偏差値60を過大評価して自分の中で大きいものにするのは止めましょう。
偏差値30,40,50,60なんてドングリの背比べです。
基礎の基礎すらまともに出来ないという意味では偏差値30~60までどれも大差ありません。
1~2か月もあれば無理なく埋まる程度にしか差がないです。
そうは言っても中々信じられないと思います。
実際にその状態から偏差値を大幅に上げる経験がなければ信じるのが難しいのも無理はありません。
しかし、これは僕の実体験に基づきます。
僕自身、skinを「ハゲ」と訳したり世界史は楊貴妃しか分からないガチ底辺レベルから2か月で慶應法学部でA判定を出しました。
これは僕が特別ということではなく、僕が指導する受験生でも偏差値40切った状態から1~2か月で偏差値20以上も上げるというのは珍しい事ではありません。
偏差値60までなんて誤差でしかないので驚くくらい簡単に上がります。
もちろん根拠もあります。
そこで今回は、偏差値30~60なんて誤差でしかない理由と近道で偏差値60まで上げる方法について解説します。
「誤差でしかない理由」のヒントは50メートル走です。
・偏差値30や40から偏差値60まで上げたいあなたへ
・偏差値30~60なんて誤差でしかない理由と近道で偏差値60まで上げる方法が分かる
偏差値30や40と偏差値60が誤差でしかない理由
偏差値30や40のレベル
偏差値30や40というのは、大学受験におけるその科目に関して何も身に付いていない状態です。
基礎ができていない、というよりは基礎への入り口すらも手を付けていないということです。
なので問題を解こうにも何も分からず、もはや何が分からないのかも分からないでしょう。
敢えてキツイ言葉を使えば、大学受験生の中での立ち位置としては圧倒的劣位、つまり下の下に該当するということになります。
このレベルのままでは受かるとしても名も無き大学になるでしょう。
当然ながら難関大学への合格は難しいです。
ここまで読んで「あー自分はダメなんだ」という風には思わないでくださいね。
この状態からでも全然ひっくり返す余地がある理由こそが、ここから伝えたいことですので。
今のままじゃ良くないってことは自覚しつつも、前向きに以降を読み進めて下さい。
偏差値60のレベル
偏差値60~65で上位15~6%に入るので、相対的には優秀な層になります。
名前の知られた大学への合格も現実的になるラインでしょう。
偏差値30や40とは違い、模試なんかを解けば分かる問題も多少はあるはずです。
しかし、この程度であれば正直基礎の基礎もままなりません。
例えば英単語や英文法であれば単語帳や問題集も全く完璧に出来ていないレベルで、まだまだ穴の多い段階です。
なので偏差値60を超える位であれば応用問題が解ける必要はなく、基礎が多少できるだけでも十分達成可能になります。
それにも関わらず偏差値60で上位に位置するということは、それだけ多くの受験生は基礎すらものに出来ないということです。
ちなみに偏差値50となれば尚更です。
サラっと触りだけ勉強しただけで、基礎が出来ていないとかそんな次元ですらなく基礎の基礎もままならない状態です。
要するに偏差値60、そして偏差値50であれば尚のことですが持つべき意識を持てていない、やるべきことがサッパリ出来ていないレベルだってことになります。
【結論】数字上は大差があるが、その差は短期間で埋まる
偏差値30、40、50、60と数字の上では大きな差があるように感じますよね?
しかし、偏差値で重要なのはその数字上の差の大きさではありません。
偏差値は上に行くほど上げるのが難しくなります。
低い偏差値を20や30上げるよりも、高い偏差値5や10上げるほうが大変だったりするということです。
これは50メートル走のタイムを10秒台から9秒台にすることは少しのフォーム矯正や練習で可能でも、6秒台を5秒台にするなど一定の水準以上はタイムを上げるのが難しくなる事と似ています。
もしくはゲームでレベルを上げるのは、レベルが低い時ほど簡単でレベルが上がるほどしんどくなるってイメージでも良いでしょう。
偏差値は低いほど上げやすいです。
それは改善の余地、伸びしろしかないからです。
穴だらけなので少し手を打てば簡単に10も20も上がります。
これは才能に依存することはありません。
一方で偏差値70を75にするのは同じようにはいきません。
75を80にするのはもっと難しい作業です。
出来ることはある程度やってきているので改善の余地や伸びしろも限られます。
残り少ない自分の改善点を正確に把握した上で適切に対処しなければいけません。
もしかすると、この辺りからは才能の壁なんかもあるかもしれないです。
極端な話、偏差値が低い時には1やって10のリターンがあっても、偏差値が高くなれば10やって1のリターンがあるかも分かりません。
以上の事から伝えたいこととしては、偏差値の見掛け上の数字の差ではなく中身に注目しなければいけないということです。
そして、先述の通り偏差値30、40、50、60というのは結局どこまで行っても基礎すらままならない状態です。
偏差値10、20、30も違うとなると大きな差を感じざるを得ないかもしれませんが、その実は誤差の範囲でしかありません。
基礎が1つも分からない状態と、そこに一本の毛が生えたかどうか程度です。
この差はすぐに埋めることができます。
偏差値75を80にするのは短期間では難しくても、偏差値60までならどれだけ低い位置からでも1ヵ月・2か月あれば埋まる程度の実力差しか無いということです。
偏差値30・40から偏差値60への近道
【前置き】勉強する科目を把握した上で可能なら絞る
根本的な話ですが、英国社しか試験で課されないのに数学を勉強する必要はないですよね?
まずは自分が受ける受験科目の把握する必要があります。
その上で、受験科目として課されるからといって必ずしも勉強しなければいけないということではありません。
寧ろ受験科目として試験で課されるけれども戦略的に捨てて勉強しない、というのは勇気は必要かもしれませんが結果には大きく寄与するはずです。
例えば慶應では小論文が課されますが小論文の勉強は必要がありません。
march以下の私立文系では受験科目として国語があるけれど国語の勉強はしなくても合格に支障ありません。
寧ろ、どちらも小論文や国語を捨てて英社特化でやる事で合格に寄与します。
受験科目が1つでも減るってことは数百時間を削る事に等しいです。
なので自分が勉強すべき科目とそうでない科目に絞って、やるべき科目を明確にしましょう。
もちろん志望大学によっては受験科目を満遍なく勉強するほうが良いこともあります。
なので、あなたの志望大学に合わせて考えることが必要です。
もしも受験科目を絞った方が戦略的に有利だと判断できたなら、積極的に科目を絞って必要な科目に特化して勉強するようにしてください。
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焦って難しい事には手を出さない
偏差値60って聞くと応用に手を出そうとする人がいますが、それはかけって遠回りです。
偏差値60過ぎまでは基礎の基礎です。
応用に取り組もうとしなくても問題ありません。
どんな模試であっても標準的な問題が解ければ偏差値60には必ず届きます。
なので応用問題自体出来る必要がないんです。
それに偏差値30や40から勉強を始める場合、基礎がしっかり出来上がる前に応用に手を出すことは逆効果です。
基礎が出来ずして応用から得られることはありません。
仮に応用に手を出すにしても、それは基礎が定着してからであるべきです。
少なくともこれから当分の間は基礎を念頭に置いて勉強しましょう。
それは偏差値60に早く到達する上でも、ゆくゆくはその上を目指すにしても基礎の徹底が第一です。
長期戦じゃなく絶対に短期決戦で考えるべき
偏差値30や40から偏差値60に持って行くに当たっては大して時間を要しません。
この程度であれば勉強時間も1~2か月で済みます。
この際、長期戦ではなく短期決戦で考えるべきです。
時間を掛けるべきではありません。
その理由は2つあります。
・そもそも時間を掛けるようなことではない
・時間を掛けるほど
まずは偏差値60になるまでに身に着けるべきことは多くありません。
基礎事項さえ出来れば良いわけですが、それは正しいやり方で勉強できれば短期間で身に付くものです。
早くに偏差値60まで行ってしまえばその後の選択肢も広がります。
当然安心感も得られるし自信にもなるはずです。
時間を掛けなくて達成できる以上は、早ければ早い方が良いに決まっています。
そして、時間を掛けるほど失敗率が高まります。
計画を立てて着実に取り組むことと、無意味に目標達成を先延ばしにすることは別物です。
先述の通り偏差値60になるためにやるべきことは多くありません。
そんな中で長期戦で考えることは、すなわち出来る事を先延ばしにすることと同じです。
出来る事を先延ばしにすれば、気持ち的に持つべきではない余裕を嫌でも持つ事になりかねません。
そのような甘えは勉強にネガティブな影響を及ぼしかねないし、極力排除しておくべきです。
そして出来る事を先延ばしにした挙句、仮に思う様に勉強が進まなかった時は軌道修正が難しくなります。
前倒しで考えておくことで、もしも上手くいかないことがあっても取り返すチャンスを残しておくことができます。
偏差値60に必要なことが多くはない以上、可能な限り早くに到達できるような取り組みをしましょう。
これは着実に目標を達成する上でも、その先の可能性を広げる上でもポジティブに作用するはずです。
「何を・どうやって」進めるか最短距離スケジュールを決める
近道を歩みたいのであれば無駄な事をするべきではありません。
やるべきことは少なければ少ない方が良いに決まっています。
そのために、自分が最短距離で目標を達成するためのスケジュールを考えましょう。
ただ闇雲に勉強するだけでは的を射ない勉強をしてしまう恐れがあります。
そのせいで目標を達成できなかったり、達成できても大きく回り道をすることになりかねません。
始めて行く目的地にマップも使わず道を探して進むのか、マップ検索してその道筋通りに進むのかというイメージに近いですね。
近道をするためには、あなたがやるべき勉強に道筋を用意する必要があります。
・偏差値60になるまでにやるべき勉強は何か?
・その一つ一つの勉強は、いつまでにどんなペースで進めていくのか?
これらを自分なりに明確にしてまとめるなど可視化しておくのがおススメです。
そうすれば以後勉強を進める際の指標として、そこに沿って勉強を進めることができます。
この際のコツとしてはゴールから逆算するということです。
逆算ではなく前から考えてしまうと、ゴールからスタート地点までが一直線にならずにマップ検索しないで手探りで歩くような状況になってしまいます。
一方でマップ検索すると目的地を入力することでルートが出てくるように、ゴールから逆算することでゴールとスタート地点を一直線で結びつけるやるべき勉強が見えてきます。
詳しい考え方は以下をご覧ください⇩
【下克上スケジュール】落ちこぼれから逆転合格を可能にしたのはスケジューリングだった - K.O diary
勉強法の工夫
軽自動車VSスポーツカー、どちらが速いでしょうか?
軽自動車でも目的地に辿り着くことは出来ますが、スポーツカーと比べればかなり多くの時間が必要でしょう。
この考え方は勉強法でも同じです。
いや、受験勉強では目的地にたどり着けない事すらあるでしょう。
効果の薄い勉強法を用いて勉強した際、そもそも何も達成できずに終わるかもしれません。
仮にゴールに達成できても膨大な勉強時間を要します。
一方で勉強法を工夫して最小の努力で最大の効果を得ることができれば、短時間で目的を達成できるでしょう。
もしかすると当初の予定よりも大幅に偏差値も上がって、今狙っているよりも上の学校も狙えるかもしれません。
しかい大半の受験生は、先の例で言うところの軽自動車で勉強をしがちです。
外から見ると「え、何にそんな時間掛けてるの?」と思うようなことにも、平気で大量の時間を投入します。
偏差値60程度であれば、ひたすら軽自動車で走りまくっても達成できるかもしれませんでも時間が掛かる事は承知の上、そこまで届かない事も視野に入れて下さい。
もしも、それを避けるというのであれば勉強法をしっかり考えましょう。
たったそれだけの事をするかしないかだけで、1つの勉強に対するリターンは大きく変わるはずです。
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【ズルい英単語】大学受験なのに短時間で英検1級単語帳まで完璧にした覚え方 - K.O diary
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【補足】勉強法や進め方に関して身近に頼れる人がいると良い
偏差値に関係なく志望校に合格する・偏差値を上げるに当たって、受験勉強を進める中で自分のやり方に自信が持てなくなる人は少なくありません。
それが偏差値30・40であれば尚更です。
そんな時に勉強法や進め方に関して気軽に質問できる人が側にいることは凄く心が楽になります。
何か迷った時に相談することで自分の悩みを解決してくれます。
または相談することで自分のやり方は間違っていなかったと再認識できたりします。
答えがない中で無駄に悩み続けることはなくなるし、精神的に落ち着いて安心して自信を持って日々の勉強に取り組むことができます。
これは僕の実体験です。
僕には相談相手が1人だけいて、受験までに2~3回しか相談することはありませんでしたが相談するたびに気持ちをスッキリさせることができました。
悩みを解決してもらうでも単に安心感を得るでも、モヤモヤせずに勉強に打ち込めるというのはそれだけでも大きな意味を持ちます。
これは身近にそういう人がいるかいないかという環境に大きく左右されますが、相談できる人が側にいるようなら積極的に頼りにすると良いでしょう。
さいごに
まとめ
・偏差値30~60では基礎が出来ていないという意味では同じ
・偏差値60までに必要な基礎はすぐに身に付くので、全て誤差でしかない
・短期決戦のつもりで、基礎を意識してスケジュールを組んで正しい勉強でやれば身に着けるべき事項は1~2か月もあれば十分に身に着けられる
まーじで偏差値30・40も60も誤差でしかありません。
どちらも等しく基礎すらままならないからです。
偏差値60と聞くと勉強できそうなイメージを持つかもしれませんが。不必要に自分の中で存在を大きくしないようにしましょう。
ちゃんとやるべきことを然るべき方法で勉強すれば一瞬でその差は埋めることができます。
勉強し始めの頃は何も分からず少々しんどいかもしれませんが、ちょっとの辛抱です。
気付いた時には偏差値60は余裕で越えているはずですので頑張りましょう。
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