大学受験で英語の学習に取り組む際、英語長文が読めないという人もいるのではないでしょうか?
英語長文は配点比率が高いです。
配点の半分以上が長文で占められているため、その出来不出来は合否へも多大な影響を与えます。
大学入試の英語攻略にあたっては、英語長文の対策は欠かせません。
とは言っても、一体何から始めたら良いのでしょうか?
自力で原因を特定し、対策を考えられるなら苦労はないですよね。
まずは、大学受験の英語長文の枠組みを知るだけでもこれまでと見え方が大きく変わるはずです。
なぜ自分が苦手だったのか、これだけでも見えてくると思います。
その上で、具体的な原因の特定と対策を施しましょう。
あなたに必要なステップは3つしかありません。
そして、これは今想像しているよりも遥かに簡単で明快です。
この記事を読み終える時には、英語長文を読めるようにするための考え方・あなた自身の原因や解決策までもが体系的に理解できているはずです。
・英語長文が読めないとお悩みのあなたへ
・大学受験の英語長文の全体像が見えてくる
・今読めていない原因と解説策が分かる
大学受験英語長文の枠組み
全体像はこうなる~大学受験英語の正体~
まず、英語長文攻略にあたり全体像を把握しておきましょう。
全体像を持っていた方が、この先でお伝えすることもすんなり入ってくると思います。
いきなり細かい事を色々言われても、イメージが持ちにくかったりしますしね。
全体像はこんな感じです。
①単語が分かる
⇩
②文法知識が分かる
⇩
③持っている知識を用いて、当てはめて英文を正確理解できる(精読)
⇩
④一文ではなく、全体像として正確に理解できる
⇩
⑤一文、そして全体像を正確に理解する作業をスムーズに行える(速読)
⇩
⑥理解した内容に基づき速やかに解答を行える(解く速度)
これが全体像であり大学受験英語の正体です。
それぞれ①~⑥が、全体像を分解した要素のようなものですね。
こうやってみると、自分がどこまで普段意識しているかとか、何となくここが抜けて良そうっていうのが見えたりするんじゃないでしょうか?
何でも俯瞰で見ようとするのは大切なことです。
それぞれ①~⑥の精度が高ければ高いほど高得点が取れて、精度が低いほど得点が低くなるわけですね。
今回は英語長文を読めない原因とその対策に関してになるので①~④までになりますね。
まずは正しく読めないと速く読むことに意味はありません。
正しく読めるようになった上で、そのスピードを追求していくという順序になります。
なのでまず、あなたが長文を読めていないのであれば、①~④の中にあなたの取り組むべき課題があるってことです。
ただ、これからお話しする内容の中には意識せずとも自然と速読が出来るような取り組みも含まれています。
これはあくまで結果的に速くなるという話なので、あなたの意識としてはまずは正確に読めるようになるということを念頭に置いて読み進めてくださいね。
では以降で、それぞれについて説明していきます。
英語長文が読めない原因
単語不足
これは誰もがご存知の通りだと思いますが、単語が分からなければ文章の意味が分かりません。
This is a penという中学1年生でも分かるような英文でさえ単語の意味を知らなければ訳せないですよね。
そういう意味では、単語は"土台の土台"という認識になります。
「分からない単語が多い=読めない」に否応なしに直結する可能性が跳ね上がります。
英語長文を読めない原因や、読めるようになるためのテクニックというのは確かに幾つか存在します。
でも、分からない単語が多すぎると、それ以上出来る事は無くなってしまいます。
僕ら日本人は、日頃から日本語を不自由なく使っています。
文法なんて意識しなくても基本的には正確に会話、読み書きをしていますよね?
でも、専門用語に溢れた学術書を読んで解説してくれと言われたらどうでしょうか。
知らない用語ばかりで殆ど何を言っているか分からなくて解説どころじゃないと思いませんか?
つまり、言語を扱う上で単語を知らないとどうにもならないってことです。
ただ、勿論大学受験レベルで分からない単語が無くなるなんてことはありません。
どこまで行っても分からない単語は出てきます。
ちょこちょこ分からない単語が出る位であれば、それはテクニックでどうにかなります。
(詳しくはこちら→英語長文で分からない単語に遭遇したら?対処法をゼロから100まで徹底解説! - K.O diary)
それでも最低限ベースとなる単語は完璧にしたうえで、分からない単語は少ないほど良いという意識で土台を固めていくべきでしょう。
文法不足
文法というのはルールです。
文章を読む上で決まりごとが無いと困ります。
どうやって読むのか、それをどうやって解釈すればいいのか分からなくなるという状況を回避する為に定められているのが文法規則ってやつです。
ルールは知らなければ使うことが出来ません。
使うことが出来なければ、その文章をどう読み進めて、どう解釈すればいいのかも根拠を持てません。
これも単語と同様に英文を理解するための土台になります。
超基礎事項の、too ~ to Vですら存在を知らなければ訳の見当もつかないですよね?
この文法ルールを知らない時点で、訳せないということになります。
僕らが日頃日本語を用いる際は、文法なんてあまり気にしないと思います。
でも、正しい使い方か誤った使い方かは何となく分かりますよね?
これは日本語に囲まれて育った恩恵に過ぎません。
英語という日本語と比べて馴染みの薄い言語を上手く使う上では、その使い方(=ルール)を抑えておく必要があります。
帰国子女や長期の留学経験者は、僕らが日本語を用いる感覚で文法を出来るようになるかもしれません。
しかし、そうでない人にとっては文法は知らなければどうにもできない問題です。
大学受験レベルで求められる文法ルールの量なんてたかだか知れています。
そのベースは少なくとも確保しておきたいところです。
・文法の空所補充問題で満点を狙うテクニックと勉強法
満点を狙う!英語の空所補充問題における5つのパターンとその対策テクニックを徹底解説! - K.O diary
・3つのコツで並び替えキラーになろう!
知っている知識(ルール)を使えていない
単語や文法を知っている事と、それを求められたときに適切に用いることができる、というのは別問題です。
知っている=使える、ではないってことです。
仮に知識として知っていたとしても求められたときに即座に使えなければ文を正しく読むことは出来ません。
たとえばit ~ thatの強調構文って有名ですよね?
この知識自体を知っていても、itを指示代名詞として「それ」と訳してしまえば誤訳になります。
そして厄介なのは難関大学で出題されるような長文では、何の文法知識を求めているか見えにくい複雑な文章が出てきます。
あとから解説を見ると「あーこれ知識自体は知っていたのに」と悔しい思いをすることになります。
厄介なのは、複雑で見極めが難しい文章でも、長文を読む際に即座に適切な判断に基づき文法ルールに当てはめなければならないということです。
これには単に知識として知っているだけでは全く不十分で、頭の中に眠る知識を瞬時に引っ張ってきて活用しなければなりません。
文法だけでなく単語にも同じことが言えます。
例えばobserveには「観察する」という意味と「遵守する」という意味が有ります。
恐らく大学受験用の単語帳には間違いなく載っている、難易度自体は高くないと思います。
これも先ほど同様に、「遵守する」という意味を知っているだけでは不十分で、文意に合わせて瞬時にどちらの訳が適切か判断して当てはめなければなりません。
そこまで活用できるレベルにないと使い物になりません。
なので、いくら知識事項とはいえ知って満足してしまうことは避けましょう。
どのタイミングで、どんなふうに求められてもそれを活用できるようにならなければ、各文を正確に読み解くことは難しいです。
全体像が掴めない
長文というのは、一文一文の集合体です。
一つの文章を正確に読めたとしても、それがまとまりとなった時にどうなっているのかを把握しなければ結局何が言いたいのか分からないということになってしまいます。
例えば、長文の設問には下線部が引かれている箇所についての問題があります。
これは大きく3つに分けられます。
①該当箇所一文を正確に読めれば解ける
②該当箇所前後を踏まえなければ解けない
③全体を踏まえていないと解けない
なので、一文一文を正確に読めるというのはどちらかというと前提で、その上で大意を読み取るような力が無いといけません。
まずは一文を正確に読めないと話にはなりません。
もし、一文単位では正確に読めるのに全体像が見えてこないのであれば、「木を見て森を見ず」ってやつでしょう。
「木を見て森を見ず」になる原因はざっくり2つです。
・一文訳すのに必死すぎる
・全体の流れが抽象化できない
一つ一つを訳すのに必死になると、ぞれまでに読んできたことは頭からすっぽり抜けてしまうことがあります。
視野が狭くなってしまい大局的な視点が失われてしまうということです。
これは一文についていくのに精一杯で、まだ全体の流れに目を配るだけの余力がないためでしょう。
たとえば、同じ文章を何度も返り読みしてようやく意味を取れるって次元だと一文で掛かる負担が大きすぎます。
もう少し一文を訳すのにゆとりを持てるような訓練が必要です。
そして、全体の流れを抽象化する力が無いと森を見ようにも把握しきれません。
抽象化とは、イメージ化と殆ど同義です。
いくら一文を正確に訳せても、全ての文章の意味を一言一句頭に入れながら長文を読むことは難しいです。
なので抽象化して、なんとなくのイメージ・流れを頭に入れた上で、設問への解答時に該当箇所を再度注力して読む流れになります。
しかし、抽象化が出来ないと何となくも流れが把握できていないので、いざ設問を解く際に該当箇所に戻ろうとしても見つからなかったり、結局色々読み返して時間が掛かってしまいます。
漫画でもアニメでもドラマでも良いのですが、身近なもので当てはめて考えてみて下さい。
恐らく多くの人は、各話の詳細まで全てを完璧に覚えている訳では無いと思います。
でも、何となく全体の流れとか特徴的なエピソードなんかは覚えていますよね。
そして細部が気になった際は再度そこだけ見返したりすると思います。
もしも全体の流れすら終えていないと、メチャクチャ面倒臭くないですか?
英語長文でも考え方のイメージとしてはこれと同じものだと思ってください。
【補足】焦り過ぎ
中にはそれなりに読める力があるのに焦って読もうとし過ぎたせいで自滅してしまい、結果として読めなくなる人がいます。
速く読みたい意識が強すぎるか、「速く読まなきゃ」という追い詰められたような精神的圧迫感によるものかは人によります。
いずれにせよ、読む速度は人それぞれです。
訓練により速く読めるようになることは可能ですが、その時々での自分の限界速度は決まっています。
その自分の限界速度を超えると、本来読めるはずの文章も読めなくなってしまいます。
運転したことないと思いますが車やバイクでスピード出し過ぎて、上手くカーブできず事故を起こすようなものでしょうか。
自転車でも良いです。
自分のキャパを超えた速さで読もうとすれば、文字だけを目で追う形になってしまいます。
そして、どこかで意味が分からない事に気付き、その結果として何度も何度も同じ個所を読み返す事になるでしょう。
こうなってしまうとゲームオーバーです。
焦りに焦りが増して、ドツボにハマったまま抜け出せなくなります。
英語長文を読めるようになるための具体的な解決策
知識の補充
単語・文法等の知識系を早く仕上げるコツは繰り返しです。
これしかありません。
色々手を出す必要はないので、一冊を完璧にするべくひたすらに繰り返してください。
この際に気を付けなければいけないのは、覚えようという意識が強すぎるばかりに繰り返せなくなることです。
単語でも文法でも仕上げるのに時間が掛かる人の特徴として、1回で完璧を求めるがゆえに繰り返せなくなり完璧に仕上がらないというジレンマが挙げられます。
なので書いて覚えようとすることもNGです。
繰り返しが前提なのに、書いて覚えようとすれば無駄な時間が多すぎます。
頭に入れる➡忘れる➡頭に入れ直す➡また忘れる➡頭に再度入れ直す
これを短期間で出来るだけ多く繰り返した人が最も早く覚えられます。
単語でも文法でもこの原則は変わりません。
ちなみに僕はこのやり方を意識して、単語王・英検準1級・英検1級を全くのゼロベースだった4月から受験終了までに全部おぼえました。
文法も同じ要領で、模試・入試合わせて正答率95%まで行きました。
とにかく繰り返しを徹底する。
まずは、これだけ押さえて下さい。
・大学受験で単語王・英検準1級・英検1級単語帳まで完璧にした単語学習法
【ズルい英単語】大学受験なのに短時間で英検1級単語帳まで完璧にした覚え方 - K.O diary
・正答率95%!!独学・短期間で出来る文法問題学習法
多読&音読
単語や文法など必要な知識が入っている際に、それらの知識を瞬時に正確に用いる事で帰り読みせずに正確に文章が読めるようにならなければなりません。
その為には日頃からアウトプットをしておく必要があります。
この訓練としては多読&音読がおススメです。
正確に読めるようになるだけでなく、速読にも大きく寄与してくれます。
とにかく沢山長文に触れる。
そして、その復習+音読をする。
シンプルですが、これが絶対的なおススメです。
まず、できれば毎日長文は解きましょう。
どんな長文を解くかは人それぞれのレベルによっても異なりますので、簡単なものでも前に一度解いたものでも構いません。
ただ、前から返り読みせずに正確に読み進められるようになることが目的なので、偏差値よりもそこの水準に合わせて何を読むかを決めた方が良いでしょう。
いきなり難易度が高すぎると挫折しかねません。
ある程度仕上がっている人なら、志望校と同じ水準の物を解くのが理想ではありますので、そこはご自身の能力と要相談です。
読む量自体は決まりはないですが、多ければ多いほど望ましいです。
1日1000words読めたら理想的だとは思いますが、そこは基礎事項の習得度や他の勉強との兼ね合いもあるので自分との相談ですね。
そして復習の際は以下の点に注意です。
・分からない単語は潰す
・日本語訳と自分の訳に乖離があれば原因を特定する
・これらをしたうえで音読する
本来は設問分析もした方が良いのですが、今回の記事の趣旨と異なるのでここでは割愛します。
まず先ほど説明した通り、単語は多く知っているほど良いので分からない単語は良い機会と思って覚えてしまいましょう。
※よっぽどニッチな名詞とかは余力があればで良いと思います。
分からなかった単語リストを作って、日々の単語帳と一緒にやるのが良いかもしれません。
また、日本語訳と自分の訳は全文照らし合わせて下さい。
ここで何か乖離があるということは、誤訳があったということです。
誤訳の原因は追究した上で、何故そうなってしまったのか自分で納得できるところまで落とし込みましょう。
そして、これらが出来たら音読です。
音読の際は、とにかく正しい文構造と意味を意識しながら前から読み進める事を意識してください。
何度も繰り返していると、英語➡日本語の変換速度が速くなり、返り読みせずとも正しい訳をスムーズに読み取れるようになります。
ただ、何となく音読をしても意味がないので、前から文構造と意味を意識しながら読み進めていくことは徹底して行ってください。
その感覚を体に染み込ませていくと、ゆくゆくは初見の文章でも速く正確に前から読み進めても日本語と同じ感覚で意味が取れるようになるはずです。
全体像を見る訓練
「木を見て森を見ず」にならないためには、一歩引いて俯瞰する感覚が必要です。
そのためには、まず一文単位でいっぱいいっぱいになっていてはいけません。
一文ごとに返り読みしてパワーを使っていては、木しか目に入らないからです。
そうならないための訓練は上述した多読&音読を参照してください。
なので、ここではある程度は一文単位なら軽く読めるという前提でお話しします。
初めに知っておいて欲しい事は、大学受験の英語長文は日本語訳を読めば普通に意味が分かるものばかりだということです。
日本語に置き換えた試験なら超簡単なんですよ。
そして、日頃日本語の長い文章を読む時って文字だけ追うことはしないと思います。
小説をイメージしてみて下さい。
誰がこうやって動いた、みたいなことを自然と頭でイメージすると思います。
そして、大局的に見て重要な局面を繋いでいくんじゃないでしょうか。
つまり文字を読んで言語的に理解する自分と、それを頭で大局的に把握している自分の2人の自分がいるはずです。
厳密に言うと、自分という1人の中に2つの機能内包されています。
それを英語長文でも出来るようになることが目標になります。
常に、長文を読む自分の頭上付近に大局的に把握しようとする自分をイメージしてください。
図にするとこんなイメージです⇩
でも、これだけだと抽象的すぎるので、役に立つテクニックを紹介します。
・単語が分からないなどで上手く読めない文章がある時は飛ばして考える
・接続詞には気を遣う
・「要するに」を一言でまとめてメモとして段落の横に書き込む
まず、大局的に捉える上で、ある一文が分からないからといってそこに躍起になる事は避けて下さい。
そもそも、その分からない箇所がその長文の核となるかどうかは分かりません。
にも関わらず、そこで立ち止まってその一文の解読に必死になり過ぎると視野が狭くなり全体像を見失います。
木を見ようとしすぎて森を見れなくなるということです。
これでは自滅です。
その一文に拘り過ぎるよりも、全体として何を言いたいかを把握する方が先決です。
読み進めた上で、そして問題を解き進めた上で、そこが重要箇所であれば全体像を把握してから改めてじっくり読み直す方が良いでしょう。
次に、接続詞です。
大局的な視点で流れを追う上で、接続詞には注意しましょう。
接続詞が出たら大きな流れの中でも重要な局面である可能性が高いです。
接続詞後には、事実や結論、長文の作者の主張が表されていることが多いです。
そこを見逃してしまうと、本来抑えるべき大局のポイントを拾えなくなる恐れがあります。
さいごに、一段落読み終えたら「要するに」を一言でまとめて段落横にメモにしておくといいです。
一言でまとめることで頭が整理されますし、後々長文を読み進めていった時にもそのメモを見るだけで話を思い出すことができます。
まとめたメモを繋げれば長文の全体像も見えてくるので、段落ごとの整理だけではなく全体像の整理にも役立ちます。
ここまで3点をお伝えしてきましたが、どれも本番だけやって出来るというものではないです。
日頃の学習の中で自分なりの感覚を摘まめるよう取り組んでみて下さい。
普段から意識すれば慣れるまでに、そう時間は掛からないと思います。
また、一度慣れればメチャクチャ簡単だけど、キッチリ「森を見る」のに役立つはずです。
早く読もうとし過ぎない
速く読もうとし過ぎると自滅します。
別にそこまで焦って速く読もうとする必要はありません。
自分の限界の中で速く読もうくらいに留めておきましょう。
速く読むには、速く読もうという意識ではなく、日々の学習の中でそもそもの自分の限界速度を上げていく作業が必要です。
100キロしか出せない車で120キロを出そうとするなら、200キロ出せる車を選ぶでしょっていう感じですね。
自分の読める限界速度を高めるには先ほど説明した多読&音読の徹底で解決することができます。
根本解決なく、小手先で速く読もうとするから自滅を招いてしまいます。
速読力を別途訓練すれば、自分の限界を守って読んでも支障なく速く読めるようになります。
「少し」速く読もうとするくらいか、どうしても速く読む意識が強すぎるなら寧ろ速く読み過ぎないようにしようと思うくらいで丁度良いでしょう。
どれくらいの意識で読むのが自分の限界速度なのかは人によって異なるので、そこを超えない感覚は日頃長文を読む中で感覚として掴んでおくと良いと思います。
さいごに
読めれば長文は楽しいし簡単
読めないうちは、英語長文に取り組むのも億劫になると思います。
骨が折れて疲れるのに読み終えたら、結局全然読み取れていないわけですから。
はじめは敵が大きく見えるかもしれません。
でも、まずはゆっくりにだったとしても読めるようになるだけで感覚は大きく変わるはずです。
意外と大した難しさではない事に気付くと思いますし、その手ごたえを自信に後は読む速度を上げていくだけです。
そこまで仕上がってしまえば長文なんて簡単です。
まずは読めない長文を読める事を目指しましょう。
いきなり速さだけを求めてしまうと寧ろ正しいフォームが身に付かずに遠回りになりかねません。
ただ、今回お伝えした内容に基づいて取り組んで貰えれば意識せずとも速さも自然と身に付くものになっています。
今自分が長文を嫁いない原因をまずは特定し、それぞれの解決策を参照しながら正しいフォームで速く正しく読めるようになってください。
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