独学の条件とは?独学が向いていない人とは?
はじめに断っておきますが、僕は独学に大賛成です。
勉強内容もスケジュールも自分で決める事が出来るので、無駄を省き最も効率よく合格を手にすることができるからです。僕が慶應法に大逆転できたのは独学だったからです。
しかし、大学受験には独学が向かない人がいるのも事実です。独学が向かない人にはとことん向かず受験の結果も恐らく厳しいものとなります。
それは独学で勉強した僕だからこそ体験ベースで実感するところです。
幸運にも僕の場合は上手くいきましたが、塾行けば避けられるような大失敗をする人もいるでしょう。
つまり言ってみれば、独学とは諸刃の剣なのです。
凄く上手くいく可能性と大失敗に終わる可能性です。
今回は、独学での大学受験に失敗してしまうタイプについて説明します。
もしも今あなたが独学か予備校に通うかで迷っているのであれば、自分が独学で失敗するタイプに当てはまるかは知っておいて損は無いと思います。
最善の選択をしてくださいね。
※独学が武器になった例:慶應受験なら独学一択だという話
独学に必要な絶対条件
これが無ければ絶対独学は避けよう
もしも独学を検討している人がいるなら、まず絶対に譲れない条件があります。
それは、自分で考える力です
これが無いなーと思う人は独学は止めましょう。
独学とは自分で考える事ばかりです。
・何を勉強すべきか
・勉強法
・どのように進めていくか=スケジュール
・状況によって柔軟に方針を調整する
etc...
これらを常に自分で考えて決めなければいけません。例え成績が伸び悩んでも、誰かにアドバイスを求めることは出来ません。どう状況を打開するかを自分で考えなければいけません。
これは独学における基本中の基本です。独学への向き不向き以前の足切りみたいなものです。
自分で考えられる!と自信がある人は是非読み進めて下さい。
独学で失敗する具体的なタイプ
自分を律することが出来ない
予備校なら授業の日や時間、場所は決まっていますよね?宿題を与えられることもあるかもしれません。塾に行かなければ講師や親に叱られることもあるかもしれません。
つまり予備校に通えば勉強をするための強制力が存在します。
しかし、独学だとそうはいきません。
何時からやっても良いし、そもそも勉強しなくても良い。
何時間やっても良いし、そもそも勉強しなくても良い。
どこでやっても良いし、そもそも勉強しなくても良い。
そう、独学というのは勉強に対する強制力が一切働きません。
サボろうと思えばいくらでもサボる事が出来ます。誰に咎められる訳でもありません。
自分で自分を律することが出来ない人は沼にハマっていきます。
誘惑に負けてつい遊んじゃう。
息抜きのつもりで携帯触り始めたら永遠と触っちゃう。
1日休んだら癖になって連日サボってしまう。
休息を取ることすらリスクになりかねないのが独学です。
自分を律することが苦手な人は強制力のある環境で勉強した方が良いかもしれません。
計画性がない
予備校では何を勉強すべきかを予備校が考えてくれます。そして、そのスケジュールも考えてカリキュラムを組まれています。
だからこそ生徒は講師が行う授業内容を勉強する事に専念する事が出来るわけです。
しかし独学では何をするか自分で決めるだけではありません。
強制力のない中でも決めた内容を計画的に遂行する必要があります。いつまでにこれをやって、明日はこれをやってと決めたものを実行できないと意味が有りません。
誰が何かを言ってくれる訳でもないけど、1人で計画立てて日々実行しないといけないんです。
行き当たりばったりな勉強では成績は伸びません。これは断言できます。
自分の裁量、ペースで勉強できると言えば聞こえはいいけど、独学って言うのは勉強以外にも緻密な作業が多いです。
計画立てるの苦手とか、緻密に計画通り事を進めるのが苦手な人は苦戦するでしょう。
自分に自信が無い人
これまでお話ししてきたように、自分の行動は全て自分で決めなければいけません。
しかし、自分で決めたことが必ずしも正しい方向へ向かっているとは限らないのです。
もしかしたら方針そのものや、今やっている勉強法が間違っているかもしれない。そうすれば、かけてる時間の分だけ無駄が生じます。非効率を極めます。
それでも誰かが指摘してくれたり修正してくれることはありません。
その行動の責任は全て自分で決めないといけないのです。
自分に自信が無い人は、自分で決めた方針であっても勉強法であっても不安を感じてコロコロ変更してしまうでしょう。
方針や勉強法というのは即効性があるものではありません。一定時間が経過して初めて正しかったのか間違っていたのかが分かります。
コロコロ変更していては、仮に正しい方向へ進んでいても成果が発揮される前に別の方向へ進んでしまいます。結局自分の方針や勉強法の軸が確立せず何も身に付かず中途半端になってしまう可能性が高いです。
メンタルの弱い人
独学は孤独です。講師はとうぜんいないし、予備校のチューターなんかもいません。友達はいても一緒に授業受けるような定期的に会う関係にはないでしょう。
そんな中で成績が伸び悩んだりしたらどうしますか?
泣き言なんて誰も聞いてくれません。アドバイスもくれません。悩みや愚痴をすぐ話せる人も周りにいません。
成績伸びない時期が続いて不安に押し潰されそうになっても毎日一人で勉強を続けられますか?
ただ続けるだけでなく、現状を打破しようという気概で勉強できますか?
このようなメンタルの強さは孤独な独学には求められます。
向いてないかもだけど独学に拘りたい人は?
実は僕も向いてなかったから工夫次第でどうにかなることもある
ここまで読んだ上で、独学に向いてないかもだけど何かしらの理由で独学に拘りたいという人もいるかもしれませんね。
自分にそこまで強い意志を持ってることは素晴らしいです。
そして、少し向いてない面があっても工夫次第では問題なく出来るかもしれません。
ここまで偉そうに語ってきた僕も100%独学向いてないタイプでした。
勉強中でもゲームも漫画も携帯も触っちゃうし、昼寝したら起きられないのに自分を甘やかして昼寝しちゃうみたいな人間です。
そんな僕でも独学成功させられたのは物理的に環境を変えたからです。
まずは自分の部屋ではなく空き部屋に机と椅子だけ置いて勉強部屋を作り、そこで勉強しました。
そして、自室に携帯などは置いていって勉強部屋には勉強道具しか置いてありません。なので大好きな昼寝もできません。
このように自分の弱い部分を取り除くような工夫をすれば独学でも良いと思います。
僕のように別の場所で勉強して携帯は持って行かないとかでも良いでしょうし、自分の勉強法や計画に自信が持てないならアドバイスくれる人を側に置けばいいだけです。
(僕で良ければ対応させて頂きます。DMから詳しくお話聞かせてください。
https://twitter.com/anyonecanpassKO)
軽い工夫で独学に当たっての弱点を解消できるなら、独学の方が合格へは近道かなと思います。
どんな工夫してもどうにもできなさそうって場合は独学ではなく予備校に通う方が安心だと思いますよ!
さいごに
自分に合った方でやるべき
独学が良いか、予備校が良いかは人によって違います。
僕は独学だったからこそ底辺から逆転合格できたと確信しています。
だから僕は独学推奨派なのですが、独学に向いていない人がやれば最悪の事態になるでしょう。ぜったい予備校行った方が良い結果に恵まれます。
向き不向きを踏まえて自分と相談しながら最終的にはあなたが決めるしかありません。
合格へ近づける選択をしてください。