バカな高校生が慶應法学部に合格した方法~ビリギャル超えとか余裕~

K.O diary

学校や予備校では教えてくれない私立文系の受験勉強法

300冊もやったのに・・・

参考書を300冊やってマーチ落ち

⇒〇〇して慶大プレ英語全国6位、世界史5位

(ちゃんと模試成績も後ほど貼る)

 

2023年に僕が教えた中に、

こういう方がいらっしゃった。

 

明治いければ万々歳。

けど一応、第一志望は慶應商学部

 

僕が教え始めたときはこんな感じ。

 

この方は受験の明と暗を、

綺麗に表す良い例になる。

 

300冊やってマーチ落ち。

これが暗。

 

でもそこから〇〇して、

慶大プレで成績優秀者。

これが明。

 

さて、何をしたか?

 

これは明日以降の配信にも、

大きく関係してくる。

 

昨日お伝えした通り、

伸びる・伸びないの差は1つしかない。

 

色々あるように見えても、

突き詰めれば1つだけ。

 

この方はここに対して、

大いにヒントになる。

 

だから合格体験記風に、

この方の取り組みをまとめてみた。

 

何が変わったとか。

どういうことをしてたとか。

 

受験が終わってから、

話を聞いたりもしたので、

その辺も共有していく。

 

明日以降の配信を理解しやすくもなるし、

あなたの勉強にも役立つはず。

 

時系列順に見ていきます。

その変化を追うようにご覧ください。

 

現役時~僕が教えるまで

参考書300冊やってマーチ落ち

僕がこの方を教え始めたのは、

夏に差し掛かる頃だった。

 

教え始める前にラインでは、

少々のやり取りをしていた。

 

今あなたがライン追加してくれてる、

みたいな関係性ってこと。

 

その際に一つ尋ねたことがあった。

 

「何を使うか」と「どう使うか」

問題集ではどちらが大切だと思ってるか?

その結果はどうなっているか?

 

これに対する答えは⇩

 

「めちゃくちゃ問題集やってたよね?」

 

受験が終わってから電話した時、

再度こうやって聞いてみた。

 

そしたら・・・

「それはもう思い出したくもない」

と言っていたw

 

こんだけやってマーチに落ちた。

 

量はやるけど定着が悪い。

全然結果に繋がらない。

 

こういう状態だったと。

 

それは彼の合格後に、

電話で話した時にも、

同じことを言っていた。

 

「夏以前の勉強は何にもなってない」

「夏からようやく始まった感じ」

 

でもどうして彼は、

こんなに問題集やったのか?

 

その時の心境と原因を、

電話した時に振り返ってもらった。

 

気持ちが空回った

こんなにも問題集をやるに至った。

 

その原因と心境を受験後に、

電話で詳しく聞いてみたんだ。

 

そこで教えてくれたこと。

それは主には二つ。

 

・難関大を目指すにはたくさんやる必要があると思っていた

・時間が多くあって、手を出そうと思えば出せてしまった

 

難しい大学=色々できなきゃいけない

⇒たくさんやる必要がある

 

まずはこれ。

 

より高度なことや難しいもの。

全部できなきゃいけないと思い、

やたらめったら手を出してしまったこと。

 

次に時間がありすぎたこと。

 

現役時も浪人夏以前も時間が膨大にあった。

 

だからやろうと思えば、

いくらでもできる気がした。

 

手を出そうと思えば出せてしまう。

そこにハマってしまった。

 

つまりまとめると以下のような感じ。

 

⇩負のループ

・色々できなきゃいけないと考える

・時間はたくさんある

・手を出せてしまう

・気づけば300冊

 

ビフォーアフターで言えば、

ここまでがビフォーとなる。

 

アフターをここから見ていこう。

 

僕が教え始めてから

「やること」「やり方」+〇〇

僕が教え始めたのは、

夏に差し掛かる頃。

 

7月頭くらいから。

 

勉強スケジュールを作成し、

それぞれの勉強の仕方もお伝えした。

 

そして何より大切なこと。

問題集・参考書はめちゃくちゃ絞った。

 

やってもらうようにしたのは以下の通り。

 

⇩絞った後の参考書

単語:鉄壁、英検準一EX

文法:パワーステージ

英文解釈:英文読解問題精選

世界史:標準問題精講、ヒストリア

ただ英語の多読の際には、

沢山読んで貰いはした。

 

そこは時期を見て、となる。

 

けど基本的には受験まで、

ずっと上記のことのみ。

 

それ以外にやったのは過去問と、

世界史の知らない用語潰す作業だけ。

 

参考書ベースで言えば、

上記に追加したものもないし、

それ以外でやったこともない。

 

ただただ上のものをやるだけ。

 

めちゃくちゃ絞ったと思わん?

300冊からここまで減るんだから

 

ただ一つだけ約束してもらったことがある。

 

やることは絞ったうえで、

それぞれを骨の髄まで、

ちゃんと見に着けていくこと。

 

そしてそれは1回でなくていい。

 

最初は雑でもいいから、

徐々に仕上げるつもりで、

初めから完璧にすることに拘らない。

 

つまり”完璧症候群”になるな。

ゆくゆく完璧になることを目指す。

 

こういう約束。

 

そこに即したスケジュールと、

そういうやり方をお伝えし、

この約束を守ってやってもらった

 

でもこの約束に関しては、

暫く言い続けたことでもあるんだ。

 

やっぱ不安だからね・・・

 

これはもしかしたら、

あなたもそうかもしれない。

 

「沢山やらないといけない気がする」

「完璧に覚えないと次のページ進めない」

「完璧に理解できるまで次に進めない」

 

そういうのが勉強だと、

先入観として染みついている。

 

そういう風に教わってきたのか、

自分でそう考えてしまうのか。

 

そこは分からない。

 

いずれにせよ僕の言うことが、

かなり逆行しているのは確か。

 

やることを絞る

完璧に拘らなくていいから、

ガンガン回して”徐々に”完璧にする。

 

先入観と逆のことを言うから、

不安に感じるのも無理はない。

 

ということで徹底して、

同じことを何度も言い続けた。

 

そんな中で彼からもらったラインを、

一つだけ取り上げておく。

(教え始めて2週間後くらい)

 

色々と手を出さない。

 

いきなり完璧に拘るではなく、

初めは雑でいいから、

”徐々に”完璧に仕上げていく。

 

そういうスケジュールや、

やり方でやってもらう。

 

その結果どうなったか?

これが重要だ。

 

それは慶大プレにてはっきりした。

 

英語全国6位、世界史全国5位

 

300冊問題集やってマーチ落ち。

浪人夏までの勉強は意味なかった。

これまでと逆のことをやってもらう。

 

そういうスケジュールで、

そういうやり方でやってもらう。

 

それまでと何かを変えるのは、

かなり勇気がいっただろう。

 

それまで持ってきた先入観と、

真逆のことをやるのは、

どう考えたって怖いから。

 

でも、その結果がこれ。

 

300冊やってマーチ落ちで、

600冊やればこうなったか?

 

いや、無理だろうね。

 

”完璧症候群”に陥って、

時間ばかりかけてこうなれたか?

 

いや、難しいだろう。

 

受験後に彼が言っていたことからも、

それは間違いない。

 

彼はなんて言っていたか?

 

合格報告を受けて電話した際に、

彼はこうやって話してくれた⇩

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

数回繰り返しただけじゃ気付けないことも、

ガンガン繰り返すと気付いたり、

見えるようになってくる。

 

これが問題集が仕上がったと言える”基準”。

 

そうなると問題の意図が、

汲み取れるようになっていく。

 

こういうことを聞きたいんだろう、とか。

これをあえて問題にするってことは、とか。

 

分からない問題に対しても、

こういう観点から問題が解ける。

分かる問題は解説通りに問題を解ける。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

こうやって言っていたんだ。

まさにその通りだと僕も全く同じ感覚。

 

中途半端に問題集を積み重ねたり、

”完璧症候群”で立ち止まっていては、

こうはなりようがない。

 

地頭が良い人は別だろうけど。

 

問題集300冊やってマーチ落ちて、

そのまま進んでいたらどうなっていたか?

 

数をこなした自己満足感だけを得て、

「やってるのに・・・」となっていただろう。

 

負のスパイラルから、

いつまでも抜けられなかっただろう。

 

これまでと逆をやるのは怖いことだと思う。

 

変化を起こすというのは、

少なからず勇気がいることです。

 

でもそこを乗り越えないと、

何も変わっていかない。

 

同じ失敗を繰り返す。

そういう受験生は後を絶たないんだ。

 

これまでに成績が上がらなかったなら、

何かを変えないと成績は上がらない。

 

だけど変化を起こすのは怖い。

今までの自分を否定したくもない。

自分は正しいと思いたい。

 

だから現状維持にとどまり、

成績もそこに応じたものとなる。

 

そうやって多くの人は、

何も変えられずに受験を迎える

 

で、結局彼の受験はどうなったか?

 

それまでと真逆をやった結果、

彼は上手くいったのか?

 

受験期

ちゃんと本命だった慶應商に受かったよ。

 

数学どころか算数の通分すら出来ず、

進学後を少し憂いてはいたけれど。

 

算数できなくても受かる。

それが慶應なんだよなぁ。

 

小論文(商だから論文テスト)は、

勉強しておらず英社で振り切った。

 

慶商の受験当日に送ってくれた、

自己採点はこんな感じ。


英社共にもう少し取れた感あるけど、

(文法落としすぎだろw)

ここまで取れればまあ大丈夫。

 

ちなみに明治も合格してるけど、

国語は勉強していません。

 

参考書どうこうだけじゃなく、

科目も絞って勉強していた。

 

明治に国語は不要だし、

慶應に小論は不要。

 

英社伸ばすのは簡単だから、

そこでぶっちぎってしまえばいい。

 

この方は志望校も絞っており、

慶應も商以外受けていない。


ある時こう相談を頂いたことがある。

これも全くもって同意。

 

実際に受験を終えて電話した際、

”過去問”についてこう振り返ってくれた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

単に正解不正解だけじゃない。

 

大問ごとに目処を立てて超えた余った時間を記録。

 

そこから時間を超えたらどこを削れば収められるか。

どこまで削ると点数に悪影響でるか。

 

そのラインを見極めて、

知識をパッと出すことが必要なのか、

読み方や解き方などを工夫する必要があるのか。

こういうことを調整していく。

 

そうやって自分の理想通りの展開を作れるよう再現性を高める。

 

そのために慶商は10年分を、

3回くらいやって無意識にでも、

再現できるようにしていった。

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”勝ちパターンの再現性”

これは僕の教え子には常々言っていること

 

先ほどの慶應プレ見ても分かるように、

この方は英語を比較的得意にしていた。

 

だからこの程度しかやってなくても十分。

 

でも本来過去問でやるべきは、

もっと沢山あるし更に緻密な作業。

 

上記くらいのことさえも、

数を受ければ時間的に、

やりきることは難しいと思う。

 

もっと細かくやれば、

言うまでもなく時間が厳しい。

 

多くの過去問でそこまでやるのは、

かなり時間を要する作業になる。

 

それなのに・・・

不安に駆られて沢山受ける人もいる。

 

それで受かることも中にはあるけど、

そんなのは運任せ。

 

自分で合格を掴むのではなく、

投げやりに身を任せてるだけ。

 

運に任せちゃった時点で、

不合格は必然で合格しても偶然。

 

それよりも絞って対策して、

合格をもぎ取るようにやる方が、

遥かに受かりやすい。

 

合格は運に任せるのではなく、

自ら奪い取るものなんだよ。

そういう準備をしなきゃいけない

 

そうなると場合によって、

絞る勇気が必要になる。

 

特にギリギリの戦いになるほど、

1つ当たりの密度を濃くやらなきゃいけない。

 

これも先ほど同様に、

不安に負けるか乗り越えるか、

という話になる。

 

不安に負けて”とりあえず”沢山受ける。

そこを乗り越えて絞ってやりきる。

 

後者を選べるかってこと。

 

みんな無自覚かもしれないけど、

不安に負けて自ら成功率を下げているからね。

 

ともあれこの彼はそこに気づき、

しっかり結果を出してくれてよかった。

 

初めはこんな風に言われてたから。。。

僕もがっつり教えるとなると、

少々料金を頂いているのだが、

初めは凄く懐疑的だった。

 

気持ちはわかるけれど。

 

「300冊やっても落ちた」

「なのに、そんな簡単に上がるわけない!」

 

こう思うのは必然。

 

受験は大変だ。

慶應は難しい。

こういう先入観もあるだろうし。

 

「そんな簡単に成績上がってたまるか」

寧ろこうとすら思われていたかもしれない。

 

だから上記のようなメッセージが、

送られてきた気持ちもよくわかる。

 

けど最終的には信じてくれたからこそ、

受かってくれてよかったと心底思う。

 

話が逸れまってしまったが、

この方から何に気付いてほしいか?

 

それを最後にお伝えしたい。

 

何が変わったか

この方のビフォーアフター

大きな変化がわかったと思います。

 

やることを絞り、

身に着けるべきを身に着ける。

 

ざっくり言えばこうなる。

 

そこについて詳しく言えば、

初めから完璧にしようとしないこと。

 

徐々に完璧に仕上げるよう、

念入りに繰り返して、

最終的に骨の髄まで身に着ける。

 

こういう意識のもとで、

それに沿ったスケジュールや、

やり方で進めてもらう。

 

変わったことといえば、

こんなところだろう。

 

勉強時間?

やりかた?

スケジュール?

どれだけ参考書やったか?

受験する数?

どれも一要素でしかない。

 

そういうことを全て含めて、

成績が伸びる・伸びないは、

たった1つの原因に収束する。

 

それは何でしょうか・・・?

一言でいえば○○、となる。

 

ここは明日の配信で明らかにする。

 

そして明後日以降の配信で、

そこを詳しく言及していく。

 

あなたが成績に悩んでいたり、

これから成績上げたいなら、

この○○だけを意識すればいい。

 

そうすれば必ずうまくいく。

 

もう一つ同じような、

合格体験記を載せておいた。

 

この方よりもハードな戦い。

 

「学校・予備校でやれることはやってきた」

「なのに偏差値40台で八方塞がり」

「残り3か月弱で慶應志望」

 

何をやったか?

どんなスケジュールだったか?

どんなことを意識してもらったか?

どういう戦略だったか?

何が変わったか?

 

その結果、どうなったか・・・?

 

この辺を余すことなくまとめてある。

今後のあなたの勉強にも大いに参考になるはず。

 

続けてこちらもご覧ください⇩

八方塞がりから3か月弱での奮闘劇