慶應義塾大学は基本的にはエリートっぽかったり、根が真面目な人が非常に多いです。
有名私立であったり、トップの公立の地頭や要領に優れた人たち。
もしくは有名な高校出身ではなくても、根が真面目でコツコツ仕上げて合格した人たち。
基本的にはどちらかに該当します。
じゃあ慶應では逆転合格は存在しないのか?というと、そんなことはありません。
どの大学でもそうだとは思いますが、慶應でも例にもれず逆転合格は存在します。
偏差値の高い高校出身でもないし、コツコツやってたわけでもないけど瞬発力で乗り切ったみたいなタイプですね。
もしくは、超強運な人です。
僕の周りだけでも、逆転合格だった人は6人ほどいます。
僕の周りだけでですからね?同じ中学から同じ高校に進んだのが知ってるだけで6人いたら結構多いと思うんじゃないでしょうか。
そして、僕自身も逆転合格した側の人間です。
もしかしたら類は友を呼ぶ的な現象もあったのかもしれません。
勿論比率的には多くないかもしれませんが、僕の周りに限らず慶應全体で見たら絶対数自体はそれなりに存在するでしょう。
そして、僕の周りの逆転合格者には共通した特徴があります。
慶應に逆転合格を目指す人は、実際に慶應に逆転合格した人たちがどんな人なのか知っておいても損は無いのではないでしょうか?
あくまで僕の周りの人間に限られますが、その特徴があなたにも通じるところがあれば少しは励みになるかもしれません。
ということで、大学入学以降のエピソードも交えながら慶應に逆転合格した人たちの共通した特徴を紹介していきます。
慶應に逆転合格した人たちの特徴
【この記事の前提】学部紹介&超強運タイプは除外します
この記事の前提を説明します。
僕の周りに逆転合格者は計6人います。
僕自身も含めると7名ですね。
7人中4人は法学部政治学科です。
僕もそうです。
これは僕が法学部政治だから偏っているだけで、法学部政治に逆転合格者が集中しやすいとかって訳では無いと思いますw
そして、残りの3名は文学部です。
この人たちは、逆転合格には違いないのですが超強運タイプです。
マーチ全滅で慶應文だけ合格したという逆転合格でも異色な人になります。
これだと流石に運としか言いようがありません。
強運での逆転合格だと、逆転合格した人たちの特徴という本記事の本旨から外れますので今回は除外します。
なので以降は、法学部政治学科組で運ではなく実力で受かった人たちの特徴だと思ってください。
※僕の周りでは文学部に強運で受かった人が多いです。
これを僕らは「文学部の奇跡」と呼んでいます。「文学部の奇跡」について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
基本不真面目
大学受験以外マジメに勉強してこなかったタイプなので、基本不真面目です。
怠惰が基本属性なので、出席しなければいけない授業でも自分に負けて休んでしまいます。
仮に大学にいても、友達と話しているうちに面倒になって授業には出ずみたいなことも多いです。
また、高校まで試験勉強もろくにしたことが無いので定期試験に対する考え方が根本から違います。
大学だと6割取らないと単位が貰えないと言われています。
ただ僕らは高校まで定期試験なんて3割取れれば良いくらいの感覚で生きてきているので、6割というのは異常に高いハードルです。
しかも、慶應生の大半が試験前はちゃんと試験勉強するのですが、僕らにはこの感覚がありません。
試験は勉強するもの、という意識が欠落しているので怠けてしまい単位を落としまくり留年します。
やるべきことをちゃんとやるとか、堅実に生活を送るとかは苦手な傾向が強いかもしれません。
0か100で振り切りがち
僕の周りの逆転合格者は、受験科目以外は本当に苦手です。
僕含め彼らは大学受験以外に勉強したことが無いので、小中高で習うような一般教養がありません。
また、特に数学もしくは算数に関しては揃いも揃って絶望的です。
僕も鶴亀算とか未だに分からないですし、簡単な因数分解で止まっています。
ただ受験科目だけは慶應生の中でも優秀だったので、受験は順調だったようです。
「大学受験のためだけに勉強した」というタイプですね。
ここから分かる事は、目標達成のためには割り切って行動できるということですね。
それまで勉強せずに過ごしてきて慶應には遠い位置にいても、必要だと感じれば勉強するわけです。
そして、やるからには目的達成のために何が必要かを考え行動できる。
日頃勉強が嫌いだったり、してこなかったりでも、やるとなれば振り切れる。
大学受験ではそれが功を奏して逆転合格を成し遂げられたのでしょうね。
楽して成果を出したがる
逆転合格した人たちなので当然かもしれませんが、楽して成果を求めがちです。
僕は意図的に国語の勉強せずに英社に振り切って大学受験をしていました。
これは僕以外の逆転合格者にも同じタイプがいました。
また、僕が大学で留年した際に逆転合格者と手を組んで単位取得しようとした際にも、その考え方は見受けられました。
それは、最初の数回の授業だけ出て、授業のノートをコピーさせてくれそうな人を見つけるというものです。
気が優しそう、毎回授業にいる、真面目そうという条件に当てはまる人を見つけ、その後自分たちは授業には出ず試験が近づいたらその人に声をかけてノートを写真撮らせてもらうという作戦です。
受験に受かりたいから他の人よりも必死に勉強しようとか、単位取るために授業に出ようとかではないんですね。
とにかく自分は楽をすることだけ考えて、でも成果を得るためにどうするかってことを考えがちです。
良い意味でずる賢く、受験なら合格すればいいし単位なら取得できればいい。
ルール違反さえなければ、手段選ばず楽して目的達成しようという傾向があります。
楽観的
良く言えばポジティブです。
そもそも逆転合格なんてポジティブでなければ成し遂げられません。
合格なんて遥か遠くにいる状態から、短期間で合格できると思えるような楽観的な思考をやはり逆転合格者は持ち合わせています。
ただ、これには良い面と悪い面があります。
逆転合格というシチュエーションでは非常に良い面が発揮されました。
ただ、大学受験以外では悪い面もやはり見受けられます。
例えば本当は出なくてはいけない大学の授業も「まあ出なくてもどうにかなるか」と考えてしまって、どうにもならずに失敗したということなんかは多々あります。
とはいえ、ポジティブというのは「不可能を可能にする思考」であることには変わりありません。
誰しもが不可能と思っていた合格を可能にするには、まずポジティブに考えた上で常に前を向いて行動し続ける必要があります。
根拠なく「受かる気がする」と思える事自体が才能で、それは逆転合格には必要不可欠な要素ではあるでしょう。
⇩受かる気がするというのは大事って話⇩
瞬発的な集中力が異常に高い
普段怠け者でも、ここ!という時に異常な集中力があります。
逆転合格を成功させるには、大多数よりも遥かに速く大きく学力を伸ばす必要がある事は言うまでもありませんよね?
それを支える、瞬発的な集中力を確かに彼らは持っていました。
僕を含め逆転合格した友達は怠惰で留年していましたが、2留を回避する際にその集中力は強く感じました。
僕ら法学部には復活制度という留年者に対する救済制度があります。
通常は1年間で履修(=選択)できる単位数というのは上限があるのですが、この救済背戸の対象者は上限を大きく超えて履修(=選択)が可能です。
ただ、上限を超えて履修するということは、その分だけ試験の数が多くなります。
普通の人よりも断然試験の数も多く、加えて1つでも単位を落としたら2留するという危機的状況において瞬発的な集中力の高さで乗り切ってしまうくらいには、ここぞの場面で踏ん張ってました。
これは僕自身もそうですし、他の逆転合格した仲間も同様です。
その裏返しで日頃は怠惰を極めて平気で留年してしまっていたわけですので、スイッチの浮き沈みが激し過ぎるとも言えますね。
これは逆転合格の原理と良く似ています。
受験勉強までサボりまくって大きく遅れていたけれども、スイッチが入った時に異常な集中力でごぼう抜きにして逆転した、ということです。
スイッチ入れた時の集中力の高さは、逆転合格者には良く見受けられる傾向だと思います。
さいごに
慶應大学への逆転合格を目指す人へ
もし今慶應に程遠い位置にあなたがいるとしたら、周りからは無理だと思われるかもしれません。
でも安心してください。
僕自身もそうですし、慶應に逆転合格で受かる事は珍しいわけではありません。
決して多くは無くとも、慶應全体で見れば恐らくあなたが思うよりは多く存在します。
そして、今回の記事で取り上げたのは僕の周りにいる逆転合格者の共通点です。
もしも自分に当てはまる!ということがあれば、過去に逆転合格した人と同じタイプである可能性が高いです。
だからと言って絶対に合格できるとは言いませんが、希望を持って頑張ってください。
⇩3か月で慶應に受かりませんか?⇩