「どのピアノを使えばプロのように上手に弾けるか?」
もしもピアノ”初心者”がこんな事を考えていたら、
あなたはどう思うだろうか?
「良いピアノ使っても初心者じゃプロみたいには弾けないだろ」
きっとそう感じると思う。
超高級グランドピアノなら?
プロと同じ物で弾けば?
それで初心者がプロ並みに弾けるなら、
誰も苦労はしない。
生活が苦しくても上等なピアノさえ買えば、
全員がプロピアニストになれてしまう。
演奏者に力があって初めてピアノが活きるはずだ。
受験生における参考書への拘りも同じ。
「どの参考書を使えば成績伸びるか?」
成績を上げようとする際に、
パッと頭に浮かびやすく最もらしい問い。
凄くそれっぽい悩みに聞こえる。
でも参考書を満足に使いこなせない人が、
”無駄な拘り”を見せても何も変わらない。
この”無駄な拘り”という言い方に注意してほしい。
勿論それが無駄じゃない場合も当然ある。
でも大半が”無駄な拘り”を見せるだけ。
だから成績が伸びない。
これをしている以上は、
あなたが夢見るような成績の伸ばし方は諦めて欲しい。
「何を使う」<<<「どう使う」
宝の持ち腐れが不合格のお決まりパターン
90%以上の受験生は参考書を十分に使いこなせない。
偏差値50や60の受験生。
かたや偏差値70・80の受験生。
「この差は単なる参考書によるもの」
本当にそう思っているだろうか?
優秀な人と同じ物を使えば、
自分も優秀になれるって思うだろうか?
ゼッタイに無理。
間違いない。
その差は参考書ではないから。
紛れもなく使ってる”人”の差。
もしあなたが思うような成績を取れていないなら、
それは参考書ではなくあなた自身の問題だ。
考えてみてほしい。
有名スポーツ選手と同じ道具使ったら。
一流音楽家と同じ楽器使ったら。
素人でも同じパフォーマンス出来るか?
ムリすぎる。
じゃあ、逆でも考えてみて欲しい。
有名スポーツ選手や一流音楽家の道具のクオリティを下げる。
素人に最高級の道具や楽器を使わせる。
この場合だって素人がパフォーマンスで勝る事はない。
道具が変わろうとプロは素人より上手い。
理屈は同じ。
使う人の能力は使うモノ自体よりも遥かに重要。
でも多くの受験生は参考書に拘る。
これまで勉強してきたのに偏差値50だった人が、
更に良質な参考書使ってもそれを活かすことは出来ない。
この偏差値50は参考書のせいで偏差値50なのではなくて、
その人に問題があって偏差値50しか取れてないから。
でも、そこに気付かない。
”成績低迷の原因=参考書”と考えてしまう。
責任転嫁も甚だしい。
そこに気付かない以上は、
全て宝の持ち腐れになる。
成績が上がらない
⇩
参考書に原因がある
⇩
でも成績上がらない
⇩
参考書が悪い
⇩
成績は変わらない
⇩
参考書を変えよう
・
・
・
以下繰り返し
いわゆる「参考書コレクター」の出来上がり。
こんな受験生は凄く多い。
受験が終わるまでループし続けて落ちたいか?
同じ物を使っても、
偏差値が20や30違うなんて超ザラにある。
偏差値が高いのは参考書以上にその人自身が優れているから。
使う人自身が平凡なら何を使っても平凡な結果しか生まない。
参考書も大事。でも本質を見失うな
参考書に拘る事を全否定するつもりはない。
しかし使う参考書1つで決定的な差が付かない、
これも忘れるべきでない事実。
例えば英語なんて文理共通で、
殆どの受験生が勉強する。
その中でも単語や文法・英文解釈には、
”定番”と言われるような参考書が4冊前後は存在するはずだ。
確かにそれぞれ収録内容やボリュームは若干違う。
でも、そこに振り回されるのは情弱というやつ。
何故なら、そんなに拘るほどの差はないから。
参考書Aではなく参考書Bを使えば、
劇的に偏差値が上がるなんてことはない。
同じ参考書を使う人同士の間でも、
大きく偏差値が違ったりするのは多々ある。
参考書Aを使う人が参考書Bを使う人より良い成績を取ることもあるし、
その逆も当然ある。
参考書のレビューや評判で、
あなたの成績が決まる訳ではない。
結局「参考書を使いこなせているかどうか」。
「何を使うか」よりも「どう使うか」、
これによって圧倒的な差が生まれる。
「どう使うか」すら身に付いていない人ほど、
「何を使うか」を気にする。
でも、そりゃ結果に繋げられるわけがない。
冒頭のピアノ初心者の例に極めて近い話。
「このピアノ使えばプロみたいに弾けるかな」
みたいな的外れな期待をしているのと本質的に同じ。
結局、使うのはその人自身。
あなたの志望校でA判定を出す人がその成績を出せるのも、
ちゃんと参考書から得るべきことを得られているから。
単に同じ物を使うだけで得るべきことを得られないなら、
E判定だって不思議はなく妥当な結果。
本気で成績を上げたければ、
参考書を「どう使うか」を徹底すること。
如何に速く多くを身に付けられるか。
そんな使い方を出来ていれば成績なんて簡単に上がっていく。
逆にそれが無ければ「何を使うか」を必死に考えても、
何の成果を生むことはない。
残念ながら、これは真理。
成績が上がらない原因は参考書ではない。
使う人自身の問題。
そこに気付かずOR目を逸らしていれば、
無惨な結果になってしまう。
でも悲観しないでほしい。
この「使い方」というのは後天的にでも必ず身に付く。
今の学力・能力に関わらず、だ。
そのやり方を知っているか。
自力で再現できる位に体に染み込ませているか。
ただこれだけの違い、でしかない。
僕が中3レベルからでも出来た様に、
あなたにだって必ず出来る。
多くの人が出来ないのは、
持つべき意識を持てていないから。
もしくは、それを知っていても徹底できないから。
この2点のどちらかしかない。
参考書に拘るには時期尚早
偏差値70を取る。
慶應でA判定出す。
ハッキリ言って基礎レベル。
死ぬほど簡単。
こんなレベルであれば、
参考書にやたらと拘る必要はない。
「参考書Aよりも参考書Bの方が良い」
そんな判断する事が出来るレベルにいないから。
仮に参考書Bの方が優れていても、
その恩恵に預かれるような使い方が出来ていないから。
似通ったレベルの参考書の微々たる差。
これが大きな影響を与えることはない。
断言しても良い。
例えば鉄壁でもターゲットでも単語王でも、
どれを使っても変わらない。
正しく使えば、
どれであっても偏差値70には十分。
それが出来なければ、
選りすぐりを使っても結局偏差値50台。
何度でも言うよ。
その低い偏差値は、
参考書が原因じゃないから。
「どう使うか」が伴わないなら、
「何を使うか」に頭を悩ますのは時期尚早。
これは1円失うのには超敏感なのに1万円失うのには超鈍感になるようなもの。
そんな微々たる差に敏感になる以前に、
1冊を100%吸収できるベースをまずは作るべき。
そして一定のレベルに到達してから、
参考書に頭を悩ませるようになってほしい。
例えば「これを身に着ける上で参考書Aではなく参考書Bを使おう」みたいな。
「どう使うか」を身に着けた上で、
「何を使うか」を考えられるようになれば怖いものなし。
しかしもし今あなたが慶應A判定すら出ていないなら、
参考書に頭を悩ませるには早すぎる。
気にするべきポイントがズレまくり。
そりゃ上手く行く訳ない、って話。
まずはしっかり参考書から得るべきことを、
100%得られるようになること。
大半の受験生は最後の最後までこれすら出来ない。
だから何を使っても本来得られる事すら得られない。
その結果として無惨に夢だけ見って散っていく。
「何を使うか」に無駄に固執せず、
自分が使う一つ一つを完璧に使いこなす。
たったこれだけでも偏差値70レベルなんて簡単。
約束しても良い。
1~2か月であっても、
その容易さに気付けるようになる。
楽な方に逃げるか一瞬だけ踏ん張るか
とはいえ「何を使うか」って考えるほうが、
正直楽だとは思う。
最もらしく聞こえるし、
いかにも戦略的に思えるかもしれない。
参考書選びなんて”受験生ぽさ”に溢れていて、
そこに酔いたくなるのも分かる。
だからこそ敢えてハッキリ言う。
「どう使うか」を身に着けるほうが、
絶対にしんどい。
今まで考えてこなかったなら尚のこと。
普段使わない筋肉を使うので仕方ない。
でも、しんどいのなんて初めだけ。
一度身に付けば全然苦にならない。
何よりも以後ずっと使える。
そして間違いなく結果には反映される。
それこそ100%と言い切れるくらい。
ほんの1~2月後には、
今までとは違う別人かのような手応えを感じられる。
目先の楽を求めて後から気付くか、
一瞬だけしんどくても踏ん張れるか。
これはあなたがするべき選択だ。
楽な方に流れるなら、
それも止めはしない。
でも、その違いで今後の成績も合否も変わってくる。
本気で受かりたいと思うなら、
是非ほんの一瞬だけ踏ん張って欲しい。
頭でわかっている事と実際に出来る事は違う
「どう使うかが大切だとは分かっているけど、実際に結果に繋がるやり方が分からない」
こんな感じの相談を受ける機会は多い。
確かにこれは的を射ているだろう。
単に頭でその重要性を理解している事と、
それを実際に形に落とし込めることはまるで違う。
当然、ちゃんと結果に表れるやり方でないと意味はない。
「このやり方でやれば結果が出るはず」と考えていても、
思うような結果が伴っていないならそれは不正解。
ただただ時間を無駄にしただけ。
つまり「どう使うか」にも内容・中身があるということ。
それ自体が大切とは分かりつつも、
やり方を間違えれば簡単に裏切られてしまう。
まずは「どう使うか」が大切であること自体を知る。
その上で適切な使い方をしなければいけない。
ここまでの流れで「どう使うか」自体が大切である、
それ自体は分かってもらえたんじゃないだろうか?
じゃあ実際にどうやって形に落とし込むか?
結果を出すためにどうやって参考書を使うべきか?
そこにはコツがある。
それを理解しさえすれば、
やり方が必然的に分かる。
それが分かっていない状態では、
お送りしたPDFも薄っぺらくしか分からない。
本当に上辺だけをすくうことになってしまう。
もっと言えばPDFを使わなかったとしても、だ。
それを理解しているかどうかで、
参考書の使い方も成績の伸び方も別人のように変わる。
それくらい短期間で大幅に成績を上げるための、
まさに「根幹」と言える。
これが一体何なのか?
「準備と戦略」で軽く触れた”成績を伸ばすツボ”だ。
ゲームの攻略法、みたいなものと思ってくれていい。
攻略法を知ってるかどうかで、
プレイの仕方もクリアまでの時間も変わるに決まってる。
でも、ここでは詳しくは触れない。
”明後日”の配信でお伝えするから。
「何を使うか」よりも「どう使うか」が大切。
「どう使うか」は実際に形に落とせなければ意味がない。
一先ず今回は、これらをしっかり頭に入れておいてほしい。
追伸:ご質問に関して
ちょっとだけ特別
このメッセージをご覧頂いているという事は、
30秒ワークに回答してくれたということだろう。
そこに関して、
まずはお礼を言いたい。
ありがとうございます。
既にお伝えした通り、
質問への回答は30秒ワークで線引きをしている。
その理由についてもお話した。
でも、ここで初出しの情報をお伝えする。
”宿題”を送ってくれた上で、
ここまで読んでくれたあなたは、
少しだけだが僕にとっては特別な存在になる。
特別と言うと少々大げさに感じるかもしれないが、
あんな簡単な”宿題”すら送らない”冷やかし”とは明らかに違う。
これは紛れもない本心だ。
別に僕は”冷やかし”を咎めるつもりは毛頭ない。
そもそもネット上でのつながりである以上は、
ある意味で仕方のない部分もある。
何となくライン追加した人や、
「どんなもんかな」と覗いただけの人もいるだろう。
だから明日以降であなたがそっち側になっても、
別にどうこうは言わないしブロックされても何も言わない。
でも、だからこそなんだ。
だからこそ”宿題”を送ってくれる人や、
その上で質問をくれる人なんかは応援したい。
勿論まだ1回、2回なので何とも言えない部分も正直ある。
とはいえ少なくとも現時点では、
あなたの行動は冷やかしとは違う。
その点では本当に”ありがとう”と思っている。
”宿題”への回答が僕のモチベになったりもする。
それが、少しだけ特別だと言った理由。
もし質問があれば是非送って欲しい。
期待に沿えるようにしっかり返信する。
「こんな事を聞くの恥ずかしいな」
とか考えなくて良い。
わざわざ送ってくれるんだ。
必ず丁寧な返信をする。
もし何かあれば、
このページを閉じたらすぐに送って欲しい。
※日々大量に届くのでテンプレを置いておく。
⇩質問用テンプレ⇩
・質問:
・質問の背景:
・自分はどう考えているか: