受験生、特に浪人生に対しては”予備校に行かなくなる”ことに対する批判的な視線が注がれがちです。
それは心配のような哀れみにも近いものだったりします。
僕も予備校に行かなくなった人間なので、そういった視線や言葉を受けてきました。
また、場合によっては「自分がダメな奴」であるかのように感じてしまうかもしれません。
もしあなたが予備校に行かなくなった、もしくは行かなくなる可能性があるなら先んじて知っておいて欲しいことがあります。
予備校に行かなくなる事自体は何も悪い事ではありません。
罪悪感、自己嫌悪のような気持ちを抱く必要もありません。
何も事情を知らない人からは時にカチンとくる言葉を掛けられるかもしれませんが無視しましょう。
今回は、予備校に行かなくなる事に対する見解を解説します。
ぶっちゃけ別に良くね?って話です。
予備校に行かなくなった経験を持つ僕が、予備校に行かなくなった・将来行かなくなるかもしれないあなたの自己肯定感を爆上げします。
・予備校に行かなくなった、もしくはこの先行かなくなるかもしれないあなたへ
・予備校に行かなくなる事に関しての見解
・自己肯定感が3分間で上がります。
予備校に行かなくなることは悪い事ではない
予備校に通うことが正義のような気持ち悪い風潮
予備校に通う事自体を正義とする風潮が予備校内にはあります。
これ自体は、そのようなコミュニティにいるので仕方ないのかもしれません。
僕自身予備校に行かなくなってから暫くして予備校の友達に会うと「予備校来てないけど大丈夫なの?」のようなことを言われていました。
それも複数人からです。
「大丈夫なの?」は、その実は「大丈夫に見えてない」ってことに他なりません。
予備校に行っている自分は大丈夫、予備校に行っていないあなたは大丈夫じゃない。
非常に気持ち悪い考え方だと思いませんか?
心配を装った哀れみに近いニュアンスです。
言ってしまえば、脱落者に対する上から目線で無いと出てこない言葉でしょう。
予備校に行く行かないは個人の自由です。
ルールさえ守ればどう使おうと何を言われる筋合いもありません。
それをたかが予備校に行かないくらいで「大丈夫じゃない奴」認定してしまうような、予備校に行く事が正義とする風潮は非常に気持ち悪いです。
もし、あなたが予備校に行かなくなることで何かを言われても、自己嫌悪に陥ったり罪悪感を感じる必要はありません。
良く分からない気持ち悪い考えに憑りつかれてしまったものとして対処して下さい。
大事なのは受験結果
受験勉強の目的は何でしょうか?
志望校に合格することです。
予備校に行けば合格できるんですか?
逆に予備校に行かなくなると合格できないんでしょうか。
予備校はあくまで志望校合格するための「手段の1つ」に過ぎません。
別に行かなくたって合格はできます。
しかも予備校行っても志望校に受かる人の方が少ないわけです。
そのような人たちに対しては寧ろ予備校という選択肢は正しくはなかったはずですよね。
受験で大事なことは結果以外にありません。
そこまでの過程が何であれ、毎日予備校に朝から晩まで居たとしても不合格になった瞬間に全部無に帰します。
不合格者は予備校に行っていようが、行っていなかろうが同じです。
予備校に行った分だけ偉いとかは無いです。
何なら予備校に行かなくなる事よりも不合格である事実は罪深いです。
逆に予備校に行っても行かなくなっても、合格すればオールオッケーでしょう。
両者とも同じように称賛に値します。
予備校に行かなくなることに対して何かを感じるということは、予備校に通うというプロセス自体に価値を見出しています。
あなたが気にするべきは結果のみです。
予備校に行かなくなることにあなたが何かを感じる必要も、周囲の声も気にする必要もないので気を付けて下さい。
⇩とにかく結果が大事って話⇩
多くの人が予備校に虚像の安心を求めてる
予備校に行かなくなることに何かを感じたり、言われたりするのは何故でしょうか?
それは予備校に行く事で安心を得ているからです。
予備校に行けば受かる!そう思っているからこそ、行かなくなることに対して怪訝な目をされたり、場合によっては行かなくなった自分を苦しめてしまうわけです。
なぜなら予備校に行かなくなることは安心を失うからです。
しかし当然ながら予備校に行けば受かるなんてことはありません。
つまり、その安心は虚像、受験が終わって結果が出るまでしか効果のない不思議な魔法です。
虚像の安心を根拠にあなたが何かを感じるなんてアホらしいと思いませんか?
余計なお世話だよ
あなたがもし予備校に行かなくなるとしましょう。
誰に何を言われようと、どんな目で見られようと正直余計なお世話だよで終わりです。
別に予備校に行かなくなっても受験に落ちたわけじゃないですよね?
予備校に行っていようが行かなくなろうが落ちたら何を言われても文句は言えません。
でも、まだそうじゃないですよね。
もしも友達から何かを言われたなら、その人は単なる暇人です。
ちっぽけな優越感に浸りたいだけで多分落ちます。
(僕のことを心配してた人は志望校は全滅でした)
もしも、それが予備校のチューターなら。
過去のデータからの言動でしょうが、そんなのは前例主義者に過ぎません。
あなたが合格するかどうかに当てはまる根拠としては限りなく薄いです。
あなたはこれから合格するわけですよね?
だったら全部余計なお世話です。
⇩寧ろ予備校に行かないことが正しい選択だったりします⇩
だから自己嫌悪などはしないでください
ここまで色々書き連ねてきましたが、何が言いたいかというとこういうことです。
自己嫌悪しないでください。
罪悪感を感じる必要もありません。
予備校に行かなくなることはあなたの合否とは関係ありません。
こんな些細なことを気にするよりも、合格に向けて邁進しましょう。
もしも、あなたが予備校に通い続けても落ちたら意味が有りません。
予備校に通い続けた分だけ罪悪感は和らぐなどと考えるかもしれませんが、自分に対する気休めに過ぎません。
予備校どうこう関係なく、あなたが報われる瞬間は合格以外にはありません。
寧ろ予備校に行かなくなることが腹を括る良い機会だと捉えて下さい。
不合格になった時に気休めできる逃げの材料を失い、予備校に行かなくなった上に不合格になった時に周囲からの「やっぱりな」と思われないためには合格しかありません。
最後に
親にだけは感謝しよう
ぼくは、予備校に行かなくなる事自体には何も思いません。
でも、1つだけ忘れて欲しくないことがあります。
親への感謝です。
予備校に行かなくなっても払ったお金は返ってこないです。
そこに数十万単位のお金がつぎ込まれています。
あなたを応援しようとお金を払ってくれた親に対してだけは真摯に感謝の気持ちを持ちましょう。
一言でも良いのでちゃんと謝りましょう。
そして、そんな親への最大の報いはあなたが合格することです。