95%の受験生が知らないけど過去問は使い倒すんだよ!
受験勉強をされている人は誰でも過去問を解くと思います。
以下のどちらか一つでも答えがNoだったら是非この記事を読むことをおススメします。
95%の受験生がハッキリと答えられないでしょう。
どうですか?答えられますか?
多くの人は出題形式を知るため~とか言うと思います。
別に間違いじゃないんですけど、それじゃ4割正解くらいって感じですね。
残念ですが、ぶっちゃけ全然考えが足りていません。
過去問が勿体ないです。
もし本当に志望校に受かりたいなら過去問は死ぬ気でやってください。
無駄なく使い倒してください。
今回は過去問の全てについて話します。
過去問が持つ意味や、使い方、いつから、何年分解くのがいいかに至るまで全部です。
第一志望の大学の過去問の使い方を覚えて帰ってください。
過去問が持つ本当の意味とは?
出題形式が~とかだけじゃないんよ
まずは過去問を解く意味について考えてみましょう。
過去問を解けばその時点で自分が何点取れるかが分かり、合格点までどれ位かの目安になります。
また、どんな形式で出題されるのかも分かるので実践慣れをすることも出来ます。
勿論、これだけでも過去問を解く意味が無いとは言いません。
十分に意味が有ると思います。特に出題形式を知れるというのは、当日問題を解く順番を想定して準備する事が出来るので非常に大切です。
しかし、僕が一番大切だと考えるのは出題者の好みが分かるということです。
これがどういうことか説明しましょう。
過去問には傾向があるということは分かりますよね?
その傾向には出題者の好みが詰まっています。
こんな知識を問いたい、こんな風にして受験生を引っ掛けるのが好き、この手のパターンが多い等が情報として過去問には凝縮されています。
これを知れることがどれほどに有効か分かりますか?
問題を解いていても出題者の手の内が読めるので他の人が引っ掛かりそうな問題でも間違えません。
出題者が問いたい知識の傾向が分かっていれば、事前にこちらはそれ用の対策を行う事も出来ます。
これらの情報は過去問を上手く使えば引き出すことが出来ます。
情報=力です。このような意識を持って過去問に取り組めるかどうかで、基本学力に差が無くても受験当日は大きな差となって現れます。
ここまでやって初めて過去問対策ということが出来ます。
過去問の取り組み方
どうやって使うべきか?
さて先ほどは過去問が持つ意味について考えましたね。
ここで受験生が過去問に取り組む際に意識すべきことは大きく2つあります。
それぞれ説明していきましょう。
まず前者は分かりやすいのではないでしょうか。
過去問を何年分か解けば、あるていど出題形式が見えてくると思います。
大問はいくつあるのか、その難易度はそれぞれどうか、自分が得点しやすいのはどこか、どこに時間を掛けるべきか。
このようなことが見えてくるはずです。
そうしたら自分が最も得点を伸ばしやすい順番で解く順番を決めましょう。
この際に気を付けて欲しいのは、各大問に割く時間を厳密に決め過ぎないことです。
試験と言うのは何が起きるか分かりません。もしかしたら難化するかもしれないし、想定していた以上に時間が掛かったりするかもしれません。
ここで時間を厳密に決めすぎると、時間に拘るあまりに当日の試験で時間を掛けるべき問題を見誤ったり柔軟な対応がとりにくくなってしまいます。
なので、ここでは解く順番はある程度きっちり決めても良いですが、掛ける時間は大雑把に幅を持たせて決めましょう。
そして後者、出題者の好みを知り手の内を知って対策を立てるにはどうすべきかについてです。
漠然と過去問を解いていても出題者の意図なんて見えてきません。
大事なのは、何を考えて出題してるのかに気を配る事です。過去問を解く際もそうだし、復習の際にも持つべき意識です。
過去問を解く際に「あー、出題者は多分ここに気付いてほしいんだろうな」と考えながら解くだけでも問題の見え方はかなり変わってきます。
また、復習の際には正しい根拠を持って答えられなかった問題の研究が大切です。
もし知識不足で解けなかったなら、その知識はどんなレベルにあるのか?難しくはないけど抜けがあったせいなのか、それとも高いレベルの知識なのか。
知識的には問題なかったのに間違えたなら、それは出題者に上手くしてやられたってことです。じゃあ、それはどんな仕掛けがあって引っ掛かってしまったのか。その仕掛けに気付くにはどうすればよかったのか。
このように間違えた理由を追求して正答に至る根拠を明確にすることで、出題者の手口は見えてくるようになります。
そして過去問を繰り返し解いていれば、この様な手口に傾向やパターンがあることに気付くでしょう。
またこの手の仕掛けで引っ掛けに来たのか。やっぱこのレベルの知識を求めるのが好きなんだ。というのが分かります。
ここまで気付ければ後は対策を練るだけです。
知識不足だと思うなら求められるレベルの知識を入れればいいでしょう。
お馴染みの引っ掛け手法があると気付いたら、それを意識して過去問を解くうちにそのパターンに慣れて解説を見ずとも問題を解く際に自力で気付けるようになるでしょう。
相手の手の内に気付けるようになるには過去問を解く際、復習の際に持つ意識が非常に大切です。
過去問は何年分、何回やるべきか?
過去問を解くべき本当の理由がお分かりになった今、一周すれば十分と言う人はいないと思います。
ここまでお話ししたような意図を全て汲み取った上で過去問を解くなら10年分以上は解きたいところです。それぞれ極力満点に近づけるようになるまで5~10回は繰り返すべきだと思います。
出題者がどのレベルの知識を要求しているかだけならば10年分を一回解けばある程度把握できると思うのですが、出題者の意図を理解し、問題解きながら手の内を読み取れるようになるまでには多くの時間を要します。
過去問を繰り返し解きながらも満点が取れないということは、知識なのか出題者の意図を汲み取る上でなのかは分かりませんが、どちらかがもしくは両方が完璧でないことを意味しています。
要求される知識、出題者の意図まで体に染み込ませ反射的に分かるようになるまで繰り返すことをおススメします。
いつからやるべきか?
10年分を極力満点に近づけるように繰り返し解くということから逆算して考えましょう。
一か月で出来る事ではないのは分かりますよね?
僕は出来る事なら10月くらいからは着手するべきだと思います。
過去問をまずは一周して要求される知識レベルを認識したら、それを埋め合わせる作業が必要です。そこには三か月くらいは見積もった方がいいでしょう。
また、出題者の手の内を完璧に理解するように何度も繰り返して解こうとするとどうしても2~3か月は見ておくべきです。
これらから解き始めは少し余裕を持って10月くらいを見ておくべきだと思います。
さいごに
難化した入試で独り勝ちできたのは過去問のおかげだった
僕は実体験から過去問の重要性が痛いほどわかります。
僕が進学した慶應法学部の入試で英語が激難化して平均点が70/200だったことがあります。難化の原因は凄まじい語彙問題です。
僕は過去の傾向から語彙はかなり高いレベルにしておくべきと踏んでいたので、当日は寧ろ得点源とすることができ平均点の二倍という独り勝ちを見せました。
みなさんも過去問をフル活用して他の受験生に差を付けて下さいね。
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(世界史で書いてますが、取り組み方自体は日本史でも可能です)
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