バカな高校生が慶應法学部に合格した方法~ビリギャル超えとか余裕~

K.O diary

学校や予備校では教えてくれない私立文系の受験勉強法

不安=合格へ前向きな兆し!受験に不安を持つ人ほど合格への近道である理由

前向きに不安を受け入れる

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受験生というのは不安を持つものです。

 

「成績が上がらない」

「受験失敗したらどうしよう」

こんな不安に押し潰されそうになる時期もあるかもしれません。

 

あなたも不安があると自覚があるかもしれません。

もしくは、ハッキリとした自覚は無くても潜在的にどこか不安に感じているのかもしれませんね。

 

でも僕はそれが普通だと思います。

むしろ不安に感じる事をプラスに考えて欲しいとすら思っています。

不安を抱くことは合格へ前向きでいる証拠です。

 

自信を持つ事の方が不安を持つよりも良いとされていると思います。

たしかに不安に押し潰されるのはマイナスな結果しか生まないでしょう。

 

しかし自信と不安の関係は非常に繊細でなのです。

 

大切なことは自信と不安のバランス。

基本的に不安は0にはならないですし、むしろ適度な不安は持っている方が良かったりします。

 

僕は受験勉強を開始した際ハッキリ言って落ちこぼれでした。

 

もちろん受験に対して不安しかありませんでした。

後に模試でA判定を取り続け、過去問で良い点数を取って自信を付けても不安が消えてなくなったことはありません。

 

合格発表が終わるまで不安は消えることはなかったです。

 

しかし、不安を感じていたからこそ頑張れたのも事実です。

第一志望の慶應法学部で2科目で合格点に達することが出来たのは、不安が故に徹底的に合格可能性を高められた結果だと思っています。

 

この記事では不安を抱く受験生に対して、不安な気持ちへの向き合い方、考え方をお伝えします。

 

この記事で分かること

・前向きに不安を受けいれるとは?
・なぜ不安を持つと合格へ近づくのか?

 

序章:似て非なる二つの不安 ~本気の不安とは覚悟と同義

なんちゃって不安と本気の不安

不安には二つあります。

 

不安にもタイプがある

1. 漠然と何となく不安を抱く

2. 不安で仕方が無くて追われている感じがある

 

一つ目の不安は、実際には大して不安を感じていません。

「あー合格したいなぁ」みたいなテンションが本音だと思います。

 

一方、二つ目の不安を感じる人は不安で仕方が無いはずです。

強迫観念的なものを感じ、”受かりたい”よりも”落ちたらヤバい”の方が近いでしょう。

 

この種の不安は覚悟に近いものです。

全てを投げ捨てでも合格する意志があります。

 

恐らく、あなたが抱く不安がどちらに該当するか自分で分かるのではないでしょうか?

 

ここから先のお話は、後者の不安(不安で仕方が無くて追われている感じがある)を感じている人向けの内容となっています。

 

「自分は当てはまる!」と言う人は最後までご覧頂けると嬉しいです。

本気で書いたので少し長いかもしれませんが後悔はさせません。

 

不安な気持ちが大切な理由

不安が行動の原動力となって頑張る事が出来る

不安とは恐怖に近い感情です。

そしてその不安は強力に人を駆り立てる動機となります。

 

これは極端すぎる例ですが

「掃除をしたら褒められる」と「掃除をしないと全力で殴られる」

どちらかが強力な動機になりますか?

 

恐らくは後者の方が強い動機になるのではないでしょうか?

 

イメージを理解しやすくするためにあえて極端な例を出しました。

要するにポジティブな動機よりもネガティブな動機の方が強いものなのです。

 

あなたが受験に不安を抱く。

それは合格したいという強い気持ちの表れです。

 

しかし、その内訳は自分にとって不都合な状況を恐れる事から不安は生まれています。

「成績伸びなかったらどうしよう?」「受験落ちたら最悪だ」といったものです。

 

仮に受かる気が無いのであれば、受験の事を気にする必要すら無いはずです。

こんな風に不安になる義理もありませんよね。

 

一度その不安を持つと前に進むしかなくなります。

解消するためには少しでも成績を上げて合格を現実的なものにするしかないからです。

不安に押し潰されないためには少しでも前に進み続けるしかないのです。

 

心底不安で仕方がない。

なのに何もしない、というのは考えられないですよね?

 

何もしなければ現状は変わらず、抱く不安を解消する事は出来ないからです。

 

つまり不安を持つとは勉強に対する強い動機に繋がります。

その緊張感が後押ししてくれます。

 

それは漠然と「合格したいなぁ」と考える人とは比べ物になりません。

 

そして僕の経験から、この二者の比較では後者の方が明らかに合格しやすいです。

あなたが不安を持つ事は決して悪い事ではありません。むしろ受験合格への原動力になると考えてください。

自信と不安は共存する~適度な不安のすゝめ

不安を0にしようとしなくていい

「じゃあ不安なままで自信は不要なのか?」

と言えば、そういうわけではありません。

 

「落ちるはずがない!」

このような自信はめちゃくちゃ大切です。

 

実際の入試は緊張します。

 

なので不安しか持たない状態で受験当日を迎えることはお勧めできません。

プレッシャーに押しつぶされ試験では力を100%発揮できないかもしれないからです。

 

不安に押し潰されず力を発揮するには自信も必要です。

 

「落ちるはずが無い」

こんな自信が気持ちを前向きにして、試験の緊張感が集中力へ変わることもあります。

 

じゃあ、自信を付ければ不安は消えるのか?

必ずしもそうではないと僕は思っています。

 

自信と不安は二者択一ではなく共存するからです

 

合格したい気持ちが強いほど失敗した時のことが頭をよぎります。

そうすれば当然不安な気持ちになるでしょう。

しかし、それで良いと思います。

 

中には試験当日1ミリも不安が無いという人もいるかもしれません。

でも、僕は第一志望では不安が少なからずありました。

 

自分でも絶対に受かると思っていましたよ。

 

誰よりも効果的な対策をしたつもりでした。

やれることは全てやって自信満々で落ちる気もしなかったです。

 

それでも「最悪の場合」と言うのは頭の片隅にありました。

だからこそ適度な緊張もしましたし不安もありました。

 

どこまで行っても不安は付きまとうものです。

あなたの合格への気持ちが強いほど。

これを悲観的には捉えるべきではありません。

 

多大なる自信と拭えない適度な不安の入り混じった状態。

こんな時こそパフォーマンスを最大に高める事ができるからです。

 

たとえ実力的落ちるはずなくても世の中に100%はありません。

99%合格でも、1%を引いて落ちることもあります。

試験は一発勝負なので、その一回で全てが終わります。

 

1%を引くのは運が悪いだけと簡単に諦めますか?

そして、本当に運だけでしょうか?

 

未知もしくは知識に漏れのある問題ばかり問われる。

普段考えられない凡ミスを連発する。

解答欄ズレてしまう。

 

探そうと思えば落ちる可能性をいくらでも見出せます。

これらは不安を抱いて心配性にならなければ思いつきもしないでしょう。

 

しかし、その不安によって日頃から落ちる可能性を少しでも潰すよう貪欲になる。

細心の注意を払って勉強に取り組む。

そうすることで合格率を上げる事が出来るのです。

 

そして、そこまで日頃からやれれば試験当日も自信が付いています。

決して過度な緊張や不安に押し潰されることはありません。

何なら緊張感も楽しめて集中力が増します。

 

とはいえ適度な不安も持ち合わせているでしょう。

細心の注意を払うし絶対凡ミスはしないという心掛けを100%で行うことが出来ます。

 

不安を0にしようと思う必要はありません。

”不安しかない”という状態から抜け出せるような自信を持てれば十分です。

適度な不安は寧ろ日頃の勉強にも試験当日にも好材料です。

 

一ミリの不安も抱きたくない人に知っておいて欲しい話
過度な自信=慢心=合格から遠ざかる

「これまで不安は少々ある方が良いんだよ」と言う話をしてきました。

 

それでも「不安を少しでも抱きたくない」

「不安は0にしたい」という人に知っておいて欲しい話をこれからします。

 

不安が本当の0になるとすれば考えられる状態は大きく二つしかありません。

 

不安が0になるとは

1. 本当にすべてが完璧な完全無欠状態な人OR生まれつき不安という感情に疎い人

2. 驕り、慢心している。

 

1に該当する人は極めて稀でしょう。

少なくとも、この記事を読んでくれているあなたは完全無欠でなかったり、何かしら不安に感じることがあるのだと思います。

 

2は受験に失敗する人に良く見ます

 

自信と驕りや慢心とは紙一重です。

これらは言い換えれば、舐めているようなものです。

一度でも慢心や驕りが生まれれば合格から遠ざかります。

 

慢心すると心のどこかで「受かるだろう」と緊張感に欠けます。

深層心理的に舐めて勉強する事になるので成長は鈍化します。

受験当日に凡ミスなど想定外のミスをする可能性も上がります。

 

慢心し現状に満足する。

それは目標達成からは遠ざかることを意味します。

 

少し僕の知人の話をしますね。

 

彼はあるマーチの大学を目指していました。

成績は夏過ぎにはB判定まで出ていました。

本人的には順調に勉強が進んでいるつもりだったようです。

 

「まあB判定なら3つくらい学部受ければ一つは受かるっしょ」

こんな風に言うのが口癖でした。

 

しかし結果は?

 

志望大学の学部4つに他のマーチも全滅。

結果は日大のみの合格となりました。

 

これは明らかに慢心です。

B判定出てからも緊張感を持って勉強していれば、もう少し良い結果を出すことが出来たのではないでしょうか。

 

僕は基本的には根性論は嫌いです。

むやみやたらと勉強すれば良いなんて思いません。

 

でも少なくとも適度な緊張感は持って勉強に取り組むべきだとは思っています。

 

不安が0になるというのは、それはそれで恐ろしい事なのです。

不安の中に緊張感を持って勉強する。

慢心を生むくらいなら、この方が遥かに合格率を高める事が出来ます。

 

あなたにも慢心ではなく不安による緊張感を持っていてほしいです。

ポイントのまとめ

不安を持ち続ける事で合格へ近づこう

最後に今回のおさらいをしておきましょう。

 

今回のポイント!

・あなたが不安になるのは合格への気持ちの表れ

・その不安は行動の原動力になる。

・不安を0にしようとはしなくていい。適度な不安はプラスに働く。

・自信と慢心は紙一重。慢心は悲惨な結果しか招かない。

 

あなたが受験に対して抱いている不安は合格へ必要なものです。

 

その不安と上手く向き合う。

そうすれば、あなたは合格へかなり近づくことが出来るでしょう。

今のあなたの不安は、合格へかなり前向きな状態である事を忘れないでください。

 

不安という言葉へのネガティブなイメージだけでなく、良い所も受け入れて合格へ邁進してくださいね。