今回は慶應法学部に特化した記事になります。
僕は慶應法学部の試験については飛びぬけて自信がありました。
天と地がひっくり返っても慶應法は受かる、くらいの自信です。
自慢じゃない、とか謙遜するつもりもなく全力で自慢する勢いで自信に満ち溢れていました。
というのも、僕は小論文抜きでも合格できるくらいに英語と社会を仕上げてしまったのです。
これは、僕が頭が良かったという訳ではなく秋冬以降に取り組んでいた対策が功を奏した結果です。
以前、別の記事で慶應法学部に向けた英語と社会の対策の全容について触れましたが、今回は僕がやって良かったと感じる直前対策について紹介します。
この直前対策が無ければ英社のみで合格するレベルにはならず、凡庸な合格点しか取れなかったと思います。
もしもあなたが慶應法学部を志望していて、絶対に受かりたいと思っているのであれば是非ご覧ください。
「ぶっちぎりで合格する」ためのサポートになるはずです。
・天と地がひっくり返っても慶應法に合格する直前対策
・実際筆者は英社のみで合格点に到達した
慶應法直前対策の基本方針
目指すは英社2科目で合格点
・目標は「英社2科目で小論文含めた3科目の合格点に到達する」
・知識問題が大きな壁
・基礎学力が足りない人は、まずは合格点取れるようになってから
まず僕が今回紹介する直前対策では、「英社2科目で小論文含めた3科目の合格点に到達する」ことが目標です。
合格点ボーダーだと何か1つミスったり、緊張で実力が発揮できなかった際には不合格が濃厚になります。
そんな不安定なのは怖いですし、低次元な落ち方で1年間の努力が引き飛ばされるなんてありえない、という考え方に起因します。
この目標を達成するに当たり、一番の障害は知識問題です。
知らないと解けない系の問題も多く出題されるので、知識量が乏しく知識問題でボロボロ落とすようだと目標達成は俄然厳しいものになるでしょう。
なので知識対策が大きなウェイトを占めています。
とはいえ、慶應法の試験で知識対策が一番大事という訳ではありません。
合格点は取れるような基礎学力が無い状態で本記事のような知識対策の前にやるべきことは沢山あります。
今回は、合格点は取れる上で「ぶっちぎる」ための対策であるということは覚えておいてください。
⇩まずは合格点を目指したい基本的な慶應法対策はこちらから⇩
慶應法直前対策:英語
単語・語彙編
・大半の受験生にとって「捨て問」でも得点する
・どんな難易度の年でも対応できなければ意味がない
慶應法学部では、その出題頻度は年にもよりますが異常に難しい語彙を求められる年があります。
「そんなの知らねーよ」と感じるレベルの問題ですね。
合格点ボーダーを狙う際は、「捨て問」として勘でマークしてスルーするのが賢明ですが、今回の直前対策の目的としてはこの辺りの問題も解けるようになる必要があります。
これでお分かりだと思いますが、この直前対策では英社問わず大半の受験生にとっては「捨て問」となる問題も全部とは言わずとも得点することを目指します。
僕が直前対策としてやっていたことは
英検1級の単語帳と英検1級の語彙問題集です。
単語を単に覚えていても実際に出題されたときに解答できなければ意味がないので、単語帳のサポート的役割として語彙問題集も併用していました。
僕の感覚としては英検1級までキッチリ覚えたら、語彙に関しては見た瞬間に殆どの問題に対応できるようになります。
その語彙の意味を知らずともデキる受験生は、消去法などで2択までは持っていけることが多いので、知らなかったら確実に即失点という訳ではないかもしれません。
でも、その語彙が分からないからと2択に絞る作業には多少なり時間は掛かるし、確実に得点できる訳ではないので基本的な試験対策が済んで直前対策に取り組む余裕があるのであればやっておくべきでしょう。
また、年度によっては英検1級を完璧にせずとも対応できる年も多々ありますが、語彙が激ムズの年度でも対応できるように万全を期しておかなければ、この直前対策の意味が有りません。
10月中旬から受験期まで取り組んでいました。
3ヶ月半という期間は、人によっては「そんな短期間では覚えられない」みたいに思うかもしれませんね。
単語を早く覚えるコツや、何を意識して覚えるかに関しては以下の記事で確認してください。
長文読解編
・絶対的な長文読解レベルの向上
・慶應法は情報処理ゲーなので、読む・解く速度を極限まで高める
長文読解の神髄は、速く正確に読むことです。
解法テクニックなどは勿論存在しますし、過去問演習を通じて戦略を練ることで得点率は上げられます。
そんなことは百も承知です。
ただ、それらは言ってしまえば小手先です。
小手先だけでは今回目指している次元には到達できないので、まずは絶対的な長文読解レベルを上げる必要があります。
そこで僕がやっていたのは
英検1級の長文読解問題集です。
英検1級の長文で合格レベルになれば慶應法なんて簡単に感じるだろうというのがキッカケでした。
慶應法は私立文系の中でも難しい方に位置しているので、ある程度対策をし終えると、他にどんな対策をしようかと考えた際に、上記の考えに至りました。
先ほどお伝えした英検1級の単語の確認にもなりますし、新たな語彙増強にもなります。
英検1級の単語帳に取り組んでいても、うーんと考えて意味が出てくるようでは実践では使えません。
apple=りんご、と同じくらいの感覚で英検1級の語彙も早く意味が頭に浮かぶかどうかを確認できる良い実践機会になります。
また、一般的な大学受験レベルでは絶対に縁がない単語でも慶應法では出題される「可能性」があります。
そこに備えて、長文内で分からない語彙は全て潰していく事で、万一慶應法の試験で出た時に確実に得点できるよう備えることができます。
可能性は低くとも、その可能性すら潰すことが直前対策の目的です。
ただ、初めはやはり難しく感じました。
文章のレベル的にはある程度対応できましたが、制限時間内にというのはある程度訓練しないといけませんでした。
慶應法は情報処理ゲーみたなところが多々あります。
読むスピードも、解くスピードも必要です。
英検1級の長文読解に取り組むことで、速く正確に読んで問題を解くという情報処理能力は飛躍的に高められたと思います。
しかし、これは基礎学力が無ければ意味が有りません。
解いても訳が分からず何も得ることなく時間だけ経過するということになりかねませんので、大学受験の長文は敵無しという状態になってから取り組むことをおススメします。
慶應法直前対策:社会
用語集
・用語集学習は基本効率悪いが慶應法の「詰め」には有効
・日頃お目に掛からない低頻度の用語・知識をピンポイントで吸収できる
僕は基本的には用語集を使った勉強はおススメしていません。
私立文系の社会科目攻略にあたって、非常に効率が悪いからです。
用語集を使った学習が効率悪い理由は以下の記事をご覧ください。
しかし、本気で慶應法で高得点を狙う直前対策としては用語集は非常に有効です。
普段中々お目に掛からない頻度の低い用語を効率良く得点源に変えることができます。
用語集頻度1のような知識は、問題集を解いていても過去問を解いていても出くわすことはそれほど多くありません。
しかし、慶應法は容赦なく出題してきますので、そのための対策です。
ただ、ある程度勉強が進んでいる人ならそれほど重たい作業ではありません。
用語集頻度1,2辺りでも既知のものも結構混じっていると思うので、分からないものに絞ってピンポイントで押させるだけで十分です。
過去問
慶應法志望でも、早慶なら学部問わず解いてみる事をお勧めします。
色んな知識に、色んな出題パターンで触れることができるからです。
早慶の学部問わず過去問を解く理由は大きく2つあります。
・未知の知識の吸収
・既知の知識のイレギュラーな出題パターンへの対応
まず第一の目的に、未知の知識を吸収できます。
問題集を含め、それまでの学習の中で触れる事の無かった難易度高めの知識に出くわすことができます。
早慶なら比較的簡単とされている学部でも未知の知識に出くわすことはありますので、積極的吸収しましょう。
未知だったものはメモにまとめて覚える事を日々のルーティーンにするのが良いと思います。
次に、既知の知識を色々な出題パターンで触れることができます。
原則として、慶應法でも難易度の高い知識に関しては捻って出題されることはありません。
その難易度高めの知識をカバーするのは、過去問の第一の目的であったり、先ほどの用語集です。
一方で、難易度の高くない知識については、少し捻った変化球のような出題パターンが見受けられます。
その知識や用語自体は知っていたのに、出題のされ方が普段と異なるために失点してしまうことがあります。
この練習としては早慶の過去問が打ってつけです。
頻出に知識について、色んな角度からの出題に触れる事で勿体ない失点を防ぎ着実に得点できるようになるはずです。
過去問を多用する上で2つほどポイントをお伝えしましたが、以下の記事をご覧頂くとより詳細に伝わると思います。
さいごに
「ぶっちぎり」で受かりましょう
既にお伝えしましたが、今回の記事は頑張って合格点を取ろうというのではなく、既に合格点を取れる人が合格を固くするためのものです。
なので、ここまで読み切ってくれたあなたには既に基本的な学力は十分ある事と思います。
あとは「詰め」だけです。
残された期間でキッチリ詰められれば、不安要素は全て排除して、運任せではなく超必然的に合格できることでしょう。
⇩直前対策だけではなく、慶應法の英語・社会対策の全容はこちらです⇩