大学受験に限らず、試験の天敵とも言える「ケアレスミス」。
これ、すごく鬱陶しくないですか?
僕自身、ほんとーーーーにケアレスミスが多いです。
振り返れば小学生の頃から、簡単に解ける問題でさえも何かしらのケアレスミスで失点してきました。
その癖は大学受験を終えても尚随所で出てしまいます。
例えば今でも、10個ほどの2桁、3桁の数字を電卓で足し算するにしても平気で間違えます。
何回か計算すると毎回数字が違うなんてこともよくあるほどです。
本当に我ながら意味不明ですがw
ケアレスミスをしない人は全くしない一方で、どうして自分はこんなにもケアレスミスをするのか?
生来備わっている気質・性格的なものにも起因するのかもしれません。
とはいえ、ケアレスミスと小学生から付き合ってきた僕でさえも、大学受験では上手く付き合えるようになりました。
ただ、ケアレスミスを多発する人が、ある時から一切しなくなるというのは恐らく現実的では無いと思います。
それがその人の気質や正確に起因するモノであれば尚更です。
なので、この記事では可能な限りケアレスミスを減らす、「ケアレスミスとの上手い付き合い方」をご紹介します。
・ケアレスミスとの上手い付き合い方が分かる
前提:ケアレスミスと上手く付き合おう
ある日突然ケアレスミスが多くなることは無い
ケアレスミスが多いという人は、きっと幼いころから凡ミスが多かったという人が大半なのではないでしょうか?
例えば小学生の頃、簡単な算数のテストでもつい計算ミスをしていた。
問題文をうっかり読み違えて失点する。
この類のミスは、しない人は本当に一切しません。
逆に、このようなうっかりミスが多い人は、ある時からというよりも幼いころからだと思います。
かくいう僕も、冒頭に述べた通り幼いころから今までずーっと凡ミスばかりです。
大学の試験でも、名前は書いたのに学籍番号(出席番号みたいなもので、これ書かないと基本0点扱いです)を書いておらず試験終了後に気付いた、みたいなこともあります。
ちょっと自分でも信じられないくらい、意味の分からないミスが多発しますw
こんな人間ですので、当然大学受験でもケアレスミスは付いて回っていました。
まあ、それでも入試本番までには凡ミスを減らせるようになったし、致命傷になることは無く受験した大学(慶應法・経済・商、上智経営・明治経営・青学法)は全て合格しました。
大学受験を終えてからケアレスミスに対する意識はどこかへ吹き飛んでしまったので、生来の凡ミス人間へ戻ってしまいましたが、とりわけ大学受験においてはどうにか上手く付き合う方法があるってことです。
ケアレスミスをしなかった人がある時突然するようになる事も、ケアレスミスに溢れていた人がある日突然全くしなくなることも恐らくありません。
ケアレスミスをするタイプかどうか自体は大して重要ではありません。
ケアレスミスをするタイプなら、それはそれで受け止めて、どのようにしたら限りなくミスを減らせるのか、また最悪ミスをしてしまっても合格するにはどうしたら良いのか?
ケアレスミスをするタイプなりに、どうやって向き合うのか、上手く付き合うのかを知る必要があります。
どんな風にミスを減らしていくかって所から見ていきましょう。
ケアレスミスとの付き合い方
日頃の学習編~「ケアレスミスだから、まぁ良いか」じゃねえんだよ!~
ケアレスミスというのは、学力不足が招いた失点ではありませんよね?
順当にやれば特に問題なく解けるはずであった問題を、何か注意力不足で、うっかり間違えてしまうことをケアレスミスと呼ぶはずです。
学力不足が招いたミスではないからこそ、日頃の学習の際に軽視してしまっていませんか?
「ケアレスミスだから、まぁあんまり気にしなくて良いか」こんな風に捉えていることはありませんか?
僕は大雑把な人間なので、もろこのタイプです。
ですが、この認識が既にナンセンスなのです!!
ケアレスミスであろうと、シンプルに学力不足であろうと、失点は失点です。
実際の試験のボーダーラインであれな、その1つの失点に何十人、場合によっては百人以上詰まっている訳ですよね。
どんなミスの仕方であっても、1点は1点に変わりありません。
とにかくどんな失点であれ、その原因追及と防止策の徹底が必要です。
日頃の学習から、例え失点理由がケアレスミスであっても
・何故ケアレスミスに至ったのか?
・そのミスはどうすれば防げたのか?
この2点は必ず確認し、問題を解く際にも上記2点を意識しながら常に取り組むようにしてみてください。
この積み重ねで自分のミスを厳しく捉えるようになるだけでも今より大幅にミスは減るはずです。
⇩模試でもケアレスミスって軽く見がちじゃないですか?⇩
試験中編①~解答に1.1倍時間を掛ける~
試験中に解答する際は、常に自分と対話をするようにしましょう。
「ちょっと気持ち悪い事言ってるな」と思われたらすみません。
どういうことかを実際に僕がやっていた例を用いて説明します。
マークシートを記入する場面を想像してください。。。
「ここの答えは①。で、このマークシートはえっと、②の左にあって①ってあるからここにマークでいいよね?うん。」
まじでこんな対話を自分の中でしていました。
本来注意力不足の僕は答えが①と思ったら即座にバッとマークしてしまうところなのですが、上記のように少し長い自己確認と自問自答の上マークするようにしていました。
この自己確認と自問自答形式は、マークシートの記入だけではなく、基本的にはどの問題に対しても行っていました。
例えば、以下のような場合もそうです。
英語の長文問題で、選択肢から答えを選ぶ場面を想像してください。
「長文内のこの部分が(線も引いて目で追いながら)、選択肢②のこの箇所に該当するから(こちらも線を引いて目で追いながら)、答えは②であってるよね?うん。」
のような感じですね。
これらは当然試験中に行いますが、日頃の学習で問題を解く際にも意識的に行っていました。これはひとえに習慣づけのためですね。
一目散に解答するのではなく、常に自己確認と自問自答の上で解答するので時間は多少掛かります。
が、それを承知で根本的な学力を高めておけば大幅な時間ロスをすることも無いですし、何よりケアレスミスは大きく防ぐことができます。
試験中編②~たった5分を作り出す~
これは基本中の基本ですが、見直しする時間を作るということです。
できれば10分は確保したいところですが、5分でも良いでしょう。
ここでの目的は、少しでも得点率を上げる、本来得点できる箇所を落とさないことが目的です。
※難問だからと後回しにした問題を最後に持ってきてじっくり考える、というのは今回お話ししている見直しとは別なのでごっちゃにされないようにしてくださいね。
チェックしたい項目は以下になります。
・解答漏れはないか
・問題用紙にメモった自分の解答と、解答用紙に実際に記入した解答に齟齬が無いか
・解答欄がズレていないか
・英作文などは、初歩的な文法ミスが無いか。(3単元の"s"が抜けてる等)
「解答漏れはないか」については、言うまでもないでしょう。
解答欄に空欄がある事は基本NGです。何か埋めないと点数になることは無いので、空欄がある場合は分からなくてもとりあえず埋めましょう。
「問題用紙にメモった自分の解答と、解答用紙に実際に記入した解答に齟齬が無いか」というのは、前提として問題用紙に自分の解答をメモしてある必要があります。
これは僕は自然とやっていましたが、もし普段から習慣が無い人はやるようにしてください。
これをしておくと、本当は②と思っていたのに誤って③をマークしてしまっていた、みたいなことを防ぐことができます。
僕の場合は上述の自己確認と自問自答形式での解答だったので多くはありませんでしたが、それでもたまにはありましたので時間が許すなら確認した方が良いでしょう。
「解答欄がズレていないか」は、どこかから解答がズレてしまっているという現象に対してです。
マーク形式だと、一つズレると以降が全てズレてしまうので注意しましょう。
「英作文は、初歩的な文法ミスが無いか。(3単元の"s"が抜けてる等)」は、パッと目につくものだけでいいです。
正直全てをじっくりと読み返して、その全てを精査するのは時間的に厳しいと思うので、スペルミスとか三単現とか、本当に初歩的な目につくものを意識すればいいでしょう。
三単現の"s"1つの有無で合否が変わるかもしれないので、疎かにはせず取り組みましょう。
保険は掛けたい
凡ミス前提で得点を想定する
これまでお話ししてきたような凡ミス対策をしようとも、ゼロになる保証はありません。
なので凡ミスが起きた時のために保険は張っておきたいところです。
元も子もないのですが、結局ミスする人はミスします。
凡ミスの気を付け方は存在しますが、それで今後一切凡ミスしないかとなると別問題ってことです。
そこで、どうするべきか?
ミスはするものだと考えましょう。
これは僕も実際にやっていた考え方です。
例えば、70%得点で合格できる試験があるとします。
仮に20%をケアレスミスで失点しても、その他が満点なら合格ですよね?
(全体の20%のケアレスミスはめっちゃ多いですw20%はあくまで分かりやすくするための例ですので悪しからず)
試験はケアレスミスを幾らしていようと、結局合格点さえ超えれば良いわけですから。
自分がミスをする人間だと自覚した上で、最大でどれくらいをケアレスミスで失点するかを差し引けば、安全に合格するラインが見えてきます。
また、その想定したケアレスミスはあくまで最大値ですから、それ未満で収まればさらに余裕をもって得点を積むことができます。
最悪の最悪のシナリオを想定した上で目標とすべき得点率を出し、それを遂行するための学習プランを出しておけば多少の凡ミスが起きても合格には支障が無くなるはずです。
大前提としては勿論ケアレスミスを減らす、欲を言えば無くすことを目指すべきですが、このように保険を張った考え方をできると余裕をもって受験に臨むことができます。
⇩余裕をもって受かるためには⇩
さいごに
大事なのはケアレスミスとの付き合い方
ケアレスミスが多いからと気に病むのは止めましょう。
機会じゃないのですから、ミスることだって当然あります。
でも、大事なのはミスする自分とどう向き合うかです。
ケアレスミスを放置し続けて良いってことは勿論ありません。
かと言って、1つも許さないというのも極端です。
限りなくケアレスミスを無くすように努めつつも、最悪してしまうことも踏まえて考えておく。
こうやって上手く付き合えさえすれば、あなたはもっと余裕をもって合格を掴めるのではないでしょうか。
今回ご紹介した付き合い方を是非実践してみて下さいね。
⇩質問はDMまで⇩