大学受験の勉強であるあるなのが、何をどうやって勉強したら良いのか分からないという悩み。
地頭が良いと大学受験に有利であることは疑いようもない事ですが、地頭があまり良くなくても正しい勉強を行うことで合格する人も多くいます。
一方で、何を勉強したら良いのか分からずに成績に伸び悩む受験生が多い事も事実です。
何から手を付けて良いのか分からなったり、何かしらやってみてはいるけれど成果に全く繋がらないなど。
もちろん正しい勉強をしても地頭や才能による頭打ちは存在します。
けれど、所謂全国模試レベルで偏差値70~75くらいであれば才能ではなく正しい勉強法だけで誰しもが到達できるものです。
ここでの問題は、正しい勉強の仕方が分からない時はどうしたら良いのか?ということです。
分からないなりにも自分で探ってみる?
それも良いのかもしれませんが、答えが見つかるか分からないですし、見つかったとしてもどれ程時間を要するか現時点では見当が付きません。
正しい勉強法を知る簡単な方法は、デキる人の真似をすることです。
真似をする上での注意点もありますが、一先ずこれが早くて確実です。
デキる人にはデキる理由があります。
その人の骨の髄まで吸い尽くしてコピーして、必要があればそこからオリジナルに仕上げましょう。
何をしていいか全く分からない状態でオリジナル勉強法を作ろうとするなんて100年早いですw
記事内で詳しく説明しますが僕自身、勉強法を真似てから驚異的に成績が伸びたので有効性は保証できます。
ということで今回は、デキる人の勉強法を真似をすることの有効性について説明します。
・真似をすることの有効性
・真似をする際の注意点
・筆者は真似してから驚異的に成績伸びました(記事内参照)
★ヒント:勉強法を真似る=出来上がったパズルを貰うようなもの
真似をする有効性
【前座】デキる人とそうでない人がいるのには理由がある
受験勉強を地頭や才能で乗り越える人がいる。
これは否定しようのない事実です。とんでもない頭を持った奴っていうのはいるもんです。
じゃあ凡人は諦めるしかないのかというとそんなことはありません。
先ほどお伝えしたように、全国模試で偏差値70~75くらいは勉強法が正しければ誰にでも可能です。
例え同じスペックを持っていても、正しい勉強法を知っているかどうかだけで天と地ほどの差が生まれます。
情報は武器なんて言い方を様々な場面でされたりしますが、それは受験勉強でも同様です。
持って生まれた頭の出来不出来だけでなく、正しい勉強法という情報を持っているかどうかも極めて重要ってことです。
ここまで真似することの有効性を断言できるのは僕自身の実体験に基づきます。
何となく真似してみ?って感じじゃなくて、心の底から真似をする有効性を感じています。
真似をすることの有効性について、見ていきましょう。
【本題】実体験から感じる真似をする有効性
僕はある知り合いの勉強法をパクって志望校だった慶應法学部に合格できました。
慶應法学部が高学歴かどうかって議論は一旦置いておいてくださいw
ここで僕がお伝えしたいことは、勉強法を真似してなかったら100%合格出来ていなかったということです。
僕の通っていた高校は早慶なんて数年に1人しか出ません。
しかも勉強開始時点での僕のスペックは、英検3級並みの英語力に、楊貴妃しか知らない世界史というカスのようなレベルだったんですね。
この状態から勉強を始めた2か月後の駿台全国模試で慶應法学部A判定。
そして、その後合格に至ったのも僕の力というよりは、真似をした勉強法の威力だったと思っています。
仮に僕が自分で勉強法を0から探っていたらどうなっていたのでしょう。
壊滅的なスタートだった訳なので正しい勉強法には辿り着けず迷走の挙句受験そのものを諦めていたかもしれません。
仮に、そこそこまともな勉強法を当てても上記のような爆発的な伸びは無く慶應法学部への合格には届いていなかったと思います。
デキる人の勉強法を真似るってことは、出来上がったパズルを貰うようなものです。
一方で、勉強法を0から探るというのは、パズルをはじめから作るのと同じです。
どちらが早くて、どちらが確実なのかは言うまでもありません。
ここまで読んで、あなたがどのように感じてくれるかは分かりません。
でも、僕的にはデキる人の勉強法を真似するだけで凄まじい勢いで成績が伸びる事を実感し、その有効性は間違いないと思っています。
⇩勉強法を真似して実行したスケジュールはこちら⇩
【補足】勉強法がオリジナルである必要はない。
たまーにオリジナルの勉強法に拘る人がいます。
ストレートに言うと、これは自己満足です。
あなたのゴールは志望校合格なはずです。
別に勉強法がオリジナルでも、誰かの真似でも目的さえ果たせればいいんです。
オリジナルの勉強法に拘るってことは、その勉強法を生み出す事自体が目標になってしまっています。
そして、その結果迷走してしまった人も知っています。
僕の友達はオリジナルに拘って、英単語帳の代わりに辞書を一冊覚えようとしていました。
これは大学受験においては間違いでしょう。
極めて非効率だし、正直時間の無駄です。
オリジナルに拘るっていうのは極端な話これと同じことです。
程度の差はあるかもしれませんが、同じように非効率で、同じように無駄な時間を過ごすことになります。
自分で正しい勉強法を考えられるなら、何も問題はありません。
ただ、正しい勉強法の答えに辿り着けないのにオリジナルに拘ると不毛な結果しか生み出さないってことは覚えておいてください。
1から自分で考えるよりも既に出来上がった勉強法を完コピするほうが、手間が掛からず早くから効率的な勉強を行えるでしょう。
そして、勉強法を完コピして成績が上がれば、どこかでオリジナルを生み出す時が来ます。
それはコピーだけでは超えられない山が現れたり時とか、コピーの中に改善を加えられるようになった時です。
でも、その時にはコピーのおかげで学力が伴っているので0から勉強法を考える時とは異なり、しっかり自分の目の前の課題に向き合い、そして適切な策を打てるでしょう。
上述の通り僕も勉強法は真似ていました。
しかし受験が終わった時には、コピー80%で残り20%はオリジナルです。
未熟なうちはコピー、そして実力が付いたらオリジナルと考えておけばいいでしょう。
真似をする上での注意点
真似にも真似の仕方があるって話
勉強法を真似しよう!と言っても、真似の仕方を間違えてはいけません。
正しく真似をする必要があるってことです。
これを間違えてしまうと、結局自分で勉強法を探る事とあまり変わらない結果になってしまいます。
真似をする際に気を付けなければいけないことを、まずは簡単にまとめます。
・真似する相手の選び方が大事
・表面でなく神髄を理解すること
一言でまとめると、相手を正しく選んでその神髄を理解した上で真似をするってことになります。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
真似する相手の選び方
単に偏差値が高いかどうかで決めてはいけません。
大事なのは再現性です。
再現性を考える際、幾つかの前提条件に注意すると良いと思います。
・地頭タイプではない
・自分の志望校に近しい
先ほどお伝えしたように、大学受験には地頭の良さで乗り切るタイプの人がいます。
このタイプの人の勉強法を真似しても、あまり参考にはなりません。
地頭のおかげで成績は良いけれども勉強法は平凡であったり、もしくは勉強法自体は理に適っていても地頭が無いと再現不可能であったりするためです。
なので、地頭ではなく勉強法のおかげで成績が上がった人を探すと良いでしょう。
このタイプの人が行っている勉強法は、誰でも簡単に再現できるものになっているはずです。
また、志望校も考慮するのが良いでしょう。
同じ学校を志望している必要はありませんが、国立・私立くらいでは分けて考えるのが賢明です。
もちろん広い意味では同じ大学受験の勉強ではあるので国立・私立と共通している部分はあります。
それでも、最終的な受験まで踏まえると別個で考えておいた方が無難です。
例えば、東大受かっても慶應法学部に落ちる、もしくは受験を避ける人もいます。
一方で、僕は慶應法学部の英語は受験者平均の倍くらい得点できましたが東大の英語でも同様に無双できるかは分かりません。
これは国立と私立で問われるものが異なるためです。
であれば、日頃の勉強も異なりますし、当然勉強法だって異なる部分が出てきます。
あなたが国立志望なら国立志望の人の、私立なら私立の人の真似をしておいた方が安牌でしょう。
表面でなく神髄を理解すること
勉強法を真似する際に、やってしまいがちなのは表面だけなぞるということです。
何となく真似をしようとすると、どうしてもこうなってしまいがちです。
勉強法を真似するときは、何故それをするのか、どんな意図があって何が目的なのかを明確に理解するように努めて下さい。
そこまで掴めていないと、実際にその勉強法を用いる際に何を意識して取り組むべきかが分からず、コピーにもなり切れません。
誤ったコピーになると、折角真似した勉強法は正しくても効果が半減したり、場合によっては改悪という形で返ってきかねません。
真似した勉強法を、オリジナルの人と同じ意識でやるから意味が有るんです。
表面だけ同じような勉強法をやってもコピーのなりそこないです。
簡単に言ってしまえば、上っ面ではなく深いところまで汲んだ上で真似しよう!ということですね。
さいごに
真似はズルい事ではない
真似をすることは決してズルい事でも蔑まれるようなことでもありません。
万が一そうだとしても、その程度のことで真似することを止めるという判断にはなりえません。
あなたが受験勉強をする目的は何ですか?
志望校に合格するためですよね?
そして、もし今あなたが勉強法が分からずに悩んでいるなら、なりふり構っている余裕は無いはずです。
本当に志望校に合格したいなら、一早く真似をして勉強する方が良いでしょう。
真似することを躊躇する理由はありません。
勉強法を真似をすること自体は何のルールにも反していないです。
ただ、真似したい人に勉強法を聞く際は「教えてもらう」という意識は持って失礼のないようにしましょう。
当たり前のことかもしれませんが、それさえ守れば後は盗めるだけ盗みます。
受験は勝ったもの勝ちです。
⇩デキる受験生の勉強法だけでなく、考え方や取り組み方まで真似すれば鬼に金棒⇩