保守的な一般論にすがりたがる大人たち
もしもあなたが慶應を志望しているなら、親や先生の言うことを全面的に信用するのは非常に危険でしょう。
なぜなら慶應は私立大学の中でも特殊な受験になるからです。
親は勿論受験に精通している訳ではありません。先生は受験全般に対しては詳しいと思いますが、慶應という特殊な受験についてメチャクチャ詳しいという訳ではないでしょう。
そして何より、親と先生に共通して言えるのは根拠もなく保守的な考え方をするということです。
勿論子供のことを思っての助言のつもりでしょうが、合理的な戦略でも深く考えずに表面的な判断の基で合理性を無視し危険だと評することがあります。
言うとおりにした結果不合格と言う不利益を被るのはあなたです。
親と先生の言うことには注意が必要です。時には受け入れない勇気も持つべきでしょう。
これは僕の経験に基づくものです。
色々言われましたが、振り返ると無視して正解だったと思う事ばかりです。
今回は、こんなことを言われる場合は要注意!というのも根拠と共に説明します。
もし親や先生に言われても無視しちゃってください。信用する方が危険です。
親や教師の性質
一にも二にも保守的
親や先生と言うのはとにかく保守的なんです。
少しでもリスクに見える事は避けたがります。それが原因で失敗されたら特に先生なんて何も責任取れないので無難な方に持って行きたい訳です。
これは一見リスクに見えるけど実は合理的な選択に対しても同様です。
親は勿論、先生だって自分がやった事や見た事、聞いたことないものに対しては怪訝な見方をしてきます。これは年を重ねるほどそうでしょうね。自分の経験に反していることは受け入れるのが難しいのでしょう。
例えば慶應受験の小論文。
後述しますが、これはやらなくて良い科目です。英社に時間を回す方が合格には近いです。
僕はその作戦を強行しましたが、親にも先生にも危ない橋を渡っているように見えたらしく考え直すよう提案されました。
受験を終わって振り返ってみても自分の選択は正しかったと思います。
親も先生も自分の理解の範疇を超えるやり方に対しては保守的になり疑問を呈するでしょう。
これは仕方がない事です。子のことを思っての助言だと思えば気持ちは受けてっておきましょう。
ただ無責任な保守的考えに振り回されて損をするのはあなたです。自分の考えに自信があるのであれば、貫く方が良いでしょう。年長者の意見が必ずしも正しいという訳ではありません。
ここからは僕が実際に言われて今振り返っても的外れだったと感じる3つを紹介します。これらは多分あるあるなので、要注意です。
この3つの助言には要注意
慶應は小論文やった方が良い
慶應受験は英社/英数+小論文が基本パターンです。
しかし実際には小論文は勉強しないで他の2科目を仕上げるほうが遥かに効率的な取り組みです。
親や先生はこれに対して保守的になり反対意見を唱えてきます。
「小論文やらないと危なくない?」「みんなやってるよ?」と明確な根拠もないのに当たり障りのない言葉を並べてくるでしょう。
これは受験科目は全てを対策をするものであるという考えに縛られていて、危ない橋に感じるのでしょう。最早怠惰にすら見えるのかもしれません。
でも仕方のない事です。
慶應の合格への対策に精通している訳でもないし、小論文の事情についても何も知らないわけですから。
2科目を仕上げることが慶應受験の王道だとか、小論文対策がむしろ遠回りだとか自分には根拠があっても経験したことが無いので受け入れられないんです。
受験が終わってから自分の認識は正しかったと再認識しています。
小論文を勉強させようとする意見には要注意です。
小論文対策が不要って話はこちらから
国語も出来るようにしないと慶應落ちた時大変
慶應には国語が受験科目として課されません。
なので慶應合格しようと思ったら国語をやらないのも一つの手段なんですね。他の科目に時間を回すことが出来るので。
ぼくは国語捨ててたんですね。まじで何も分からないレベルです。
すると大人はこう言うわけです。
「慶應落ちたらどうすんの?」「それじゃmarchも受からないかもよ?」
これも本当に無知故でしょう。。知らないって言うのは恐ろしい事です。
まあ親も先生も聞いたことなかったんでしょうね、国語を捨てるというのを。
僕的には慶應絶対受かると思っていたのでそもそも的外れなんですが、慶應以外も受かる根拠がありました。
英語と社会で稼げば合格に当たって何の問題も無いと思っていました。
実際慶應以外にも上智と明治と青学全学部・法を受けたのですが全勝です。
国語やらなくても受かるってことを知らないだけなんですよ、大人たちは。
前例があまり多くは無いので真に受けるのが難しいのも分かりますけどね。
英社が得意なら国語なんてやらなくても早稲田政経とか以外なら他も受かるんで大丈夫です。
共通テスト受けた方がいい
国立だと共通テスト(前センターテスト)はマストですよね。受けなきゃ合格が無いんで。
でも私立は違います。受験がマストではありません。
必要だと感じる必要がある人だけ受ければ良くて、マストっぽく言われますが受けなくても特に支障はありません。
でも大人たちは受けるのが普通だと思っているみたいです。
「場慣れだ」とか「そこで滑り止め取れば本命に集中できる」とか、言ってることは分からなくは無いです。
でも滑り止め取るついでに場慣れで他の私立を受けるって選択肢だってあると思うんですね。
1月半ばに受験して滑り止め取れたから後は1か月後の本命だけって、むしろ期間が空きすぎて場慣れ間を失いそうで不安になるんですよ。
だったら2月入ってから場慣れを兼ねて滑り止め取る方が本命に標準合わせた良い調整になるとも考えられませんか?滑り止めってのは落ちないから滑り止めなわけですし。
とまあ僕には受けないことに対して自分なりの考えも根拠もあったけど中々理解を示してはくれませんでした。
もしもあなたが共通テストを受けない根拠がはっきりとあるならば、大人の意見は無視しても良いと思いますよ。
慶應、私立文系なら共通テスト受けなくても良いのでは?と言う話
全員が慶應受験に詳しい訳じゃないし、それは仕方ない
さいごに大切なことを一つ
親や先生が慶應の受験に詳しくなかったりするのは仕方のない事です。
ましてや、少し一般論とかけ離れていると受け入れるのが難しかったりするのでしょう。
だからと言って大人に受け入れられないからって間違っている訳じゃありません。
それが正しい事も多々ありますし、僕自身も自分の選択が正しかったと胸を張って言うことができます。
なので大事なのは、大人の意見に振り回されず自分の正しいと思う道を選択する事です。一般論はあくまで一般論で、正しい訳じゃないんです。
根拠を精査して合格に近いと思える選択をすることが大切です。