数弱を自覚する慶應志望の諸君
私立文系の大学受験では数学は一切出来なくても試験に合格できますよね。
それは慶應大学でも同じ事です。
僕は簡単な因数分解でギリギリなほどの数弱で、リアルに中学生以下な頭しか持ち合わせていません。
ここまでとは言わなくても、数学が苦手で社会受験にしている人も慶應志望の中には多いんじゃないですか?
でも、一歩間違えば入学してから大変なことになるかもしれません。
「うっわ、入る学部間違えた」なーんてことは案外慶應生の中でもあるあるです。
ぼくも入る学部間違えてたら大変な思いをしていたのは間違いないです。。
それくらい数弱にとっては入る学部って地味に大きな問題なんですよ。
僕は経済蹴って法に行きましたが本当に助かったと思っています。
まあと言ってもまずは受かるのが最優先ですし、どの学部に実際進学するかはその時に決めればいいと思うんですが、志望度を決める際の参考にしてください。
数弱にしんどいのは商と経済
過度な数弱で強制退学になった先輩の話
数弱であれば商と経済はしんどいかもしれません。
数学っぽい授業が結構あります。
商学部なら微積分や統計などが必修ですし、数弱には少々きついかもしれません。
そもそも僕は微積分という言葉は知っていますが、それが何なのかすら分かりません。
必修以外にも簿記の授業であったり、まあ何かと役には立ちそうだけど数学っぽい要素の絡む授業があっておススメは出来ません。
経済はもっと大変でしょう。社会受験であるB方式であろうと数学っぽい授業も多く数弱は結構苦しみます。
そこそこ有名な進学校出身者でも数弱が原因で単位を落とす事は多いです。
数弱だけが原因ではないかもしれませんが留年率も文系では一番高いはずです。
1つ僕の知っている怖い話をします。
僕の先輩、というよりは知人に近い人に帰国子女で、しかもかつて慶應プレで世界史全国3位を取った慶應受験の模範みたいな人がいます。
彼は法学部も受かっていたのですが経済に進学しました。
が、いかんせん数弱です。勉強しようと授業に出ようと中々上手く単位が取れずに留年を繰り返していました。
慶應は大学に在籍できるのは最大8年間在籍することができます。
そして8年で卒業できない人は強制退学になります。(慶應では放塾という)
留年を繰り返した結果、彼は8年目に突入していました。
そこに立ちはだかった大きな壁は必修科目(必修科目は単位取得しないと卒業できない)でした。
その人は毎回授業にも出ていたし、テスト勉強もしていました。
それにも関わらず、その必修科目を何度となく落としてきたのです。
8年目の今回、この試験を落とせば強制退学です。8年通った慶應大学を卒業できずに離れる事になります。
しかし残念ながら、その年も必修を落としてしまい8年目にして強制退学、卒業できずじまいにになってしまいました。
どうです?恐ろしい話だと思いませんか?
きっと僕も経済学部に入っていれば同じ道をたどっていたように思います。
入る学部を間違えるとこのようなしんどい思いをする可能性があるということです。
もちろん数弱だから経済は絶対に卒業できないなんて言うつもりはありません。しかし、自分が結構重度な数弱だと思う人は卒業できても大変な思いをする可能性は高いので、そこは理解しておきましょう。
文と法なら余裕
試験は丸暗記
法も文も数学的な苦悩は殆ど無いはずです。
一応法学部政治学科だと経済原論というのがありますが、中学以下の僕が通るような試験です。解法をある程度暗記して、とりあえず書いておけば単位は来ます。(評価が高いかは置いておいて)
数弱は文か法をおススメします。
試験はとにかく暗記です。考える力どうこうや数学的素養、論理的思考とかではなくて私立文系の受験と同じで詰め込みができれば大丈夫です。それも試験対策や過去問が出回っているので要点は絞れます。
経済なんかだと英社で入試に受かる力があっても数弱だと単位取得や卒業が難しかったりしますが、文と法なら受験に受かる力があれば卒業する能力として十分なので、入学してからも安心です。
数弱が複数の学部受かった時の進学先の決め方
基本は偏差値順で決めることが多いと思います、
よほど明確な動機が無い限りはそうなるでしょう。
多くの場合は、法と文や法と商なら法に行く方が良いと思います。
文は数弱でも問題ないですが、法の方がブランド強いです。
商は数弱は多少しんどい割に、法の方がブランド的に上です。
法と経済に関しては、数弱でなければ迷う余地がありますが数弱なら100%法に行った方が良いです。就活でも世間的な評価も差異はありませんが、進級や卒業は絶対に法の方が楽でしょう。
少し厄介なのは、経済と文、商と文のパターンです。
前者に関しては、就活とか他者からの評価的には経済の方が断然良いです。伝統的な看板ですしね。ただ数弱にとっては単位の取得が結構しんどくなります。
これは自分がどれだけ数弱か、入学してから大変でも頑張れるかにもよりますが総合的に見れば何だかんだでやはり経済に行くべきでしょう。僕なら経済行くと思います。
だいぶ数弱なので試験がきついとは思うんですが、1年の留年程度で済むなら経済の恩恵の方が大きいです。
商と文なら商ですね。
楽勝学部と遊ぶん学部と言われているので両学部共に全体的に単位取得に関しては楽なはずです。その中においては数弱には文の方が楽かもしれませんが、商でも何だかんだ数弱でも普通に卒業しているので商で良いと思います。
結論:数弱には法学部が最強
数学雑魚でもトップクラスに扱われる
法学部が数弱には最強です。
勿論入試で数学はいらないし、入学してからも使いません。
どんだけ数学ができなかろうと、慶應の文系では経済と並びトップ扱いをされています。
これは慶應の中だけではなく、私立文系の中でもトップクラス扱いだし就活でも慶應法なら旧帝や一橋辺りと肩を並べて戦う事も出来ます。
数弱にとってこれだけ都合の良い学部はありません。
※慶應法学部の英語で独り勝ちしたい方はこちらからどうぞ↓
さいごに
志望度の参考くらいにして後は受かってから悩もう
どこが入ってから楽なのかなーとか考えても受からないと単なる皮算用になりますし、数弱でも経済しか受からなければ経済行く事になるでしょう。
確かに入学後の子と考えるのは楽しいんですけど、まずは受かれるように頑張りましょう。
その上で、数弱が入学後に苦しまずに済むような志望度を自分で考えると良いかもしれないですね。
※どの学部が受かりやすいか詳しく知りたい方はこちらからどうぞ↓