古文というか国語を一切捨てたけど?
古文嫌いとか、勉強したくないとか何かしらの理由で古文を捨てたいって思っている方!
多くの人は古文を捨てる選択を取ろうとしません。
それはシンプルににリスクに感じられるからです。
私立文系の受験でも、古文を受験科目として課す学校の方が圧倒的に多いです。
にも関わらず古文を捨てると受験できる学校の数が減ってしまったり、古文を課す学校を受けても国語で失点を重ね受験に落ちてしまうと考えられます。
理屈ではその通りだし認めるべき部分はあります。しかし、本当に言うほど反対すべき事なのでしょうか?
僕は古文を捨てて受験しましたが特に不便を感じませんでした。
恐らく古文を捨てる事に反対する人は、古文捨てて受験したことないのではないでしょうか?理屈と実際は少し異なる部分があります。
今回は、1分も古文を、というか国語を勉強せず私立文系受験に挑んだ僕が実感した古文を捨てる事への真実をお話しします。
古文を捨てる
古文を捨てても大丈夫なのか?不便はないのか?
古文を捨てる事へ懸念がるという人は大きく2つに悩んでいるのだと思います。
国立は勿論受けられないし、私立文系に絞っても古文ある方が多数なので古文ありの学校を受験しないとなると必然的に選択肢は狭まってしまいます。
しかし慶應はそもそも国語が無いのであれですが、青山学院などでは現代文のみで受けられる学部は探せば存在します。
それに、古文勉強していないからって古文を課す学校を受けられないのか?と問われれば答えはNoです。英社が出来れば古文捨てても余裕で合格できます。受けられる学校が減るとしたら早稲田の上位学部のみですね。
早稲田政経レベルで古文を1分も勉強せずに合格となると厳しいかもしれませんが、早稲田でも下位~中位までは古文なしでも狙えるでしょう。実際の受験はしてないのですが偏差値40の国語でも英社のおかげで早稲田商はA判定取れていましたし。
受験は総合得点を競う試験です。
古文で点数取れないから不合格とはなりません。英語と社会で点数稼いでいれば合格は可能です。
実際ぼくは古文どころか国語自体一切の勉強していませんでしたが、国語・古文を課す学校にも合格しています。
現代文なんて勉強しなくても多少は分かるだろうし、古文だってマークなので少しくらいは点を取れるものです。
古文の勉強、国語の勉強止めたからって0点になる訳ではありません。
ぼくが受験した上智では国語は3~4割、明治では4~4割5分くらいしか取れていません。
それでも合格できるような戦略を取っていたので特に問題はありませんでした。
しかし、この作戦には条件があります。
英社で稼ぎきる覚悟が無い人はおススメ出来ません。
僕の場合は英社は上智も明治も9割位取れています。
もし英社でギリ合格点取れるかどうか、というレベルであれば国語の力なしでは厳しくなってしまうでしょう。
古文を捨てる=英社で稼ぐ、という考えを頭に置いた上で古文を勉強するかどうかを決めて下さい。
そしてもし英社で稼ぐと覚悟を決められたなら、それを達成できるような勉強をしてください。
慶應のような第一志望に古文が無い場合どうするべきか
古文勉強しないと受けられる学校が減るかもしれないけど、第一志望に古文(または国語自体)がない場合はどうしたら良いでしょうか?
これは本人の学力や、考え方が大きく関わってきます。
たとえば、その第一志望の学校にどうしても行きたいのか、落ちたら落ちたで他の学校行ければいいやって考えているのかでも違うでしょう。
また、その第一志望に逆転合格を目指しているのか、そうでないのかでも変わってくるでしょう。
全然学力足りてないし残された時間も多くない!それでも、どうしても第一志望に行きたいと考えているならば古文を捨てるのは大いにアリだと考えています。
僕の場合は典型的な逆転合格タイプでした。また、慶應落ちたら大学行かないって宣言していて、それ以外の大学は場慣れ、実力の確認の為に受けようと考える程度だったので、国語は端っから捨てて一切勉強していませんでした。
それがあったから短期間で英社の学力を伸ばせたと思っていますし、その英社の力で結果的には慶応以外も受かっています。結果的には古文・国語を捨てた戦略は正解だったと思います。
後悔の度合い
古文を捨てるというのは思い切った作戦です。
英社に振り切って力を付けて合格するか、英社が伸びなければ国語も点取れない中で大失敗に終わる可能性もありますよね。
例えば慶應志望なのに英社が想像上に伸びず、国語でも点取りにくくてマーチでも下の方しか受からずに終戦とかですかね。
ここからは僕の推測でしかないんですけど、古文勉強しないで落ちた時って後悔の度合いが古文も勉強して落ちた時よりも高いのではないかと思うんです。
だって古文てみんな勉強している訳じゃないですか。自分が多数派にいることで、シンプルに力が足りなくて落ちたと思えると思いますし、あー古文勉強しなきゃ受かったのに!って考える事ってあんまりないのかなと思います。
一方で古文勉強してないパターンだったらどうでしょう。
英社に振り切って落ちたのだから仕方がないって大失敗に終わっても素直に割り切れますか?
自分が人と違うことやってリスク取ったから、こんな大失敗に終わったんだって思いませんか?保守的に国語もやっておけばもう少し良いとこ受かってたのに!とか思いませんか?
これをどう捉えるかは本当に人それぞれだと思います。
後悔なんてしない!古文捨てて突っ切る!と思えるなら英社で頑張りましょう。そこまで割り切れてるならもう迷う必要もないです。
もし後悔するかもしれないって少しでも思ってしまったら古文も勉強しておきましょう。あなたは大胆な行動を取るのに向いてないタイプだと思います。
別にどっちが正しいというのは無いのですが、後悔しない選択をしてください。
まあ慶應受かりたいなら国語なんて勉強しないほうが絶対に近道だというのは間違いないですが。
古文捨てる作戦
まとめ
古文を捨てるのも立派な戦略でしょう。
受けられる学校が減るということも大してないし、古文ありの学校でも英社で合格することは十分あります。
しかし、古文を捨てる戦略は英社が十分に出来るようになるという前提が必要です。
英社が伸びず国語も出来ませんじゃ目も当てられない結果を招く事となります。
古文を捨てるのは諸刃の剣だと認識した上で、どう選択するのが後悔なく受験を全うできるか考えてみて下さい。