受験まで残り約2か月。
この残り僅かな時間。
悔いを残してほしくない。
そして僕としても、
これ言っておけばよかった、
などと思いたくはない。
だから今リアルに思っていることや、
肝に銘じておいて欲しいことを、
この場を借りて話そうと思う。
普段こちらから連絡はあまりしないが、
今ここで敢えてそうするのは、
それだけ言っておきたいことだからだ。
5分で済む。
自分の胸に手を当てて、
思い当たることがないか、
確認するように読んで欲しい。
なければそれでいい。
というかその方が良い。
でも少しでも思い当たる節があれば、
これを機に気持ちを入れなおして、
最後2か月を過ごすようにして頂きたい。
それが出来れば結果は付いてくる。
では始めよう。
本題
これまでの模試であったり。
過去問を解く中であったり。
少なからず手応えを感じたり、
合格が見え始めているかもしれない。
それは自分で掴んだ手応えであり成果。
誰もがそこまで行けるわけじゃない。
研鑽を重ね自ら掴んだものだ。
だから大いに自信にしてほしい。
頑張ってきた自分を誇ってほしい。
僕も話の中で成長を感じるたびに、
本当にうれしく思っている。
頑張ってきたよな、まじで。
お世辞じゃない。
紛れもない本心。
だけど上手く行っているように見える時こそ、
そこには落とし穴があったりする。
それは慢心・驕りだ。
終盤の模試でA判定が出ていた。
過去問で合格点は当たり前になってきた。
こういう時にこそ成長意欲が失われたり、
自分に対して甘くなったりしやすい。
少なからず現状に満足してしまったり。
かつてのような貪欲さが失われたり。
「まあ大丈夫だろう」とか。
「これくらい取れてれば平気だろう」とか。
取り組みに以前のような緻密さが損なわれるとか。
こういうこと。
これやってたら伸びるもんも伸びない。
成績が悪かった頃や、
過去問の点数が低かった頃を、
是非思い出してもらいたい。
そんな生ぬるい感じでやってたか?
もっと鬼気迫る感じでやってなかったか?
目に見える形では、
手を抜いてないかもしれない。
だけど心のどこかで安住したり、
ハングリーさがなくなってないか?
ちょっと手応えを得て良い気になっていないか?
もし少しでも思い当たる節があれば、
残り2か月は思うように伸びないぞ。
寧ろ退化するまである。
余裕でそうなりえる。
残念ながら僕はそういう、
慢心に溺れた人を見てきた。
僕の友達は終始慶應A判定だった。
文から法まで1年間だ。
それでも慶應5学部受けて全敗。
僕が教えてきた人だってそうだ。
常にA判定出ていたり、
秋には合格点越えてたのに、
早慶に受からず終えた人もいる。
でもその人たちは話してる感じから、
慢心や驕りが手に取るように見えていた。
どこか節々で雑なんだよ。
もう受かった気でいるような感じ。
何でそこもっと詰めてやってないの?
ここまで詰めてやろうって前から言ってるよね?
何でそんな半端な感じでやってんの?
前まではちゃんとやってたじゃん、みたいな。
もちろん指摘はした。
けど「あー確かに」とか、
「大丈夫、わかってます」とか、
どうも自分事として受け止めない。
やっぱどこか満足しちゃっているんだよな。
もうかつてとは別人のようになってる。
そのままフワフワした感じで受験を迎え、
結果を聞いた時には案の定でしかない。
それまでの貯金があるから、
流石に良い勝負にはなるだろう。
それでも途中まで圧勝できる位置にいたのに、
伸びしろを自ら潰しそのチャンスを活かせず、
紙一重で落ちたりすることになる。
もしくは慢心に溺れ徐々に退化し、
しりすぼみになって落ちていく。
そういう人も見てきたんだよ。
もっときつく言えば良かったかなと、
心から悔やむし僕にとっても心残り。
そんな思いをしてほしくはないし、
僕もそんな後悔なんてしたくない。
だから今こうして書いている。
気持ちは分かるんだよ。
少し浮つきもするだろう。
僕もそうだった。
丁度12月ごろ。
受かった気でいたし、
明日が受験で良いとさえ思った。
でもそこで思いとどまれたのは、
「これで落ちたら後悔する」と、
ふと怖くなったからだ。
もしそう思わなければ、
最後2か月をぬるい感じで過ごし、
力はピークを降って落ちてたかもしれない。
だから気持ちはわかる。
一度でもそうなった手前、
偉そうなことも言えない。
けど良く考えろよ。
これまで頑張ってきたこと。
模試で良い成績を取ったこと。
過去問で点数を上げてきたこと。
全ては合格するその日のためだよな?
そこがゴールにあるはずなんだよ。
そしてこれからの2か月が、
その念願を成就させるかを決めるんだ。
たかがA判定。
たかが合格点。
目指すのはそこじゃない。
そんな低い視座は捨てよう。
受験は一発勝負。
それまでの過程がいくら優れていようが、
当日合格点に及ばなければ無に帰す。
100回受けて99回受かろうが、
1回の不合格を引けば終わり。
そんな万が一さえ起こさない。
そういう準備をすること。
そのためには常に自分との戦いになる。
合格点どうこうじゃない。
合格点が7割。
目標が8.5割。
自分の点数が8割。
これなら合格点を超えていようが、
喜ぶことなんて一つもない。
”目標に及ばなかった=不合格”
これくらいに思って死ぬほど反省しろ。
何が足りないのか分析し、
その差を埋めるようにやらなきゃいけない。
いつまでも点数が横ばいとか、
そんな進歩のないことを繰り返してるのは、
取り組みとしては下の下だよ。
そんな粗く雑なことしてたら、
あっという間に2か月なんて過ぎるし、
ここからの伸びしろだって知れている。
もっと知恵絞りながら突き詰めて、
目標達成できるように差を埋めることは、
徹底してやらなければいけない。
そして目標をクリアしたら、
さらに上の目標を立てるんだ。
8.5割をクリアなら9割に設定して、
そこを超えるようにやる。
決して現状に甘んじることはない。
自分との戦いである以上は、
常にハードルを上げ続けて、
クリアしていくんだよ。
「これくらいでいいか」なんて、
勝手に限界を決めるんじゃない。
これくらいでいいなんて存在しない。
時間が許す限り点数を高めた方が良いに決まってるだろ。
「これくらいで良いか」となれるのは、
100回受けて100回受かるようになってから。
体調不良で力を出せなくても、
緊張で力半分しか出せなくても、
それでも受かるってなった時のみ。
もし自分の目標通り点が取れても、
本来取れるはずの点数を落としてたら、
喜ぶどころか反省の嵐でしかない。
9割取れても本当は9.2割取れた。
ならその.2割の失点を甘く見ない。
そういう失点が試験本番で、
命取りになるかもしれないという、
危機感を強く持って悔いろ。
そうならないために、
どうすれば良いか分析し実行して、
次はそんなミス絶対にやんな。
ボンヤリやっていたら2か月なんてすぐだ。
合格を確実なものにしていけるか。
ボーダーもしくは不合格に成り下がるか。
今後2か月の過ごし方がここを分けることになる。
どんなに自分が出来るようになっても、
現状に満足するんじゃなくて
少しでもより良い自分になれるようにやる。
高みを目指し続ける。
受験を迎える日まで最強の自分を更新し続ける。
それをどれだけ密度濃くやれるか。
これが自分との戦いってことだし、
それが出来れば必ず結果は付いてくる。
いいか。
合格はもう見えているんだ。
でもそれは本番で掴み取ってこそ意味がある。
見えてたけど掴めなかったでは意味がない。
惜しかろうが不合格なんだから。
そんな受験生は山のようにいるんだ。
絶対にそうなってほしくないんだよ。
模試の成績や過去問の点数的に、
落ちてはいけないレベルにいるからこそ、
これまでの頑張りが報われて欲しい。
「あと少しだったね」とか、
「受かる力はあったのにね」とか、
そんなこと言いたくないし思ってほしくない。
ここまでの話がどれだけ響いているか。
それは正直分かりません。
話しているわけじゃないしね。
もしかするとこんなこと言われずとも、
当たり前だと思ってやっているかもしれない。
それなら言うことはない。
でも少しでも感じることがあったなら、
残り2か月を死ぬ気で突き抜けて、
「楽勝だった」と受験を終えて欲しい。
まだ受かったわけじゃない。
だから受かった気には絶対なるな。
慢心も驕りは全部捨てろ。
ここからが本番。
そういうつもりで1段と言わず、
2段も3段もギアを上げてやっていこう。
いま楽をして2か月後に泣くか。
いま歯を食いしばって2か月後に笑うか。
やるのは僕じゃなくあなただ。
けど圧勝してくれると信じている。
追伸
こちらご返信お気遣いなく。
勿論何かあれば早めにご相談ください。