受験方式があります。
A方式とB方式。
A方式では数学が課されるため、
私立文系の受験者は敬遠しがち。
かく言う僕もそうでした。
けどA方式って”人によって”は、
ぶっちゃけ穴場です。
もはや抜け道と言っても過言ではない。
私文志望で数学苦手だとしても、
検討する余地は大いにあります。
流石によっぽど数学壊滅ならキツイ、
というかあまりコスパは良くないでしょう。
だから”人によって”となるのですが、
数学が苦手くらいならB方式より、
そして慶應文系他学部よりも
チャンスが大きいかもしれません。
あなたが慶商を視野に入れてるなら、
是非この記事を参考にしてみてください。
・慶商A方式・B方式で迷っているあなたへ
・A方式が穴場たる理由が分かります
この記事の信ぴょう性
A方式での逆転合格
B方式によるものでした。
僕の数学は簡単な因数分解までなので
A方式なんて検討する余地もなかった。
それでも今回こういう記事を書くのは、
現在受験指導をさせて頂いており、
そこで得た知見があるためです。
例えばその内の一つはこれ⇩
他にも早大プレや慶大プレで一桁や、
予備校に行き続けて偏差値45から、
3か月弱で慶應合格するなど。
※この方々の模試成績や合格体験記はこちら
⇩
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詳しく確認する
合格したという方は複数います。
それは僕が数学サッパリにも関わらずです。
昨年2023年度に教えていた中には、
A方式にかなりの逆転合格した方もいた。
模試ではE判定。
12月時点で合格点未達。
僕が教え始めたのも、
受験直前の年末でした。
それでも合格した。
この方はA方式だから受かった、
みたいな側面がかなり強いです。
学力というよりは戦略の差。
A方式を選んだ時点で優位性が生まれ、
それを使って合格できたってだけ。
そういうことも含めて、
慶商A方式の合格者は結構見てきました。
それらを通じて確信に近いのですが、
慶應商A方式はぶっちゃけ穴場。
その根拠をこの記事ではまとめています。
A方式・B方式が決まっていないとか、
A方式での受験を視野に入れているなら、
きっと役に立つ情報だと思いますよ。
また僕の教え子たちが成績爆上げした、
誰でもマネできる”慶應攻略マニュアル”を、
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あなたが思うより慶應は簡単。
このマニュアルで合格を手繰り寄せてください。
初めに:良くある勘違い
倍率は気にしなくていい
倍率の低さが取り上げられたりします。
それは下記画像を見てもらえば、
どういうことか分かるでしょう。
1枚目:他学部も含めた倍率
2枚目:商学部A方式とB方式の倍率
他学部やB方式と比べて低いですよね。
それを理由に受かりやすいと、
唱えられることもあります。
ただ倍率はあまり気にしなくていいし、
今回の記事でもメインでは扱いません。
倍率が低い=受かりやすい
倍率が高い=受かりにくい
こういうことじゃないからです。
ここは本旨ではないので割愛します。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒勘違い多発しまくり?受験に倍率は関係ないよ!倍率が高くても合格に影響ない理由!
いずれにしてもここでお伝えしたいのは、
倍率を理由に慶商Aを推してる訳じゃないってこと。
じゃあその本題を下段以降で見ていきましょう。
慶應商A方式が穴場である理由
全体像
配点を確認しましょう。
これは話の前提になります。
こういう配点になっています。
・合格最低点
・科目の難易度
配点に加えてこの辺を整理していくと、
非情に通りやすい試験であることが分かります。
”問題は簡単なのに合格最低点はかなり低い”
これが慶商Aを僕が推す理由。
今はまだボンヤリとしか掴めないでしょうが、
その全体像だけ持ってもらえれば十分です。
下段以降で深堀して見ていきましょう。
合格最低点
これは年度別の慶商A、
合格最低点になります。
400点満点の250点前後が、
大まかなラインと思っていいでしょう。
この点数を高いと捉えるか、
はたまた低いと捉えるか、
それは人に依ると思います。
でも、これめっちゃ低いですよ。
6割以上って考えると、
低いとは感じないかもですが、
そんなことはない。
問題のレベルに対してで考えれば、
この合格点の低さは驚異的なもの。
その辺について下段で説明しましょう。
問題が簡単
僕は数学カスなので正直良く分かりません。
簡単・難しいの判断すらできない。
だから分からないことを、
分かった顔するつもりはないです。
ただ一つ言えることがある。
それは慶商の英社は超簡単ってこと。
そこは断言できます。
8割しか取れないのは英社苦手な部類。
それくらいには簡単です。
9割取るのだって極めて現実的なレベル。
慶應で9割って聞けば凄そうだけど、
その実は案外大したことありません。
慶商の英社で凄いねとなるのは、
満点が見えてからでしょう。
特に難しいことができる必要はなく、
標準的なことが普通に出来ればいい。
それだけで8.5割は安定するし、
9割も出せるようになっていきます。
それくらい簡単な問題です。
それを踏まえて先ほど確認した、
合格最低点を再度考えてみると、
下段のような結論に至ります。
問題は簡単なのに合格最低点はかなり低い
慶商は問題が簡単なのに、
合格最低点が低い。
これが穴場たる理由です。
先ほど確認した合格最低点を思い出してください。
400点満点中で250点前後でしたね。
英社OR英数が8割取れれば、
その時点で240点を確保です。
英社OR英数が8.5割取れれば、
その時点で255点ですから、
合格最低点越えちゃいます。
そして上段でお伝えしたように、
慶商は問題が極めて簡単。
少なくとも英社なら8~8.5割は、
至って平々凡々だなものし、
9割だって大したことないレベル。
そこに対してこの合格最低点の低さは、
驚異的なものだと思いませんか?
中々ありませんよ。
これだけ問題が簡単で、
これだけ合格最低点が低い入試は。
それが穴場の理由です。
戦略としてそこを突くというのは、
合格率を上げる大きなチャンス。
合法的な抜け道になります。
合格最低点が高い年は過去に、
271点ということがありました。
そういう年を引くこともあるので、
その可能性も無視はできません。
しかしそれだって英語+1科目で、
8割=240点を取れれば、
残り一科目は30点ほど。
8.5割=255点取れていれば、
残り一科目は20点足らず届きます。
9割=270点取れていれば、
その時点でほぼ勝負あり。
これがいかに有利な戦いか、
同じ慶商のB方式と比べると良く分かります。
⇩慶商B方式の合格最低点⇩
A方式なら2科目で8.5割取れば、
多くの年で合格最低点を超えます。
しかしB方式はそれくらいじゃ、
合格最低点は越えません。
9割では全然超えず、
9.5割取れてようやく、
2科目で合格最低点を超えるかどうか。
A方式もB方式も英語と地歴は同じ問題です。
そこで同じように8割とか9割取っても、
その優位性は全然違ってくる。
こうやって比較するとより、
A方式の優位性が分かるのではないでしょうか。
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数学壊滅でもA方式の方が良いのか?
ここまでご覧頂いていると、
英社が簡単で合格点が低く、
数学壊滅でもA方式って選択肢が、
浮かんでくるかもしれません。
それは確かに僕も思うことです。
慶商なら英社で9.5割取ることも出来るし、
そうすれば数学0点でも受かる計算になる。
僕のような数学カス人間でも、
合格点は確実に超えられます。
ただ数学が仮に0点だったとして、
合格させてもらえるのかは分かりません。
僕は自分が受験生だった時に、
あまり他の人がしない試みをしました。
まさに自分が実験台みたいなこと。
他の記事でもお伝えしているように、
国語ノー勉で国語アリの入試に受かる、
というのは実体験に基づくもの。
⇒【選択の自由】国語が苦手?文系でも国語を捨てるという選択肢を考えてみよう!
小論文ノー勉で慶應受けるのもそう。
僕が実験台となって実証済みです。
⇒【断言】小論文対策は時間の無駄!対策なしで慶應法に合格した男が教える小論文を捨てるべき理由
色々と自らが実験台となり、
それを受験生に伝えて、
同様に上手く行く人を見てきた。
でも慶商A方式に数学0点で行けるのかは、
僕も通ってこなかったことです。
僕が教える方で英社9.5割取れる人は、
毎年のようにいます。
けど数学0点で受けてみてくれなんて、
実験台になってもらう訳にもいかない。
なのでそこは検証不足で何とも言えません。
けど少なくとも数学で20点前後狙える、
という場合はA方式はおススメです。
確かにA方式で受験するなら、
数学の勉強が必要になります。
僕のような数学カス人間には、
0点を回避することすらできません。
そのための勉強をすることすら、
労力の無駄感が半端じゃない。
⇒私立文系に数学はいらないって本当?因数分解がギリギリでも慶應法に受かりました
だからよほど”壊滅”なら、
おススメすることはできないです。
一方で多少なり数学を勉強していたり、
20点前後なら取れるかもみたいな場合や、
もう少し取れるなら言うまでもなく、
英社で稼いで確実に逃げ切れる。
数学が”壊滅”じゃなくて、
”苦手”くらいならお勧めできる戦略だし、
大いに検討する価値があります。
もちろん併願校や他科目との兼ね合いを見て、
ということにはなると思いますけどね。
※追記
これは本記事を書いた後、
僕が今教えている方から聞いた話。
その方のお知り合いは、
恐らく数学0点だったけど、
慶商Aに受かったそうです。
厳密にはマークの箇所を、
とりあえず埋めはした程度。
白紙ではないので、
数点はもらえてるかもみたいな感じ。
それを受けてその方も今年、
数学捨てて慶商Aを受けることにしました。
とりあえず埋めておけば、
あとは英社で受かることを知った今、
僕としても見方を変えざるを得ません。
それまでその戦略を自分で取ったことも、
教え子にさせたことも、
周囲で聞いたこともなかったので、
敬遠してましたが全て懸念が払拭されました。
英社が出来る人は確実に、
A方式の方が受かりますね。
勿論教え子との相談ありきですが、
今年から僕もその戦略を採用します。
さいごに
まとめ
その理由は分かってもらえたと思います。
”問題が簡単なのに合格最低点が低い”
二科目がちゃんと出来ていれば、
ほぼほぼ落ちることはありません。
残り一科目はほんのちょっと取れればいい。
さすがに白紙・0点は怖いけど。
だから数学が苦手な私文志望者でも、
20点前後取れるなら戦略的に、
A方式を狙うのは大いにあり。
B方式よりもよっぽど狙いやすい。
なんなら慶應文系の中でもかなりの穴場。
戦略的な抜け道を上手く使えるかで、
同じ学力でも合否に差が生まれます。
そこを突いて合格する人も、
少なからずいるんです。
勉強する科目が増えるので、
その是非は各人の判断次第だけど、
人によってはこの戦略に救われることもある。
もしかするとあなたもそうかもしれませんね。
⇒ 慶應商学部B方式の大きな誤解!論文テストはどうでもいいぞ?
⇒ 慶應志望の併願校はどこがおススメ?ポイントは?国語苦手な人はどうしよっか!?
⇒【大学名の魔法】人生損する前に私立文系のコスパの良さをフル活用しよう!