早慶とMARCHの差はどれくらい?
ご存知の通り偏差値的には早慶>marchということになる訳ですが、その数字からだけではどの程度の差があるのかイメージ湧きにくくないですか?
今回は、青山学院大学(全学部の法)、明治大学(経営)に合格しながら慶應義塾大学法学部に進学した僕が、両者における差を解説します。
単に”差”といっても、イメージが湧きにくいと思いますので感覚的にも、理屈的にもどの程度の差があるのか分かってもらえるように言語化して多角的にお話しします。
早慶とmarchの差はどんなもん?
これ見た瞬間分かる!差はこれくらい!
まあ感覚的にはこれくらい違います。
早慶だといやらしい問題とか少なからず捨て問がありますが、マーチではありません。
また早慶では少し時間を気にすることもありますが、マーチでは普通に解いてれば時間を気にすることも無く解き終わります。
早慶上位学部合格者からするとmarchは鼻ほじりながら受けても受かるという感覚です。
偏差値上の数字以上に両者の差はあるように感じます。
標準問題が解ければマーチは受かる
marchに合格するためにはとにかく基礎を完璧にしましょう。
難しい問題が出来る必要はありません。標準レベルを完璧に解けるようになれば受かります。
まあざっくり言えばセンター、共通試験で高得点取れれば十分です。
英語ならベーシックな単語帳が完璧にできれば単語は大丈夫です。
長文も最難関の一個手前のレベルの問題集を着実に解けるようになっていれば大丈夫です。
マニアックな知識に手を出したり、難解な英文を解く方が頭良くなってる感があると思いますが、そこに手を出すよりも基礎をしっかり高めるほうが近道です。
これはどの科目でも言えることです。
標準レベルで良いので完璧に解けるようになりましょう。
※この記事の内容だけでMARCHに必要な英語力が身に付きます。
標準問題だけじゃ早慶は受からない
標準問題だけだと合格が難しいのが早慶です。
標準問題に毛が生えたレベルの学部~大きく標準レベルから逸脱した学部まで様々ですがいずれにしても標準問題だけでは受かるのが難しいでしょう。
センター、共通試験レベルで9割とか取れても有利にはならず、その先まで見据えて学習する必要があります。
なので必然的に、解くべき問題集もmarchよりもワンランク上のものまで解けるようになることが望ましいです。
英語でも問題量が多くなったり、選択肢に際どいものが混じるようになります。
社会科目でも、マニアックな知識を問われることが多くなります。
標準問題を超えても、ある程度は対応できる知識やスキルを身に着けておく必要があると思います。
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marchで難しいとされる問題=早慶の標準的な問題
marchでは差を付ける問題と言っても標準問題レベルから大きくは逸脱しません。
そのレベル感の問題は早慶では正答必須な標準的な問題です。
逆にそこで間違えると早慶では悪い意味で差を付けられてしまいます。
marchでは難しいを通り越して100%落としても良いであろう捨て問レベルの問題が、早慶だと他者と差を付ける問題になるイメージで良いと思います。
イメージとしては問題難易度にワンランクずつズレが生じる、と思ってください。
こうなると必然的に普段勉強すべきことも変わってきますよね
march落ちても早慶に受かる事ってある?
march全滅で受かる早慶の学部もある~問題の難しさだけで決まる訳ではない
ここまで早慶の方が遥かに難しいと話してきたのですが、これはあくまで全体論的な話です。受験は一発勝負なので、そこが揺らぐことも無くはありません。
つまりmarchに落ちても早慶に受かる事は多くは無いですがあります。
早慶にギリ受かる層は、marchの受験で大失敗すれば落ちることもあります。
marchに余裕で受かる訳ではなくても早慶に挑戦してみる価値はあるかと思います。
また、marchに全滅して慶應の文学部に受かったという人を僕の知る限りで3人知っているのでmarch、早慶で一括りにできない場合も勿論あるということです。
これは問題自体が簡単という訳ではなく、単に受験者層や辞書有りの英語試験の影響であると考えられます。
受験は問題の難しさだけで決まる訳ではないという分かりやすい例ですね。。
慶應の受かりやすい学部について知りたい人は↓からどうぞ。marchレベルでも合格はあるので、受けてみる価値はあるかと思います。
【大穴の学部は?】慶應の受かりやすい学部について慶應の友達と考えてみた - K.O diary
余談:就活でも受験と同じ論理が働く
marchの上位=早慶の平均
受験勉強においてmarchと早慶ではワンランク違うのと同様に、就活でもワンランク違います。
marchから三菱東京UFJ行けば上位に位置しますが、早慶だと凄くもへぼくもない平均的な位置にあります。
学歴フィルターもmarchと早慶の間に引かれることが多く、早慶以上の学生は余裕でパスのところをmarchの学生は振るいにかけられたりしています。
受験勉強から就活まで、早慶とmarchの差は継続するということですね。
早慶とmarchに差は大きい。けど場合によってはひっくり返せる
さいごに
基本的な認識として、早慶とmarchには大きな差があると思ってください。
なので総計を狙う際はmarchよりもワンランク上の勉強をすることをおススメします。
ただ、受験は問題の難しさだけでは決まりません。
慶應文のように早慶でも学部次第では絶対的な差ではなくひっくり返せることもあります。
学部や戦略次第では思い切って早慶に挑戦してみるのもアリですね。
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