タイトルを見て
「は?嘘つくんじゃねーよ」
「そんなはずないじゃん」
こう思ったかもしれない。
それは無理がないことだろう。
なかなか信じられないだろうし、
噓であってほしいとさえ思うかもしれない。
そんな現実甘くないだろと、
自分の都合に合わせて考えたいかもしれない。
期待を裏切ってしまって悪いが、
これは本当の話なんだよ。
2024年6月の駿台模試の結果を、
ある教え子が僕に送ってくれたんだ。
その方は慶應法学部が第一志望。
それまで塾行って勉強してもE判定で、
高3になる直前から教え始めた。
「慶應法A判定出ました!」と言うもんだから、
良かったなぁと思いながら画像を開いたんだ。
そしたら確かにその通りの成績。
順調だねと思っていた。
と、その時に気づいてしまった。
明治もA判定出ていたのだが、
国語の偏差値が27.5であることに。
目を疑ったよ。
自分の経験から国語偏差値40でも、
marchでA判定出るって知っていた。
あるいは偏差値35くらいなら、
まあそんくらいでもA判定出るよねと、
冷静に見ることができたかもしれない。
けどまさか27.5でも出るとは・・・
というか偏差値27.5って初めて見たし。
これはもはや何か限界に挑戦している気さえする。
「え、国語いる?」みたいな。
実際にその成績画像を見ることがなければ、
国語偏差値27.5で明治A判定出るとは、
恐らく思えなかっただろう。
あなたも画像を見れば信じざるを得ないはず。
ということでこちらをどうぞ。
結局人は自分の経験の中でしか、
物事を測ることができないんだな。
その経験の外にある出来事に対しては、
先入観や偏見によって真実でさえも、
受け入れることを拒もうとする。
それはまさにあなたがタイトルを見て、
「そんなわけないだろ」とか、
疑いたくなってしまったのと同じ。
「慶應なんて簡単だよ」とか。
「慶應A判定なんてすぐ出せる」とか。
僕がこうやって言うことに対して、
懐疑的な人はこれまでに結構いた。
そんな簡単なはずないとか。
ありえないとか。
本当の事なのに疑われてきた。
そういう人の気持ちが、
ようやくわかった気がする。
自分が実際にそういう体験をしてなけば、
実際にそういう教え子を見ることがなければ、
僕だって受け入れられなかっただろう。
今回の件で自分の頭の固さが良く分かった。
そして同時にあなたも画像を見て、
酷い先入観に囚われていた現実を、
良く分かったことと思う。
無理、不可能だ
ありえない
そんな簡単なはずがない
こういうのって思い込みであることが多い。
もしくは受け入れたくない、
認めたくない事実に対しては、
捻じ曲げて解釈しようとしてしまう。
でもそうやって勝手に限界を決めたり、
可能なことを不可能と認識することは、
伸びしろやチャンスを潰すことになりかねない。
「そんな受験生ばっかりなんだろうな」
こう思うと心から残念でならない。
勿体ないよ。
折角このラインを追加してくれたあなたは、
そうならないよう気を付けて欲しい。
それではまた20時に。