おい!もう時間はねえぞ!
私立の大学受験の多くは二月に入ってから行われますね?
なので受験生は二月の受験日に標準を合わせてスケジュールを立てたり、学習に励んでいるかもしれません。
でも実はそれ間違っています・・・
覚えておいてください。
私立の大学受験は一月末時点で勝負は決します。
当然、受験当日の出来不出来はあるかもしれませんが学力的な意味で言うと1月末で答えは出ています。
1月末時点で80%不合格するレベルの学力なら80%で落ちます。
逆に1月末時点で80%合格できる学力なら80%受かるでしょう。
2月に入ってから合否を大きく変動させるほどの学力向上は殆ど不可能で、勝負は2月を迎える時点で決まっているというのが実情です。
簡単に言うと2月に入ってから幾らあがいても無駄だよ、ってことですね。
何が言いたいか?
あなたの合否の大部分が三ヶ月足らず、厳密には2か月半もなく決定してしまう、ということです。
そこで今回は、なぜ1月末で勝負が決まってしまうのか&1月末までに何を意識すべきかについて解説します。
残りたった2か月半、されど2か月半です。
この期間での意識の持ち方で、何をすべきかで結末を大きく変えることができるのです。
なぜ1月末で勝負が決まるのか
理由1:学習はそんな短期間で結果に反映されない
これまで学習を積み重ねてきた人ならば分かると思いますが、2月に入って数週間本気になってもそんな短期間では結果には反映されないでしょう。
2月以前に頑張らなかった人は、2月に入って頑張って報われないということです。
学習が結果に反映されるには少なくとも2か月程度は必要です。
2月に行う勉強が受験当日までに反映されるということはありません。
もし2月の勉強が受験当日に反映されることがあるとすれば、前から積み重ねてきた学習が結果的に2月に花開いたパターンでしょう。
これは「2月に」勉強したから出来るようになったわけではなくて、「2月より前から」勉強してきたことが2月に結果として現れるということです。
なので2月に入っても学力を向上させるためには、2月に勉強するのでは難しくて1月末までにしっかりと学習を行っておく必要があります。
理由2:2月のメインは学習ではなく「受験そのもの」になる
2月に入ると本格的に私大受験が始まります。
そうなれば二月突入以降で本命の志望校に向けた学習時間を確保するのが難しくなるでしょう。
理由は2つです。
・本命以外の志望校の過去問を解くなど調整を行う必要がある
・本命ではなくても受験をすると疲れ切ってしまい、その日は勉強ができない
本命一本に絞った受験をするのであれば多少話は別ですが、本命以外にも複数受験を考えているのであれば上記2点は考慮する必要があるでしょう。
例えば2/15に本命の受験があるとします。
その場合でも2/14までの14日間全てを学習に使える訳ではなく、他の受験への調整や実際の受験などで実際に学習に使える時間はもっと限られるということです。
理由1でも話したようにそんな短期間ですぐに学習が結果に反映されることは期待すべきではありません。
それが更に学習に充てられる時間が少なくなるわけですから、その効果のほどはほとんど期待できないでしょう。
※もし2月の受験日程で迷っているならこちらもどうぞ
余談:2月に入って必死にあがいている時点で準備不足説
そもそも根本的な話ですが、入試直前の直前になって焦っている時点で準備不足感は否めません。
スポーツでも楽器でも何でも良いですが、本番直前だけ本気になっても本番で他者よりも優れた結果を難しいことは分かるのではないでしょうか?
2月に入ったらどっしりと構え、本命でベストパフォーマンスを発揮できるように調整を行いながら日々を送るというくらいの余裕を持っておくべきでしょう。
残された期間で意識すべきこと
to doの取捨選択
いいですか?残された時間はもう多くないんです。
とすれば、やるべきことを取捨選択する必要があります。
やった方が良いことは沢山あるのかもしれません。
でも現実的には全てをやるのは難しかったりします。
やりたいこと全てをこなす時間が無いからこそやる事を絞ってください。
その取捨選択の具体的な内容は各々違うことでしょう。
現状の学力や得意不得意によっても何をすべきか優先順位は変わります。
なので、ここで全般論的に語るのが難しいです。もし自分で考えるのが難しければこちらからDM下さい。
ただ、絶対に意識してほしい事だけ2つ挙げます。
以下で紹介する2点は意識してやった方が良いでしょう。
伸ばしやすいものを伸ばす
伸ばしやすい科目というのは、完成していない科目です。
完成の基準は志望校で合格点以上取れる、その上で自己の相対的な評価で大丈夫です。
(英語は合格点だけど社会は合格点じゃないとか。英語も社会も合格点だけど、英語は満点で社会はギリ合格点に届くとかってこと)
完成度が高い科目ほど更に高めるというのは難しいです。
イメージ湧くと思いますが、偏差値70を80にするよりも40を60にするほうが簡単ですよね?
極端な例ですが理屈はこれと同じです。
完成度の低い科目ほど短期間での学習で一気に押し上げることが可能になります。
例えば慶應法学部で英語が8割取れていて社会が5割だとしましょう。
英語を9割にするよりも、社会を7割にするほうが簡単です。
点数にすれば同じ20点ですが労力は全然違います。
しかし、一つ注意してください。
完成度の高い科目も鈍らない程度には継続してください。
完成度の高い科目は試験当日でも得点源としての、エース的な役割を期待されます。
他の科目を押し上げると言っても、エースのような完成度にはならないでしょう。
他の科目はエース格となる得点源のバックアップ的な位置付けですので、メインの得点源を損なえば全てはご破算です。
あくまで完成度の高い科目ありきですから、他科目へ注力するあまりに全てが中途半端にならないようにだけ気を付けて下さい。
この話の前提は、得点源となる科目が1つは完成されていることです。
つまり現時点でエース格と呼べるような科目が無い場合は、まずは1つ得点源となる科目を作る事を優先してください。
確実に合格点取れる科目が無いと正直厳しい戦いになります。
それこそ本当に運任せな勝負となってしまうでしょう。
過去問を活用して得点の最大化
過去問を活用して、どうやったら得点を最大化できるのか試行錯誤してください。
これは物凄~く大切なことです。
問題を解く順番やペース配分などで得点率は変動します。
「たったそれだけで?」と思うかもしれませんが、下手すると一割くらいの得点変動があってもおかしくありません。
どうやって最大化するかは絶対と言える答えはありません。
人によって得意不得意や解くスピードなども異なるので一概に断定することが難しいからです。
とはいえ僕なりの考え方、最低限守るべきルールはあるので良ければ以下を参考にしてください。
英語に関してはこの要領を意識するだけで少なくともしなくていい失点を防ぐことは出来るはずです。
後ひと踏ん張りだ。気張れよ。
さいごに
冒頭にも述べた様に、既に三ヶ月を切っています。
せいぜい二か月半と言ったところでしょう。
一見すると確かに時間は迫ってきているかもしれません。
ボーっとしてればあっという間に終わってしまう程度にしか時間は残されていません、
それでも、自分に合った戦略を見つけ実行することで得点を伸ばす時間としては十分な時間です。
残された時間を有効に使えるか、無駄に終わらせるかはあなた次第です。
後悔の無いよう全力を尽くしてくださいね。
もし質問等あればこちらからDMでお願いします
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