バカな高校生が慶應法学部に合格した方法~ビリギャル超えとか余裕~

K.O diary

学校や予備校では教えてくれない私立文系の受験勉強法

模試は当てにならない!?受験生は結局何を信じるべきなのか?

大学受験をする人の多くが模試を受けると思います。

 

その結果に一喜一憂する人もいるでしょう。

A判定が出れば嬉しいし、思ったほど成績が良くなければ残念に思う、これは程度の差こそあるかもしれませんが僕も共感できます。

 

一方で「本当に模試は当てになるのか?」と懐疑的な見方をする人もいるのではないでしょうか?

 

さて、実際の所はどうなのでしょうか?

模試が当てになるのか、当てにならないのか。

 

僕の見解はこうです。

「模試時点での自分の立ち位置は分かるが、最終的には当てにならない」

 

僕は毎度A判定で実際に志望校に合格したので、僕にとっては模試の判定は結果的に正しかったということになります。

一方で、A判定ながら志望校全滅の人やE判定でも志望校合格した人も知っています。

 

だからと言って、模試の成績が悪くても気にすることは無い、とはなりません。

大いに気にするべきではあります。

 

でも模試の成績を過信しすぎてはいけないってことです。

 

じゃあ受験生は信じるべき指標は何なのか?

これは「過去問」です。

 

ということで今回は、模試の成績の見方や、過去問を指標として考えるべき理由について説明します。

 

 

模試の成績の見方

模試はその時点での立ち位置しか分からない

冒頭でもお伝えした通り、僕の知り合いにもA判定で志望校落ちまくるとか、E判定から合格という人がいます。

特に前者、模試の成績は良いのに落ちたみたいな人は多いです。

 

これはどういうことかと言うと、もし時点では他の受験生よりも優秀だったけれども、入試本番時点ではもし時点よりも低い所に位置していたということです。

そして、その逆も当然ありえます。

 

一部冠模試を除いて全国模試は秋頃には終了します。

 

仮に最後に模試を受けるのが10月だった場合、入試まで3か月は時間があるということになりますよね。

最後の模試以降で、優位が劣位に、劣位が優位になるなんてことは珍しくありません。

 

模試も入試も、他の人との点取り競争です。

自分の学力による絶対的なものでなく、常に他者比較の相対的なものです。

 

仮に自分が勉強して学力が伸びていたとしても、他の受験生も勉強しそれ以上の学力向上があれば優位だった立場もひっくり返ります。(逆も然り)

 

模試で自分の成績が良く優位だったとしても、そのまま勉強していれば入試時点でも優位でいられるとは限らないということです。

 

例えば、模試時点で学力6でA判定、入試時点では学力7になったとしましょう。

学力は伸びていますが、入試本番で必要な学力が8以上だった場合不合格になりますよね?

 

つまり模試はあくまで模試時点での立ち位置しか見えず、合格を保証する材料には成り得ないということです。

 

最後に模試を受けてから成績が伸びる人も伸びない人もいます。

その結果は入試本番で蓋を開けてみないと分からないということです。

 

とはいえ、模試はそれまでの学習進捗を知る機会としては有用です。

 

成績が良ければ、それまでの学習は間違っていなかったということになりますし、その逆も言えます。

そういう意味では、きっちり模試で良い成績を出せるよう意識的に取り組む姿勢は大切です。

 

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A判定で不合格を詳しく分析する

A判定落ちというのは模試時点では他の受験生よりも優れていたけれども、入試では平凡な位置になり下がったということです。

 

これはその人がバカになったということではありません。

模試時点から順調に伸びていれば合格も固かっただろうが、思ったより順調に伸びなかったために合格点に届かなかったということです。

 

これは大きく2つ原因が考えられます。

 

A判定で不合格の主な原因

・模試の成績に満足した
・詰めの勉強の仕方を間違えた(もしくは、分からなかった)

模試の成績に満足すると多くの場合は成長が鈍化もしくは止まります。

 

現状に満足すると、貪欲さが失われます。

貪欲さを失うと、もっと学力を向上させるための思考や姿勢がどうしても弱くなってしまうものです。

 

その結果、他の受験生に追い抜かされるという「ウサギと亀現象」に近い状況になります。

A判定落ちの受験生の多くの場合がこれに該当します。

 

もう一つは、模試までは順調に勉強を進めたけど、最後の詰めが出来ていなかったケースです。

 

このタイプは決して模試の成績に気を緩めるとかではないでしょう。

寧ろ、最後まで一生懸命取り組んでいたのだと思います。

 

それでも、入試対策が何かしら不十分であったとか、模試以降それ以上の学力に押し上げることができなかった(伸び悩み)によって落ちてしまうパターンですね。

 

いずれにしても、入試対策に必要な要素や、模試以降で更なる学力向上に何が必要かを客観的に分析し、徹底的に実行する能力の欠如が原因です。

残念ながら落ちるべくして落ちたという他ありません。

 

A判定落ちには「時の運」などと言う人もいるかもしれません。

でも、結局受験は結果が全てで、運も実力です。

 

入試に行けないほどのアクシデントに見舞われたならいざ知らず、若干の不運で落ちるということは、その不運を加味しても合格点を取るための勉強をしていなかったというに過ぎません。

 

そうならない為に、常に過去問では「合格最低点+2割」を目指して取り組む必要があります。

 

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E判定で合格を詳しく分析する

E判定で合格とは、模試時点では大幅に後れを取っていたけれども、挽回し遅れを取り戻すどころか入試時点では他の多くの受験生よりも優れていたということになります。

 

これは運だけでは成し得ません。

 

E判定ということは、ライバルたちに比べて基礎学力で大きく劣っています。

一定の勝負になる基礎学力にまで仕上げた上で、志望校の試験でも合格点を取れるような取り組みが必要です。

 

これを可能にする考えられうる要素は2つあります。

 

E判定から合格する2つの要素

・模試の段階では勉強していなかっただけ
・戦略を練った学習に取り組んだ
(もしくは、両方)

たまにいるのが、勉強していなかっただけでポテンシャル最強パターンです。

これは普通の人には到底考えられません。

 

やったらやった分だけガンガン伸びていきます。

良く言われるかもしれませんが、進学校(特に超進学校)の生徒は馬力が違って、部活終わってから本気出したら受かったみたいな若干特殊な例です。

 

次に、巧妙な戦略を練って逆転するパターンです。

 

人よりも大幅に後れを取っている際に、ひっくり返すにはポテンシャルか戦略が必要です。

仮にポテンシャル凡人なら、間違いなく工夫した取り組みが必要です。

 

これは、ゴール(志望校合格)から逆算して何を、どうやってやるべきかが自分で考えられる人でしょう。

 

僕は模試はA判定しか出ていませんが、受験勉強を始めたころは中三並みの学力でした。

それでも2か月で慶應法学部A判定を出せました。

 

また、僕が今指導している受験生も2か月で偏差値20上がったなどは多々見受けられます。

 

これらは勉強法をかなり工夫しているから出来る事です。

 

これと同じように、目標に向けた最短距離を実行することができる人であればE判定から合格しても不思議はありません。

 

E判定から合格する人の話なので希望的に聞こえるかもしれませんが、多くの場合はE判定は絶望的に近い状況ですw
もちろんE判定は褒められたものではないので、気を引き締めて頑張ってくださいね。

 

⇩私立文系でE判定から逆転を狙う人へ⇩

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【注意】成績悪い人の「模試の判定は当てにならない」は未来の不合格者の常套句

ここまでにお伝えしているように、模試の判定が当てにならないというのは僕も同意です。

模試~入試までの期間でいかようにも結果は変わります。

 

それでも、あまり成績が良くない受験生には気を付けて欲しいことがあります。

「模試の判定は当てにならない」と自分で言ってはいけない、ということです。

これ口にしてしまう人は大半落ちます。

 

成績が悪い状態で「当てにならない」とあえて口にするのは、多くの場合が逃げ・甘えです。

 

本来成績が振るわなかったなら、その結果を真摯に受け止め愚直に努力しようとするべきです。

しかし、「当てにならない」と口にすることで、成績が悪いという現実から目を逸らし自分を現実から庇おうとします。

 

この気持ちは分かります。

「模試は当てにならない。本番受かれば良いんだ」と言い聞かせたくもなりますよね。

プライドが高い人ほど、現実を受け入れたくない・友達に舐められたくないと、思わず口にしてしまうかもしれません。

 

でも、本当に合格したいならそこはグッとこらえて下さい。

そして、成績が悪い現実を受け止め、力不足であることを心から受け入れて下さい。

 

そこで現実を受け止めた悔しさは必ずあなたのバネになってくれるはずです。

 

過去問が信じるべき指標となる理由

より本番に近い問題

当然ですが、過去問は限りなく実戦に近いです。

その分だけ模試よりも過去問の出来は信用できます。

 

例えば、慶應法学部は英社共にオールマークの試験です。

しかし全国模試ならそうではないですよね?

 

僕は全国模試を受けるタイミングでは英作文を全く勉強していなかったので、英作文はごっそり失点していました。

英語の失点の大半が英作文によるものだったわけですが、慶應法学部の入試に関しては別にこの英作文の失点分は関係ないわけですよね。

 

所詮模試は模試だし、実際の入試問題とは異なります。

 

その点、過去問では何の言い訳も出来ません。

実際に過去に出題された問題なので、志望校に対しての正しい自分の力が把握できます。

 

⇩過去問の有効な使い方はこちら⇩

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現時点での正確な立ち位置が分かる

 

過去問では合格最低点が分かります。

自分の点数と、合格最低点を比較すれば過去の合格者と今の自分の優位劣位が分かります。

 

合格最低点に足りなければ力不足。

逆に超過していれば、過去の合格者と比較しても遜色ない位置にいる事になります。

 

上述の通り模試とは違い出題・問題形式に言い訳も出来ません。

真の自分の立ち位置を知る指標となります。

 

また、解いた過去問の研究を重ねる事で、志望校の問題に対して自分の弱みや、どうしたら更に得点を伸ばせるのか見えるでしょう。

分析と対策を繰り返すことで、効率良く得点を伸ばすことができます。

 

このような工夫も施しながら常に合格点以上を取り続けられるようにすることの方が、模試の判定なんかよりも遥かに合格への信憑性が高いと言えます。

 

さいごに

できることを愚直にやろう

模試は自分の学習進捗を知る指標としては参考にはなりますが、絶対ではありません。

少なくとも模試の成績の良し悪しでモチベーションが左右されるべきではありません。

 

合格に向けてひたすら出来る事に愚直に取り組むという姿勢は、常に持ち続けて下さい。

これだけは不変です。

 

その上で過去問は指標としても、志望校対策としても上手く活用すると良いと思います。