予備校に行くか行かないか。
この選択は非常に難しいものでしょう。
予備校に行かないと不安。
こう考える人もいると思います。
一方で予備校なんて行って意味あるのかな、
のように考える人もいるかもしれません。
様々な意見がありますが、
正直どれも正解になりえます。
そして、どれも不正解にもなりえます。
どの意見・どちらの選択が正しいのか。
これは一概に断定できません。
僕は予備校に入ったけれど、
一か月で授業に行かなくなりました。
予備校に行かなかったに等しいですが、
この選択は僕にとっては大正解でした。
しかし全員に予備校行かなくて良いよと、
おススメ出来る訳じゃありません。
それぞれにメリット・デメリットがあり、
そして行く行かないの判断基準があります。
今回は予備校に行く・行かないに関して、
包括的に見解をまとめています。
最後まで読んで貰えれば、
あなたが予備校に行くべきか行かないべきか、
判断できるはずです。
・予備校に行くか行かないか迷っているあなたへ
・それぞれのメリット・デメリット、判断基準が分かります。
- この記事の信ぴょう性
- 予備校に行く事と志望校合格は必ずしも繋がらない
- 予備校に行くメリット
- 予備校に行くデメリット
- 予備校に行かないメリット
- 予備校に行かないデメリット
- 予備校に行く・行かないの判断基準
- さいごに
この記事の信ぴょう性
両方良く分かる
僕は予備校に入ったのですが、
1か月弱で授業を全部切り、
独学に切り替えました。
これは冒頭の通りです。
両方を経験することで、
違いが浮き彫りとなり、
互いの良い面・悪い面を、
ハッキリ感じることが出来た。
まさに対照的であり一長一短。
たまたま僕にとっての正解は独学でしたが、
予備校のありがたみ・価値も良く分かった。
そして今は受験指導をさせて頂いています。
例えばその内の一つはこれ⇩
他にも早大プレや慶大プレで一桁や、
予備校に行き続けて偏差値45から、
3か月弱で慶應合格するなど。
※この方々の模試成績や合格体験記はこちら
⇩
⇩
⇩
そこで教える中にはいろんな人がいます。
予備校に行ってないし行ったこともない人。
予備校に行ってたけどやめた人。
予備校と僕を並行して使う人。
こういう方々とのやり取りを通じても、
予備校のメリット・デメリットは再確認したりする。
自分の経験や指導の中で感じることなど、
諸々をひっくるめて本記事に落とし込んでいます。
だから偏った情報としてではなくて、
フラットな視点で予備校良く行かないを、
判断できるようになると思いますよ。
また僕の教え子たちが成績爆上げした、
誰でもマネできる”私文攻略マニュアル”を、
公式ラインにて無料配布中です。
予備校に行く行かないに関わらず、
成績はこれで上がります。
予備校に行く事と志望校合格は必ずしも繋がらない
人によって異なる判断基準
多くの人にとって予備校に通う理由は、
志望校に受かるためだと思います。
”予備校に行った方が志望校に合格しやすい”
そこには、この考えが根底にあるはずです。
しかし当然ながら予備校に行けば合格できる、
という訳ではありません。
同じように予備校に行っていても、
合格する人も不合格になる人もいます。
一方で予備校に行かなくても、
合格する人もいれば不合格になる人もいます。
元も子もないですが結局はその人次第です。
とはいえ予備校に行った方が良い人と、
寧ろ行くべきではない人がいるのは間違いない。
突き詰めればその人次第だけれども、
やっぱり適性みたいなものはある。
予備校に行くべきかどうかの判断基準。
これは人によって異なります。
その人の性格や置かれている状況に、
そこの判断は依存するからです。
以降でその判断基準について、
詳しく説明していきます。
予備校に行くメリット
カリキュラムを決めてもらえる
予備校では使うテキストを指定され、
またカリキュラムも決まっています。
いつまでに、どんなふうに学習を進めていくか。
これを予備校が決めてくれる訳ですよね。
なので自分でそこを考える必要がありません。
言われた通りに進めて予習や復習すれば、
大怪我をすることは少ないでしょう。
これは当たり前のことのように感じるかもしれません。
でも、すごく有難い事です。
自分で学習を進めようとして、
やり方・進め方を間違えれば大惨事ですからね。
カリキュラムを委ねることができるというのは、
予備校に通う1つの大きな価値でしょう。
勉強に適切な環境が用意されている
やはり予備校は勉強に向いている空間です。
勉強への意識高い人が周りにいる。
自習室が使える。
毎回の授業に向けてやるべきことが決まっている。
サボりにくく使いようによっては、
上手く自分を律しやすいでしょう。
勿論予備校に行ってもサボりがちだったり、
上手く使えない人もいるのは確かです。
しかしそのような人こそ予備校に行かなければ、
全く勉強に触れることは無くなると思います。
”予備校に行く事自体がサボる事への抑止力”
少なからずこう機能する点は否めません。
予備校に行くデメリット
大幅な偏差値UPが難しく戦況がひっくり返らない
予備校というのは、
生徒全員を大きく底上げする場所、
ではありません。
受かる人が受かれば十分で、
その受かる人は多くの場合、
初めから決まっています。
元々学力が高いとか素養的に優れた人は、
無難に合格していきます。
例えば大手予備校だと、
そしてその1割はスタート時点で優秀。
こういうケースが大半です。
これは有名な話かもしれませんね。
そうなれば当然早慶コースに在籍する、
残りの9割は早慶に受からない訳です。
でもその9割の人たちだって、
早慶に受かると思って予備校に行く訳ですが、
まずそもそもその認識自体が間違っています。
それくらい一部の人にしかチャンスがありません。
⇒【水増し注意】予備校の早慶コース全然受からなくて草。リアルな合格率は?合格数のカラクリも
スタートに出遅れたとか素養的に劣る人は、
戦況をひっくり返せないものと、
予め思っておいた方が良いでしょう。
予備校に行かないメリット
自分でやるべきことを決めて大幅偏差値UPが見込める
自分で勉強すると、
やるべきことは自分で決めることになります。
これはハマればメチャクチャ強いです。
予備校の多くの人を対象にした、
可もなく不可もなくなカリキュラムとは違い、
あなただけの専用カリキュラムで勉強できる。
自分に必要な勉強をピンポイントで打ち抜けば、
成績はみるみる向上していきます。
自分の成績が向上する、
最短距離を進めるというイメージですね。
それこそ短期間で大逆転だって、
出来るチャンスが大いにあります。
僕自身も予備校に授業に行かなくなって、
独学に切り替えた経験があります。
skihをハゲと訳す英語。
ノータッチだった世界史。
この状態から2か月で慶應法A判定を出して、
その後に合格することも出来た。
予備校の授業に依存していては、
こういう成績の伸ばし方は難しいでしょうね。
それを可能に出来るのが独学の強みです。
・予備校の授業に1か月で見切りをつけて正解だった件はこちら⇩
【実体験】予備校の授業が実は意味ない説?一か月で見切りをつけて心底正解だった
・逆転合格したければ予備校依存から抜け出すべき理由はこちら⇩
時間や生活に縛りが無い
自分で勉強すれば、
時間や生活の縛りに対するストレスを、
受けることがありません。
予備校の授業の時間は決まっていますよね。
あなたがあなたのペースで生活するのではなく、
予備校に合わせて生活を送らなければなりません。
「予備校なんてそういうものでしょ」
こう割り切れる人は問題ないでしょう。
でもゆっくり家で食事が出来ないとか、
行くのが面倒な時でも行かなければならないとか。
予備校に行く事で自分のリズムを律している、
という部分は少なからずあるにせよ、
それをストレスを感じる人にとっては、
結構きついのではないでしょうか。
僕にとっては予備校のペースに合わせた生活が、
それなりにストレスになるタイプでした。
きっと同じように感じる人もいることでしょう。
予備校に行かないデメリット
勉強法を間違えて大事故を起こすかもしれない
自分で勉強法を決めるというのは、
上手く進む可能性がある一方で、
大事故を引き起こす恐れも孕んでいます。
自分で勉強カリキュラムや勉強法を決めると、
全てを間違えることもあります。
これはボタンを全て掛け違える事と同じです。
予備校に行っていれば10は難しくても、
5は成長できたかもしれない。
けど自分でやって全てが噛み合わず、
大事故を起こすことになったら、
3しか成長できないとか、
最早0まであるかもしれません。
幾らやっても伸びずに、
時間だけが過ぎていく。
その結果として自分の潜在能力に対して、
極めて低い地点で受験が終わることだって、
不思議ではないんです。
こうなってはもう取り返しが付かない
「予備校に行っていれば、もう少しマシだったのかな」
こんな後悔が生まれるかもしれません。
自分でやると人並外れた伸ばし方も狙える一方、
人並外れた大失敗のリスクもあるってことですね。
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サボり癖がついて終始だらける恐れがある
予備校に行かなければ
勉強するしないの裁量は全て自分にあります。
メチャクチャ勉強することも出来れば、
1分も勉強しない事も可能です。
サボろうと思えばサボり放題。
そしてサボり癖が付いたら、
自力で建て直すのは難しいと思います。
成績は下降の一途になります。
予備校に行けば、
とりあえず予備校に行く事自体が、
サボる事への抑止力になる事もあります。
抑止力なくひたすら欲のままに、
サボる事を覚えたら受験は終戦です。
予備校に行く・行かないの判断基準
予備校に行く・行かないで生じる3つの大きな差
ここまで予備校に行く・行かないの、
メリットとデメリットを説明してきました。
行くか行かないかの差をまとめると、
大きく以下の3つになります。
・自分でやるべきことを決めるかどうか
・自分を律するかどうか
・大幅な偏差値UPを狙うかどうか
これらが表裏になっています。
同時にこの裏表が、
予備校に行くか行かないの判断基準にもなる。
その中でも3つ目にある、
”大幅な偏差値UPを狙うかどうか”が最も大事。
正直これが必要無いのであれば、
予備校に行くべきとさえ言えます。
大幅な偏差値UPを狙う必要もないのに、
自分で勉強してやり方を間違えたり、
自分を律せずサボってしまうというのは、
あまりにリスクが大きすぎるからです。
また逆転合格や大幅な偏差値UPが必要だとしても、
1つ目と2つ目を満たしていないのであれば、
予備校に行くことをおススメします。
いくら野心だけあっても、
それに伴った行動が出来ないんら、
大事故になりかねません。
自分で計画をしっかり立てたり、
自分を律したりできないとすれば、
それらをサポートしてくれる人が、
側にいてくれる必要はあるでしょう。
それすらも難しいようであれば、
逆転合格などは難しいながらも、
予備校に行く方が無難かもしれませんね。
さいごに
ハイリスク・ハイリターンかローリスク・ローリターンか
予備校に行く行かないは、
ハイリスク・ハイリターンか、
ローリスク・ローリターンか、
こう置き換えることができます。
勿論その例外はあると思いますが、
概ねこの傾向に収まるでしょう。
予備校に行くか行かないか、
どちらが正しい選択肢なのか、
一概に断定することは難しいものです。
あなたの状況等を踏まえて考える必要があります。
現状だと志望校に遠く及ばないから、
逆転合格をするべく予備校に行かず、
自分でやろうと思うのか。
それとも無難に予備校に行くのか。
どちらも正しい選択です。
あなたを一番理解しているのは、
あなた自身のはずです。
この選択は進路に大きく影響を与えるかもしれません。
後悔が残らない最適な選択をなさってください。
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