バカな高校生が慶應法学部に合格した方法~ビリギャル超えとか余裕~

K.O diary

学校や予備校では教えてくれない私立文系の受験勉強法

【沼に注意】英語長文テクニックへの過信に潜む罠!?知っておくべきことがここにある

英語長文ではテクニックなんかがありますよね。

 

受験勉強自体にも効率を求めるべきだし、テクニックだろうと何であろうと使えるモノは使うべきだというのは正しいと思います。

 

いかに楽して大きな成果を上げるかという考え方には大いに賛成です。

実際このブログでもそんな記事ばかり書いていますしねw

 

でも、テクニックへの過信は非常に危険です。

 

僕はskinを「ハゲ」と訳していたのですが偏差値は80を超えたし早慶でも9割は簡単に取れるようになっていました。

 

この経験から、英語長文のテクニックは1つ捉え方を誤ると沼にハマりそうだなぁとも感じています。

 

テクニックを使うなって話じゃないです。

使うにしても知っておくべきことがあるよって話です。

 

今回は、英語長文テクニックの罠と根本的に英語長文を得意にするには?について併せて解説します。

 

簡単に言うとこんな感じ

・テクニックはあくまで補助。土台ができていないと効果が無く、寧ろ沼にハマる
・まずは根本的な処方箋として読解力そのものを高めて土台作りが必要

 

 

英語長文テクニックの罠

テクニックはあくまでテクニックでしかない

英語長文で使われるテクニックは様々ありますよね?

 

単語が分からない時に推測をする。

パラグラフリーディングやディスコースマーカーを意識する。

大問ごとに解く順番を考えて時間配分をする

etc...

 

どれも間違いではないし、必要に応じて適切に活用することは有効だと思います。

 

でも、テクニックはあくまでテクニックでしかありません。

つまり小手先です。

 

テクニックを使うなとか否定するニュアンスではありません。

それだけで長文が超得意になれると考えるのは止めましょうってことです。

 

偏差値50の人が偏差値70取るために打つべき手はテクニックじゃないですよね?

これはあまりにも過度な期待で、やるべきことは基礎学力を上げることです。

そのために効率的な勉強法な何かな?と考えた方が賢明でしょう。

 

もっと極端に言うと、英語習いたての中学1年生が英検1級を解けるようになるためにすべきことは単語の意味を推測することでもパラグラフリーディングを意識することでもないというのは明らかだと思います。

 

テクニックはあくまで補助的な役割に留まります。

根本的な処方箋となるのはテクニックではなく、長文読解力です。

 

読み手本人が、読みたい長文相応にあって初めて補助としてテクニックが機能します。

 

なので、あくまで土台となる長文読解力がある事が大前提。

その上で少しでも点を伸ばすためのテクニックだということは忘れないでください。

 

土台が無くテクニックに走る事への懸念

英語が苦手な人ほど、早々にテクニックに走ろうとします。

土台となる英語力が無い状態の人ほどです。

 

気持ちは分かります。

英語の長文は配点も大きいし、何とか早く得点できるようになりたい焦りからでしょう。

 

でも、これはすごく危険です。

 

基礎が出来てもいないのにテクニックに走ると沼にハマります。

そもそも読み手にテクニックを使う実力も無いのに、そこに依存するのは言わば豚に真珠状態です。

 

それを自覚できずテクニックに依存し続け、あーでもないこーでもないと色々テクニックを調べては試しての繰り返しになります。

気付いた時には無駄な時間だけが過ぎていたということになりかねません。

 

だったら普通に勉強していた方が結局早かったのに、という結末は正直あるあるです。

 

例えば、偏差値40の人が偏差値60まで持って行きたいとしましょう。

ぶっちゃけ1ヵ月もあれば偏差値60なんて簡単にクリアできるのに、その手間を惜しんで無駄な時間だけを使うことになる訳です。

 

しかも、その間にテクニックを調べたり試したりでストレスは十分感じながらやっているはずなので、それが上手くいかなかった時の精神的ダメージは大きくなります。

この挫折感がキッカケで気持ちが折れてしまうかもしれません。

 

まさに急がば回れってやつですね。

 

英語が苦手な人ほどテクニックに走りがちですが、100%順序が違います。

効果は無いしリスクも大きすぎます。

 

まずは長文読解の土台をさっさと整えてしまう事を優先してください。

 

【根本的な処方箋】英語長文を本当に得意にしたいなら

長文を得意にするための3つの要素

何度も繰り返してきましたがテクニックを使うには土台が必要です。

土台が固まればテクニックなんて意識しなくても高得点できる問題も増えるし、いざテクニックを使うにしても効果が全然違います。

 

土台を固める、つまり根本的に長文読解を得意になるための要素は3つです。

 

長文読解を得意になるための3つの要素

・知識
・正しく読む
・早く読む

上から順に優先度が高いです。

 

十分な知識を用いて、正しく読み、そのスピードを上げる。

 

シンプルですが、これが詰まるところ根本的な処方箋であることは間違いありません。

どんなテクニックにも勝りますし、テクニックを駆使したいなら尚更根本解決を図るべきです。

 

何故テクニックだけではいけないのかという理由も織り交ぜつつ、それぞれについて詳しく解説していきます。

知識の補充

「分からない単語は推測しましょう」と言われても、分からない単語だらけでは推測のしようもありませんよね?

あれも分からない、これも分からないでは、推測がそもそも成立しません。

 

なので言わずもがな、志望校のレベルに応じて最低限の単語は頭に入っている必要があります。

 

もちろん僕にも分からない単語が出てきた経験はあります。

当然推測したこともあるし概ね正しく出来ていましたが、それはある程度の語彙がしっかり身に付いていたからこそです。

 

ネットで調べたり友達が「分からない単語があっても推測で行ける」と言っている人がいるかもしれません。

でも、それは根本的な語彙レベルの仕上がりが恐らくあなたとは全然違います。

 

もしくは、「推測で行ける」と言いながらも実は全然そんなこともない偏差値70未満の英語が得意ではない人である可能性すらあります。

 

なので、推測が成立するくらいには語彙レベルを高めておきましょう。

 

また、知識には語彙だけでなく文法もあります。

 

仮に語彙は推測でクリアしても文法は知らなければどうにもなりません。

例えばtoo~to Vなんて超基礎事項ですが、そもそもこの文法知識を知らなければ訳は到底分からないでしょう。

 

文法は語彙以上に知識依存です。

 

以上のように長文を読む上で語彙と文法は絶対に必要となるベースのベースです。

 

しかし、膨大な時間を掛けて勉強しろというつもりはありません。

というか寧ろ短期間でもみっちり固めることができます。

 

勉強法は以下に貼っておきますので宜しければご覧になってください。

 

記憶力に依存せずとも、やり方さえ間違えなければ1ヵ月でビシバシに固めることも可能なはずです。

※僕はskinを「ハゲ」と訳すレベルでしたが受験まで10か月もあったので、のんびりと2か月かけて完璧にしました。

 

正しく読む

英文は正しく読めなければ意味が有りませんよね?

誤訳のまま時間を余して解き終えても、正答率は低いはずです。

 

パラグラフリーディングやディスコースマーカーを意識したとしても、そこに該当する文章を正しく読めないのでは何のためのテクニックなのwという話です。

 

それに、その該当箇所だけ読んで完結できるってほど甘くはないので、それなりには読まないといけません。そこで読み違えまくっては意味が有りませんよね?

 

なので長文を読む際は正しく読めるということが大前提です。

 

まずは語彙や文法などの基礎知識が無いと正しく読むことは出来ません。

これは先ほど説明した通りですね。

 

そして、語彙や文法等の知識が身に付いていても必ずしも正しく読めるとは限りません。

知識レベルとしては比較的簡単でも文構造が複雑だと読み違える、というのは往々にしてあることです。

 

持てる知識を適切に使って、正しい根拠で文構造を把握することが必要になります。

一文一文を正しく読めている、この積み重ねが長文全体の理解へ繋がります。

 

ですが実際には殆どの受験生は正しく読むことすらできません。

何となくで読める気になってしまっていたり、少し文構造が複雑になるとポイントを見抜けず誤訳して、それを幾つもの文で繰り返すうちに長文問題全体の正答率低下を招いていたりします。

 

これには、まず正しく読むことへの意識から変えなければいけません。

英文解釈への取り組みもそうですし、長文の復習の際も誤訳が無いか全文比較で照合しましょう。

 

まずはゆっくりだったら正しく読める、という状態にないと次の段階である速読が効果を発揮しないので丁寧に取り組んでください。

 

以下の記事では正しく読むということについて詳しく解説しています。

また、簡単な語彙や文法で構成される例題も含まれているので力試し的に解いてみて下さい⇩

文法すら知らなかった僕が正確に英文を訳せるようになって気付いた考え方と勉強法を紹介! - K.O diary

 

速く読む

長文では正しく&速く読むことが必要なわけですよね?

正しく読むことの方が遥かに難易度が高く、速読は正直難しい事ではありません。

 

早慶を目指す受験生でも正しく読むことができない人は実に多いので、速読以前に正しく読めるだけで大きなアドバンテージになります。

 

その上で速読ができたらもう鬼に金棒ってやつです。

 

色んなテクニックを使って読むスピードを上げるというのは間違っているとは思いません。

しかし、全く時間が足りていない長文がそのテクニックだけで解き終わるようになるってことは流石にないです。

 

結局ある程度は読まなければいけないし、そこに時間が掛かり過ぎるならテクニックに頼っても焼け石に水程度の効果でしょう。

そこそこ良い勝負ができて、あと少しは工夫して時間内に収めようが妥当な線です。

 

なのでまずは根本的な読解スピードを上げる必要があるってことです。

 

正しく読めるのに速く読めないってい人は読み方を知らない、というか身に付いていないだけでしょう。

返り読みが多いとか、日本語の変換しないと理解できないなどがあると考えられます。

 

ただ、この問題の解決に入る前に1つ注意しないといけないことがあります。

それは「実は正しく読めていない」説です。

 

以下のような現象に覚えはありませんか?

 

「読めてるのに意味が頭に入ってこなくて読むのが遅くなる」

「文章が長いと分からなくなって読むのが遅くなる」

 

このような現象があれば、それは根本的に正しく読めていないOR正しく読む力が十分ではないです。

 

まずは速読以前にそこから見直す必要があります。

そうでないといつまで経っても読めるようにはなりません。

 

どちらからに思い当たる節がある場合は以下の記事を参照してください。

 

「実は正しく読めていない」説

・「読めてるのに意味が頭に入ってこなくて読むのが遅くなる」に該当したら⇩
【英語長文】読めるけど解けないという謎ワードの正体は?その原因特定と解決法伝授します! - K.O diary

・文章が長いと分からなくなって読むのが遅くなる」に該当したら⇩
「何故だ?長文が長くなると読めない」というあなたへ!原因とその対策が手に取るように分かります! - K.O diary

 

では、ここからは話を戻して速読メインに絞ります。

 

速読の遅延を引き起こす返り読みが多いとか、日本語への変換問題は結局のところ慣れです。

返り読みを無くすように、日本語への変換を無くすように意識して取り組めば気付いた時には読むのが速くなっていきます。

 

返り読みせずに前から淀みなく読み進めて正しく意味が取れるようになることを1つの目標にすると良いと思います。

読むスピードは勿論、読み方にも強弱をつけられるようにもなるので大学受験レベルならどんな試験でも余裕で得点源に出来るはずです。

 

その上で、英語を日本語に変換する回数が減る、そしてそれが無くなる所まで正直無双です。

ただ、ここまで目指すのはもう趣味の領域になるので他に優先すべき科目などがあればやらなくても全然OKです。

 

そして、これらは多読+復習で実現可能です。

マジ慣れなのでw

 

如何に効率良く慣れていくか、返り読みせず日本語変換せずに読むことを体に染み込ませるかって話です。

 

具体的な学習法なんかはこちらをご覧ください⇩

【大学受験】帰国子女レベル!多読をしていたら早慶の英語も秒で終わるようになった件 - K.O diary

 

さいごに

まとめ
ポイント

・テクニックはあくまで補助的な役割
・英弱な人ほどテクニックに走りがちだが急がば回れ
・テクニックを使うにも、まず土台となる学力は必要

テクニックは使えるならどんどん使うと良いと思います。

ただ、それで万事解決にはならないってことを忘れないでください。

 

テクニックも人を選びます。

土台となる学力がない人が使ったところで効果は望めません。

 

まずはベースとなる読解力を固めましょう。

それをやりつつ、少しでも点を伸ばしたいという場合にテクニックを使うと良いでしょう。