予備校の授業は意味ないって本当?
あなたは既に予備校に通っていますか?
これから通おうかと検討している最中ですか?
大学受験において現役、浪人問わず予備校に通うこと。
それは最早常識のように考えられています。
受験勉強を本気でやる=予備校に通う。
こんな風に認識されていると言ってもおかしくないくらいです。
しかし予備校に通うことは本当に意味が有るのでしょうか、、、?
あなたは真面目に考えたことありますか?
大手予備校に通って講習も取れば年間で100万円近く掛かります。
その上、あなたの受験合否は予備校に大きく左右されるでしょう。
それにも関わらず多くの人は予備校の正当性を検討する事すらありません。
予備校に通えば成績が伸びると盲目的になってしまっている気がします。
こんな風に思う様になったのにはきっかけがあります。
読み進めてもらえれば分かりますが僕は1年間で予備校と独学の両方を経験した挙句に志望校に合格しています。
1ヵ月弱で独学に切り替えましたが、この選択は心底正解でした。
1つ誤解してほしくはないのですが予備校を全否定する意図はありません。
予備校に通った方が良い人もいるでしょう。
しかし、予備校に対する過度な信頼をするべきではないと覚えておいてください。
予備校が受験勉強の全てではありません。
大学受験という限りある機会・時間の中で後悔はしてほしくないんです。
「予備校に通うお金や時間が無駄だった」
受験が終わってから嘆いても後の祭りだからです。
そこで今回は、予備校の授業に意味がない説ついて解説します。
予備校に既に通っている人。
これから通うことを検討している人。
どなたも悔いのない受験生活を送る上で頭に入れておいてください。
※僕の場合は私立文系です。
理系や国立志望の人からすると別の意見もあるかもしれませんが、受験勉強という大枠において共通する部分はあるかと思います。
・予備校の授業を盲目的に信頼しているORしてしまいそうなあなたへ
・「予備校の授業意味ない」説に対する具体的理解が深まる
筆者については⇒こちらから
予備校の授業に意味がないと感じたきっかけ
これ以上ない独学との比較&無惨な結果
大変恐縮ですが少しだけ僕自身の話をさせて下さい。
これが予備校の授業に意味がないと感じるキッカケに繋がるからです。
僕は慶應志望で浪人時代に有名な大手予備校に入りました。
入ったと言っても授業に効率の悪さを感じて1か月弱で行かなくなりましたが。
そこからは独学で勉強して受験自体は上手くいきました。
模試でもすぐに第一志望だった慶應法学部でA判定。
受験結果も慶應法学部では2科目で合格点を超えるほどの出来で、他にも経済、商に学部に合格。
それも、以下ような三重苦からの合格だったので結果自体は言うこと無しでした。
①skinを「ハゲ」と訳す英語
②「楊貴妃」しか知らない世界史
③marchが天才みたいな高校出身
しかし、受験勉強中そして受験結果を受けて予備校の正当性に疑問を感じ始めたのです。
何故そのように感じたのか?
「予備校に行かなくなった自分」
「予備校に通い続ける人たち」
この比較が目の前でまざまざと繰り広げられたからに他なりません。
僕は授業には行かなくなってからも時折自習室を利用しようと籍は残していました。
籍がある以上は模試を受けるとクラス・コースの成績上位者は掲示されます。
そこで僕は一番でした。
受験の結果としても他の予備校に通い続けた人たちよりも優れていました。
それでも、予備校で授業を受け続ける人たちが順調に成績が伸びればそれでいいのでしょう。
僕よりも成績が低くても志望校に受かれば良いわけですからね
しかし、現実は残酷です。
予備校に通っていた早慶志望のクラスメイトや友達。
その殆どが模試でA判定すら取れず受験でも早慶不合格に終わりました。
三重苦だった自分よりも優位だったはずの周囲の人間。
彼らが悉く非情な現実を突きつけられていたんですね。
当初は三重苦で落ちこぼれだった僕には「なんで?」と思わざるを得ません。
僕はA判定出すのも合格するのも苦労しなかったからです。
これこそが「予備校って意味ないんじゃね?」と感じたきっかけ。
模試の成績時点でも薄々勘付いてはいました。
その上で散々たる受験結果を間近で見て確信に変わりました。
独学に切り替えて三重苦からもサクッと結果の出た自分。
予備校に通い続けて無駄な時間を過ごし続けた多数の人たち。
これ以上にシンプルな比較は無いでしょう。
独学に切り替えて心底正解だったと思います。
もしもあの時に独学に切り替えていなかったら?
選択を1つ間違えていたらどうなっていたのか。
A判定すら出せず不合格に終わる無惨な現実を突きつけられていたでしょう。
「予備校に通い続けた世界線の自分」を想像するだけでゾッとしてなりません。
では、”予備校の授業意味ない説”の内訳を以降で見ていきましょう。
・予備校の早慶コースが全然受からなくてビックリしちゃう話
【水増し注意】予備校の早慶コース全然受からなくて草。リアルな合格率は?合格数のカラクリも - K.O diary
予備校の授業意味ない説の内訳
概要
先ほどは予備校の授業に意味がない説を結果ベースでお伝えしました。
しかし僕は実際に予備校に通い授業を受けていたことも勿論あります。
なので先ほどお伝えしたような結果を招く、予備校の授業に意味がない説の根拠・内訳に当たる部分も実体験として心得ています。
具体的にどの部分で予備校の授業に意味がないと感じたのか、ということですね。
それは以下の3つです。
・無駄な時間が多すぎ
・進度遅いのに問題集並み~それ以下な授業の質
・実戦を無視の頭でっかちな非効率なシステム
では、それぞれ見ていきましょう。
無駄な時間が多すぎ
予備校の授業では講師の話を生徒が聞きノートを取る仕組みです。
生徒はテキストを予習し、授業で講師が解説って感じですね。
いや、でもこの時点で無駄多そうですよね。
講師が話をする時間。
板に何かを書く時間。
生徒がノートを取る時間。
これら全部いらなくないですか?
講師がテキストの解説を紙でもpdfにでもまとめる。
そして、それを配布すれば事足りるじゃないですか。
読めばわかる事なのに無駄に時間使いすぎですよね。
聞いてて分かる事は読んだって分かります。
それこそ予備校講師なんだから文字で人に伝えるの得意でしょうし。
この無駄な時間は一つもあなたのためになっていない。
生徒側はこのことを理解しなければいけません。
この無駄な時間からは何も学べません。
ただ座っている時間だけの時間です。
決して勉強ではありませんです。
あなたの「勉強時間」に入れたくなるかもしれませんね。
でも何も学んでいない時間を「勉強時間」とは言いません。
それにも関わらず多くの予備校生は、予備校の授業を受ける=勉強していると錯覚してしまいます。
授業1限分で考えると大したことないと思います。
でも1年で考えてみて下さい?
その時間使って勉強してれば実に多くの事を学べるはずです。
進度遅いのに問題集並み~それ以下な授業の質
予備校はとにかく進度が遅いです。
遅々として進みません。
先ほど話したような無駄な時間が多いせいなのか。
それとも元々が遅いペースで進めるカリキュラムなのか。
どちらなのかは厳密には分かりませんが遅いです。
予備校の授業1限分(50分だとして)は独学なら15分で終わります。
シンプルに独学なら3~4倍早く進めます。
残念ですが、それくらい遅いんです。
授業の進度が遅くても問題集では得られないような情報がある、とか。
授業の質が良くて授業内容を押さえておけばバッチリ!、とか。
それなら良かったのですが。。。
現実は厳しいですね。
そうじゃないんですよ。
・進度遅いけど授業内容押さえておけばバッチリ→まだ分かる
・進度遅くて、しかも問題集並み~それ以下な授業の質→は????
市販の問題集並み~それ以下の内容です。
正直に言ってしまうと目から鱗みたいなことは教えてくれません。
当然、偏差値を上げる必勝法や志望校の合格法を教えてくれる訳でもないです。
もしも本当に授業の内容が素晴らしく問題集に勝るなら、独学で問題集しかやってなかった僕が早慶コースで一番になれるはずがありません。
まじめに授業内容を完璧にする人が少なからずいるでしょうからね。
逆に言うと問題集は偉大なんです。
先人たちの知恵を凝縮し戦略的に作られているので有益な情報が沢山載っています。
それがしっかりできれば偏差値は嘘みたいに伸ばせるんです。
もちろん合格だって掴み取れます。
しかも、予備校の授業とは違って無駄なく自分のペースで早く進める事も出来ます。
問題集を適切に使いこなすことが出来れば予備校に勝る事はあれど、予備校に劣るなんてことは絶対にありません。
・「100万円捨てた代償」として学んだ”予備校は無駄か否か”に関して
志望校に落ちて偏差値40⇒45になっただけでも「無駄じゃない」と感じる人もいる!!
【自戒】予備校は無駄なの?僕が100万ドブに捨てた代償として学んだこと - K.O diary
・「問題集の使い方」は成績にダイレクトに反映される!
実戦を無視の頭でっかちな非効率なシステム
先ほど説明したような講師が話して生徒がノートを取る制度。
そもそも、これが良くないと思うんです。
先ほどお伝えした時間の無駄って話とは全く別軸の話です。
考えてみて下さいね?
試験ってどうなってますか?
自分の頭から答えを導き出しますよね?
アウトプットってやつです。
でも授業では基本インプットばかり。
講師→生徒への一方通行で生徒は聞くだけです。
そして授業終わって復習するときは講師が話したことを覚えようとします。
つまりインプットの上塗り的な作業です。
このインプット偏重なシステムは古くから日本に伝わる古典的で頭でっかちな授業形式と言えます。
これって入試や模試という実戦を無視した非効率な勉強形式なんです。
学力っていうのはインプットしてアウトプットして初めて自分の力になります。
その作業の繰り返しによって理解が深まったり、応用に対応できるようになったりしていくんです。
英文法なんて覚えれば出来ると思われがです。
でも問題を解く癖が無いと少し捻った問われ方をされただけで解けなかったりします。
結局アウトプット不足で深い所まで理解できていなかったり、応用に対応できないからです。
このようにインプットだけでは解けないのが実戦=模試や入試です。
普段の勉強から実戦を意識して勉強する。
その方が絶対に実戦で結果を出しやすいに決まっています。
しかし予備校の授業では練習のための練習になってしまっているということです。
練習のための練習なんていうのは実践的な意味合いで言えば無駄でしかありません。
それは何のために受験勉強をしているかを考えれば明らかでしょう。
この実践を意識した勉強は独学にこそ向いています。
独学ではインプットとアウトプットの両方を織り交ぜた勉強方法を採用できます。
こうすることで吸収効率も良くなり実践対応可能な水準での定着を図ることができるでしょう。
・「テキストだけで十分」この言葉にはご注意を
予備校のテキストだけで十分って本当?言葉の真意を取り違えるな!! - K.O diary
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それでも予備校が無いと困る人もいる
あなたはどっち?
僕は別に予備校を全否定したい訳ではないです。
存在自体が無くなれば良いって言ってるわけでもありません。
予備校の授業に意味が無いから可能なら独学しようというニュアンスです。
しかし中には独学が向いていない人がいるのも間違いありません。
そのような人たちには予備校は無いと困る存在でしょう。
「全員に独学にしよう!」
こんなこと言うのは無責任とすら感じています。
以下のような人は独学よりも予備校に行かれる方が良いです。
・自分を律することが出来ない。(誘惑に負けてサボってしまう)
予備校であれば自分で何をすべきか0から考えるということはありません。
また、授業の出欠も何なら模試の成績も管理されます。
独学よりはサボりにくい環境です。
独学にして破滅するよりは予備校に行った方が良いタイプの人は絶対にいます。
その人にまで独学を勧めるつもりはありません。
寧ろ予備校に通うことをおススメします。
・独学か予備校か?あなたが選ぶべき判断基準に関して!
【判断基準】予備校に行く?行かない?それぞれのメリットとデメリットを併せて解説 - K.O diary
・独学して身に染みた塾・予備校の必要性とは?
さいごに
何のために予備校行っているのか考えよう
冒頭で話したこと覚えていますか?
予備校に通う意味を考えたことがあるかって話です。
予備校に通って授業受けているからって合格できる訳じゃないんですよ。
予備校に行く事による安心感はあるかもしれません。
でも安心感なんか得ても合格に近づくわけではないですよね。
結局、いかに合格に近づくための勉強をできるかが一番大切なんです。
それは予備校なのか?
はたまた独学なのか?
僕の場合は予備校に入ってから独学に切り替えました。
おかげでお金は無駄になってしまいましたよ。
でも、独学に切り替えたからこそ合格を掴めたと心から思っています。
振り返れば初めから予備校に入らず独学がベストだったのでしょう。
それでも、予備校と共に心中するという最悪な事態は回避できるベターな選択を取れたことに違いありません。
だからと言って、あなたも絶対に独学に!と言う訳じゃないです。
あなたがどうするべきかは自分自身で見つけないと意味が無いものだと思います。
ここまでで予備校の授業意味ない説も頭には入っているでしょう。
それも踏まえて悔いのない答えを見つけて下さいね。
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