浪人生活は順調ですか?
順調に進んでいてくれたら嬉しいですが、
中にはそうでない人も現実的にはいるでしょう。
4月から始まった浪人生活。
それも秋に入れば折り返しです。
これまで順調な人もそうでない人も、
この秋の過ごし方は今後の分岐点になってきます。
秋は趨勢が決したと判断するには早すぎます。
かと言って春や夏のように、
残された時間が多いわけでもありません。
過ごし方1つで状況が好転することも、
暗転することもある非常に際どい時期です。
今後が大きく左右されます。
分岐点にもなり得る秋に、
気を付けて欲しい注意事項とやるべきことを、
今回はお伝えします。
現状に満足も悲観もせず、
現実と向き合って冬を迎えて下さい。
・浪人生のあなたへ
・秋に気を付けるべき注意事項とやるべきことが簡潔に分かります。
この記事の信ぴょう性
一通り経験したし見ても来た
僕自身、浪人経験者です。
授業はすぐに切ったとはいえ、
大手予備校に籍を置いておいたので、
浪人の友達もそれなりにいた。
なのでまずは浪人生にとって、
秋がどういう位置付けかというのは、
一通り経験してきています。
その上で今は受験指導をさせて頂いています。
例えばその内の一つはこれ⇩
他にも早大プレや慶大プレで一桁や、
予備校に行き続けて偏差値45から、
3か月弱で慶應合格するなど。
※この方々の模試成績や合格体験記はこちら
⇩
⇩
⇩
自分が浪人経験しただけではなく、
多くの浪人生を教えても来た。
そこでも色々見てきて、
感じたことも沢山あります。
自分の浪人経験であったり、
これまで教えてきた経験であったり、
培ってきた知見を本記事にはまとめました。
ここまでのあなたの進捗次第によって、
話の受け取り方は変わるでしょうが、
いずれにせよ今知っておくべき情報。
実りがあり冬に繋がる、
そんな秋の取り組みにするべく、
大いに活かせるものだと思いますよ。
また僕の教え子たちが成績爆上げした、
誰でもマネできる”逆転合格マニュアル”を、
公式ラインにて無料配布中です。
秋から残された期間を考えれば、
まだまだ伸ばす余地があります。
このマニュアルを活用すれば、
その意味を分かってもらえるはずです。
秋を迎えた浪人生が気を付けるべき注意点
迫りくる現役生。アドバンテージを失う浪人生
現役生はスロースターターです。
部活や学校の関係で勉強が遅れていた。
そんな現役生も徐々に本腰を入れ始め、
秋頃になるとその遅れを取り戻してきます。
一方で浪人生にはアドバンテージがあるので、
その分だけ初めから有利な戦いです。
勉強だけしていれば良い立場で、
時間もかなり自由に使えます。
現役の頃の貯金があって、
受験生やるの2周目です、
という人も多くいるでしょう。
秋からガンガン現役生に捲られていく。
そんな浪人生は後を絶ちません。
現役生の猛追によって、
アドバンテージは徐々に少なくなり、
秋が終わるころには使い果たしてしまう。
そして冬~受験では立場をひっくり返される。
春~夏まで成績が良かったのに、
蓋を開けたら志望校に大きく届かず、
なんて浪人生はゴロゴロいます。
メッキが剥がれるって感じですね。
⇒【夢見がち】甘くないぞ?浪人生の非情な現実・・・痛い目見る前に知っておこう
もしも春~夏までですら成績が振るわないなら、
このまま行けば追い抜かされるというよりも、
虐殺的に差が広がっていく一方でしょう。
現役生による猛追の狼煙は、
秋に入れば既に上がっています。
秋の初めではまだ現役生の取り組みが、
爆発的に開花している訳ではありません。
そのせいで実感はしにくいと思いますが、
着々と迫ってきていることは確かです。
今成績が良いなら現状に過信せず、
アドバンテージなんて忘れて、
猛追をなぎ倒すくらいに、
前向きな意識で日々を過ごしましょう。
「このままなら楽勝だ~」
こんなこと間違っても思ってはいけません。
簡単に足元をすくわれます。
逆に現状で既に成績が良くないなら、
迫りくる現役生との激しい競争の中で、
遅れを取り戻し合格に近づかなければいけません。
しかし、このままでは楽勝で不合格です。
ますはここを自覚すること。
その上でどうしたら逆転できるのかを考え、
着実に実行する覚悟を持って取り組みましょう。
・浪人生の成功率ってこんなもんよ?⇩
想像よりも高い?低い?浪人生の”意外”な成功率とその理由とは!?
「○○が苦手」は無いようにする
浪人生は秋までに出来ることは沢山あったはずです。
にも関わらず秋にもなって、
「○○が苦手」だなんて、
悠長なことを言っている場合ではありません。
これまで何をしてきたんですか?
遊んでたの?という話。
もう少し危機感を持ちましょう。
これが高い次元での話ならば寧ろ歓迎です。
例えば得意科目は偏差値80越えなのに、
別の科目では偏差値75だから苦手など。
積極的に自分の課題を見つけようとする姿勢。
これは成績向上において非常に大切だからです。
でも「○○が苦手」という人の多くは、
恐らくこんな高次元ではないでしょう。
自分の中での苦手ではなく、
目指すべき水準に遠く及んでいない。
そういう状態だと思います。
その苦手にはいつ気が付いたのでしょうか?
そして、いつになれば解消されるのでしょうか?
冬に入ったらマイナスをプラスにするのではなく、
プラスを伸ばして合格を確固たるものにしていく、
という作業が理想です。
後述するように過去問を解いて、
必要に感じた対策を講じるなど。
ある程度できることは前提で、
それを伸ばしたいということです。
その土俵にすら立てていない状態では、
当然こんなことは出来ません。
浪人生であれば、
そこまで仕上げる時間も、
そのための環境も揃っているはず。
条件的にはかなり恵まれているのですから。
どうしてその苦手に苦しめられているのか、
そして何をしたら解消できるのかを、
早い内に分析して手を打ちましょう。
「○○が苦手」のような低次元な悩みは秋で終わりにする。
そういう意識で取り組んでほしいです。
建て直す・盛り返すチャンスはなくなりつつある
もしも現状が振るわないなら、
これまでにサボってしまったか、
勉強法を間違えていたかになるでしょう。
しっかり正しい勉強法で取り組んでいれば、
夏までに成績として反映され手応えを感じているはず。
それが無いってことは、
この延長線上に合格は無いかもしれない。
そう思っておいた方が良いです。
これまでどれだけ時間あったの?って話なので。
そこに言い訳は一切通用しません。
それくらいの猶予が与えられていました。
ここから建て直す・盛り返すチャンス、
というのは日に日に減っていきます。
基礎からの見直しが必要になる。
場合によってはそういうこともあるかもしれない。
けど残された時間はそう多くはありません。
「まだ時間がある」などと、
余裕をかましていられる時期は、
既に過ぎてしまったということです。
ここから秋を終えて冬に入れば、
もう挽回は不可能に近くなっていきます。
まずは、これを自覚しましょう。
⇒【舐めんなよ】浪人生が失敗する最大の原因はこれ!そりゃ伸びないよなぁ
本気でこれから盛り返すなら、
1日の重要性は極めて高くなります。
残り限られたチャンスをものにしたいなら、
スグにでも手を打ちましょう。
これまでに結果が出ていない、
手ごたえがないなら、
根本的な見直しが必要かもしれません。
戦略
スケジュール
勉強内容
勉強法
取り組みへの意識
などなど。
時間は待ってくれません。
1日でも早く見直し、
解決策を打って勉強に取り組むことが大切です。
浪人生が秋にやっておくべきこと
これまでの取り組みを振り返り進捗を把握・分析する
夏が終わり秋に入れば浪人生活も折り返しです。
これまでの取り組みが正しかったのか、
それとも何か修正すべき点があったのか。
こういうことを振り返るには良い機会。
いわば、答え合わせです。
浪人を開始した時点で、
自分がいつまでにどうなっていたいか、
という目途は持っていたと思います。
いついつまでの模試で偏差値○○取るとか。
いつまでに〇判定出すなどですね。
その水準に届いているかどうかを、
1つの目途に考えると良いと思います。
春に勉強を開始してからガンガン右肩上がりで
自分の理想通りかそれ以上に成績が伸びているなら、
取り組み方が正しかったってことになりますよね?
正しい意識で正しい勉強法で動けている。
それは継続していきましょう。
逆に思ったよりも伸びていないとか、
全然伸びていないなら、
それは取り組みが間違えていたり、
何か改善点があるってことになります。
そして、そこには必ず原因があります。
放置していても良くなることはなく、
後々ツケが回ってくるだけです。
原因の把握に努め何が悪かったのか、
どうすれば良く出来るのかを分析して下さい。
⇒【必然】浪人しても成績が伸びないのは何故か?原因を徹底解明!!
これはマイナスのニュアンスではありません。
寧ろ前向きな発想と行動です。
過去の自分から学べることは多いはずです。
良かった部分は継続する。
良くなかった部分は改善する。
そうやって今後に活かしましょう。
今後のプランを今一度見直す
先ほどはこれまでの取り組みを、
振り返ろうって話をしましたね。
ここでは未来に向けた動きです。
今後のプランを今一度見直しましょう。
自分の想定通りに成績が伸びている人も、
そうでない人もです。
4月時点と秋に差し掛かった時点では状況も、
見え方や感じ方も変わっているはずです。
勉強が順調に進んでいるなら場合によっては、
プランを前倒しにして当初の予定よりも、
さらに多くのことができるかもしれません。
「こんな勉強をした方が良いな」
こういう気付きが夏までの間にあったなら、
それを組み込むのも良いでしょう。
このような気付きは、
勉強したからこそ見えてくるものです。
そしてそれは志望校合格に向けた、
自分の課題として見えてくるわけですね。
これはすごく良い事です。
自分に足りないものを客観的に把握できている、
ということなので積極的に取り入れましょう。
このようなプランの見直しは、
合格に向けた大きな前進です。
ただ漠然と以前決めたプラン通りに進めるより、
遥かに有意義な受験勉強にすることができます。
当初の予定より上手く進んでいない場合も、
これは同じことが言えます。
上手くいっていないということは、
当初のプランに滞りがあるということですよね?
滞りがある時点でプランの再構築は必須になります。
遅れを取った分を取り戻す計画を立て、
それを実行する作業をプランに、
盛り込まなければいけないからです。
それに伴って他にやるべきことや、
そのタイミングも含めて、
諸々変更しないといけないかもしれない。
これは面倒に思えるかもしれませんが、
絶対にやっておいた方が良いです。
秋を迎えて当初の予定通りに進んでいないなら、
軌道修正をしないと思う様に行かないまま、
受験に突入することになります。
ここを耐えて自分に向き合えるかどうかで、
今後の行く先は大きく変わるでしょう。
合格に必要な取り組みと思って、
是非前向きに取り組んでください。
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過去問
・過去問を解いて志望校との距離を測る&対策を講じる時間の確保
・過去問は何度も繰り返す必要がある
上記の2つ理由から秋には、
本格的に過去問に着手できると良いです。
一定学力が仕上がった状態で過去問を解くと、
まず志望校と自分の距離が分かります。
重点的に行うべき勉強もハッキリ見えてきます。
志望校との距離を意識しつつ、
効果的に得点を上げるための勉強に、
多くの時間を費やすことができます。
合格点に足りないのであれば、
自分に足りないものを分析し、
距離を詰めるために効果的な勉強を行いましょう。
既に合格点を超えるようなら、
どこを重点的に補えば更なる得点向上を狙えるのか。
これを分析し対策を重ねて下さい。
いずれにしても自分の中での失点ゾーンがあるはずです。
それを解消する事が得点向上に繋がる訳なので、
そこにフォーカスして対策を講じると良いですね。
そして過去問は何度も繰り返すべきです。
⇒【勝ちパターン】過去問を繰り返し解く意味はこれ!これで合否が分かれちゃう・・・
サラっと赤本1冊やるくらいでは、
あまり意味が有りません。
何度も解くことで、
解法のコツが身に付くようになります。
この手の問題はこうやって解くとやりやすい、
というのが自分なりの感覚として掴めるはずです。
また初めは気付くことのできなかった、
新たな解法のコツを発見することもあります。
「あれ、こうやって解くと上手くいくかも?」
こういう発見のもとでその解法を何度も使うと、
これもまた身に付くようになります。
こうして得たテクニックは、
再現性が高くないと意味が有りません。
なので繰り返すことによって、
高い得点水準で安定させられるようにしましょう。
過去問では合格最低点+2割を、
取れるようになることを意識すると良いです。
⇒過去問で合格点なんて当たり前だろ?本当に受かりたければ「合格点+2割」を楽勝にしようぜ!
そうすれば綱渡りになる事もなく、
万が一当日の出来がイマイチでも、
安全に合格することができます。
もちろん満点取れるまで繰り返せるなら、
言うまでもなくそれがベスト。
過去問では合格最低点+2割は、
安全圏に入る1つの目途って感じですね。
こういった取り組みに十分な時間を割くには、
秋から過去問を解いたほうが良いです。
冬からでは過去問を解くことは出来ても、
対策を全てやり切る時間が無いし、
何度も繰り返すことも難しいでしょう。
しかしこれは早ければ早いほど良い、
という話ではありません。
過去問解いても何も分からないのでは、
上述のような過去問対策も意味を成しません。
いかに過去問対策が有効といえど、
それは一定以上の学力があってこそ。
これを踏まえると、
秋が良きタイミングだということです。
春から勉強していれば、
ある程度戦える土壌は出来ているはずですから。
もしも秋を迎えても尚、
サッパリ学力が出来上がっていないなら、
まずは根本的な学力向上を優先してください。
過去問対策以前に、
その土台が出来上がっていないと、
どうしようもないからです。
一早く過去問に入れるレベルに持って行きましょう。
さいごに
まとめ
・現役生の猛追が始まっている
・苦手は秋にはなくそう
・現状芳しくないなら挽回するチャンスはそろそろラストが近い
・これまでの取り組みを分析&今後のプランを見直す
・出来るなら秋には本格的に過去問を始めよう
冒頭にもお伝えした通り、
秋は今後の大きな分岐点です。
今回お伝えした内容は、
細々したことも多く面倒に感じるかもしれません。
でも、それをやるとやらないでは大違いです。
ここを乗り越えればもう冬です。
そこまで行けば終わりが見えます。
ここでやる事をやれば、
メンタル的に安定して冬を迎えられます。
一方でサボれば、
絶望の冬と受験が待っているでしょう。
悔いなき秋を送ってください
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