありません。
問題量やその難易度から、
時間との勝負も頭に入れておくべきです。
その時短対策としては過去問を使って、
試験全体での勝ちパターンは作っておきましょう。
会話問題・インタビュー問題・語句定義。
この辺は解き方を身に着ければ、
時短&高得点を出しやすいので、
そこも過去問で確立しておきたいです。
普段から高いレベルの長文に触れるだけでなく、
知らない語彙の増強の意識を持ち、
解法パターンも意識して勉強してください。
社会も英語同様に、
「そんなの聞いたことねえよw」といった、
難しい知識が問われたりします。
ある用語に対して自分の言葉で、
体系的に説明できる必要はありません。
その用語のキーワードやポイント、
押さえていれば対応可能である一方で、
頻度の低い用語まで知ってることが大切です。
有効な対策は用語集の頻度の低い用語を潰すこと。
そして早慶の過去問を解きまくって、
未知の知識を拾うことです。
バチバチに私立文系な試験になります。
なので国立志望の人が併願してても、
自分の土俵で戦うことができるでしょう。
その難易度以上に対策次第では、
かなり優位に立つことも可能です。
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経済学部について
言わずと知れた慶應の伝統的な看板学部。
難易度は星五つです。
法学部とは違った難しさがあります。
法学部は私立的な試験ですが、
経済学部は国立寄りです。
知っているかどうかではなく、
理解しているかどうか、
それを表現できるかどうかが重要。
その試験傾向から、
国立志望の人も併願することが多くいます。
国立落ちが一番多いのは恐らく経済学部です。
慶應に入学すれば分かりますが、
東大・一橋落ちの慶應経済にわんさか出会います。
彼らはこの試験傾向には、
国立対策で慣れている、
というよりお手のものです。
ガッツリ私文的な法学部とは違い、
比較的相手の土俵で国立志望者と戦うことになる、
という意識は必要でしょう。
試験問題自体が難しい法学部とは、
難易度の毛色が違います。
私立文系の人は過去問などを通じて、
経済学部対策の練習を少しするべき。
そうでないと国立志望の人に、
蹴散らされる可能性が強いです。
英語では長文と和文英訳、論述があります。
難解な英語力を求められる試験ではありません。
持っているものをどれだけうまく使えるか。
こっちの方が大切です。
それぞれで求められる知識レベル自体は高くない。
長文の語彙も英文レベルも難しいものではありません。
長文での足切りもありますが、
順当に慶應狙えるレベルなら、
そこは気にしなくて大丈夫です。
そんなの気にしてる場合じゃない。
そこは通って当然くらいの話。
足切りを気にするという低次元ではなく、
可能な限り高得点を狙いましょう。
知識・英文の難易度にも高得点を狙えるはずです。
一方で英作や論述は対策をする必要があります。
私文志望だと普段書き慣れていない人も多いでしょう。
文法や表現は勿論ですが、
論述は中身も見られますので、
英作文や論述は添削してもらのが無難です。
自分で自分の間違いに気づくの難しいですからね。
社会はマーク問題と記述・論述とあります。
マーク問題でも法学部のような、
用語を多く知っているかよりは、
出来事の背景を問うような出題の方がメイン。
なので問題集などを普段解く際も、
解説を読むなりしておくべきでしょう。
記述論述に関しては、
私文は普段全く縁が無いと思います。
慶應を真っ当に受けられるレベルなら、
書くべき事項は何となくは、
頭に浮かぶかもしれません。
しかし何となく頭に浮かんでくるだけでは、
高得点につなげにくいでしょう。
ちゃんとアウトプットして、
形にしながら表現できるか、
というところが争点です。
その練習は過去問を通じて、
やっておいたほうが良いですね。
私立文系には少し馴染みのない試験になります。
だからと言って特に臆する事はありません。
日頃の学習で英社を、
バッチリ仕上げておけば、
難易度的には十分に対応可能です。
プラスで英作や論述対策を、
少々やることが出来れば、
特に合格に支障はありません。
・慶應法学部と経済学部どっちが難しい?の答えはこちら⇩
慶應法学部VS経済学部!難しいのはどっち?W合格者が徹底解説します!
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商学部について
法学部や経済学部よりは受かりやすい。
合格難易度は星4つです。
問題レベルは慶應の中ではだいぶ簡単。
高得点必須な試験だと思ってください。
イメージとしては共通テストの、
ちょいハイレベルな感じです。
英語では語形変化などで、
記入式の問題があるとはいえ、
基本はマーク式になります。
問題のレベルも全体として高くなく、
極めてオーソドックスなレベル。
その代わり時間が厳しく、
とにかく時間との勝負なります。
普段から文法問題でも長文でも、
時間を意識して勉強しましょう。
時間意識するというのは、
単に読む速さに限った話ではありません。
解く速さも含まれます。
膨大な問題量なので選択肢で迷っていたり、
解答に時間を掛ける時間も短く出来るように、
意識して取り組む必要があるでしょう。
量が多いとは言っても問題簡単だし、
過去問以前の段階で長文や模試で、
キチっと詰めてやっていれば、
初見でもそれなりに点数取れます。
その上で対策するとしたら、
学部問わず早慶の過去問です。
読む・解く速度や処理の仕方など。
こういうことを突き詰めていく。
ある程度の難易度の問題で、
これを出来るようにすること。
その中でも制限時間を少し短くするなど、
自分に負荷をかけたりしながら、
より短い時間で正確に読み解く練習を、
重ねていくのは効果的でしょう。
そうやって過去問以前にやってきたことの、
水準を上げていけば負けることはありません。
社会は日本史・世界史共に、
短めの記述問題が数題あるものの、
基本はマーク式のオーソドックスな形。
問題自体も簡単ですから、
特別な知識対策や論述対策も必要ない。
しかし失点が許されないのが難しい所です。
9割、最低でも8.5割ほどは得点したいですね。
ここの対策に特別な事はいりません。
通史問題集や分野別に絞った問題集など、
普通に勉強していれば、
必要な学力は身に着けられます。
しいて言うなら、
凡ミスをしない訓練と言うか、
意識は持って普段から取り組むことくらい。
商学部では高得点を積極的に狙いたいので、
凡ミスが大きく響いてしまいます。
他学部でも勿論そうではありますが、
狙いたい点数が商は一層高いので、
その分だけ響くという感じです。
ただいずれにしても、
英社共に高い水準で仕上がっている人は、
問題難易度的に高得点も難しくない。
対策なしの初見でも普通に出来るくらいの試験。
まずは英社をきっちり仕上げることが、
対策どうのこうのよりも大切になります。
・慶應商B方式の論文テストは気にしなくていい理由はこちら⇩
文学部について
また一つ合格難易度が下がります。
合格難易度は星3つです。
試験の難易度以上に、
合格が容易とされています。
マーチ全滅でも慶應文には受かる例も少なくない。
これは意外と知られておらず、
”穴場学部”と考えて良いかもしれないです。
英語では問題数は少ない一方で、
記述式問題が多いです。
そもそも試験時間が二時間もあります。
時間的に追われるということは無く、
辞書の持ち込みが可能なので、
分からない単語は調べることが出来ます。
記号・和文英訳・和訳・説明の4つ。
問題はほとんど毎年こんな風に構成されています。
英文自体は難しいというか、
抽象的な文が多いです。
英語力が仕上がっている人にとっては、
過去問に慣れればそれほど難しくはありません。
しかし英語力が低い人には、
実際の問題難易度以上に、
難しく感じるかもしれない。
英訳は難しいものではないです。
和訳も普段から英文解釈や精読を、
しっかり意識して勉強していれば、
文構造自体が難しく感じることは無いはず。
ただ文の趣旨を汲み取って、
訳せるかどうかで差が付くでしょう。
説明の問題も丁寧に、
文全体の意味を把握する力が問われます。
普段から文全体の趣旨と言いたいことを、
正確に読み取る意識は持っていた方がいいです。
文学部の英語に対する対策は、
日頃の勉強で十分補えます。
”長文を読む際に趣旨を正しく理解する”
”文構造を正確に読み取れなかった文は復習で見直す”
当然のことですが、
これらを高い意識で出来ていれば、
特に臆する事はありません。
後は過去問解いて実際に、
和訳や英訳を練習しておけば大丈夫でしょう。
社会では理解や流れを求められることはありません。
用語や年代といった知識を知っているかが問われます。
この点では法学部に近いでしょう。
しかし法学部と違うのは、
それが記入式であるということです。
語群から選ぶ形式ではないので、
自分で書かないといけません。
ただ求められる知識のレベルは法よりも、
遥かに低く標準レベルの問題になっています。
マニアックな問題は殆ど無く、
通史問題集がバッチリなら、
難なく対応できるレベルです。
問題難易度が高いわけではないので、
まずはこれを完璧にすることが肝要になります。
問題集を繰り返し解き、
反射で頭に浮かんでくるように仕上げれば、
十分高得点です。
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SFCについて
合格難易度星3つです。
文学部と並んで穴場と、
言えるんじゃないでしょうか。
試験科目が選択式なのですが、
英語+論文形式というていで書きます。
初めに言っておくと、
SFCの英語の難易度は高いです。
個人的には法学部かSFCか、
というところになります。
高い語彙力に難解な文章であり、
1500wors弱の長文が2つと量も多い。
大学入試の中でも、
かなりハードな試験だと思います。
ただ穴場とされる理由としては、
社会が一切出来なくても受かる事が大きい。
他の学部では程度の差はあれど、
社会を勉強しないと合格は厳しいでしょう。
一方でSFCは英語だけ出来ればOK。
一芸入試感が強いことが穴場の理由。
ただし英語だけはちゃんとやらないと、
それはさすがにきついです。
英検準一級以上の語彙力、
正確で早く読む力、
そして長文を読む体力も必要になる。
意識的に語彙増強をするべきでしょう。
大学受験用の単語帳一冊に+αの単語帳活用、
普段の勉強で分からない単語を拾うなど。
こういうのはやっておくべき。
その上で多読をした方が良いです。
できれば超長文でやることをおススメします。
正確に読むなどは大前提としても、
SFCのような超長文の対策は、
超長文でしか出来ません。
短い文章で早く正確に読めても、
超長文になった時に出来るとは限らない。
それだけの量を集中力切らさずに読む。
そして最後まで解ききるには、
繰り返しと慣れが必要です。
・多読してたら早慶長文が秒で終わるようになった件はこちら⇩
【大学受験】帰国子女レベル!多読をしていたら早慶の英語も秒で終わるようになった件
・慶應の穴場学部は?受かりやすい学部まとめはこちら⇩
【大穴の学部は?】慶應の受かりやすい学部について慶應の友達と考えてみた
一番大切な事
さいごに
ここまで各学部について説明してきました。
役に立てていたら嬉しいんですが、
最後はあなたがやるかどうかに掛かってます。
対策とか難易度を知るだけじゃ、
残念ですが受からないんです。
なのでまずは英語や社会を仕上げる。
それをなる早で済ませることが、
一番の合格のカギであり、
最も有効な対策です。
それを早めに仕上げたら、
そっから対策開始です。
頑張りましょう。
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