高校の偏差値はそれなりに高い。
けど大学受験で思うように成績が上がらない。
受験生の方からこういう話を、
複数聞いたことがあります。
どなたも高校の偏差値は、
70弱~70超えくらい。
超進学校や本当のトップ層ではないけど、
高校受験では上手く行った人たちです。
(その方々は高校受験組でした)
これが凄く興味深かった。
ある一人に聞いた話をすると、
みんな共感するし、
同じことを言うから。
このタイプの人たちは揃って、
同じようなことを感じてるんだなって。
僕自身は高卒就職も多数いる高校出身。
そこから慶應法学部に進みましたが、
ここでは有名な高校出身者が多い。
高校偏差値と大学に相関関係は、
強くあるのだなくらいに思っていた。
だから偏差値の高い高校って、
凄いなとは思っても、
そこで悩んでる人の存在を、
知る機会はありませんでした。
世間で優秀とされる高校、
僕には一切縁のなかった高校でも、
大学受験が上手く行かない人もいる。
勿論、頑張っても上手く行かないって話。
今回は僕が話をした高校偏差値は高いけど、
大学受験が上手く行かない人たちが、
揃って抱ていた共通見解をまとめています。
全員が同じように考えていたから、
凄くまとめやすかった。
もしもあなたが同じタイプなら、
今が何故上手く行ってないのか、
その構造と原因が分かると思います。
その上で現状を打破する。
そんなキッカケにしてください。
・高校の偏差値が高いのに大学受験で苦労しているあなたへ
・現状を整理し打破するキッカケになる
なぜ大学受験では上手く行かないか
良い高校に通う人の2つのタイプ
まず初めに話の前提です。
僕が話を聞いた人はみんな、
高校受験組です。
だから高校受験で、
偏差値の高めの学校に入った。
中高一貫の中学組の人に、
どこまで当てはまるかは、
何とも言えません。
そこは読み進めながら判断してほしいです。
で、本題。
偏差値の高い高校に入る人は、
大きく2つに分けられるそうです。
- 地頭が良いタイプ
- 真面目な努力タイプ
勿論前者も努力はしていると思いますが、
大分するとザックリこんな感じ。
この構造自体は大学受験と、
概ね一緒ですね。
同じ偏差値の高校でも、
上手く行く人は前者が多い。
そして大学受験で苦労する人、
今回の話に該当するタイプは後者。
もちろん双方に例外はあれど、
ここに強い相関関係がある。
こういう話を多くの人が、
僕にしてくれました。
でも僕自身は高校受験は無知。
正直良く分からない。
そこで疑問が湧きます。
高校受験上手く行った。
なら同じ要領でやれば、
大学受験も上手く行くのでは?
でも、そうではないと言われました。
その理由を聞いた時、
「なるほどなぁ」となった。
そちらは下段にて。
高校受験と大学受験の違い
高校受験は努力して、
上手く行った。
けど大学受験は、
同じように行かない。
その理由は高校受験と、
大学受験は大きく異なるから。
僕は高校受験に無知なので、
ピンとは来なかった。
けどそれは話を聞く限り、
大まかには2つ要素がありました。
- 競争の激しさ
- やるべき事の量や難易度
これらの要素から高校受験では、
頑張ればどうにかなったけど、
大学受験だとそう上手く行かない。
報われやすさが圧倒的に違う。
こういうことらしいです。
まず高校受験と大学受験では、
そもそも競争の激しさが違うと。
高校受験は勉強しない人、
してもたかが知れてる人も、
多く含まれている。
将来的に大学進学を考えない層も、
高校には行きますからね。
そういう母集団では、
自分がちゃんと頑張ると、
それだけで優位に立ちやすい。
けど大学受験だと、
そうはならない。
高校受験よりも勉強する層に絞られ、
その上で競争相手が全国規模になる。
だから自分が頑張っても、
その競争の激しさ故に、
高校受験のような、
優位性が生まれにくい。
また高校受験と大学受験では、
覚える量や問題の難易度も、
大きく違うらしいです。
努力の壁みたいなものが、
そこにはあると。
高校受験ではキャパ限界でやれば、
要領どうこうよりも、
勉強時間であったり、
力技でどうにかできる。
覚えるべき量は多くないし、
難しい問題と言えど、
ガッツリやれば、
ある程度は出来るようになる。
本当のトップレベルの高校を除くと、
そういうものらしいです。
けどそれが大学受験だと、
通用しなくなると。
高校受験のように頑張っても、
覚えることが追い付かなかったり、
難しい問題が処理できなかったり。
地頭ではなく努力で、
偏差値高めの高校に行く人は、
主にこの2つの違いが大きいらしい。
一方で地頭で高校受験を乗り切った人は、
ここから受ける影響が少ない。
覚えることが多かろうが、
問われることが難しくなろうが、
すんなりと対応できてしまう。
だから競争の激しさも、
特に問題なく勝ち抜けてしまう。
そういう構造だとのこと。
僕は高校受験カスなので、
実体験としては分かりません。
けど話の道理としては、
「なるほど」って感じ。
そして地頭型ではなく、
高校受験を乗り切った人には、
時に厄介なことが起きるらしい。
それは何かというと、
そのまま沼にハマって抜け出せないこと。
「中途半端な成功体験」に、
引きずられてしまう。
これは下段にて。
中途半端な成功体験によるジレンマ
高校受験で自分は上手く行った。
これがジレンマを引き起こすそうです。
高校受験で上手く行った自分のやり方、
成績を伸ばす感覚がある訳ですよね。
それは上手く行ったものだからこそ、
成功体験として正しいものだと、
錯覚してしまう。
話を聞かせてくれた方の、
印象的な表現をお借りすると、
「中途半端な成功体験」というやつ。
まさに井の中の蛙
ステージが上がると通用しない。
ぶち抜けて上手く行ったわけじゃないのに、
報われやすい戦いだっただけなのに、
自分は正しいと勘違いをもたらす。
それが「中途半端な成功体験」らしい。
その中途半端な成功体験に基づき、
勉強を同じようにやる。
頑張る。
けど大学受験になると、
上手く行かないジレンマ。
そこから抜け出せずに、
ズルズルと時間が経ってしまう。
つまり上手く行かないことを、
上手く行くと信じ切ったまま、
盲信して進もうとしてしまう。
その結果やってもやっても、
結果が出ないままになってしまう。
こういう負のスパイラルに、
入ってしまったりするらしいです。
下段でここまでの話をまとめます。
高校受験では上手く行ったのに
とりあえずここまでをまとめます。
地頭が平凡~未満でも、
勉強のやり方が凡庸でも、
必死に頑張ればどうにかなった。
それが高校受験。
けど大学受験だと、
それが通用しなくなる。
つまりその人の地頭と、
その人のやり方じゃ、
頭打ちがスグに来る。
けど中途半端な成功体験に、
引っ張られてしまうから、
そこに気付くことが出来ない。
そうして時間を掛けるけど、
一向に状況が改善されない。
掛けた時間に対して、
伸び率が悪すぎる。
この沼にハマってしまう。
話を聞いてきたことを、
まとめるとこんな感じです。
話を聞かせてくれたある人は、
この状況を以下のように表現してました。
二軍の戦いには勝てても、
一軍の戦いには勝てない。
そこから抜けだせるかどうかが、
地頭型じゃない人にとって、
明暗を分けるらしい。
そこから抜け出せない人が、
高校の偏差値は高いけど、
大学受験で上手く行かない人。
ということになる。
この記事を読んでいるあなたは、
ここに当てはまるのかもしれません。
じゃあどうやってその現状を打破するか。
これが重要になりますよね。
でないと同じような所を、
ずっとウロウロして、
時間ばかり経ってしまうから。
その辺を以降でお話しします。
対処法
現実を受け止める
高校の偏差値は高い。
けど大学受験は上手く行ってない。
もしもあなたが、
ここに当てはまるなら。
初めにやるべきことは、
至ってシンプルです。
現実を受け止めましょう。
確かに高校受験は、
上手く行ったのかもしれない。
でも、ここまで読んで分かりましたよね?
それは高校受験だったから。
この恐れが非常に強い。
だから事実として、
いま上手く行っていない。
そこを受け入れないと先述通り、
「中途半端な成功体験」の、
沼にハマっていく。
そうなればやれどやれど、
時間ばかりが過ぎて行く。
いや良いんですよ?
自分が絶対に正しい、
このままやれば浮上できる、
そういう自信があるなら。
上手く行ってない現実を、
突きつけられながらも、
それを覆せるだけの自信があるなら。
でも今もし自分に疑いがあるなら、
頭打ちになっている恐れが強いです。
少し人よりも頑張れば、
高校受験は上手く行ったかもしれません。
その頑張り方が通用したのは、
高校受験だったから。
同じようにやって通用しなかった、
というのが現状のはずですよね?
これは受け入れるしかない。
その上でどうするか?
これが大切です。
けどそれは現実を受け入れてからの話。
だから一番初めにやらなきゃいけないってことです。
それを受け入れたら、
何を変えていくべきか。
それは下段にて。
戦い方を変える
高校受験では通用した。
でも今は通用してない。
だとしたら、
戦い方を変えるしかありません。
残念ながら地頭に頼って、
勝ち抜けるタイプじゃない。
もしもあなたがそのタイプなら、
高校受験と大学受験という、
ステージが変わっても、
苦労してないはずですし。
それでも僕や多くの人よりは、
優れた頭を持っているかもしれません。
けど少なくとも志望校に対して、
地頭で優位に立てるほどじゃない。
だから現状苦労している訳で。
そして高校受験では対応できたやり方も、
大学受験では対応しきれてない。
競争が激しくなり、
しかも覚える量が多かったり、
問題が複雑・難しくなったせいで。
単に頑張るとかその程度じゃ、
どうにもなってないのが現状なはず。
今までの頑張り方じゃ、
何も変わらずに、
同じことを繰り返す。
⇒「模試できなかった」それいつまで繰り返すん?伸びないまま受験終わっちゃうよ
だったら・・・
何かを変えなきゃいけないですよね?
つまりどうするべきか?
端的に言いましょう。
”お勉強”や”受験ごっこ”を止めて、
”受験勉強”をしようってこと。
そもそも大学受験なんて、
やり方さえ間違えなければ、
慶應A判定くらい誰でも取れるもの。
そこには膨大な勉強時間も、
優れた地頭も必要ない。
やり方次第なんだよ。
伸びる勉強を意図してやるかどうか。
これだけなんだ本当は。
けど多くの受験生は、
”それっぽい”情報に、
簡単に振り回される。
勉強時間が~。
地頭が~。
参考書が~。
etc...
そうじゃない。
そんなのは幹じゃなく枝葉。
この枝葉ばっかり見てやるから、
”受験ごっこ”になるし、
結果が付いてこない。
いつまでチンタラやってんの?
おままごと的な勉強して楽しい?
そういう話です。
詳しくは下記画像から、
ラインを追加してみて下さい。
その意味が良く分かると思います⇩
※追加後スグにあなたのラインにPDFが届きます!
さいごに
大丈夫だよ
高校の偏差値は高い。
けど大学受験は上手く行ってない。
案外こういう人っているんですよね。
僕が高校受験カス過ぎて、
縁のない世界でしたが。
もしかするとあなたも今回の話に、
該当してしまうかもしれない。
けどそれは大学受験での、
要領を掴めてないだけ。
頑張り方さえ分かれば、
全然どうにかなる。
少なくとも高校受験で、
頑張る力があることは、
証明されてるんですから。
今とは違う”正しい頑張り方”。
これを身に付けて勉強しましょう。
そうすればきっと結果は出ますから。
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