「成績上げるために勉強を頑張る」
もうね、この発想自体がナンセンス。
だから思う様に伸びない。
みんな揃いも揃って、
勉強それ自体が一番大切だと思ってる。
でも違うよ。
断言しておく。
「他人よりも早く、そして大きく成績を上げたい。」
もしこう思ってるなら、
間違いなく頑張るのは勉強自体じゃない。
「準備と戦略」
これが9割。
それの内訳こそが前回話した”受験勉強”の基本。
もっと言えば初歩の初歩だ。
まずはその概念から説明する。
その上で具体的に何をしていくかも共有する。
このメッセージを読み終えた瞬間から、
「成績上げるために勉強を頑張る」というクソみたいな考えを捨てて欲しい。
準備と戦略について
準備と戦略の話を具体的にする上で、
ちょっと受験と関係ない話を出す。
でも当然ながら今回の話に大きく通じる。
真っ向勝負で戦わないで、
その前段階で工夫して勝つ。
これが主なテーマだ。
そのニュアンスを掴んで貰うための例になる。
ウサギと亀から学ぶ準備と戦略の効果
ウサギと亀の話は知っているだろう。
走るのが速いウサギ。
遅い・・・というか走れない?亀。
両者が競争してウサギが優勢だったけど、
気を抜いて休んでる間に亀がゴールしてしまう。
とまあ、こんな感じの話だ。
「努力は報われる」とか「継続は力なり」といった、
多くの場合は美談として用いられる。
でも、イランでは違う。
登場人物も結末も同じだけど亀の勝ち方が日本と違う。
それは受験における示唆にもなり、
まさに「準備と戦略」による勝利。
亀は一体何をしただろうか?
日本の物語ではウサギが休まなければ、
亀は確実に負けていた。
でもイランだと逆。
ウサギは何をしても勝ち目がない。
亀が競争前にある事をした時点で、
亀が勝ちウサギが負けることが決定していた。
仮にウサギがどんなに早かろうと、
どんだけ頑張ろうとね。
というかウサギに限らない。
馬でもチーターでも勝てない。
何なら現代的にバイクを使っても亀には勝てない。
さて何だろうか?
じゃあ答え合わせ。
”亀は自分とそっくりな弟をゴールに立たせておいてから競争した”
だからウサギがどんなに速く走っても、
カメには負けてしまう。
ね、絶対に勝てないでしょ。
すっげーズルだ。
でも、イランでは本当にこういう話。
「亀とウサギ イランア」で調べればすぐわかる。
身体構造的には圧倒的に不利。
速く走ろうとしても勝てるはずがない。
だからそんな勝てない勝負を真っ向からせずに、
競争自体の前段階で工夫して勝つ。
ちなみに教訓は「意味のない競争をするな」。
さすがに受験勉強ではここまで露骨なことは出来ない。
それはもう裏口入学とかになってしまう。
でも事前の工夫一つで勝負を決定付けることが出来る。
これは真っ当な入試でも同じ。
一般的には難しいとされるような偏差値の伸ばし方。
極めて絶望的な状況をひっくり返す逆転合格。
これらだって準備と戦略次第では十分可能だってこと。
そして、それが昨日話した”受験勉強”の基本だ。
では前置きはこれくらいにしよう。
以降では大学受験に沿って、
「準備と戦略」についてお伝えする。
「準備と戦略」とは”勝てる勝負”を生み出すこと
ウサギと亀の話で察しが付く人もいるかもしれない。
「準備と戦略」の意義とは何か?
”勝てる勝負”を生み出すことだ。
これを大学受験に置き換えて考えていく。
成績を伸ばしたい。
志望校に受かりたい。
こんな事は誰もが考えることだろう。
それを実現しようとした時、
多くの人は勉強自体に力を入れることになる。
しかし、その結果はどうなるだろうか?
地頭や勉強時間によって左右されることが大半だ。
あなたも思い当たる節があるかもしれない。
地頭が良ければ、
当然吸収スピードが違う。
何か工夫することをせずとも普通にやる。
それだけでも他人よりも速く成績が上がってしまう。
文句なしのウサギタイプ。
そういう人は存在する。
けど、全体で見れば多くはない。
だから「それでは及ばない。」と、
そう考えた時に勉強時間に頼る。
他人が7時間やるなら10時間。
10時間やるなら12時間。
競うようにして勉強時間を増やし、
地頭で及ばない分を補おうとする。
でも有名大学になるほど、
地頭も勉強時間も人並み以上である事が多い。
早慶合格者の勉強時間は、
2000~3000時間と言われている。
しかも彼らの多くは天才とは言えなくても、
少なくともそこら辺の平凡な人よりは地頭が良い。
断トツでウサギタイプかは人に依る。
でも亀とウサギに二分すれば、
難関大学志望の多くはウサギに該当する。
そういう人が、
それだけ勉強しているってこと。
しかも日本の物語と違いゴール手前で、
都合良く休んでくれるというものでもない。
つまり、こうなる。
受験ではウサギタイプ寄りの人たちが、
休むことなく進み続けるということ。
そこに真っ向勝負を挑む?
その選択で一気に明暗が分かれることになる。
勝てない勝負
「それでも自分は勝てるんだ!!」
こう言い切れるならそれでも良い。
実際にそれが可能なタイプもいる。
でも、その多くはこんなラインは追加しないだろう。
そんな事せずとも難なく受かるから。
これまでにも思うような結果が出せているはずだから。
受験勉強で頭を悩ますタイプ。
この相場は決まっている。
地頭が志望校に対して及んでいない。
しかも勉強時間を増やしたくらいではそれを補えない、
少なくとも一気にガーンとはいけない。
こういうタイプが、
得てして受験では苦労する。
なのに不利な勝負を挑もうとするんだ。
残酷な結果を突きつけられてしまうのも必然。
自ら落ちに行っているようなもの。
「今の戦い方では厳しいかもしれない」
もし、今あなたがこう思うなら・・・
真っ向勝負なんて止めるべきじゃないか?
だってそんな勝負をしていても、
先は知れている。
「やってるつもりなのに成績が伸びない。」
「伸びてはいるけど掛けた時間の割には大したことない。」
こうなるのが関の山。
その後の結果も目に見える。
今あなたが成績に悩んでいるなら、
それが全ての答えになる。
だったらイランの亀の如く、
ウサギに勝とう。
この方が楽だし確実にゴールに辿り着ける。
そう思わないだろうか?
勝てる勝負
身体構造的には絶対に勝てない亀がウサギに勝った。
同様に真っ向勝負・正攻法を捨てる。
そして「勝てる勝負」を創出する。
ここで必要なのは地頭でも、
膨大な勉強時間でもない。
勉強以前に行う「準備と戦略」。
これが9割になる。
後天的にはどうしようもない地頭。
1日は24時間しかないという物理的限界もあり、
志望校と地頭の兼ね合い次第では補うのが難しい勉強時間。
そこでの戦いを挑めば、
伸びしろは自ずと制限される。
それよりは・・・
実際の勉強に大きな”てこの原理”を働かせられる「準備と戦略」。
こっちの方が工夫の余地も大きく、
地頭や勉強時間よりも伸び方が制限されない。
だから結果が出しやすい。
これを用意しよう。
それが出来た時点で劣勢はひっくり返り、
”勝ち戦”に変えられる。
後はそれを詰めるが如く、
着実に実行していくだけ。
地頭なんて関係ない。
勉強時間も関係ない。
「準備と戦略」が徹底出来れば、
その時点で9割は勝ったも同然。
そういう戦いに持って行けるかどうか。
ここが、まずは一番の勝負になる。
みんなやってない。だから勝てる
殆どの受験生は「準備と戦略」に重きを置かない。
というか、そんな発想を持ったことがない。
こっちの方が方が正しいかもしれない。
でも中には、”自称”それをしている人もいる。
ただ大半の場合は、あくまで”自称だ”
もしかすると、
あなたもそうかもしれない。
そんな人に1つ問おう。
「それでどんだけ成績上がったの?」
ここが最も重要。
というか、これ以外にない。
上がってもE判定のままとか。
E判定がD,C判定になったとか。
それは上がった内に含まれない。
成績が上がったかどうか、じゃない。
”どれくらい”上がったのか、だ。
予備校に行っている?
ネットで色々調べてる?
でも慶應A判定すら出てないの?
前回を覚えているだろうか。
あんなクソバカでもすぐ取れて、
なんなら慶應法2科目で受かるくらいになれたのに。
そんな誤差みたいな上がり方しかできないって?
ありえない。
そんなチンタラとしか上がらないことは。
多くの人が勘違いしているが、
成績なんて上がる時は一気に上がる。
確かに偏差値80を90にするというのは難しい。
でも40を70とか60を75~80くらいまでなら話は別。
停滞することなく伸びる。
前者は猛者の戦いだけど、
後者はド素人の戦いだから。
ド素人相手なら大して労せずとも、
確実にドーーーンと上げられる。
本来ならね。
でも実際にはそれが出来る人は少ない・・・
何故か?
みんな「準備と戦略」をしていない・少なくとも十分ではないから。
勉強それ自体に重きを置いて取り組もうとするから。
「やれば上がる」。
そんな最低限すら出来ていない。
これはつまり、
「何もしていない」に等しいレベル。
当然、成績なんてチンタラ上がるかどうかも怪しくなる。
それが”ド素人”たる所以だ。
だからこそ・・・
この状況はかなり大きなチャンスになる。
是非ここに気付いてほしい。
その中であなたが「準備と戦略」を徹底をすれば、
一気に追い抜くことが出来るから。
これが受験生みんなやってたら、
あなたがやってもせいぜい追いつくくらいにしかならない。
みんなが考えない・十分に実行できないからこそ、
そこに勝機が生まれる。
イランで亀がウサギに勝ったように、
事前の工夫一つで戦況はガラッと変わる。
大多数の受験生の中から一歩踏み出せるか。
他の人がやらない「準備と戦略」を徹底できるか。
たったこれをやるかどうかで、
その後の勉強の負担も伸び方も天と地ほど違う。
こんなに大きなチャンスはないだろう。
「みんながやっていない」
というアドバンテージをフル活用していこう。
具体的には何をするか
「でも準備と戦略って何すんの?」
とまあこうなる。
その中身が分からなければピンと来ないだろうし、
実際にどうしたら良いのか分からない。
細かい事まで言えば幾つかありますが、
大きくは2つ。
- 勉強スケジュール
- 各勉強のツボ=攻略のコツを押さえる
「努力の正しい方向を明確にし爆速で進む」
ザックリ言えば、
これを実現するための2つになる。
もちろん細かい事を言えば、
これ以外にも厳密にはある。
でも、そこまでいきなり触れても仕方ない。
このベースがなければどうしようもないからだ。
だからまずは、
この大きく2つに絞って話を進めようと思う。
詳しくは明日・明後日の配信を確認してほしいが、
それぞれ簡単に概要だけ説明する。
スケジュール
勉強スケジュールは、
直感的にも分かりやすい。
「スケジュールとか当たり前じゃん」
こう思った?
まあそれも想定内。
何の捻りもない。
だから陳腐にも感じる。
でも、ちょっと待ってほしい。
「いついつまでに何をする」とか、
そんな程度のモノなわけがあるか。
まさか。
そんな浅い事なら、
ここまで仰々しく言わない。
スケジュールはスケジュールでも徹底的にやる。
”是が非でも取りたい成績や合格を奪い取る”
これがスケジュールの唯一の意義。
それが出来ないのは無価値。
「この偏差値取れたら良いな/取れるかもしれない」
「志望校に受かったら良いな/受かるかもしれない」
ではないってこと。
そんなフワフワしたものじゃ、
どうしようもない。
取りたい偏差値も志望校合格も絶対に奪い取る。
100%自分のモノにする。
その為にどうするかが重要。
こちらは明日の配信を見て欲しい。
ツボを押さえる
次に各勉強のツボを押さえるとは?
イメージすら持てない人もいると思う。
これは本ラインマガジンのメインディッシュ、
に位置付けている。
しかし勉強の意義とか教育倫理は無視したものだ。
ただただ点数を貪るための方法。
人によっては小汚く感じるかもしれないし、
綺麗好きの人には軽蔑されるかもしれない。
あなたが今知る勉強とは大きくズレたものになるし、
前回”受験勉強”と表現した意味も分かるはず。
そもそも受験とは点取り合戦でしかない。
点取れる人が高い偏差値出す。
多く点を取った人が志望校に受かる。
だから受験で点を取れる勉強をするべき。
それは一般的な”お勉強”とは全く違う。
各勉強の中には”成績を上げるツボ”がある。
押さえれば一気に得意に出来る=攻略できるポイントのようなもの。
これは勉強法どうこうって次元ではない。
更に根本的な話。
だから遥かに破壊力がある。
当然ながら勉強に対する理解を深める、
とかってクソしょーもない話とは違う。
寧ろそんなのはどうでもいい。
そういう話になってくる。
これは確実といえるくらい、
教わったことがないだろう。
これは明後日の配信で触れる。
「勉強スケジュール」「勉強の核を掴む」
これら2点を徹底的にやっていく。
それさえ出来れば、
その時点であなたは超優勢に戦う基盤を持つことになる。
人並み以下の勉強時間でも、
ぶっちぎる事も出来るし、
一見すると勝てないと思われる勝負もひっくり返せる。
詳しくは明日以降で順次説明していくが、
意識さえ持てば必ず徹底出来ることでしかない。
もしもあなたがその気なら、
是非楽しみにしていてほしい。
30秒ワーク
今回の内容
・あなたの受験勉強は”勝てる勝負”になっているか?
⇒はい・いいえ
・そう思う理由。
⇒
今回の”宿題”の目的。
それは努力の方向性を正すこと。
多くの受験生は”勉強それ自体”に重きを置き、
”勝てない勝負”に時間を割く。
だから時間が掛かるし、
成績を上げるのにも苦労する。
報われにくい戦い方しか知らないから、
そうするしかない。
本当に不幸だ。
そして残酷だ。
あなたが現状が苦しかろうと勝ちたいなら、
まず初めに”勝てる勝負”に作り替えて欲しい。
その手始めとしての”準備と戦略”になる。
これがキッチリできるかどうか。
それだけで9割は決まる。
正しい方向で努力をすれば報われるし、
そうでなければ報われない。
だからまずは、
正しい方向に努力するという頭を持ってほしい。
愚直に亀がウサギに挑むのも、
竹槍だけで強力平気に挑むのも、
弱者が取る戦い方だ。
その結果は目に見えている。
勉強自体を頑張っていればどうにかなる、
なんてお花畑は思考は今すぐ捨てよう。
それだといつまで経っても、
”お勉強”のまま。
明日からの配信では、
具体的にあなたが今後やるべきことに言及する。
だからまずは考え方から改め、
”受験勉強”をするために必要なことを明日以降で身に着けて欲しい。
その為に今回に”宿題”を設定した。
回答期限は本配信時刻より24時間以内。
期限内の回答には、
ちゃんと丁寧にコメントする。
期限を過ぎたものにも目は通す。
けど、わざわざコメントはしない。
そこは昨日説明した通りだ。
全部に平等にコメントしてたら疲れてしまう。
だから期限を守ってくれる人を優遇する。
また今回の30秒ワークを期限内に返信頂いた方限定で、
「絶対にやってはいけない3選の①」をお送りする。
明日・明後日も同様。
それぞれへの返信で②と③をお送りしていく。
あなたにどれだけ当てはまるかは分からない。
でも確実に言えることがある。
①~③で一つでも当てはまれば、
その時点で短期間に大幅な偏差値向上は諦めよう。
まず無理だ。
もしあなたが「自分に当てはまるな」と感じたら、
猛省して今後は改善してほしい。
例)
・あなたの受験勉強は”勝てる勝負”になっているか?
⇒はい
・そう思う理由。
⇒2か月でE判定がA判定になったから
例)
・あなたの受験勉強は”勝てる勝負”になっているか?
⇒いいえ
・そう思う理由。
⇒そもそも、そんなことを考えたことがなかったから。
⇩30秒ワーク回答のコピペ用⇩
・あなたの受験勉強は”勝てる勝負”になっているか?
⇒はい・いいえ
・そう思う理由。
⇒
※期限内の回答には必ず返信する。
質問受け付けに関して
質問どうぞ
本ラインマガジンを配信している間は、
頂いた質問にお答えする。
自分の中でゴチャゴチャ考えてる時間って、
本当に勿体ない。
聞けばすぐに分かることなのに、
モヤモヤを抱え続ける。
そしてそういう人に限って、
誤った答えを出してしまったりする。
だから遠慮は不要。
機会と時間を無駄にしない事だけ考えて欲しい。
別に質問のレベルが高い・低いなんかどうでもいい。
「自分頭良くないから」とかも気にすることはない。
僕なんか恐らくあなたよりも低レベルな所から始まった。
だから迷うことなく、
思い立ったら即質問というスタンスで構わない。
ただしご質問の回答は30秒ワークをお送り頂いている方に絞る。
今回の分も前回の分も含めて、だ。
これは前回の通りになる。
今後もそのスタンスは変わらない。
でも、それさえ守ってくれたら何度でも答える。
質問に関しては、
幾つか載せておくから参考にしてほしい。
こんな風に必ず、
しかも割と丁寧に返すことが分かると思う。
それじゃあ”宿題”と共に質問も待ってる。
※毎日大量に届くので質問テンプレも併せて置いておく。
⇩30秒ワークと質問テンプレのコピペ用⇩
・あなたの受験勉強は”勝てる勝負”になっているか?
⇒はい・いいえ
・そう思う理由。
⇒
・質問:
・質問の背景:
・自分はどう考えているか:
【実例】頂いたご質問と回答
以下、実例として頂いた質問と回答を一部だけ載せておく。
ラインのやりとりまんまコピペだ。
そのせいで一部読みにくかったり、
文脈的に分かりにくい箇所があるかもしれない。
そこは優しく目を瞑って欲しい・・・
でもこんな風にガッツリ返信していくから、
ガンガン質問送ってほしい。
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Q. 私は現役の1年間勉強をサボり、英検で入れる大学に入ったのですが、入って早々満足いかずに大学を変えたくなりました。
もう8月の終わりで、浪人生や現役生からも遅れをとっていて、今から勉強しても無理って思ってしまいます。
慶應はレベルがとても高く目指してる人も多いので今から勉強を始めた人が受かる可能性ってありますか?こんな質問すみません。
A. ご質問に関しまして。
今からでも合格することは全然可能です。
何ならまだ余裕があるくらいです。
昨年僕が教えていた中には偏差値40ちょっとから3ヶ月で慶應法に行った人がいます。
また、お伺いした背景と似た境遇の人もいました。
その方は大学2年生で、失礼ながら名前も聞いたことのない地方の大学に通われていました。
英語もその大学に受かった現役時がMAXで、世界史は全くやったことのない手付かずな状態でした。
しかも急遽受験を決めたので2ヶ月半しか勉強する時間がありません。
また、受験費用自己負担や法学部縛りもあり慶應法と明治法しか受けられず。
こんな中で残念ながら慶應法には落ちてしまいましたが明治法には受かりました。
慶應法も過去問ではギリギリ受かるかなくらいにはなっていたので、せめて3ヶ月あればきっと受かっていたと思います。
一方で、これから目指すならまだ時間があります。
少なくとも上記で挙げた2〜3ヶ月と比べればかなり時間の猶予がある。
これが今からなら全然可能だと考える根拠です。
しかしお察しの通り一般的には中々できないことです。
それでも受かろうとしたら、とにかく無駄なことはしないで、やるべきことをピンポイントで撃ち抜き続ける。
そしてそれを速く多く身に付けられるやり方で進める。(先ほどお送りした事と被りますね)
これらを着実にこなす必要はあります。
いわゆる逆転合格というのがあまり生まれないのは、これらが出来ないから。
学校や予備校では勉強自体は教わるけど、このようなことは教わらないから。
今からでも合格することは先述の通り全然可能だと思いますが、これが出来てこそという大前提がそこにはあります。
先ほど例に出した人たちにはこれを教えた(というか鬱陶しいと思われるくらいに叩き込んだ?)から、短い期間で成長というより化けることができた。
勿論当人が頑張ってくれたのは言うまでもないですが。
それをちゃんと出来るかどうか、それが全てだと思います。
※長文失礼しました🙇♂️
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Q. 長文でありがとうございます🙇🏻♀️
勝ち筋をよく理解できていませんでした。
そして勝ち筋を明確にする方法がよくわかりません。
単なる参考書のルートで簡単なところから勉強するのではなく、最初から慶應にあった参考書をやり、慶應の英語を解けるようにするという解釈であっていますか?
お勉強と受験勉強の違いと聞いて納得しました。
A. 勝ち筋を明確にするというのは、初めから慶應にあった参考書を使うとか慶應の問題を解けるようにすることではありません。
というかそれは無理過ぎるし、そのような階段飛ばしは確実に伸び悩みを生みます。
高くジャンプしたい時を想像して下さい。
膝を曲げて地面を踏ん張るからジャンプ出来ます。
この時に地面が滑ったりして踏ん張りが効かなければ高く飛ぶのは難しいでしょう。
それと同じで偏差値を上げたい時ほど下地となるベースは強固なものである必要があります。
だから僕は基礎を死ぬほど重視します。
それが出来るかどうかで応用に入った時の伸び方や伸びる速度が大きく変わるから。
じゃあ勝ち筋を明確にするってどういうことなのか?
しっかり基礎を身に付けつつも慶應で合格点取れるようになるまでのステップを、階段飛ばしではなく着実に、でも最大限早く駆け上がっていくにはどうするか?を考えるってことです。
そしてそのためには2つ。
・各勉強のツボを知る
・上記のステップを早く駆け上がれるような無駄や漏れのないスケジュールを組む
まず前者に関していうと、
まゆさんが中学レベルから単語王等を始めることに疑問を抱いたのは、そもそも僕とまゆさんで英語の各勉強に対する見方が異なるから。
これは即ち、ツボを押さえているかどうかです。
ツボを押さえている僕にとっては至極当然のことだけど、そうじゃないまゆさんには分からない。
こうなれば、やるべきことへの認識も変わって勉強の進め方が違ってくる。
例えばですけど、まゆさんが単語王未満からやろうとしてたとして、僕が単語王から始めるとする。
後者で十分なら単純にそっちの方がやること少なく済みますよね。
だから物理的にやることに対する認識も勉強の進め方や方針も当然変わるみたいなニュアンス。
そして勉強法もそのツボが軸になるので、それを抑えているかで効率もかなり変わってくる。
勉強法というのはその勉強のツボに沿って、形に起こしたに過ぎない。
だから正しくツボを押さえられているほど効果的な勉強法になり、効率が上がる。
同じゲームやるにしても、攻略法を押さえてやるか全く何も知らないでやるかではクリアまでの時間は全然変わるよね、というニュアンス。
それらはそのまんま成績が伸びるスピードにも反映されていきます。
そしてスケジュールは、そういったことを全て加味した上で漏れや無駄がなく本当に必要なことだけを見極めるためのツールです。
漏れがあれば階段を踏み外す。
無駄があれば階段を早く駆け上がることができなくなる。
だから漏れも無駄もなく本当に必要なことだけをやるべき。
それを可能にするのがスケジュール。
ツボもスケジュールもどちらかではなく、両方揃って初めて一つになります。
これが出来た時には勝ち筋が明確になるはずです。
※またまた長くなってしまいました…すみません🙇♂️
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Q. 文法はvintageを5回ほど繰り返していて答えを覚えてしまったのでより網羅性の高い英頻などをやった方がいいかもしれないと思ったのですが、どう思いますか?
A. 答えを覚えているかどうかは大して重要ではありません。
というか文法問題集なんて一冊で一問も間違えずに解けて当たり前?普通くらいです。
大切なのは解答にあたっての思考の仕方・アプローチをどこまで掴めているか。
どうしてそれが正答になるのか。他の選択肢は何故誤答なのか。
これらを解説と同じように考えることができるようになっていることが重要です。
確かに英頻の方が網羅性としては高いかもしれませんが、ビンテージでもお伺いした目標レベルには十分対応できます。
まずは上記のような考え方で解けることを目指してみてください。
特に第二回までは時間もそうないので、使い慣れたものでやり込む方が良いかと思います。
今回お話しした何を使うかよりもどう使うかみたいな話は明日扱いますので、そちらもご確認いただけたら幸いです。
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Q. 昨日送らせていただいた模試結果は全統模試でした!書きそびれててごめんなさい💦
アドバイスありがとうございます
あと、英語の特に長文の問題集についての質問なんですけど、参考書や問題集についてPDFには英検1級の長文などがあったのですが、私の今のレベルからすると易しいものからといた方がいいとかってありますか?
A. いえいえ、ご丁寧にありがとうございます。
全統だとしたら英語も社会も現状だいぶ厳しいですよね。
慶商はC判定でも67.5、A判定なら72.5必要です。
そこに照らすとどれほど今の自分と求められるレベルに乖離があるか良く分かると思います。
そこをしっかり受け入れた上で、この先どうしていくべきか。
これは昨日お伝えしたので割愛しますが、しっかり勝ち筋を明確にして取り組んでいきましょう。
ご質問に関してですが、英検1級なんかやらなくて大丈夫ですw
これは僕が途中でもうやることがなくなって第一志望だった慶應法満点狙うためにやっていたことなので。
毎年合格点も超えていてかなり余裕があるからどんな試験でも満点取るんだ!みたいな受験生にはオススメしますが、それ以外の人には寧ろやらないでほしいくらいです。
別にそこまでやらなくても慶應でも合格ラインを大きく超えるくらいになります。
なので仰る通り易しい長文から始めるべきですね。
河合で偏差値47とかでしたら、初めは共通テスト未満〜共通テストくらいのものからで良いと思います。
ちゃんと日々本当に必要なことを効果的なやり方で勉強していれば、そこから始めても10〜11月には早慶の長文に難なく対応できるようになりますよ。
そういう方針も含めて、昨日・先ほどもお伝えしたように勝ち筋を明確にするってことですね。
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以下のテンプレを記入して送って欲しい。
(質問はあれば、で大丈夫)
⇩30秒ワーク回答&質問テンプレ用⇩
・あなたの受験勉強は”勝てる勝負”になっているか?
⇒はい・いいえ
・そう思う理由
⇒
・質問:
・質問の背景:
・自分はどう考えているか: