予備校の授業は意味ないって本当?
あなたは既に予備校に通っていますか?これから通おうかと検討している最中ですか?
大学受験において現役、浪人問わず予備校に通うことは最早常識のように考えられています。
受験勉強を本気でやる=予備校に通うと認識されていると言ってもおかしくないくらいです。
しかし予備校に通うことは本当に意味が有るのでしょうか、、、?
真面目に考えたことありますか?多くの人は予備校の正当性を検討する事もなく、予備校に通えば成績が伸びると盲目的になってしまっている気がします。
こんな風に思う様になったのにはきっかけがあります。
大変恐縮ですが少しだけ僕自身の話をさせて下さい。
僕も浪人時代に有名な大手予備校に通っていました。授業に効率の悪さを感じて1か月で授業に行かなくなりましたが。
まあ受験は受かれば良いと独学をはじめて、結果としては受験は上手くいきました。
しかし、受験勉強中、そしてその結果を受けて予備校の正当性に疑問を感じ始めたのです。
授業には行かなくなったものの気分転換に自習室を利用するためには籍は残していました。籍があるので模試を受けると成績上位者は掲示されます。
そこで僕は一番でした。受験の結果としても他の人よりも優れていました。
その時に気付いてしまったのです。
予備校って意味ないんじゃね?ということに。
だってもしも予備校の授業が本当に優れているのだとしたら、独学の僕が授業受けてる人達に対してこんなにも差を付けられるはずがないですからね。独学に切り替えて心底正解だったと思います。
ただ僕の場合は私立文系です。理系や国立志望の人からすると別の意見もあるかもしれません。ただ、受験勉強という大枠において共通する部分はあるかと思います。
そこで今回は、実は予備校は意味が無いんではないかという件に関してお話ししようと思います。
予備校の授業意味ない説
無駄な時間が多すぎ
予備校の授業では講師の話を生徒が聞きノートを取る仕組みです。
生徒はテキストを予習し、授業で講師が解説って感じですね。
いや、でもこの時点で無駄多そうですよね。
講師が話をする時間、板に何かを書く時間、生徒がノートを取る時間全部いらなくないですか?
講師がテキストの解説を紙でもpdfにでもまとめて、それを配布すれば事足りるじゃないですか。
読めばわかる事なのに無駄に時間使いすぎですよね。聞いてて分かる事は読んだって分かります。それこそ予備校講師なんだから文字で人に伝えるの得意でしょうし。
生徒側が理解しなければいけないことは、この無駄な時間は一つもあなたのためになっていないということです。この無駄な時間中は何も学べません。
授業1限分で考えると大したことないと思いますが、1年で考えてみて下さい。
その時間使って勉強してれば、かなり多くの事を学べるはずです。
進度遅いのに問題集並み~それ以下な授業の質
予備校はとにかく進度が遅いです。遅々として進みません。
先ほど話したような無駄な時間が多いせいなのか、それとも元々が遅いペースで進めるカリキュラムなのか、は分かりませんが遅いです。
予備校の授業1限分(50分だとして)は独学なら15分で終わります。シンプルに独学なら3~4倍早く進めます。残念だけど、それくらい遅いんです。
授業の進度が遅くても、問題集では得られないような情報があるなど授業の質が良くて授業内容を押さえておけばバッチリ!というのなら良かったのですが。。。そうじゃないんですよ。
・進度遅いけど授業内容押さえておけばバッチリ→まだ分かる
・進度遅くて、しかも問題集並み~それ以下な授業の質→は????
市販の問題集並み~それ以下の内容です。目から鱗みたいなことは言ってくれません。
もしも本当に授業の内容が素晴らしく問題集に勝るなら、独学で問題集しかやってなかった僕が一番になれるはずがありません。まじめに授業内容を完璧にする人が少なからずいるだろうし。
問題集は偉大なんです。先人たちの知恵を凝縮し戦略的に作られているので有益な情報が沢山載っています。しかも、予備校の授業とは違って無駄なく早く進める事も出来ます。
無駄な時間使わず問題集の方が100有益な時間の使い方です。
実戦を無視の頭でっかちな非効率なシステム
先ほど説明したような、講師が話して生徒がノートを取る制度。
そもそも、これが良くないと思うんです。さっきの無駄って話とは全く別軸の話です。
考えてみて下さいね?
試験てどうなってますか?自分の頭から答えを導き出しますよね?
アウトプットってやつです。
でも授業では基本インプットばかり、講師→生徒への一方通行で生徒は聞くだけです。
そんで授業終わって復習するときは講師が話したことを覚えようとします。
このインプット偏重なシステムは古くから日本に伝わる古典的で頭でっかちな授業形式と言えます。これは入試や模試という実戦を無視した非効率な勉強形式なんです。
学力っていうのは、インプットしてアウトプットして初めて自分の力になるもんです。
その作業の繰り返しによって理解が深まったり、応用に対応できるようになったりしていくんです。
英文法なんて覚えれば出来ると思われがちだけど、実際に問題解く癖が無いと、ちょっと捻った出題のされ方したら解けないもんです。
結局アウトプット不足で深い所まで理解できていなかったり、応用に対応できないからです。
このようにインプットだけでは解けないのが実戦=模試や入試です。
普段の勉強から実戦を意識して勉強するほうが、絶対に実戦で結果を出しやすいに決まっています。
しかし予備校の授業では、練習のための練習になってしまっているということです。
この実践を意識した勉強は独学にこそ向いています。
独学は例え英文法のような一見すると暗記ものだとしても、講師の話を聞いてインプットするのではなく問題集を解くことでアウトプットを繰り返すからです。
それでも予備校が無いと困る人もいる
あなたはどっち?
僕は別に予備校を全否定したいとか、存在自体が無くなれば良いって言ってるわけではありません。
授業に意味が無いから可能なら独学を勧めるというニュアンスです。
しかし中には独学が向いていない人がいるのも事実です。そのような人たちには予備校は無いと困る存在でしょう。
以下のような人は独学よりも予備校に行かれる方が良いと思います。
・自分を律することが出来ない。(誘惑に負けてサボってしまう)
予備校であれば自分で何をすべきか0から考えるということはありません。
また、授業の出欠も何なら模試の成績も管理されます。独学よりはサボりにくい環境です。
さいごに
何のために予備校行っているのか考えよう
一番初めの方に話したこと覚えていますか?
予備校に通う意味を考えたことがあるかって話です。
予備校に通って授業受けているからって合格できる訳じゃないんですよ。
予備校に行く事による安心感はあるかもしれないですけど、安心感なんかじゃ合格にならないんです。
結局、いかに合格に近づくための勉強をできるかが一番なんです。
それは予備校なのか?独学なのか?
その答えは自分で見つけないと意味が無いものだと思います。
予備校が非効率である説も頭には入っていると思うし、悔いのない答えを見つけて下さいね。
予備校ではなく独学が最高だった実例はこちら