過去問やってるけど伸びない
大学受験が近づくほど、
その焦りは大きくなりますよね?
今のままなら不合格ですから。
悠長にはいられない危険な状態。
でも伸びないのは偶然じゃない。
必然なんです。
必ず原因があります。
いいですか?
伸ばすんですよ。
「伸びないな」で思考停止しないこと。
伸ばすのよ。
そのためにどうするか?
今回フォーカスしたのはその部分。
これ読んで実践してくれれば、
現状打破に繋がると思います。
大学受験に向けて、
順調に仕上げて行ってください。
・過去問やってるのに伸びないあなたへ
・その焦り解決するよ
この記事の信ぴょう性
あるある問題
僕は今受験指導をさせて頂いています。
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過去に数百人単位では、
受験の相談に乗ってきました。
そこでの”あるある”なんですよね。
過去問やっても伸びない、みたいなことは。
それをメッセージであったり通話であったり、
あの手この手で解決してきました。
「過去問やってるけど伸びない」
そういう時のパターンや対処法は、
ほぼほぼ決まっていると言って過言ない。
本記事ではその知見をまとめています。
これからお伝えする情報の中に、
あなたに当てはまるものや、
今後使えるものが必ずありますよ。
現状のジタバタを抜け出して、
合格に繋がる過去問対策をなさってください。
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前置き
初めに3つ前置きを入れます。
過去問の点数伸ばす上で、
どうして行くべきか。
これは勿論大事だし、
今回の本軸です。
けどその上で知っておいて欲しい事。
それがここでの前置きの意味。
- 根本的な力不足なら過去問以前の話
- 過去問やってれば伸びるは嘘
- 大事なのは点数だけじゃない
扱うのはこの3つです。
上から順に1つずついきます。
根本的な力不足なら過去問以前の話
過去問どうこうでは、
どうにもならないレベルもあります。
それはもう圧倒的な力不足。
それは赤ちゃんに、
成人並みの速さで走れと、
言うようなものです。
走り方とかじゃないでしょ?
土台無理な話じゃんっていう。
過去問でもそういう現象がある。
その過去問のレベルと、
自分のベース学力。
この乖離が激しすぎる場合は、
過去問やってもどうにもなりません。
その場合は過去問よりも前に、
ベースを作ることが先。
それがあった上で過去問をやるから、
初めて伸びるとか伸びないという、
スタートラインに立てます。
そこにすら立てていないのなら、
それをどうにかするのは、
過去問じゃありません。
過去問やってれば伸びるは嘘
「過去問やってれば伸びる」
これは嘘です。
まずは上段のような前提が必要だし、
伸びる使い方とか対策とか、
やり方によって成果は異なる。
だからまず今すぐにやって欲しいことは、
「過去問やってれば伸びる」という、
都合の良い妄想を捨てること。
伸びるかどうかは完璧に人による。
もっと言うと殆どの人は、
大して伸びません。
伸びても誤差の範囲だったりする。
ただ過去問解いてるだけで、
簡単に伸びるなら誰も苦労しない。
でも受験が近くなって、
成績が及んでいないと、
精神的に余裕がなくなります。
すると「過去問解いてれば伸びる」、
そう自らを言い聞かせ信じたくなる。
そして戦略を持たずに、
もしくは誤った戦略を用いて、
過去問を解き続ける。
一種の現実逃避ですね。
その結果は自明じゃないでしょうか。
伸びないに決まってます。
だから過去問やってれば伸びるじゃなくて、
その人次第だし使い方次第。
とりあえず都合の良い考え方は、
今すぐ止めましょう。
今できることを見誤り、
かえって自分の首が締まります。
大事なのは点数だけじゃない
過去問解けば大概の場合、
点数を出すと思います。
合格点や受験者平均と比べて、
どれくらい出来ているか。
こういうことにも目を向ける。
あなたもそうじゃないでしょうか?
これ自体は別に良いんです。
自分の立ち位置を把握することは必要だし、
やっぱり出来不出来は気になりますしね。
けど点数だけに縛られないこと。
点数には拘るべきだけど、
それだけじゃない。
その中身をちゃんと分析して、
自分の間違え方や足りないこと、
それらの解決策を明確にする。
過去問をやるからには、
次に繋げなければいけません。
点数を知って満足じゃなくて、
自分の目標とする点数に、
近づけるように活かさないといけない。
単純に「出来た・出来なかった」以上に、
分析することの方が大切です。
最終的には志望校に受かることが目的。
だから今の感情だけに振り回されるのではなく、
その目的達成に向けた動きをする。
そういう取り組み方をして行きましょう。
伸びない時に確認すべきこと&対策
- ゆっくりなら解けるのか
- 解答や解説を読めばわかるのか
- ケアレスミスは多いか
- 失点の分析が甘くないか
- その試験での戦略はあるか
これから確認することは、
以上の5つになります。
今あなたが過去問をやっていて、
伸びない実感があるなら、
いずれかに当てはまるはずです。
もちろん複数に当てはまる、
という事もあるでしょうね。
それぞれ対策も記載しています。
あなたが伸びない原因を探りつつ、
今後の動きに活かしてください。
一つずつ見て行きましょう。
ゆっくりなら解けるのか
ゆっくりなら解けるのか。
そもそもゆっくりにでも、
解けないのであれば、
時間内になんて解けません。
圧倒的に&根本的に、
力不足という説ですね。
先述の通りこれだと過去問を解く、
スタートラインに立てていません。
満点取れなきゃいけない、
とかって話じゃないですよ。
「こりゃ解けんわ」という、
問題もありますからね。
そういうのは気にしなくて良い。
でも時間を長めに取っても、
合格点に届かないなら、
時間内でなんて無理な話ですよね。
だって時間制限があれば、
少なからず焦りますから。
落ち着いて処理すれば解けるモノも、
失点することだってあるでしょう。
その中で必要な点数を、
ちゃんと取らなきゃいけない。
これが本来求められること。
それなのに時間に猶予を与えても、
合格点にも達さない。
だとしたら合格点なんて、
土台取れる訳ないでしょっていう。
焦りとかそういう要因ではなく、
単に力が追い付いてない証拠です。
この場合は過去問どうこうでは、
解決できません。
結局は”地力”×”過去問対策”。
だから前者がゼロなら、
過去問を幾らやろうと、
ゼロにしかならないわけです。
こうなったら過去問ではなく、
出直すしかありません。
参考書等でベースとなる学力を、
ちゃんと身に付けましょう。
スタートラインに立つたないと、
勝負になりませんからね。
逆に時間があれば解けるのなら、
そこまで深刻じゃないです。
ゆっくりにも解けない
ゆっくりなら解ける
両者ではステージがまるで違う。
後者なら、あと一詰めでガラッと変わる。
シンプルに処理速度を上げる練習をし、
その試験の中で時短になる動きを、
身に付ければ解消できます。
例えば読むのが遅いなら、
速読を集中的にやる。
もしくは過去問は複数の大問から、
試験が構成されますよね。
だったら解く順番や、
それぞれへの時間配分、
大問に対するアプローチに慣れるなど、
この辺でも時短に繋がります。
これに関しては後ほど、
詳しく説明します。
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解答や解説を読めばわかるのか
過去問を解いたら答え合わせをして、
解説なんかも読むと思います。
そこで何を言っているか分からないことだらけ。
この場合は上段の話です。
解答や解説読んでも分からないなら、
それは過去問以前の話。
やるべきは過去問じゃなく、
参考書等で補うしかありません。
一方で解答・解説を読んで、
その意味が分かるとか、
概ね理解できるなら、
単に初見で出来ないってだけ。
これは定着の浅さに起因します。
単純な例で考えてみて下さい、
例えば英単語。
文中では分からなかったけど、
確実にやったことあった。
そして解答・解説読んだら、
「あーそうだった」みたいになる。
こんな経験ありませんか?
これってやったことは確かだけど、
定着が浅かったからですよね。
基本的なイメージとしては、
こういうことです。
問題が解けなかったとかでも、
同じことが言えます。
「惜しい」で終わっちゃってる。
あと一歩なところ。
解説を読めばわかるけど、
初見での再現性が低いだけ。
だから惜しい。
でもこれをそのまま終わらせるか、
惜しいから昇華させられるかで、
大きな差になってしまいます。
英単語みたいなシンプルな暗記事項なら、
それを詰め直す。
もしくは演習が必要なものであれば、
過去問や問題集を使いながら、
その問題を解くポイントを意識して、
演習量を増やしていく。
こうやって「解説読めばわかる」から、
初見でも対応できるくらいに、
定着を深めて再現性を上げていく。
時期的に過去問を沢山やりたくても、
その一手間を加えるかどうかで、
伸び方が変わってきます。
ケアレスミスは多いか
ここで言うケアレスミスとは、
解けるはずだったのに失点した問題のこと。
こういうのは単純に自滅です。
解けるはずの問題なのに、
自ら手放したようなものですから。
同じ失点の中にも、
仕方がないものもあります。
そもそも知らないとか、
出来ない問題なら、
問題を解く時点では仕方がない。
復習やその後の対策で、
出来るようにするしかありません。
けど解けるはずだったのに間違えた。
これは同じ失点でも質が違う。
やっちゃいけないことです。
例えば10%分のケアレスミスがある。
これは本来できたはず。
つまり自分の得点+10%は、
得点出来ていたはずなんです。
7割取らなきゃいけない時だって、
ケアレスミスで10%もあれば、
8割取る力がなきゃいけません。
根本的な学力を上げるよりも、
ケアレスミスを無くす方が、
確実だし楽なこと。
もしもケアレスミスが多いなら、
かなり勿体ない事をしています。
そりゃ思うように点数は伸びない。
力をつけたり過去問対策を重ねても、
自滅に点数を落としていくんですからね。
でもケアレスミスをするのって、
無意識だったりします。
気付かずにやってしまってる的な。
だから直そうとしないと、
いつまでも同じことの繰り返し。
「またやっちゃった」を、
受験まで続けることになる。
放っておいて減るものじゃない。
なら減らそうとしなきゃいけません。
ケアレスミスの原因を列挙し、
どういうパターンが多いか、
それをしてしまう原因は何か、
どうすればなくせるのかを、
全部洗い出しましょう。
もちろん洗い出しただけじゃ不十分。
演習の中でそこでの対策を実践し、
ちゃんとミスが無くなるようにしていく。
過去問を解くときに、
もっと言えば問題集であってもそう。
ケアレスミスをしないことが当たり前。
実際にそういう状態を作ることが大切です。
詳しくはこちらをご覧ください⇩
失点の分析が甘くないか
過去問を解いたら、
復習をすると思います。
「なんで間違えたのか」を、
分析していますか?
分析してないなら論外です。
まずそこから始めましょう。
ここで言いたいのは、
そんなことじゃありません。
その分析が甘くないか?
これが重要です。
伸びない人はひたすら甘い。
そこから何を学べるの?
次に何を繋げられるの?
もはや分析になっていない。
そういう事をして満足します。
復習っていうのは出来ないことを、
出来るようにするのが目的ですよね?
じゃあ出来なかった原因は、
ちゃんと把握する必要があるはず。
それをしないからいつまで経っても、
一向に改善されずに過去問を消費する
例えば以下のような状況を、
イメージしてみて下さい。
英語の長文で代名詞が取れてなかった。
そこを設問で問われて失点した。
解説にはその代名詞が何を指すか、
きっと書いてあることでしょう。
そしてそれに則って考えれば、
その答えにも納得すると思います。
で、これで満足してないか?
ということです。
その代名詞が何を指してるのか、
分かったから答えがそうなるだなんて、
クソほど当たり前じゃないですか?
だってその代名詞が何を指すかが、
分からなかったから、
答えられなかったんでしょ?
じゃあ代名詞が何を指すかが、
分からなかったのか理由を、
明確にしなきゃいけないのでは?
じゃなかったらいつまでも、
「また何指してるか分かんなかった」を、
延々と繰り返すでしょう。
「この代名詞はこれ指してたんだ」
これを次にどう繋げるの?
何に活きるの?
表面的な部分しか見れてない分析は、
何にも役に立ちません。
遅刻した人に理由を聞いて、
「家出るのが遅くなったから」、
なんて言われても「は?」ってなりません?
「そんなん知ってるわ」
「その理由を聞いてるんだよ」みたいな。
でもこの程度にしか失点の原因を探れていない。
そういう人は極めて多いです。
これじゃ何も次に繋げられません。
復習の目的が自己満足になってる。
次に活かすためにはまずちゃんと、
失点の原因を分析すること。
全部。
ここを取り除けば同じ間違え方をしない。
そういう根本原因を見つける。
そして、そのための解決策を講じる。
その解決策を次に過去問解いたり、
問題演習する中で再現していく。
もしくは別途何か参考書で、
必要なことを身に付けていく。
そうやってできないことを出来るようにする。
その積み重ねで”伸びない”から、
気が付けば伸びるに変わっていきます。
その試験での戦略はあるか
限られた時間、
その時点での自分の能力。
その中で得点を最大限取る。
これは模試・過去問・入試、
いずれでもそうなってないといけません。
特に過去問なんて何年分も、
材料がある訳じゃないですか。
戦略が凄く立てやすいはず。
あなたはちゃんと戦略を立てて、
最大限点数を取れるようにしてますか?
ここの対策有無によって、
点数の伸び方は変わります。
要するに自分の中の、
”勝ちパターン”を、
持てているかどうかです。
イメージを持ってもらう為に、
例を出しましょう。
大問が5つあったとします。
大問1と2が自分の中で解きにくく、
3~5は解きやすい場合。
これで大問1と2に時間を使い過ぎて、
点が取れる大問3~5にシワ寄せが来て、
まともに解けずに点数を落とす。
これ勿体なくないですか?
その時間の中で目一杯点取るなら、
取れる問題はちゃんと取るべきですよね?
極端な話しをすると、
何も戦略を持たずにやれば、
こうなる恐れは十分にある。
それをやったかどうかで、
力が同じでも歴然たる差が、
生まれかねません。
大問毎の解く順番や、
それぞれの時間配分。
各大問への効率的なアプローチ。
etc...
こういう部分において、
自分の勝ちパターンを、
確立させているかどうか。
その上でそれを再現できるかどうか。
セオリーだけを持っていても、
役に立ちませんからね。
自分の勝ちパターンを、
しっかり再現できる必要がある。
もちろん年によっては、
その勝ちパターンへの障害もあります。
新しい大問が出てきたりとか、
例年と大問の難易度が違うとか。
こういう場合であっても、
軸となる勝ちパターンがあれば、
その場での微調整で済みます。
そういう事も含めて過去問演習を、
多く積み重ねていくと、
再現率高く勝ちパターンを、
実践できるようになってくる。
まずは復習の中で、
勝ちパターンを確立すること。
そして再現性を高めていくこと。
これが出来るかどうかで、
伸びる・伸びないは大きく変わります。
さいごに
伸びないじゃなく伸ばすんだよ
過去問やってるけど、
思うように伸びない。
そう思ってるかもしれません。
でも伸びないのには、
相応の理由がある。
不思議なことでも、
偶然でもなくて、
伸びない理由がある。
しっかり原因を見定めて、
そこに手を打ってください。
そうすれば伸びないことは、
まずありません。
伸びないじゃなくて、
何としても伸ばしていく。
そういう意識で取り組みましょう。
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