あなたが偏差値40からmarchに合格した場合。
多くの人はそれを、
レアケースと捉えるかもしれません。
「偏差値40から受かるほど甘くはない」
こういう意見が多数派な気がします。
でも偏差値40からmarchに受かろうが、
僕はその合格を必然だと思います。
確かにmarchは舐めていい大学ではない。
marchに行きたいけど受からない。
そんな受験生は数多くいるでしょう。
でも、それとこれとは別問題です。
偏差値40からでもmarchに合格できる。
そこには必然的な理由があります。
今回は、その理由と勉強法を併せてお話しします。
【前置き】marchは甘くはない
舐めてはいけない
「偏差値40からでも受かる」
こう聞けばmarchを舐めている、
と受け取られても仕方がない。
でも、それは本意じゃありません。
「marchは余裕」とか、
「marchは最低限だ」とか。
こんな意見もチラホラ見ますが
僕はそう意図している訳じゃない。
これは出身高校や、
その人が生まれ育った背景によって、
当然見方は変わるでしょう。
進学校に通っている。
高学歴一家に生まれ育った。
このような人達には、
素直な意見なのでしょう。
”優秀に対する基準”が、
環境的に高くなりがちなので、
それも仕方ありません。
しかし世間全般で見れば、
そのような人の方が稀です。
大学受験においてmarchは十分優秀な層。
舐めて受かるほど甘くはない、
そう思っておいた方が良いです。
marchって上位10%らしいですしね。
「marchを舐めてはいけない」
「だけど偏差値40からでも全然合格できる」
これが今回の話になります。
舐めても良いとか、
そういう意図はありません。
marchを舐めることは、
しないようにしてくださいね。
・marchは甘くないよ！舐めてはいけない理由はこちら⇩
marchは甘くない？小中公立でバカ高から慶應行った僕が客観的に解説してみよう
偏差値40からでも合格できる理由
偏差値40からでも合格できる。
その必然的な理由について、
これから説明していきます。
主な理由は以下の2つです。
・実際に僕の教え子が受かってる
・marchは超標準的なレベルの問題ばかり
・偏差値40も60も誤差
これらにも関わらず何故多くの人は、
marchに合格できないのか、
というところまでがワンセット。
ここまで読んでくれれば、
受かる気がするという考えを、
持てるようになるはずです。
では一つ目から見て行きましょう。
実際に教え子が受かってる
僕の教え子は偏差値40～45から、
普通にmarchに受かっています。
それも3ヶ月とかそんなもんで、です。
一番ひどい状態の人なんかは、
偏差値不明＆2か月半弱という方がいました。
その人は地方大学に通う、
大学2年生でした。
失礼ながら名前も聞いた事のない大学で、
大学2年生の11月下旬になって、
突如その年の受験を決めた。
そういう背景で僕に相談をくれました。
英語と国語は大学入試以来やってない。
それも名前の聞いたことない大学での話。
だから英国は全然期待できない。
かと思えば世界史は勉強したことなく、
そもそも高校時代に選択すらしてないと。
要するに世界史は完全未履修。
こういう状態で残り2～2か月半しかない。
・英国は期待ゼロ
・世界史はそもそも選択すらしてない＝未履修
・残り2～2か月半
で、どうなったか？
明治の法学部に行きました。
ちなみに沢山受けて引っ掛った、
ということではありません。
受験費用が実費だったらしく、
marchは明治法しか受けてないので。
このレベルでも受かる訳ですから、
偏差値40や45とかある他の教え子が、
marchに受かるなんて必然。
その上、3ヶ月とかあれば天国。
条件的に恵まれすぎ。
「偏差値40からmarch受かるのかな」
もしあなたがこう思っているなら、
寧ろ自信を持ってほしい。
偏差値40”も”ある。
時間的に3ヶ月とか場合によっては、
半年とかあるなら尚更。
合格は必然です。
で、何故こんなことが可能なのか？
それを下段以降で紐解きます。
marchは超標準的なレベルの問題ばかりだから
marchでは応用問題や、
難易度の高い知識は求められません。
仮に出題されたとしても、
合否を分けるほどの重要性は持たない。
余裕で落として良い程度でしかないです。
合格に必要なのは標準的な問題を、
しっかり解けることです。
穿った勉強をするよりも、
頻出事項をしっかり押さえていく。
そういう勉強が重要になります。
頻出事項とはオーソドックスな単語や文法、
社会なら通史レベルで必要になる知識ですね。
「大学受験の勉強として身に着けるべき力を最低限身に着けているか」
これを問われるのが、
marchの試験だと認識しておいてください。
基本的には標準レベルの問題集を、
1冊しっかり仕上げれば十分対応可能です。
この程度に仕上げるのは、
正しい取り組みをすれば、
全然時間は掛かりません。
文字通りゼロからでも、
数か月あれば楽勝なレベル。
どのように学習を進めるかは後述します。
・「marchに受かるには？」その答えはここにあります⇩
「marchに受かるには？」の答えが分かる！知らなきゃ損する情報の宝庫
偏差値40も60も誤差だから
あなたは自分の偏差値の低さを、
気にしているかもしれないですね。
でも、あまり気にしないでください。
今の偏差値が40でも60でも大差ありません。
誤差の範囲です。
「偏差値20も違って誤差なわけないだろ！」
「テキトー言うな！」
そう思われるかもしれないので、
ちゃんと説明しておきます。
偏差値60と偏差値80。
ここにはだいぶ差があります。
これは同じ偏差値20でも、
レベルが全然違います。
偏差値って上に行くほど、
上げるのが難しくなるんですよね。
50メートル走で10秒台の人を、
9秒台にするのは難しくないと思います。
でも6秒台を5秒台にするのは難しい、
みたいな話と同じだと思ってください。
イメージとしてはこんなものです。
偏差値が高くなると、
解消すべき課題も減ってきます。
つまり改善の余地が少なくなるってことですね。
何をするのが効果的なのか。
それを見出すことすら難しくなる。
その上で偏差値を上げるには、
緻密な戦略を持つ必要が出てきます。
特に７０以上になってくると顕著。
パッと見で分かるような、
目に見えた弱点はない。
そういう事が当たり前です。
だから偏差値70とか取れる訳なのでね。
穴だらけじゃそこまで行きませんし。
マイナスを無くすのではなく、
既に伸びているプラスも、
更に伸ばす必要があります。
つまり20点を40点にしようじゃなく、
80点を90点にするとか、
そういう次元での話になる。
一方で偏差値が低い場合はどうでしょうか？
偏差値が低いほど、
解消すべき課題だらけです。
少しの対策でグーンと、
あっという間に大幅に偏差値が上がります。
プラスを伸ばす必要はなく、
マイナスを埋めるだけでこれは可能です。
先ほどの例で言えば、
50メートル10秒台⇒9秒台や、
20点を30～40点にする。
その程度の次元。
最早改善の余地しかありません。
偏差値40から60にするのも、
偏差値60を80にするのも同じ偏差値20の差です。
しかし・・・
同じだけの偏差値を上げるにしても、
60⇒80と40⇒60では
その難しさが全然違います。
前者は全員が出来ることでも、
後者はそうとも限らない。
正直言うと偏差値40も60台も、
穴だらけであることに変わりありません。
偏差値60なんて何もできない、
赤子のようなものですからね。
何も出来てない中で、
ちょっとやろうとしたかどうか。
その差が偏差値40と60ってだけ。
簡単に課題は見つかるし、
それぞれの課題も容易に解決できるものばかり。
実際に僕はskinを「ハゲ」と訳す英語、
「楊貴妃」しか知らない世界史から
2か月後の模試で慶應法A判定出せました。
低い所から一定水準まで上げるのに時間は掛かりません。
今のあなたが偏差値40としても、
marchを狙えるレベルまではすぐに上がります。
誤差みたいなものでしかありませんから。
早いところそこまで上げてしまいましょう。
その延長線上には漏れなく、
marchの合格があります。
現状の偏差値を気にする必要はありません。
臆さずマーチを目指してください。
なぜ多くの人がmarchに受からないか
偏差値40からでもmarchに合格できる。
その理由を説明してきました。
しかし実際にはどうでしょう？
marchに合格できる人は多くありません。
それは何故か？
答えはすごく簡単。
「そもそも勉強をしていないから」
OR
「正しい勉強の仕方を知らないから」
この2択です。
先ほども軽く触れましたし、
後ほど詳しく説明し直しますが、
marchは標準的な問題ができればOK。
単語ならメジャーな単語帳1冊覚えるだけ。
これで十分ってことです。
他の勉強に関しても、
それくらいのハードルしかない。
これが出来ないというのは、どういうことか？
「シンプルに全く勉強していない」
OR
「勉強の仕方を知らない」
これ以外には考えられません。
僕はこれまでにも多く受験生を見てきました。
成績が伸びない受験生は、
大概どちらかに当てはまります。
基礎を仕上げ標準問題を解けるようになる。
これは一見簡単に見えるかもしれません。
当然のように思えるかもしれません。
でも、それこそが難しかったりするんですよね。
勉強の仕方を伝えると短期間でも、
偏差値20上がるとかっていうのはザラにある。
模試で言えばmarchでA判定や、
数か月で一気に合格など。
それを目の当たりにすると、
正しい勉強を行うことが如何に大切で、
かつ難しい事なのか良く分かります。
多くの受験生がmarchに落ちる、
というのは先天的な能力不足のせいじゃない。
ちゃんと勉強しているか。
正しい意識・やり方で勉強できているか。
これだけです。
ここからはmarchに合格するために、
どうしていくべきかを具体的に説明します。
偏差値40から確実に受かりたいなら
国語は捨てよう
いきなり飛び道具のようですが、
国語を捨てると一気に楽になります。
それは「合格するという意味」でも、
そして「受験勉強の量的な意味」でもです。
国語を捨てるべき理由は至極単純。
勉強のコスパが悪いから。
ヤケになっている訳ではありません。
戦略的な話です。
私立文系で国語を捨てるとなると、
少し気が引けるかもしれませんね。
「捨てる＝1科目失う」
直感的にこう考えてしまう人もいるでしょう。
ただでさえ3科目しかないのですから、
当然っちゃ当然だと思います。
ただ、そこで一旦直感に抗ってみましょう。
冷静に配点比率と得点比率を、
洗い出して考えてみて下さい。
そもそも配点には傾斜が掛かっています。
多くの場合は英語の方が大きいですよね？
そして仮に国語を捨てたとして、
0点になる事はありますか？
僕は国語の勉強は、
一度もしたことがありません。
正真正銘のノー勉です。
それでも国語が必要な、
marchや上智にも合格しています。
国語を捨てても4割前後は得点できる。
これは僕自身の経験からも、
これまでmarchに逆転で受かった、
多くの教え子からも言えること。
そして国語に使う時間を少しでも英社に回す。
その方が効率良くトータルで、
高得点を取れるようになります。
結局受験はトータルの得点勝負です。
だからリターンの大きい勉強が優先。
あなたが抱いた直感とは異なり、
国語を捨てたから０点になるでも、
即不合格になるわけでもありません。
寧ろその逆。
合格に向けて優位な進め方が出来るようになります。
具体的な根拠は長くなるのでここでは割愛します。
以下の1つ目の記事では具体的な配点比率や、
得点比率を例に出して説明しています。
国語を捨てるべき根拠が
更に詳しく分かるはずです。
・国語を捨てればmarch合格はグッと楽になる根拠はこちら⇩
【チート】marchは国語捨てるゲー！逆転合格したければ国語を捨てる勇気を持ってみ？
・文系だって国語を捨てて良い理由はこちら⇩
【選択の自由】国語が苦手？文系でも国語を捨てるという選択肢を考えてみよう
英語の勉強について
・標準的な知識があれば解ける問題ばかり
・単語、文法、英文解釈、それぞれメジャーなものを１冊だけ仕上げる
・多読は速読に繋がるが、速読の重要性自体高くないので傾倒しすぎないこと
marchの英語では難しい事は求められません。
一般的な受験レベルの単語に文法、
構文さえ頭に入っていれば解ける問題ばかり。
まずは基礎知識を頭に入れて、
正しく読めるようになることが大切です。
これだけで超大きなアドバンテージになります。
marchの受験生の大半は基礎知識もボロボロです。
そして正確に読むことすら出来ていません。
「できる気になっている」
「読める気になっている」
こんな勘違いが実に多い。
本当に悲しくなります。
足元すら固まっていない状態で、
速読なんかに飛びつくとどうなるか？
一向に前に進めず膠着したまま、
受験を迎えることとなる。
まずは基礎第一。
”必要な知識を頭に入れて正確に読む”
これをまずは念頭においてください。
単語、文法、英文解釈
それぞれメジャーなものを、
１冊だけで良いので完璧に仕上げる。
くれぐれも焦ることはないように、
腰を据えて取り組んでください。
その上で多読です。
多読はすればするほど、
読解力と速読力が向上します。
しかし多読は基礎ありきです。
基礎知識もなく正確に読めないのに、
多読だけやっても仕方がありません。
多読に偏り過ぎることは避ける。
ここには気を付けて下さい。
marchではメチャクチャ早く読める、
なんてことは必要はないです。
基本に忠実である意識は忘れず、
速読に拘り過ぎないようにしましょう。
・march英語で高得点取れるようになる方法はこちら⇩
【攻略の手引き】marchの英語で高得点取りたい？0から100まで全部教えます！
・marchの英単語のレベルは？単語帳は？なにをすればいい？⇩
march英単語を攻略する全てが5分で分かる！レベルは？単語帳は？どうやってやる？
・skinを「ハゲ」⇒1日2時間で偏差値80にした英語学習法⇩
skinをハゲと訳した僕が1日2時間で偏差値70を超えて80に到達した英語の最短距離勉強法
社会の勉強について
・理解や流れの把握などは必要ない
・通史が出来れば十分すぎる。
・通史問題集だけやりましょう。
社会は英語なんかよりももっと簡単です。
私立の歴史科目（日本史・世界史問わず）は、
理解や流れの把握が必要ありません。
marchに限らず早慶でも同じことが言えます。
その根拠は下部に貼ってある、
別記事にて解説しています。
限定的な出題パターンに沿って問われる知識と解き方。
身に付けることはこれだけ。
こんな事で軽々対応可能です。
早慶では難易度高めな知識が、
要求されることがあります。
一部の学部ですけどね。
でもmarchならばそれすらもありません。
少なくともそれが出来ずとも得点源。
オーソドックスな通史問題集を仕上げる。
この程度でも差を付けられます。。
「通史が完璧にできている」
これだけを目指してください。
それでお釣りが来ますから。
従って教科書等を使うことは一切ありません。
通史問題集のみを使った学習。
これが最も効率的でしょう。
当然ながら通史問題集よりも突っ込んだ、
難易度の高い問題集の使用も必要ありません。
であれば・・・
「通史問題集をどのように使うべきか」
この点が大事になってきますよね。
以下の一つ目の記事はmarchを含め、
私立の世界史に特化した通史学習法です。
無駄を省き最短で通史学習を終わらせる。
そのための学習法が具体的に分かります。
・流れを掴まないから早い！私立特化の最速通史学習法はこちら⇩
【流れを掴むな】世界史通史の最速学習法！何をどうやって？いつまでに何ヶ月で？
・march世界史をサクッと攻略！勉強法と対策はこちら⇩
【サクッと攻略】実は簡単？みんなが知らないmarch世界史と勉強法について！ -
・私立世界史に理解や流れの把握が必要ない理由とは？
【世界史】理解できなくても私立なら問題ない！それでも得意科目になる理由と勉強法
さいごに
まとめ
・marchは舐めてはいけないが、現状の偏差値を問わず合格できる
・国語はコスパ的に捨てるべし
・英社共に、難易度が高いものではなく基本に忠実に勉強を進める
marchは「楽勝だ」
そんな風に言われるほど簡単ではないし、
舐めるべきではありません。
一方で・・・
「今の偏差値が低いから」とか、
「地頭が良くない」とか。
こんな風に簡単に諦めるべきレベルではない。
これもまた確かな事実です。
戦略的かつ基礎をしっかり大切にしながら勉強する。
そうすれば誰でも合格できるような、
問題自体は難易度の高くない試験。
舐めすぎずも現状に悲観せず、
１つずつ着実に取り組みましょう。
その先には合格が手に届くところまで、
あっという間に行けるはずです。
⇒ 時間が無いの？3か月あればmarchに受からせてやるからちょっと来い！
⇒【march合格】高1・高2時点で知っていると100歩リード！今から知っておくべき事とは？
⇒【逆襲開始】偏差値40から慶應に受かるには？大逆転への道を徹底解剖
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