「好きこそものの上手なれ」とは良く言ったもので、受験勉強でもその勉強が楽しいと思える方が良いに決まっています。
でも現実はそんなに上手くいく事ばかりではありません。
つまらないものはつまらないです。
僕にとって世界史はまさにそれでした。
高校の授業では世界史オタクの教師がツラツラ話していたけれど熱量こそ感じても興味は持てず赤点ばかり。結局覚えた用語は楊貴妃しかありませんでした。
浪人で1ヵ月通った予備校では何一つ印象に残っていませんw
そのまま終始世界史の面白さが分からずに僕は受験を終えました。
僕にとっては、良くも悪くも受験科目の1つです。
教養としての世界史は何も身に付くが無かったけれど、機械的な作業をするだけでグングン偏差値上がるので「世界史の勉強自体」は好きでした。頭使わないし。
もしあなたが世界史に興味がないけど受験には必要なのだとしたら、成績は上げたいですよね?
もっとシビアな話、世界史を好きになるかはどうでも良いからとりあえず成績・偏差値は欲しいって考えたりもしますよね?
世界史がつまらないと感じつつも受験で優位に戦いたいあなたには以下のサイクルを手に入れてもらいます。
・世界史興味ない&つまらない←今ここ
⇩
・興味ないんだけど得意
⇩
・得意になると偏差値取るゲームの如く世界史の勉強自体が好きになる
(世界史自体への興味ではない)
⇩
・世界史の勉強自体を好きになればもっと良い成績を取ろうとモチベが湧く
⇩
・結果、更に得意になる。
※この流れに沿って説明していくので、順を追って読み進めて下さいね。
世界史がつまらなく感じて興味を持てない事実を受け入れて、あなたに出来る事をやっていきましょう。
世界史自体はつまらないけど「世界史の勉強」を好きになる流れ
⓪世界史自体はつまらないし興味を持てないと諦めよう
まず、無理に世界史を好きになる事はありません。
好きになろうと思って重い腰上げて取り組む時点で結構無理がありますw
「世界史は面白いもんだ!」と熱弁する人がいますが、それは人それぞれでしょう。
受験科目だから仕方なく取っているという人も少なくないのではないでしょうか?
面白い部分がある事は事実かもしれませんが、それに共感を持てない人が一定数いる事も同時に紛れもない事実です。
そもそも受験勉強なんて、その科目自体が面白いなんてこと滅多に無いと思いませんか?
僕は受験科目全て興味ありませんでした。
それは当然世界史も同じです。
たまーに興味を持つとしたら、最強の軍人とかドロドログチャグチャな中世の王族の裏話とか受験に関係ないようなものばかりです。。。
いくら興味を持ってもそれでは受験に活きることはありません。
だから受験当時も話の流れとか背景とか、因果関係とか正直全く良く分かりませんでした。
興味がないのでそんな丁寧に細かく押さえるのしんどいんですよね。。。
それでも河合塾全統記述では偏差値74、慶應法学部の試験でも8割くらいは取れるという世界史が得意な部類だったと思います。
好き嫌いと得意不得意は別物であることが良く分かりますね。
ちなみに、嫌なことを我慢してメチャクチャ我慢しながら猛烈に勉強したみたいなオチではありませんw
別にたかが受験科目なので嫌いでも良いんです。
興味が無くても簡単に得意になれますから。
これは何故か?ということから以降で説明していきます。
①好きじゃなくても得意にはなれる
好きでもない、興味もない、教科書的な理解は薄い。
そのため、話の流れも背景も、因果関係もあんまり分かっていない。
それでも得意科目になってしまうのは何故か?
それは、模試や受験で高得点を取るためだけの勉強をしていたからです。
言ってしまえば、凄く機械的で無機質です。
世界史自体への興味がわくことも、世界史を学んでいるという感覚もありません。
単なる受験科目の一つとしてゲームの攻略をしているようなものでした。
世界史への理解に基づいて解答するというより、受験科目としてのテクニックや解法を用いて得点することに特化していました。
攻略本や攻略サイトを見てひたすらその通りにゲームを進めていくだけという感覚が一番近いと思います。
そのゲーム自体が楽しいも辛いもなく、ステージをクリアすることだけが目的で、クリアした時だけは嬉しいって感覚です。
その感覚で進めていると「こう聞かれたらこれが答えなんでしょ」というのが反射的に頭に浮かぶようになります。
攻略本通りやり過ぎて、考えるよりも先に手が正しく動いているみたいなもんですね。
なのでついぞ「世界史に対する理解」は殆ど得ることなく終えました。
賛否両論だと思いますが、受験科目の一つとして考えればこれで十分だと思います。
別に世界史が好きになりたくて勉強している訳でもないし、受験科目として訳に立ってくれれば良いわけですから。
※別に好きになる必要が無い詳しい理由が気になる方はこちらから
②得意になれば好きになる
とにかく無機質に、ただ受験科目として高得点を取るためだけに取り組んでいても、実際に順調に世界史で得点できるようになれば楽しくはなっていきます。
それは世界史が楽しいのではなく、ゲームを攻略する感覚で取り組む世界史の勉強自体が楽しいということです。
基本的には得意なものって楽しいんですよね。
世界史に興味がなくても、常にスイスイと解ける状態になってしまえばその勉強自体は楽しいと感じられるようになります。
超得意なゲームが嫌いってことは無いじゃないですか。
どうやったって上手く進められるわけなので。
もちろん上手く出来ずにイライラすることもありません。
一度得意になって好きになれば、もっと高得点取るにはどうしたら良いかなと考える事も楽しくなります。
そして、一度結果が出ている実績と自信があるので、その新たな取り組みにも前向きに臨むことができます。
その結果、更に得意になるという超好循環が生まれていきます。
ただ、問題はその好循環が生まれるまでです。
どうやって世界史に興味が無くてつまらなくて仕方ない状態から得意にするのかが、最も重要になるでしょう。
次はそこについて説明していきます。
③極力ストレスを回避して得意になる
世界史に興味がなく、つまらないと感じている状態から得意にする際は工夫が必要です。
恐らく世間一般で言うと、教科書や参考書を用いて大まかな流れを把握して、一問一答を使ってとか言うんでしょう。
こんなの無理に決まっています。
だって、世界史に興味ないんですよ?
そんなつまらないものをじっくり読んで流れを把握?重要事項を暗記?
冗談じゃないですよw
そんなこと出来る訳ないじゃないですか!!
教科書少し読んで飽きて終わるという結末が見えてしまいます。
なので、世界史に興味がなくても出来るようなストレスを極力回避できるやり方にするべきです。
先ほどお伝えしましたね?
僕がやっていたのは世界史自体の勉強ではなく、受験攻略のための勉強であると。
そしてそれは極めて無機質で機械的だったと。
僕がやっていたことは、ただ通史問題集3冊を並行して繰り返しただけです。
1日2時間の勉強で、3冊を週に1周以上はやっていたので如何に機械的であったかが分かると思います。
機械的じゃないとこんなに繰り返せないです。
偏差値74になるまではこれしかやっていません。
教科書や一問一答は、終始一度もやってないというか開いてもいないです。
※具体的な学習法はこちらをご覧ください⇩
⇩教科書学習はすべきでない理由はこちら⇩
⇩一問一答を使うべきでない理由はこちら⇩
この問題集の繰り返し作業自体には楽しいも辛いもありません。
別に流れを把握しようともしていないし、頑張って頭に詰め込もうとも思っていないので本当に単なる作業です。
おかげで世界史全然精通していないけど模試も入試も得点は出来るようになりました。
極限までストレスを回避した上で目的を果たせたとは思います。
関門があるとすれば、最初の取っ掛かりの部分です。
無機質故に辛くはないですが、楽しくもないので場合によっては勉強をスタートする際に躓く人がいるかもしれません。
その部分について、次に説明していきます。
④2週間耐えれば勝てる
僕の上記のやり方は辛くはないですが楽しくもないです。
どうか最初の2週間だけ耐えて下さい。
絶対に気負うことはせず、覚えようとも理解しようともしなくて良いので何も考えずに問題集を繰り返してください。
最初の2週間さえ乗り越えてしまえば後は感情が無になります。
感情が無になるとは、とりあえず無機質に問題集を繰り返す習慣が身に付くということです。
僕のような1日2時間の機械的作業でも2か月もあれば偏差値が20上がるくらいは不思議がありません。
これは僕の実体験的にも、そして僕が始動させてもらっている受験生の話からも余裕で起こり得るレベルです。
そうなれば、後はもうすべてが上手くいきます。
その先に更に得点を伸ばすにはどうするべきかとか考え始めると思いますが、その頃には既に今抱えているような億劫な感じは取り除かれているはずです。
とにかく2週間ですね。
この間だけは面倒に感じるかもしれませんが騙されたと思って耐えて下さい。
これだけですぐに感じ方は変わるはずです。
さいごに
別に綺麗でなくて良い
確かに世界史を好きになって、その結果得意であるならそれに越したことは無いかもしれません。
でも、結局受験科目の1つである以上、好き嫌い以上に楽して高得点できることの方が重要に決まっています。
僕は誰よりも世界史を楽しんでいなかった自信があります。
楽しもうなんて前向きに考えた事すらありません。
それでも比較的楽に高得点できるようになりました。
僕にとってはこのコストパフォーマンスの良さこそが大切です。
その過程で本当は世界史をろくに理解してなくて、試験で高得点を取るだけの物なんて虚しいと思われることもあるかもしれません。
でも、それでいいんじゃないですか?
受験は合格か不合格かしかありません。
綺麗ごとはやめて現実と向き合い、より効率的な手段を取る事も1つの立派な選択肢です。
あなたが世界史を好きになりたいというのであれば否定はしません。
それでも、無理することなく単なる受験科目として割り切る事も選択肢として存在することは頭に入れておいてくださいね。